ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 高く売れる型式・年式
- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で22%下落。対3年前比で23%下落し、対前年比では同水準です。
最も高く売れるカラーリングは赤、最も高く売れる年式は2007年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は16.8万円が平均です。
ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 買取査定に役立つ車両解説
「モト・グッツィ ブレバ750」は、2000年代初頭、経営体制が刷新されたモト・グッツィが、ブランドの再建と新たな顧客層の開拓をかけて送り出した戦略モデルである。それまでの「硬派でマニアック」というイメージを払拭し、誰もが気軽に楽しめる「日常のグッツィ」をコンセプトに開発された。伝統の縦置きVツインエンジンとシャフトドライブは継承しつつ、モダンで親しみやすいデザインと、扱いやすさを徹底的に追求している。大ヒット作となる後継モデル「V7シリーズ」の礎を築いた、現代モト・グッツィの歴史を語る上で欠かせない一台だ。2003年の登場から2007年頃まで、大きな変更なく生産された。そのコンセプトは「L'italiana per tutti. (すべての人のためのイタリアン・バイク)」であり、週末のツーリングから日々の通勤まで、あらゆるシーンにイタリアンバイクならではの彩りと楽しさをもたらす。気負わず、普段着で付き合える、最も身近なモト・グッツィである。
エンジンは空冷4ストロークOHV 90°V型2気筒(縦置き)で、排気量は744cc。最高出力48.3PSを6,800rpmで、最大トルク54.7Nmをわずか3,600rpmで発生させる。エンジンを始動した瞬間から車体を揺らす独特の鼓動感と、低回転から穏やかに湧き出る豊かなトルクが最大の魅力だ。フレームは伝統の鋼管製ダブルクレードルフレームを採用し、素直で安心感のあるハンドリングを実現。変速機は5速MT。足回りは、フロントにマルゾッキ製φ40mm正立テレスコピックフォーク、リアにプリロード調整可能なツインショックを装備し、快適な乗り心地を提供する。タイヤはフロント110/70-17、リア130/80-17を装着する。駆動方式はモト・グッツィの代名詞であるシャフトドライブであり、メンテナンスフリー性に優れる。ブレーキはフロントにBrembo製4ポットキャリパーとφ320mmシングルディスク、リアにもディスクブレーキを備え、コントローラブルで必要十分な制動力を確保している。ワイドでアップライトなハンドルバーと790mmの抑えられたシート高により、非常にリラックスしたライディングポジションをとることができる。アナログ2連メーターを中心としたシンプルで視認性の良いコクピットは、豪華さはないがバイクとしての本質的な機能美が光る。
豊かな低速トルクのおかげで、街中でのストップ&ゴーは非常に楽である。縦置きエンジンによる、スロットルを開けた時の「トルクリアクション(エンジンの反力で車体が傾く挙動)」は穏やかで、縦置きVツインとの対話を楽しむことができる。乾燥重量182kgという車体の軽さも相まって、峠道もヒラヒラとリズミカルに駆け抜けることが可能だ。絶対的なパワーはないものの、エンジンの心地よい鼓動を感じながら流すクルージングは至福のひとときであり、シャフトドライブの静粛性とスムーズさも相まって、どこまでも走り続けたくなるような独特の魅力がある。唯一無二の存在感を放つ伝統の縦置きVツインエンジンを所有する喜び、イタリアンブランドでありながら見栄を張らずに日常の足として使える親しみやすさ、そしてチェーンメンテナンスから解放されるシャフトドライブの手軽さは、一度味わうと病みつきになるだろう。「初めての大型バイクや輸入車に挑戦したい」「ベテランになって、肩の力を抜いて楽しめるバイクが欲しい」と考えるライダーにとって、最高の選択肢の一つであり、スペックや速さでは測れない「味わい」や「楽しさ」に満ち溢れた、心豊かなバイクライフを約束してくれる一台だ。しかし、現代のバイクと比較すると約48PSというパワーは控えめで、高速道路での追い越しなどでは物足りなさを感じる場合がある。また、縦置きエンジンのシリンダーヘッドが横に張り出しているため、立ちゴケには注意が必要であり、イタリア車のため部品の供給に時間がかかるケースもある。
兄弟車としてまず挙げられるのが、「V7 Classic」である。本マシンのエンジンと基本骨格を受け継ぎ、よりクラシカルなデザインで登場した大ヒットモデルだ。エンジン性能や乾燥重量はほぼ同等だが、シート高は「V7 Classic」の方がやや高い805mmとなっている。「ブレバ」がモダンなネイキッドスタイルなのに対し、「V7」はレトロで普遍的なデザインが特徴で、「現代グッツィの父」である「ブレバ」の資質を、より万人に愛されるスタイルに昇華させたモデルと言える。シリーズのフラッグシップである「Breva 1100」は、1064cc/約86PSのパワフルなエンジンを搭載し、車重も約231kg(乾燥)と重量級で、「750」の軽快さとは対照的な、大陸横断も視野に入れた堂々たるグランドツアラーだ。また、「ブレバ750」とエンジンを共有するアメリカンクルーザーが「Nevada 750」である。エンジン性能は同じだが、クルーザースタイルのためシート高が767mmと大幅に低く、足つき性に優れる。軽快なロードスターとは異なり、よりゆったりとした鼓動を楽しみたいライダー向けのモデルだ。
競合車としては、同じイタリア生まれのミドルクラスネイキッド、「Ducati Monster 620 i.e.」が挙げられる。「ブレバ」の空冷OHV 2バルブ/48PSに対し、「モンスター」は空冷SOHC 2バルブ Lツイン/約60PSと、より高回転・高出力志向で、車重も177kg(乾燥)と軽量。穏やかさの「ブレバ」、刺激の「モンスター」という好対照な2台である。個性派ロードスター「BMW F650CS Scarver」もライバルだ。「ブレバ」の744cc Vツイン/48PSに対し、「スカーバー」は652cc水冷単気筒/約50PSとパワーは同等だが、Vツインの鼓動感と単気筒の歯切れ良さ、シャフトドライブとベルトドライブというように、そのアプローチは全く異なる。英国を代表するネオクラシックモデル、「Triumph Bonneville (空冷 790cc)」は、790cc並列2気筒エンジンで約62PSを発生し、排気量が近いながらもパワーで大きく上回る。車重も約205kg(乾燥)とやや重め。「ブレバ」がイタリアンモダンなデザインなのに対し、「ボンネビル」は王道のクラシックスタイルで、それぞれの国のバイク文化を象徴するライバルと言える。
中古市場において、後継の「V7シリーズ」の人気に隠れがちだが、「現代グッツィの礎を築いたモデル」としての価値は不変である。評価においては、走行距離よりもエンジンやシャフトドライブからのオイル漏れの有無、塗装やメッキパーツの状態といった、現車のコンディションが最重要項目となる。グッツィに詳しいショップでの整備記録があれば、大きなプラスポイントだ。中古相場は比較的リーズナブルな価格帯で安定しており、急騰も急落もしにくい傾向にある。これは「手頃な価格でモト・グッツィの世界観とシャフトドライブを体験できる入門機」として、確固たる需要があるためだ。コレクターズアイテムというよりは、乗って楽しむ実用的な趣味のバイクとしての価値が高い。もし売却を検討しているなら、査定前にはこのバイクの心臓部であるVツインエンジンの造形美が際立つよう、シリンダーヘッド周りを念入りに清掃することが望ましい。そして、整備手帳や過去の請求書など、愛情をかけてメンテナンスしてきた記録を全て揃えることが、このバイクの価値を客観的に証明する何よりの武器となる。
業者選びが重要なのは、「モト・グッツィ ブレバ750」が、単なる「古い中型クラスの外車」ではないからである。その真価は、「100年の歴史を持つモト・グッツィ伝統の縦置きVツインエンジン」「チェーン要らずのシャフトドライブがもたらす独特の乗り味と利便性」「大ヒット作V7シリーズの源流となった歴史的価値」にある。これらの背景を理解できない業者では、「不人気な旧式バイク」と誤認され、不当に安く査定される危険性が極めて高いのだ。良い業者とは、モト・グッツィというブランド、特に「ブレバ」が持つ歴史的背景と機械的特徴を正確に理解し、イタリア車全般の買取実績が豊富で、スペックや年式だけでなく車両のコンディションや整備履歴を重視した査定を行える業者である。バイクパッションなら、「モト・グッツィ ブレバ750」のような、歴史と個性に溢れた趣味性の高いマシンの買取実績が豊富だ。その「"日常に溶け込むイタリアの鼓動"という唯一無二のコンセプト、V7へと続く血統の価値、そして縦置きエンジンとシャフトドライブがもたらす奥深いライディングプレジャー」を熟知しているからこそ、お客様が大切に乗ってこられたマシンの価値を最大限に評価し、満足のいく高価買取を実現できる。もし、「モト・グッツィ ブレバ750」の売却を検討しているのであれば、バイクパッションに相談することが、満足のいく取引への近道となるかもしれない。まずはウェブサイトで手軽に試せる10秒自動査定で愛車の価値を確認するか、専門の査定士が直接うかがう無料出張査定を依頼してみてはいかがだろうか。
| 車名/型式/年式 | ブレバ750/2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2003年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2170 (幅)720 (高さ)1190 (重さ)182 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)790 (最低地上高)176 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークOHV2気筒・48.3馬力(6,800回転)・18.7km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・17リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108.2万円 |
| ジャンル | ネイキッド |
【2003年式】ブレバ750 (Breva750)毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
【2003年式】ブレバ750 (Breva750) の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で6%下落。対3年前比で8%下落し、対前年比では45%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングはガンメタとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は16.8万円が平均です。
【2003年式】ブレバ750 (Breva750) 買取査定に役立つ車両解説
2003年式モトグッツィ・ブレバ750は、イタリアに本拠を構えるモトグッツィが、長年続いた小排気量V型ツインモデルの系譜を現代に引き継ぎ、ミドルクラス市場に本格参入するために送り出した、ブランドにとって極めて重要な一台だ。その直接的なルーツは、1990年代から欧州市場で販売されていたクルーザー「ネバダ750」にある。ブレバ750のV型2気筒エンジンは、1976年のケルン・IFMAショーで発表されたV35/V50にまで遡る系譜を持ち、モトグッツィが同社の大排気量モデルとは別に育ててきた小排気量ラインの最終的な到達点がネバダ750であった。ただしブレバ750は、2003年にアプリリア社によるモトグッツィ買収が完了したタイミングで登場したという背景を持ち、新経営陣のもとで改革を推し進める象徴的なモデルとして位置づけられた。
車体の核となる機構は、ネバダから受け継いだ744cc空冷縦置きV型2気筒エンジンをベースとしながらも、その内容は根本から刷新されている。グッツィのエンジニアはネバダ750のエンジンを出発点としつつ、ピストン頂部に燃焼室を設けるフラット・ヘロン設計を踏襲した上で、ピストンにはグラファイトコーティングとフリクション低減のための新しいリングを採用し、カムシャフトとオイルブリーザーシステムも新設計とした。さらに吸気ノイズを低減しフィルターアクセス性を高めた新設計エアボックスと、ウェーバー・マレリ製電子燃料噴射システムを組み合わせることで、ネバダの46馬力に対して公称値48馬力への出力向上を実現した。このウェーバー・マレリ製EFIは、それ以前はカリフォルニアやV11といった大排気量モデルにのみ搭載されていたシステムであり、750ccクラスのモデルへの採用はブレバが初めてであった。
燃料噴射システムだけでなく、クラッチには新しいフリクションプレートと高精度なアライメント調整が施され、バランスが最適化されることで振動も低減。ギアボックスも機械部品の刷新、潤滑システムの改良、新しいシフトリンケージ、異なるギア比の採用といった全面的な見直しが行われ、当時のグッツィ製品群の中で最も操作性に優れたトランスミッションへと進化を遂げた。またエキゾーストには触媒コンバーターを内蔵した2in2サイレンサー仕様が採用され、当時および将来の排気ガス規制に対応している。
車体構成についても特筆すべき点がある。フレームはラウンドチューブを用いたデタッチャブル・ダブルクレードル(脱着式二重揺りかご)スチール製で、フロントには40mmのマルゾッキ製フォーク、リアにはビチューボ製のツインショックを2本配置する構成だ。フロントフォークのトラベルは130mm、リアのショックアブソーバーは75mmのトラベルを持つ。アルミ合金製のキャストスイングアームはギアボックスに直接マウントされており、これはV50以来の伝統的な構造を踏襲するものだ。ホイールベースは1,449mm、キャスター角は28度、トレールは109mmというジオメトリーを持つ。乾燥重量は182kgで、シート高は790mm(オプションシートで737mmまで低下可能)という数値は、幅広い体格のライダーへの対応を意識した設定だ。最高出力は48馬力を6,800rpm、最大トルクは54.6Nmを3,600rpmでそれぞれ発生する。
2003年の初年式モデルが持つ固有の特徴として重要なのは、前述の通りこれがブレバシリーズの「ファーストモデル」そのものであるという点だ。つまり比較対象となる前年式は存在せず、2003年式はすべての基準値を定めたオリジン・モデルに相当する。外観上の特徴として、3本スポーク軽量アルミ製ホイール、左側にサイレンサーを配置した2in2エキゾーストシステム、タンデムグラブレール付きの一体型ダブルシート、そして上部に小型のウィンドデフレクターを備えた丸型ヘッドライトが挙げられる。燃料タンク容量は約17リットルで、燃費が19.2km/1Lという良好な経済性と合わせて考えると、一度の給油で320km以上の航続距離を確保できる計算になる。ハンドリングの観点からは「かつてのグッツィがこれほど軽快にコーナーへ入れたことはなかった」と評価されるほど、セルフステアが自然で、入力に対してバイクが素直に反応する特性を示した。
モデルライフを通じて見ると、ブレバ750は2003年から2011年まで生産が続けられた長寿モデルだが、2004年モデルは技術面・外観面・性能面で2003年式と実質的に同一であり、カラーバリエーションの変更以外に大きな変更は行われなかった。2003年式はブレバというシリーズ全体の礎を築いた年式であり、後に展開されるブレバ1100(2005年〜)、ブレバ750ツーリングおよびブレバ850(2006年〜)、ブレバ1200(2008年〜)といった派生モデル群はすべてこの2003年式が確立した設計思想と車体アーキテクチャを土台として成立したものだ。
ライバル関係については、当時の市場ではドゥカティ・モンスターやBMW F650CSの価格を下回る設定であり、それよりも安価な国産ミドルクラスツインに対しては仕上がりと装備の豊かさで明確に上回るという、中間的なポジショニングを狙っていた。性能面での差異について言えば、ハンドリングの限界性能ではモンスター620やBMW F650CSには及ばないものの、ブレバはそうした競争とは異なる土俵で戦うことを意図したマシンであり、1,500rpmという低回転から滑らかに引き出せるトルクとEFIの応答性は、日常域での扱いやすさにおいて際立った優位性を示した。シャフトドライブとイタリアンVツインの組み合わせという個性は、ドゥカティのLツイン+チェーン、トライアンフの並列2気筒、BMWの単気筒(F650系)とはまったく異なる体験を提供するものであり、スペック競争の外側に立った固有の価値だ。
ブレバ750は、スペックシートの数字よりも「乗ること」の喜びを優先するライダーのために作られたバイクだ。ネバダという地味なクルーザーに眠っていたポテンシャルを呼び覚まし、電子燃料噴射という現代的な武器を与え、扱いやすさと個性を両立させた2003年式は、モトグッツィが新時代へ踏み出す確かな一歩であった。2011年まで大きな変更を加えることなく生産が続けられたという事実は、この初年式が最初から完成度の高い設計を持っていたことを雄弁に物語っている。
買替や売る際の買取査定は2003年式モト・グッツィ ブレバ750の中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi Breva750 / LL型/2003年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2003年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2170mm 幅720mm 高さ1190mm 乾燥重量182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm最低地上高190mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・19.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16.9リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108.1万円 |
【2004年式】ブレバ750 (Breva750)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2004年式】ブレバ750 (Breva750) の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で3%下落。対前年比では50%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
【2004年式】ブレバ750 (Breva750) 買取査定に役立つ車両解説
2000年代初頭、イタリア最古のオートバイブランドであるモトグッツィは経営難から2000年にアプリリア・グループの傘下となり、古びた生産体制から脱却する近代化へ舵を切っていた。その新生モトグッツィが2003年に世界市場へ本格投入されたマシンが「ブレバ750」である。アプリリアの創業者イヴァノ・ベッジオは、ブランドの裾野を広げるべく「ビギナーや女性でも扱いやすいエントリーレベルのスタンダードネイキッド」の開発を命じた。こうして誕生したブレバ750は、従来のコアな魅力を維持しつつ、現代的な利便性と洗練されたデザインを融合させた、市場における戦略的なポジショニングを担う重要な存在であった。
ブレバ750の根底にあるのは、1970年代後半の「V50」にまで遡る「スモールブロック」と呼ばれる軽量な空冷Vツインエンジンの系譜である。直近のベースとなったのはクルーザーの「ネバダ750」だが、ブレバへの進化にあたりメカニズムは劇的に近代化された。最大の変更点は、燃料供給方式をキャブレターからウェーバー・マレリ製電子制御燃料噴射(EFI)へと刷新したことである。これにより、気候を問わないスムーズな始動性と、全域にわたるフラットな出力特性、優れた環境性能を手に入れた。
車体構成に目を向けると、心臓部には排気量744ccの空冷90度V型2気筒OHV2バルブエンジンを搭載している。最高出力は48馬力(48hp / 6,600rpm)、最大トルクは5.97kgm(57.5Nm / 3,000rpm)を発揮するが、特筆すべきはそのトルク特性である。高回転まで回す必要のある一般的な並列2気筒のミドルクラスとは異なり、わずか3,000rpm強という極めて低い回転域で最大トルクを発生するため、街乗りから郊外の巡航まで非常に力強く扱いやすい特性を作り出している。車体は高張力鋼管ダブルクレードルフレームで構成され、フロントには40mm径のマルゾッキ製テレスコピックフォーク、リヤにはプリロード調整付きツインショックとアルミ鋳造スイングアームを組み合わせる。ブレーキにはブレンボ製「セリエ・オーロ」がおごられ、フロントに320mm対向4ピストンキャリパー、リヤに260mmディスクを採用してクラスを超えた制動力を確保した。ホイールは前後17インチで、フロント110/70、リヤ130/80というあえて細身のバイアスタイヤを選択している。これが1,449mmのホイールベースと28度のキャスター角という安定重視のジオメトリを補い、軽快で素直なハンドリングをもたらす要因となった。樹脂製燃料タンクは17リットルの大容量を誇り、優れた燃費と相まって300km以上の航続距離を実現した。シート高は790mmと低く、オプションのローシートで737mmまで下げることが可能であり、小柄なライダーへの配慮も尽くされていた。
2004年式のイヤーモデルとしての変更点については、2003年の初期登場時からの「目立った仕様変更やメカニズムの改良は行われていない」というのが正しい史実である。2003年に市場へお披露目された基本構成(ウェーバー・マレリ製EFI、ブレンボ製ブレーキ、マルゾッキ製サスペンション、スモールスクリーン付きヘッドライトなど)がそのまま完成形として2004年式へ引き継がれており、熟成を重ねるベースとなった。
この2004年式ブレバ750は、長いモデルライフ(2003年〜2011年)における最初期のベースモデルであり、ブランド復活劇の第一ステップという重要な立ち位置にある。本モデルの成功によってブランドの健全性が証明されたことで、モトグッツィはその後、2005年に「ビッグブロック」エンジンを搭載した上級派生モデル「ブレバ1100」へとシリーズを拡大し、2006年には「ブレバ750ツーリング」や「ブレバ850」、2008年には「ブレバ1200」といった、モトグッツィの基幹をなす巨大なファミリーへと発展させていったのである。つまり、ブレバ750の誕生なくして、現代のモトグッツィの躍進はあり得なかったと言える。
当時の市場におけるライバルとしては、同じ欧州製ミドルクラスネイキッドであるドゥカティの「モンスター620」や、BMWの単気筒「F650CS」、あるいは英国トライアンフのクラシックテイストな「ボンネビル」が挙げられる。価格帯や排気量においてこれらは近い位置にいたが、キャラクターの差異は明確であった。ドゥカティ・モンスター620は、高回転型のL型ツイン(60馬力)を搭載した明確なスポーツ志向であり、動力性能や加速性能の面ではブレバ750を凌駕していた。トライアンフ・ボンネビルも62馬力を誇り、よりパワフルな走りが可能であった。しかし、ブレバ750がこれらライバルに対して圧倒的な優位性を持っていたのは、ツアラーとしての実用性と独自の巡航フィールである。ミドルクラスでありながら、メンテナンスフリーの「シャフトドライブ」を採用している点、低回転から豊かに湧き出るトルク特性、そして182kgの程よい車重が生む高い安定性は、他車には真似のできないブレバ独自の強みであった。スポーツ性能の絶対値では劣るものの、街乗りでの扱いやすさや、時速130km/h前後での長距離クルージングにおける快適性、そして伝統の縦置きVツインが醸し出す「心地よい鼓動感」を低価格で手に入れられるパッケージングにおいて、ブレバ750は唯一無二の存在感を放っていた。
2004年式モトグッツィ・ブレバ750は、絶対的なパワーや最高速を競うためのマシンではない。それは、アプリリアの資本と近代的なクオリティコントロールという強力な盾を得て、イタリアの老舗が伝統の灯火を未来へと繋ぐために生み出した、知性に溢れるスタンダードバイクである。縦置きVツインという独自のメカニズムを、誰にでも門戸を開く親しみやすいキャラクターへと仕立て直した功績は大きい。このバイクがもたらした洗練された走りと確かな信頼性こそが、モトグッツィというブランドが新世紀を生き抜くための、揺るぎない礎となったのである。
買替や売る際の買取査定は2004年式モト・グッツィ ブレバ750の中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi Breva750 / LL型/2004年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2004年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2170mm 幅720mm 高さ1190mm 乾燥重量182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm最低地上高190mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・19.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16.9リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108.1万円 |
【2005年式】ブレバ750 (Breva750)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2005年式】ブレバ750 (Breva750) の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
【2005年式】ブレバ750 (Breva750) 買取査定に役立つ車両解説
2005年式モトグッツィ・ブレバ750は、イタリアが誇る老舗メーカー、マンデッロ・デル・ラーリオの血統を現代的なミドルクラスのフィールドへ持ち込んだ一台だ。その出自を辿れば、2003年にアプリリアによる買収後の新体制のもとで開発・市場投入された「ブレバ750」が初代にあたり、ベースとなったのは欧州市場向けクルーザーとして知られたモトグッツィ・ネバダだ。ネバダが持つ縦置き90度Vツインの伝統的な心臓部を受け継ぎながら、新たにウェーバー・マレリ製の電子燃料噴射システム(EFI)を組み合わせた点が大きな進化で、この技術はそれまでカリフォルニアやV11といった大排気量モデルにしか採用されていなかったものだ。つまりブレバ750は、グッツィの小排気量ラインに長年欠けていた現代性を補完し、ミドルクラス市場で新たな顧客層を開拓するために設計された戦略的モデルとして登場した。
車体の骨格は着脱可能なダブルクレードル型チューブラースチールフレームで構成され、エンジンとギアボックスをフレームの荷重伝達部材として機能させる設計が採用された。フロントには40mmマルゾッキ製テレスコピックフォーク(ストローク130mm)、リアにはアルミ合金製スウィングアームにプリロードおよびリバウンドダンピング調整機能付きのツインショックアブソーバーが組み合わされる。エンジンは744cc・空冷・縦置き90度Vツイン・OHV・2バルブで、ボア×ストロークは80×74mm、圧縮比9.6:1。36mm径スロットルボディを持つウェーバー・マレリ製EFIが燃料供給を担い、5速ミッションと乾式2枚クラッチ、シャフトドライブによる最終減速という組み合わせを持て、48馬力を6,600rpmで発生させる。
このエンジンの技術的ルーツは、1976年のIFMAケルンショーで発表されたV35/V50まで遡り、クランクシャフトを縦置きとし、ヘロン型燃焼室(ピストン頂部に燃焼室を設ける形式)を採用する基本レイアウトはそのままに、EFIや触媒コンバーター、コーティングピストン、新たなカムシャフト、改良されたオイル循環システム、新型エアフィルターといった現代的アップデートが盛り込まれた。さらにクラッチは新型プレートとタイトなトレランスによるバランス改善、ミッションは機械部品の見直しと潤滑改良、シフトリンケージの変更、ギアレシオの最適化が施された。ホイールベースは1,449mm、キャスター角27.5度、トレール109mm。ライディングポジションに関してはシート高790mmが標準で、オプションの低シートを選べば760mmまで下げることができた。
2005年式の年式固有の位置づけについて確認すると、2004年式ブレバ750は前年の2003年式と同一仕様のまま、カラーリングの変更のみにとどまっていた。autoevolutionのデータベースでは2004年式と2005年式は同一モデルとして一括扱いされており、主要スペックの変更なく継続されたイヤーモデルであることが示されている。
モデルライフ全体の中で2005年式が果たした役割は、シリーズの基盤を確立するための「成熟期」に当たると言える。ブレバシリーズは2003年から2011年まで生産が続いたが、2005年には上位版のBreva 1100が新たに登場し、750で証明されたコンセプトをより大きな排気量で展開するという方向性が示された。翌2006年にはツーリングバリアントとしてブレバ750ツーリング(セミリジッドパニアと大型スクリーンを装備)、さらに地方警察向けバリアントが追加されるなど、プラットフォームとしての汎用性が証明された。また2006年以降のモデルでは出力が49馬力・56Nmへとわずかに向上している。
ライバル関係を整理すると、価格帯と車格から主なライバルとなるのはスズキSV650S、ドゥカティ・モンスターS2R、ホンダCB600ホーネットといった欧米市場で人気のミドルネイキッドだ。ブレバ750は744ccながら低回転域での太いトルクが特徴で、頻繁なシフト操作を必要としないという点が評価された一方で、SV650Sは100cc少ないエンジンながらより刺激的なパフォーマンスを提供するという見方もあった。競合他社の平均より若干高めの価格設定でありながら、排気量は競合平均より約9%小さい。しかしブレバが他のライバルと一線を画す最大の要素は、パフォーマンスや数値では測れない部分にある。縦置きVツインがもたらす独特の鼓動感と回頭性、シャフトドライブによるメンテナンスの容易さ、そして「マンデッロ生まれのグッツィ」というブランドの物語性だ。SV650Sがコストパフォーマンスと運動性能を武器にするなら、ブレバ750は個性と文化的背景、そして扱いやすいキャラクターで勝負するというポジションを貫いた。
2005年式モトグッツィ・ブレバ750は、グッツィの伝統的なエンジニアリングに現代のEFI技術を組み合わせ、幅広いライダー層が日常の街乗りからショートツーリングまで楽しめる現実的な一台として完成度を高めた年式だ。スペック上の変化は少なくとも、長きにわたって愛されたBREVAシリーズの基礎を固め、より多彩なバリエーション展開へとつながる礎となった。イタリア製Vツインの薫りを纏いながら、過度な主張をしない佇まいで走り続けるこのバイクの存在意義は、数字を超えたところにある。
買替や売る際の買取査定は2005年式モト・グッツィ ブレバ750の中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi Breva750 / LL型/2005年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2005年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2170mm 幅720mm 高さ1190mm 乾燥重量182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm最低地上高190mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・19.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16.9リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108,1万円 |
【2006年式】ブレバ750 (Breva750)毎週更新の買取査定相場
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【2006年式】ブレバ750 (Breva750) の買取査定相場
【2006年式】ブレバ750 (Breva750) 買取査定に役立つ車両解説
モトグッツィ・ブレバ750は、2003年にイタリアの老舗モトグッツィがデビューさせたミドルクラスのネイキッドツーリングモデルだ。その出自は既存モデルのモトグッツィ・ネバダ(Nevada)にあり、ネバダのプラットフォームをベースに、それまでカリフォルニアやV11といった大排気量機を中心に採用され、その後750ccクラスではネバダieで初採用され熟成が進んだウェーバー・マレリ製電子燃料噴射(EFI)システムを全面採用したマシンとして市場に投入された。アピリアグループによる買収という経営転換期に重なったこのモデルは、ミドルクラスのスポーティな全天候型オールラウンダーとして、そのフレンドリーなキャラクターと高い機動性が市場で好評を博した。
車体構成は、引張強度の高いハイテンシール鋼製ダブルクレードルフレームを核とし、コンパクトなホイールベースと、コーナーへの切り込みや素早い方向転換を容易にするステアリングジオメトリーが組み合わされている。サスペンションはフロントに40mmのマルゾッキ製テレスコピックフォーク、リアは調整機能付きツインショックアブソーバーを採用し、両持ちスイングアームと組み合わせた構成となっている。ホイールは3スポークのキャストアルミニウム製で、フロントには単眼の丸型ヘッドライト、2人乗りシートにはグラブレール、左右両側にサイレンサーを配した2本出しのデュアル排気システムを備える。駆動力はモトグッツィ伝統のシャフトドライブで後輪に伝達される。エンジンは744ccの空冷Vツイン、プッシュロッド式OHV設計で、低回転から扱いやすいトルク特性を持ち、最高速度はおよそ170km/hに達する。
2006年式は生産開始から数えて4年目にあたるイヤーモデルだ。同年式は基本的にビジュアル・技術・性能仕様において前年式からドラスティックな変更はなく、ほぼ同一パッケージで市場に投入されている。ただし、エンジン面において重要な環境対応アップデートが実施された。2006年式においてはより効率の高い触媒コンバーターが採用され、貴金属の濃度が高められることでEuro3およびCARB(カリフォルニア大気資源局)基準に準拠した、より環境負荷の低い仕様となっている。この排気規制対応は、欧州市場でのEuro3導入が本格化した時代背景と直接連動している。加えてECUマッピング変更によりドライバビリティが向上しており、最高出力は従来と同じ48馬力を維持しながらも、発進時のトルクの出方が改善されより俊敏なフィーリングが得られるようになったとされる。また、カラーリングとグラフィックスも一新され、「コルサレッド」と「グッツィブラック」の2色が新たに設定された。さらに女性ライダーへの配慮として、オプションのローシートも用意された。
同年にはバリエーション展開も充実し、ベースモデルに加えてツーリング仕様の「ブレバ750ツーリング」が新設され、セミリジッドパニアと大型ウインドスクリーンを装備するよりロングランに適したバリアントとして投入された。また、フェアリングを備えるバージョンを含む地方警察向け仕様も用意された。
ブレバ750のモデルライフ全体において、2006年式は安定成熟期に位置する年式だ。2003年のデビュー後、同モデルは2011年の生産終了まで大きな仕様変更なしに生産が継続され、初代のパフォーマンスとエレガントなデザインをそのまま維持し続けた。翌2007年モデルでは電子デジタルイグニッションも誘導式スパークへと仕様変更されている。この意味で2006年式は、電子式デジタルイグニッションを持つ最終世代に当たり、ブレバ750のモデルライフのなかでひとつの完成形といえる位置にある。ブレバファミリー全体では、750ieの他にV1100(2005〜2011年)、750ツーリングおよびBreva850(2006〜2011年)、V1200(2008〜2011年)とラインナップが拡張されていった。
当時のライバル関係を整理すると、中排気量ネイキッドセグメントにおける直接的な競合は、BMWのF650CS、ドゥカティ・モンスターの中排気量モデル、そしてトライアンフ・ボンネビルといったモデルだ。BMWは洗練度と燃費で勝るが、グッツィ固有のキャラクター感に欠ける。ドゥカティ・モンスターはパワーとスタイリングで優位に立つが、価格が高く維持コストも高い。トライアンフ・ボンネビルはレトロなアピールと滑らかなパラレルツインを持つが、重量があり機動性ではブレバに劣る。これらのライバルと比較したとき、ブレバ750の最大の差異はその独自性にある。シャフトドライブ、縦置きVツイン、そしてイタリアンデザインが組み合わさったマシンは、日本車やドイツ車では代替できない独自のニッチを形成している。
2006年式モトグッツィ・ブレバ750は、Euro3対応の環境アップデートと新カラーリングで時代の要請に応えつつ、創業の地マンデッロ・デル・ラーリオが培った縦置き空冷Vツインとシャフトドライブという哲学を一切妥協せずに体現したモデルだ。スペック競争からは距離を置き、乗り手との対話と個性を最優先とするこの姿勢こそが、ブレバ750が生産終了から十数年を経た今もなお熱狂的な支持者を持つ理由にほかならない。
買替や売る際の買取査定は2006年式モト・グッツィ ブレバ750の中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi Breva750 / LL型/2006年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2006年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 触媒コンバーター改良、 ECUマッピング変更 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2170mm 幅720mm 高さ1190mm 乾燥重量182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm最低地上高190mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・19.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16.9リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108.1万円 |
【2007年式】ブレバ750 (Breva750)毎週更新の買取査定相場
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- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2007年式】ブレバ750 (Breva750) の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で1%下落。対3年前比で23%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
【2007年式】ブレバ750 (Breva750) 買取査定に役立つ車両解説
イタリアの老舗ブランド、モトグッツィが21世紀の幕開けとともに放った「ブレバ750)」は、同社の伝統を現代的なパッケージで包み込んだ戦略的中量級ネイキッドである。その誕生のルーツは、2000年にモトグッツィがアプリリア傘下に入ったことで始まったブランド再生計画にまで遡る。当時のモトグッツィは、重厚な大排気量クルーザーやツーラーのイメージが強く、新規顧客や若年層、そして女性ライダーの獲得が急務であった。そこで2003年、日常的な扱いやすさと都市部での軽快な走りを重視したまったく新しいエントリーモデルとしてブレバ750が市場に投入された。
このマシンの特徴を成す車体構成において、最も核となるのは1977年の「V50」以来熟成を重ねてきた空冷4ストローク縦置き90度V型2気筒OHV2バルブエンジンである。排気量は744cc、ボア・ストロークは80mm×74mmに設定され、クラシカルなOHV機構でありながら、燃料供給システムにウェーバー・マレリ製の電子制御燃料噴射(インジェクション)システムを採用した点が、それまでのキャブレター時代からの最大のアップグレードであった。これにより、いかなる気象条件でも安定した始動性と、扱いやすいフラットなトルク特性を獲得することに成功している。車体は高張力鋼管製ダブルクレードルフレームで構成され、フロントにはインナーチューブ径40mmのマルゾッキ製正立テレスコピックフォーク、リアにはプリロード調整が可能なツインショックアブソーバーとアルミニウム製スイングアームを組み合わせた。駆動系にはモトグッツィの代名詞であるシャフトドライブを採用しているが、スモールブロック用に新設計されたコンパクトなシステムは、加減速時の特有なリフト挙動を最小限に抑えるよう最適化されていた。ブレーキには信頼性の高いブレンボ製を採用し、フロントに320mmフローティングディスクと4ピストンキャリパー、リアに260mmディスクと2ピストンキャリパーを奢ることで、乾燥重量182kgという極めて軽量な車体に対して必要にして十分な制動力を確保していた。
2007年式モデルを解説する上で重要となるのは、この年がヨーロッパにおける極めて厳格な排出ガス規制「ユーロ3(Euro 3)」の全面施行の年であったという事実である。2007年式のブレバ750における最大の変更点および特徴は、このユーロ3環境基準に完全適合した点にある。前年までのユーロ2仕様からユーロ3仕様へと進化を遂げるため、エキゾーストシステムおよび三元触媒の配置が見直され、燃料噴射のECUマッピングもよりクリーンな燃焼を目指して緻密にリファインされた。空冷OHVという古典的な基本レイアウトを維持したまま環境性能を高めた結果、最高出力は48馬力/ 6,800rpm、最大トルクは5.5kg-m/ 3,600rpmという数値を維持。特にわずか3,000回転台で最大トルクを発揮する独自のパワー特性は、都市部でのストップ&ゴーや、日本のワインディングロードにおける実用域の扱いやすさをさらに確固たるものとした。外観上の大幅な意匠変更こそないものの、ラムダセンサー(酸素濃度センサー)の最適化や、排気系内部の構造変更に伴う触媒の容量拡大など、見えない部分の熟成が徹底されたのがこの2007年式の特徴である。シート高は790mm(オプションで750mmのローシートも存在)に抑えられ、ニーグリップ部が大胆に絞り込まれた18リットルの燃料タンク形状と相まって、優れた足つき性と取り回しの良さは健在であった。2003年のデビュー以来、初期に見られたインジェクションのギクシャク感や細部のクオリティといった初期トラブルは、この2007年式までにほぼ完全に洗い出されており、モデルライフの中で最もメカニズムの信頼性が高まった完成形としてのキャラクターを与えられている。
モデルライフ全体における2007年式の立ち位置を俯瞰すると、それは「成熟期」であり、同時に「次世代への架け橋」であったと言える。2003年から2009年頃まで生産されたブレバ750の歴史において、2007年式は規制対応という高いハードルをクリアしつつ、スモールブロック系インジェクション車の完成度を極限まで高めた金字塔的な存在であった。この2007年式で確立されたユーロ3適合の744ccパワーユニットと足回りのコンポーネントは、そのままモトグッツィの次なる戦略的イヤーモデルへと引き継がれていくことになる。具体的には、2008年に登場し世界的な大ヒットを記録することになるヘリテージモデル「V7クラシック(V7 Classic)」のプラットフォームは、この2007年式ブレバ750の車体構造とエンジンがベースとなっている。つまり、ブレバ750が熟成させた近代的なスモールツインの技術的資産がなければ、現在のモトグッツィの主力であるV7シリーズの復活と隆盛は有り得なかったのである。
当時の市場において、ブレバ750のライバルと目された車種は、ドゥカティ・モンスターや、日本車ではスズキ・SV650、ホンダ・CB750といったミドルクラスのネイキッドたちであった。特に同じイタリアンVツインであるドゥカティ・モンスターとはしばしば比較の対象となった。価格帯や排気量では近い位置にいたものの、両者のキャラクターは明確に異なっていた。ドゥカティがLツイン(90度Vツイン)エンジンをデスモドロミック機構で高回転まで回し、チェーンドライブでスポーツ性を前面に押し出す「アスリート」であったのに対し、ブレバ750はシャフトドライブによるメンテナンスフリー性と、低回転から湧き出るトルクを活かした「上質なシティコミューター兼ツーラー」としての独自の地位を築いていた。日本車の4気筒ネイキッドのような絶対的な馬力や高回転域の伸びはないものの、縦置きVツインがもたらす独特のクランク鼓動感(アイドリング時に車体が右に傾こうとする反トルク挙動)や、常用域でのスロットルレスポンスの心地よさは、スペックシートの数値だけでは語れない圧倒的な差異であり、アドバンテージであった。
2007年式モトグッツィ・ブレバ750は、激動の環境規制を乗り越え、伝統の縦置きVツインを現代に存続させたモトグッツィの執念と技術の結晶である。スーパースポーツのような過激さや、最新の電子制御デバイスによる武装こそないが、バイクを操る根源的な楽しさと、長距離をどこまでも走り続けたくなるような懐の深さを備えていた。その卓越した扱いやすさと唯一無二の鼓動感は、今なお多くのエンスージアストに愛される普遍的な魅力を放ち続けている。
買替や売る際の買取査定は2007年式モト・グッツィ ブレバ750の中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Moto Guzzi Breva750 / LL型/2007年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | ユーロ3適合のための変更(ECUマッピング。触媒位置変更) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2170mm 幅720mm 高さ1190mm 乾燥重量182kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm最低地上高190mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHC744ccV型2気筒・48馬力(6800回転)・19.2km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・インジェクション・16.9リットル |
| 新車販売価格 | (税込)108.1万円 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ブレバ750 2007年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年06月19日
【状態別の買取相場】 ブレバ750 2007年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
21.9万円
17.4万円
3台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年06月19日
【走行距離別の買取相場】 ブレバ750 2007年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 1〜2万km | 最高 | 26.4万円 | 2台 |
| 平均 | 24.1万円 | ||
| 最低 | 21.8万円 | ||
![]() |
|||
| 3〜5万km | 最高 | 17.4万円 | 1台 |
| 平均 | 17.4万円 | ||
| 最低 | 17.4万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年06月19日
【カラー別の買取相場】 ブレバ750 2007年式
- ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 24.1 万円 | 2台 | ![]() |
||
| ■ | 17.4 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年06月19日
【実働車の取引価格帯】 ブレバ750 2007年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年6月時点から 2 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年06月19日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 26.6万円 | 4.2点 | LLG0007M | 15,566km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 25.8万円 | 4.2点 | LL00004M | 20,735km | ■ |
| 3 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 22.0万円 | 4.2点 | LLG0007M | 15,693km | ■ |
| 4 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 21.8万円 | 4.7点 | LL00005M | 2,909km | ■ |
| 5 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 17.6万円 | 4.3点 | LLG0057M | 35,676km | ■ |
| 6 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 17.1万円 | 4.3点 | LL00004M | 20,609km | ■ |
| 7 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 16.1万円 | 3.8点 | LL00003M | 27,568km | ■ / ■ |
| 8 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 15.1万円 | 4.0点 | LL00003M | 70,764km | ■ |
| 9 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 13.9万円 | 4.3点 | LL00004M | 58,844km | ■ |
| 10 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 12.5万円 | 4.5点 | LLA0085M | 72,395km | ■ |
| 11 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 11.9万円 | 3.7点 | LLA0025M | 51,314km | ■ |
| 12 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 11.9万円 | 4.3点 | LL00004M | 60,032km | ■ |
| 13 | ブレバ750 (Breva750)【2003~07年】 | 6.9万円 | 3.7点 | LL00003M | 0km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2003年式】ブレバ750 (Breva750) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2003年式】ブレバ750 (Breva750) | 16.2万円 | 3.8点 | LL00003M | 27,289km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2003年式】ブレバ750 (Breva750) | 15.2万円 | 4.0点 | LL00003M | 70,049km | ■ |
| 3 | 【2003年式】ブレバ750 (Breva750) | 7.2万円 | 3.7点 | LL00003M | 0km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2004年式】ブレバ750 (Breva750) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2004年式】ブレバ750 (Breva750) | 25.8万円 | 4.2点 | LL00004M | 20,735km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2004年式】ブレバ750 (Breva750) | 17.2万円 | 4.3点 | LL00004M | 20,401km | ■ |
| 3 | 【2004年式】ブレバ750 (Breva750) | 14.0万円 | 4.3点 | LL00004M | 58,249km | ■ |
| 4 | 【2004年式】ブレバ750 (Breva750) | 12.2万円 | 4.3点 | LL00004M | 58,249km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2005年式】ブレバ750 (Breva750) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2005年式】ブレバ750 (Breva750) | 21.8万円 | 4.7点 | LL00005M | 2,909km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2005年式】ブレバ750 (Breva750) | 12.6万円 | 4.5点 | LLA0085M | 71,663km | ■ |
| 3 | 【2005年式】ブレバ750 (Breva750) | 12.2万円 | 3.7点 | LLA0025M | 49,790km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2006年式】ブレバ750 (Breva750) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2007年式】ブレバ750 (Breva750) 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2007年式】ブレバ750 (Breva750) | 26.6万円 | 4.2点 | LLG0007M | 15,566km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2007年式】ブレバ750 (Breva750) | 22.0万円 | 4.2点 | LLG0007M | 15,693km | ■ |
| 3 | 【2007年式】ブレバ750 (Breva750) | 17.6万円 | 4.3点 | LLG0057M | 35,676km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています








