SYM DD50【1999~2014年】毎週更新の買取査定相場
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SYM DD50【1999~2014年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて-0.7~1.8万円です。
SYM DD50【1999~2014年】 買取査定に役立つ車両解説

- シルバー 2002年
- 当時の新車価格
- 税抜 9.9万円 (税込10.4万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
0.6万円
- 現在の平均買取相場指標
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0.6万円
- 上限参考買取率
- 6.1%
- 平均参考買取率
- 6.1%
台湾・三陽工業(SYM)は、1962年にホンダとの技術提携によって設立された台湾トップシェアの二輪メーカーであり、長年にわたりホンダから継承した設計思想と、独自の商品企画力を両立させながらグローバル市場を歩んできた。そのSYMが手掛ける50ccクラスの原付スクーターとして、1990年代末から2010年代にかけて世界市場で存在感を放ち続けたのが「DD50」である。日本市場ではそのまま「DD50」の名で流通し、ヨーロッパでは「Jolie(ジョリー)」、市場によっては「City Trek」「Super Pure」などの名称で販売されてきたグローバルモデルである。
日本市場への導入は、SYMブランドとしての正規展開が本格化した2002年頃に遡る。台湾スクーターらしい特徴として、ハンドル下の小物入れ部分に給油口を配した前方給油方式、1本のキーで給油からシートオープンまでを操作できるワンキー方式などが盛り込まれ、ちょっとした所作の合理化にまで台湾製スクーターならではの気配りが行き渡っている。カラー展開は年式ごとに変化しつつ、白、赤、青、黒を中心とする標準的なスクーター色調で構成された。2004年には創業50周年を記念した「DD50 50周年記念特装車」も設定され、日本市場での存在感を印象づける契機となった。世界的な二輪排出ガス規制の強化により、2010年代を通じて4ストロークへの切り替えが進む中で、DD50は「2ストローク時代の技術資産を最も分かりやすく継承したエントリースクーター」として、静かに、しかし確実にファン層を築き続けた一台である。
心臓部は空冷2ストローク単気筒49cc、ボア×ストローク39.0×41.4mmという、ホンダ・スーパーディオ系のエンジン設計を色濃く受け継ぐユニットである。SYMがホンダとの技術提携時代に培ったエンジン製造ノウハウが色濃く反映されており、シリンダー内壁にはセラミックコートが施され、耐摩耗性と熱伝導性の両立が図られている。潤滑は分離給油方式(オートルブリケーション)で、専用2ストロークオイルタンクを別置きし、エンジン負荷に応じて自動的に混合比を制御する。オイルタンク容量は1.0リットル、燃料タンク容量は6.1リットルで、原付一種としては十分な航続距離を確保する。
始動はセルとキックの併用で、寒冷時の始動性を確保するため自動チョーク機構を装備する。点火はCDI(コンデンサー放電式電子点火)を採用し、当時の日本国産原付と同等の始動性・信頼性を実現している。変速機はVベルト式CVT(無段変速機)と遠心クラッチの組み合わせで、アクセル操作のみで発進から巡航までシームレスに繋がる原付スクーターの王道構成である。同時期に流通していたホンダ・スーパーディオのエンジンや駆動系との部品互換性が高いことは、日本のユーザーコミュニティで広く知られ、実際に「新車で買えるスーパーディオ」として認知されてきた背景がある。この互換性は、パーツ流通が絞られがちな輸入車においてメンテナンス面での大きな安心材料となる。
社内の兄弟車として最も近い関係にあるのは、DD50と同時期にラインナップされていたSYMのエントリークラス50ccモデル群である。特に「Simply(シンプリー)50」は同じ50ccクラスで、より丸みを帯びたシティ志向の外装を纏った姉妹的存在として位置づけられていた。後年に登場した「CROX 50」はオフロード風スタイリングでキャラクターを差別化した派生モデルで、DD50が「シンプルな都市型原付」を担う一方、CROX 50は「遊び心のあるアドベンチャースクーター」を担う、明確な棲み分けを見せる。SYMのラインナップ体系においてDD50は、実用重視の基幹モデルとしての役割を長年にわたり果たしてきた。
社外のライバルとしては、まず同じ台湾勢のKYMCO(光陽工業)「スーナー50/スーナー50ss」が真っ向からぶつかる存在だった。両車ともホンダとの技術提携時代の遺産を受け継ぐ台湾スクーターで、外装デザインや装備水準もよく似ている。DD50がフロントディスクブレーキとリアスポイラーを標準装備とすることでスペック面での差別化を図ったのに対し、スーナー50はエンジン出力面でDD50をやや上回るというトレードオフの関係にあった。ヤマハBJ、ホンダ・トゥデイ、スズキ・レッツ2といった国産原付一種スクーターも同時代の主要ライバルだったが、これら国産勢の装備水準相当を約3分の2の価格で提供するというDD50のポジショニングは、購買層の選択肢に強い訴求力を持った。
モデルの変遷(年次改良の系譜)
1990年代末〜2001年(グローバルデビュー期): SYMがヨーロッパ・アジア市場向けに投入した初期のDD50は、ホンダ・スーパーディオ系のエンジン設計を受け継ぎつつ、SYM独自の外装デザインを纏って登場した。ヨーロッパでは「Jolie」名称で販売され、フランス・イタリア・ドイツを中心に販売網を拡大した。
2002年(日本市場導入): SYMの日本正規販売がこの年に本格開始され、DD50は主力の原付一種モデルとしてカタログを飾った。装備は前輪ディスクブレーキ、サイドスタンド、キーシャッター、ハイマウントストップランプ付きリアスポイラー、セラミックコートシリンダーを標準装備し、同時期の国産上位クラス相当の装備をおよそ3分の2の価格で実現した点が最大のトピックだった。
2004年(SYM創業50周年記念モデル): SYM創業50周年を記念した「DD50 50周年記念特装車」が限定発売された。特別な塗装とグラフィックが施され、コレクター的な価値を持つ特別仕様として、既存のDD50オーナーおよび新規顧客の双方に訴求した。
2005〜2010年(安定期・仕様微改良期): 基本仕様は大きな変更なく継続販売されつつ、カラーバリエーションの入れ替えや細部の装飾変更が繰り返された。この時期のDD50は日本市場において「価格と装備のバランスが最も良い50cc原付の一つ」として着実にファン層を築いた。ヨーロッパ市場でもJolie名称での販売が続き、フランス・スペインの若年層向け原付として一定の販売実績を維持した。
2011年(規制対応・微改良期): ヨーロッパにおけるEuro 2およびEuro 3規制強化を機に、エンジン制御系のマイナーチェンジが順次実施された。基本の空冷2ストロークユニットは維持されつつ、キャブレターおよび触媒仕様の調整によって規制適合が図られた。この時期の車両重量は乾燥80kgに据え置かれ、全体パッケージの完成度が高い状態で維持された。
2012〜2014年(生産末期): 世界的な2ストロークエンジン規制の強化と、4ストローク・電子燃料噴射化の潮流を受けて、DD50の生産はゆるやかに縮小へと向かった。ヨーロッパ市場での正規販売は2014年頃までを主軸とし、日本市場でも並行して縮小した。SYMのラインナップは4ストロークFI化された新世代モデル群(Fiddle、Miiなど)へと世代交代していく。
2015年以降(レガシー継続期): 新車販売は事実上終了したものの、SYMは日本正規販売元経由での純正パーツ供給を継続しており、既存オーナーの維持整備は現在も可能な状態にある。SYM日本サイトのカタログには「DD50 50周年記念特装車」の情報も継続掲載されており、モデルとしての存在感は失われていない。
市場動向と中古車としての価値
DD50は新車販売時代においては、価格と装備のバランスが最も強く効いた入門者向け原付として、通勤・通学の実用足を求めるユーザー、学生の初めての一台、そして「安価にホンダ・スーパーディオ系の実質新車を手に入れたい」というカスタム志向層の三方向から支持されてきた。SYM日本総輸入販売元の販売網は国産主要4社と比較すれば限定的だったが、それでも税抜99,000円という圧倒的な価格帯と、国産同装備車を上回るコストパフォーマンスにより、地道な販売実績を積み重ねた。
中古選びで押さえるべきポイントは三つある。第一に、エンジン系の状態確認である。2ストロークエンジンの分離給油オイル切れによるシリンダー焼き付き履歴の有無、キャブレターの経年劣化、CDIユニットの動作状態はいずれも購入前チェック必須項目となる。第二に、電装系のヘタリ。CDI点火系、レギュレーター、バッテリー周りの経年劣化は、屋外保管歴のある個体では避けて通れない懸念事項である。第三に、外装樹脂パーツの色褪せと欠損。フロント給油口周辺のフラップ、リアスポイラー、シート下カバーなどは経年紫外線影響を受けやすく、純正品の入手性は今後徐々に厳しくなることが予想される。以上の点を踏まえて選び抜けば、DD50は依然として原付一種スクーターとしての実用性と、カスタム母体としての可能性を併せ持つ、価値ある一台であり続けている。
SYM DD50の本質は、性能でも装備の絶対値でもなく、「ホンダ・スーパーディオという1990年代の名作原付の設計資産を、2000年代の新車として市場に届け続けた」という技術継承の意義に集約される。ホンダとSYMの技術提携時代に生まれた共通の設計思想を土台に、SYMは独自の外装デザインと台湾製スクーターらしい合理的な装備を加えることで、単なる模倣品ではない「新しい選択肢」としてDD50を市場に提示した。この立ち位置は、日本の原付市場において非常に稀有なものだった。
走りの実力は、当時の50cc原付一種としては標準的な水準にある。60km/h制限内での市街地移動や通学圏の短距離通勤といった実用範囲で、必要充分な加速性能と扱いやすさを提供する。2ストローク特有のパンチのある吹け上がりと、CVT+遠心クラッチの組み合わせによる滑らかな発進特性は、原付スクーターに求められる素直な運動性能を素直に体現している。乾燥80kgという軽量な車体は、駐輪場での取り回しや押し歩きの容易さに直結し、女性ライダーや初心者にも扱いやすい仕上がりを実現していた。
乗り手にとっての意味は、単純な移動手段としての合理性ではなく、「限られた予算で最大限の装備水準を求めた選択」を今に伝える文化的媒介物としての価値にある。フロントディスクブレーキ、ハイマウントストップランプ付きリアスポイラー、セラミックコートシリンダー、ワンキーシステム、前方給油口といった装備群は、当時の日本国産原付には見られなかった台湾製スクーター独自の魅力を凝縮している。生産終了から10年余りが経過した今、新車での入手は不可能となり、中古市場での稼働個体も徐々に減りつつある。しかし、良好な状態の個体を見つけて丁寧に維持し続けるオーナーがいる限り、DD50は「日本の原付市場に台湾製スクーターの存在感を残した1990〜2000年代の記憶」を、静かに語り継いでいく一台であり続けるだろう。
| 車名/型式/年式 | SYM DD50 / FT05V型 / 1990年代末〜2014年頃 |
|---|---|
| 発売年月 | 1990年代末~2014年頃 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1660 (幅)630 (高さ)1020 (重さ)80 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)725 (最低地上高)91 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷2ストローク単気筒・5.0馬力 / 8,000 rpm |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル+キック・キャブレター(分離給油方式)・6.1リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 103,950円(税込) |
| ジャンル | スクーター |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 DD50
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月24日
【状態別の買取相場】 DD50
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.9万円
0.2万円
5台
平均
最低
取引
0.4万円
0.2万円
3台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.6万円
0.1万円
41台
※データ更新:2026年07月24日
【走行距離別の買取相場】 DD50
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 2.2万円 | 1台 |
| 平均 | 2.2万円 | ||
| 最低 | 2.2万円 | ||
| 0.5〜1万km | 最高 | 1.2万円 | 2台 |
| 平均 | 0.9万円 | ||
| 最低 | 0.6万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 0.8万円 | 3台 |
| 平均 | 0.4万円 | ||
| 最低 | 0.2万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 0.2万円 | 1台 |
| 平均 | 0.2万円 | ||
| 最低 | 0.2万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 0.4万円 | 1台 |
| 平均 | 0.4万円 | ||
| 最低 | 0.4万円 | ||
※データ更新:2026年07月24日
【カラー別の買取相場】 DD50
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 1.2 万円 | 3台 | |||
| ■ | 0.3 万円 | 2台 | |||
| ■ | 0.8 万円 | 1台 | |||
| ■ | 0.2 万円 | 1台 | |||
| ■ | 0.6 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年07月24日
【実働車の取引価格帯】 DD50
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月24日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
SYM DD50【1999~2014年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月24日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | SYM DD50【1999~2014年】 | 2.4万円 | 4.0点 | FT05V76S | 751km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | SYM DD50【1999~2014年】 | 1.4万円 | 3.7点 | FT05V75S | 9,181km | ■ |
| 3 | SYM DD50【1999~2014年】 | 1.0万円 | 3.2点 | FT05V75S | 15,400km | ■ |
| 4 | SYM DD50【1999~2014年】 | 0.8万円 | 3.8点 | FT05V79S | 6,116km | ■ |
| 5 | SYM DD50【1999~2014年】 | 0.6万円 | 3.7点 | FT05V79S | 17,691km | ■ |
| 6 | SYM DD50【1999~2014年】 | 0.3万円 | 3.5点 | FT05V77S | 17,078km | ■ |
| 7 | SYM DD50【1999~2014年】 | 0.3万円 | 3.3点 | FT05V77S | 28,401km | ■ |
| 8 | SYM DD50【1999~2014年】 | 0.3万円 | 3.3点 | FT05V75S | 15,319km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています








