2018年1月デビューのSV650X。
スズキのライトウェイトスポーツモデルSV650をベースにネオレトロスタイルにカスタムされた派生系モデルで、エンジンにはベース車と同系の水冷4サイクル90°V型DOHC2気筒を搭載。最高出力は76.1PS、燃費は26.6km/Lでこちらもベース車と同じだ。
派生系として発売されるのはハーフカウルを搭載したSモデルが予想されていた中、ネオレトロスタイルを提げて2017年の東京モーターショーでお披露目、同年のミラノショー（EICMA）で市販予定車として発表された本車。ネオレトロスタイルが選ばれた理由は一重に人気だという。ビキニカウルにセパレートハンドル、タックロールシートなど、ネオレトロの中でもカフェレーサー風のヤンチャな雰囲気が特徴的だ。
2019年にはSV650に同様にフロントブレーキキャリパーを2ポットから4ポットに変更、2020年、2021年モデルではカラーチェンジを行っている。
ライバル車としては同じネオレトロスタイルのホンダのCB650R、ヤマハのXSR700が挙げられる。CB650Rは四気筒エンジンを搭載しており、最高出力は95PSで群を抜いており、代わりに車重のほうも202kgと群を抜いて重いものの、パワーウエイトレシオは2.1kgとこの3台の中ではトップ。しかしながら低、中域でのトルクではVツインを搭載したSV650Xが一歩リードすると言って良いだろう。

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解説記事更新日：2021年11月13日

2018年1月に新発売されたVP55B型 SV650X。
その車名の通り、スズキのライトウェイトスポーツモデル SV650をベースに、当時じわじわと熱を帯びていたネオレトロスタイルを取り入れたモデルで、エンジンにはベース車と同系の水冷4サイクル90°V型DOHC2気筒を搭載、最高出力は76.1PS、燃費は26.6km/Lとなっていた。
カラーバリエーションにはオールトグレーメタリックNo.3を設定。
新車販売価格は72.4万円だった。
クラシックなスタイルを推した派生系である本車だが、見た目だけの派生系とはいえない性能持ち合わせており、正統派なスタイルのセパレートハンドルが生み出す低姿勢なライディングポジション、そしてスリムなボディはシート高790mmという数値よりもグッと足つき性を良く感じさせた。
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解説記事更新日：2021年11月13日

2019年1月にマイナーモデルチェンジを行い発売された’19年モデルのSV650 X。
ベースとなったSV650と同じくブレーキキャリパーを従来の2ポットから新たに異形対向4ポットタイプに変更、まら、マフラーカバーのデザインも変更された。
Xモデルのみの変更点としてはシートのカラーリングを黒/グレーから、ブラウン/黒に変更した。
新車販売価格は先代モデルから据え置きの72.4万円だった。
ネオレトロスタイルというウリがありながらもネイキッドな雰囲気でカスタム欲をかき立てる本車。カスタムパーツも多数発売されており、アンダーカウルやフォグランプが人気アイテムとなっている。M4のフルエキなど高額パーツも査定対象です！売却をお考えでしたら買取査定は2019年モデル SV650 Xの価値に精通しているパッションに！

解説記事更新日：2021年05月06日

2020年3月にカラーチェンジを行い発売されたSV650 X。
カラーバリエーションはグラススパークルブラックを新色として設定。
新車販売価格は先代から据え置きの72.4万円だった。
特徴的なビキニカウルは鈴鹿8時間耐久レースの初代王者GS1000Rのカウルをベースに製作。また、開発チームの中には同スズキバンディットをデザインしたメンバーもいるということで、ビキニカウルから燃料タンクまでの造詣など、どことなくバンディットを彷彿とさせる箇所も見受けられる。
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解説記事更新日：2021年05月06日

645ccのVツインエンジンを搭載したスタンダードスポーツ「SV650」をベースにネオレトロスタイルに仕上げた「SV650X」は、2021年モデルでカラーチェンジを実施。
従来モデル同様にカラーリングは「グラススパークルブラック」の1カラー展開だが、フレーム部分がブラックからゴールドに変更された。ちなみにベースモデルの「SV650」も同じタイミングでカラーチェンジを実施しており3カラー設定されているが、ボディカラーに応じてフレームカラーが異なっている。
「SV650X」の価格は829,400円(税込)で従来モデルから33,000円の値上げが実施された。
ベースモデルより小型でスッキリとしたヘッドライトカウルにセパレートハンドル、そしてライダーシートはブラウンのタックロールタイプとしレトロなカフェレーサースタイルが特徴的なマシンだが、2021年モデルでフレームがゴールドになったことでよりシックでお洒落な印象に仕上がっている。
メカニカル機構に変更は無く、76.1馬力を発揮する水冷4ストロークV型2気筒のP511型エンジンを搭載。フロントブレーキは4ポットキャリパーのダブルディスクでABSも標準装備。安定した発進性能を実現する「ローPRMアシスト」やワンプッシュでエンジン始動までセルが回転する「スズキイージースタートシステム」といった先進装備も採用している。

買替や売る際の買取査定は、2021年式 SV650Xの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2021年11月20日

純正ビキニカウルにセパレートハンドルを組合せ、シートはタックロール調のデザインを採用することでカフェレーサースタイルに仕上げられたロードスポーツ「SV650X」だが、2022年式では環境性能の向上を図るマイナーチェンジを実施。型式はVP55B型からVP55E型へと世代交代された。この結果、エンジンパフォーマンスとマシン重量が前年比で以下のように変化している。

・最高出力 8,500回転76.1馬力 → 8,500回転72馬力
・最大トルク 8,100回転64Nm → 6,800回転63Nm
・重量 197kg → 199kg

スチール製のトラス形状フレームにマウントされる645㏄のDOHC4バルブ水冷L型ツインは、令和2年の排ガス規制に適合することでモデルライフの延長が可能となったが、スペックはダウンした。また重量も2kg増えている。ただ、この辺りは時代の流れと共に厳しさを増していく環境規制に対応していく中で、ある程度は仕方ないことだろう。
エンジン仕様変更の他に目立ったアップデートは無く、カラーリング前年通り。2022年の国内向けに用意されたカラーリングと価格は以下の通り。

・継続「グラススパークルブラック」　84.7万円(税込)

本モデルは、ゴールドのフレームにブラックの外装パネル、ホイール、スイングアーム、サイレンサーなどにブラウンのソロタイプタックロール調シートを組み合わせてレトロな印象を演出する。
ベースモデルとなるネイキッドスタイルの「SV650」も同じ内容で仕様変更を受けて、80.3万円(税込)で販売されたが、純正カスタム仕様の本モデルが4.4万円差で手に入るということで、お買い得感のあるマシンだった。

買替や売る際の買取査定は、2022年式 SV650Xの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年04月15日

前年に排ガス規制へ適合するマイナーチェンジを受けたカフェレーサースタイルのロードスポーツ「SV650X」だが、2023年モデルではカラーチェンジを実施。設定されたカラーリングと価格は以下の通り。

・新色「マットソードシルバーメタリック」　84.7万円(税込)

カラーバリエーションは引き続き1タイプのみで継続。2020年式以降は全体をブラックにまとめたダークな印象で展開されてきたが、2023年式ではシルバーを基調としたクリアな印象にイメージチェンジを実施。マシン各部のカラーリングは次のように変更されていた。

・フレーム　ゴールド → ブラック
・ホイール　ブラック → ゴールド
・シート　ブラウン → ブラック
・カウル　ブラック → シルバー

なおタンクやカウルサイドのデカールデザインは変わっていない。またメカニカル面も従来通りで主要諸元は前年同様となる。

トラス形状のスチールパイプフレームに搭載されるエンジンは、645㏄の水冷L型ツインユニットとなる。最高出力は8,500回転で72馬力を発生する。最大トルクは6,800回転63Nmというスペック。
足元は、オーソドックスな正立フロントフォークとモノショックという組み合わせで、ブレーキは290mmのダブルディスク&異形対向4ポットキャリパーをフロントに装備。リヤは240mmディスクブレーキという構造。
スズキオリジナルの「イージースタートシステム」や「ローRPMアシスト」といった機能が採用されるが、複雑な電子制御システムの介入は無いためマシンを操る楽しさを体感できるネイキッドスポーツだ。

買替や売る際の買取査定は、2023年式 SV650Xの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年04月15日