RGは、1970年代を中心にスズキが製造販売していた2ストスポーツモデルの車名です。250ccを筆頭に、185、125、80、50とラインナップされていました。その末弟が【RG50E】です。「E」はキャストホイールを指します。
カウル+水冷エンジンの【RG・・・ガンマ】シリーズが発売されたのは1980年代前半ですから、それ以前のRGシリーズということになります。
元々RG50として1977年に発売され、スズキ独自の「パワーリードバルブ」を採用した空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載し、6.3馬力を発生しました。スポーティなスタイリングは兄貴分の【RG250】を思わせ、スポークホイール仕様、ロントブレーキは機械式ディスクを採用して人気を集めました。
カラーリングは《イーグレットホワイト》《マーブルピュアレッド》《ブラック》です。
よきライバルは、ヤマハの2スト【RD50】、ホンダの4スト【CB50JX】です。速さを求めるライダーはRGやRDに、静けさやメンテナンスのしやすさを求めるライダーはCBと、いずれも上位車種の雰囲気を受け継いだ原付がありました。小排気量ながら、マニュアルシフトのギアを忙しくチェンジして走れば、上位機種に乗っている雰囲気を味わえたものです。
80年には【GSX400E】を思わせるデザインに変更されています。その後、点火方式を変更しながら、1982年まで製造されました。
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解説記事更新日：2021年09月05日

1979年に新登場したRG50E。
RG50に星型キャストホイールを搭載して車名にEをつけて登場した本車。
ホイール意外にもメーターデザイン内の配置を変更、メーター盤には段差が付いた。
カラーバリエーションにはイーグレットホワイト、マーブルピュアレッド、ブラックの3色を設定。
新車販売価格は14.9万円だった。
ライバル車にはヤマハのゼロハンスポーツであるRD50が挙げられる。1978年モデルの最高出力は6.3PS/9,500rpm、車重は84kgとなっており、2台のパワーウェイトレシオを比較するとRD50は13.33kg/PS、対するRG50Eは12.06kg/PSと加速性能ではRD50に優っていた。パワーバンドではRG50Eが8,000-8,500rpmなのに対してRD50は8,500-9,500rpmとさらに高回転型だった。
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解説記事更新日：2021年11月07日

マイナーモデルチェンジを受けて発売された1981年モデルのRG50E。
新たにアンチノーズダイブフォークを搭載。
カラーバリエーションにはパールブラック、マーブルピュアレッド、レーシングブルーの3色を設定。
新車販売価格は14.5万円だった。
1982年には点火方式をPEI方式に変更し、ガソリンコックはオートコックに変更を受けた。
カラーバリエーションにはパールブラック、マーブルピュアレッド、スーパーホワイトの3色を設定。
新車販売価格は14.9万円だった。
ライバル車にはホンダのゼロハンスポーツであるCB50Sが挙げられる。1981年モデルの最高出力はRG50Eより約1PS低い6.3PS/10,500rpm、車重は73kgで、2台のパワーウェイトレシオを比較するとCB50Sは11.58kg/PS、対するRG50Eは
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解説記事更新日：2021年11月07日