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スプリント S 150【2020~現行】

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スプリント S 150【2020~現行】毎週更新の買取査定相場

スプリント S 150【2020~現行】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】スプリント S 150【2020~現行】
スプリント S 150【2020~現行】

Vespa Sprint S 150(ベスパ スプリント)の2020年から2025年モデルは、移動手段としてのスクーターの枠を超え、イタリアの工業デザインと豊かな伝統を現代に受け継ぐ「走る芸術品」とも言える存在です。その核心的価値は、1960年代から続くスポーティな「Sprint」の名を冠するデザイン性、Vespaのアイデンティティであるスチールモノコックボディ、そしてこの2020年以降のモデルで急速に進化した先進技術の融合にあります。日本市場においては、155ccのエンジンがもたらす高速道路走行の利便性も加わり、独自の地位を確立しています。Sprint S 150の買取を検討する上で、その価値は伝統と革新のどちらの側面に重きが置かれたモデルイヤーであるかによって大きく左右されます。

Vespa Sprintのルーツは、1960年代に登場したスポーティなモデル群に遡ります。当時のVespaは実用性だけでなく、若者の自由や個性を象徴するアイテムであり、Sprintはその中でも特に活発な走りを求める層に支持されました。現代のSprint S 150も、その伝統を受け継いでいます。最大の特徴は、一般的なスクーターが採用するパイプフレームに樹脂製カバーを被せる構造とは根本的に異なる、スチール製のモノコックボディです。これは、ボディそのものがフレームの役割を果たす構造で、高い剛性と独特の一体感ある乗り味を生み出します。

航空機の技術から着想を得たと言われる、フロントの片持ち式トレーリングリンクサスペンションも、Vespaの揺るがぬアイデンティティの一つです。これらの伝統的な構造に、日本市場で実用性を格段に高める155ccエンジンが搭載されています。125cc以下のモデルでは走行できない高速道路や自動車専用道を走れることは、日常の足から週末の長距離ツーリングまで、その活用範囲を大きく広げる要素となっています。

このモデルの価値を正確に把握する上で最も重要なのが、Sprint S 150の年式ごとの違いです。特に2020年から2025年にかけて、Sprint S 150は大きな技術的変遷を遂げました。まず、この期間のモデルに共通する心臓部は、i-getと呼ばれる空冷4ストローク単気筒3バルブエンジンです。環境規制の面では、2021年頃を境にEURO4からEURO5へと移行しました。2020年モデル(EURO4)は9.5kW(約12.9HP)でしたが、2021年以降のEURO5対応モデルは9.2kW(約12.3HP)を7,250rpmで発生します。「S」モデルだからといってエンジンパワーが強化されているわけではなく、年式による規制対応で出力がわずかに異なる点は、売却時に誤解されやすい重要なポイントです。

変化が始まったのは2020年モデルからです。この時点での「S」は、スポーティなデカール、各部のクロームパーツを排したマットブラック仕上げ、専用シートといった外観上の差別化が中心でした。標準でフルLED灯火器やフロントホイールABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を備えるなど、基本装備は充実していましたが、機能面では標準モデルと大きな差はありませんでした。

しかし、2023年モデルで最初の大きな変革が訪れます。この年のSprint S 150には、待望のキーレスイグニッションシステムが採用されました。ポケットやバッグにキーフォブを入れたままエンジンの始動やシート下のラゲッジオープンが可能になり、日常の利便性が劇的に向上しました。この装備は「S」モデル専用のアップグレードであり、これをもって「S」は単なるデザインパッケージから、明確な上級装備モデルへとその性格を変えました。

続く2024年から2025年モデルでは、さらなる進化を遂げます。従来の「S」が採用していたアナログメーターと小型液晶のコンビネーションメーターに代わり、フルカラーTFTデジタルディスプレイが搭載されたのです。これに伴い、スマートフォンと車両をBluetoothで接続するVespa MIAコネクティビティシステムも標準装備となりました。これにより、メーターパネル上で着信やメッセージの通知、簡易ナビゲーションの矢印表示などが可能になり、現代のデジタルライフスタイルに完全に対応しました。この結果、2020年から2025年のSprint S 150は、年式によって「アナログS(2020-2022年)」「キーレスS(2023年)」「フルテックS(2024年-)」という、装備が全く異なる3つの価格帯に分類されることになったのです。

Vespa Sprint S 150が置かれる市場での立ち位置は、非常にユニークです。その兄弟車となるのは、Vespa Primavera150(ベスパ プリマベーラ)です。両車はi-getエンジンやスチールモノコックフレームといった基本構成を共有していますが、Primaveraが伝統的な丸型ヘッドライトでクラシックな魅力を打ち出すのに対し、Sprint S 150は角型ヘッドライトを採用し、スポーティな印象を強調している点でデザインが明確に異なります。

競合となるのは、実用性に優れる日本の150ccクラススクーターです。まず新車価格を比較すると、Sprint S 150(2024年モデル)が63.8万円であるのに対し、Honda PCX160は46.2万円、Yamaha NMAX155は45.9万円と、国産の競合モデルはより安価に設定されています。

次に性能とコンセプトを比較すると、Sprint S 150の空冷エンジン(9.2kW)に対し、PCX160(12kW)やNMAX155(11kW)はより高出力な水冷エンジンを搭載しています。しかし、この価格差とスペック差こそが、Sprint S 150の価値の本質を物語っています。競合他車が「実用的な道具」として消費されていく側面を持つのに対し、Sprint S 150は「愛着の対象となるファッションアイテム」として扱われます。この市場での立ち位置の違いが、売却時の高い再販価値を支える最大の要因となっています。

もちろん、Sprint S 150にも弱点やメンテナンス上の注意点は存在します。最もよく知られているのが、特定の条件下で発生する「シミー」や「ウォブル」と呼ばれるハンドル(ステアリング)の振れです。これはVespa特有の片持ち式フロントサスペンションと高剛性なモノコックボディの組み合わせにより、特に時速20kmから40km程度で減速する際に現れることがあります。これは構造的な欠陥ではなく「特性」として認識されていますが、タイヤの摩耗や空気圧の不備で助長される場合があります。

もう一つの注意点は、最大の長所でもあるスチールモノコックボディそのものです。樹脂製カウルのスクーターであれば、転倒などで傷がついてもそのパネルだけを安価に交換できます。しかし、Vespaのボディは塗装された「鉄」です。深い傷を放置すればそこから錆が発生するリスクがありますし、もし凹ませてしまった場合の修理は、パネル交換ではなく自動車の板金塗装と同じ作業が必要となり、修理費用は高額になりがちです。したがって、ボディのコンディション、特に錆や修復歴の有無は、査定額に極めて大きく影響します。

Sprint S 150の買取相場を分析すると、その高い人気と、前述した年式ごとの「価格帯構造」が価格に明確に反映されていることがわかります。まず大前提として、Vespaはファッションアイテムとしての側面が強いため、競合の国産スクーターと比較して中古市場での価格下落が非常に緩やかです。流行に左右されない普遍的なデザインが、安定した需要を生み出しています。

その上で、Sprint S 150の相場は、年式による装備差で明確な価格帯を形成しています。キーレスシステムやTFTディスプレイが装備されていない2020年から2022年の「アナログS」モデルは、中古市場での流通量も多く、状態にもよりますが35万円から50万円前後が実勢価格となっています。

対照的に、キーレスシステムが搭載された2023年モデル、さらにTFTディスプレイが追加された2024年モデルといった「ハイテクS」モデルは、中古市場でも非常に人気が高く、45.0万円から60.0万円という、1つ下の価格帯とは明らかに異なる水準で取引されています。技術的なアップグレードが10.0万円以上の付加価値を生み出していることがわかります。Sprint S 150 の買取を成功させるには、ご自身の車両がどの価格帯に属するのかを正確に把握することが不可欠です。なお、これらの価格や買取相場は2025年執筆時点のデータに基づいた参考値です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。

Vespa Sprint S 150の2020年から2025年モデルは、Vespaの伝統であるスチールモノコックボディと片持ちサスペンションという「変わらない価値」と、キーレスシステムやTFTディスプレイといった「急速に進化する価値」という二つの側面を持つ、稀有なモデルです。その市場価値は、国産ライバルとは異なる「文化的な価値」によって支えられており、中古市場でも高い水準を維持しています。そして、その価値を決定づける最大の要因は、他のどのモデルよりも「モデルイヤーによる技術装備の違い」です。ご自身のSprint S 150がどの世代の装備を持っているかを理解することが、その価値を正しく知るための第一歩となるでしょう。

私達バイクパッションでは、こうした年式ごとの技術的進化と、それが市場価値にどう反映されているかを正確に把握し、お客様のVespa Sprint S 150の価値を透明性高く査定することをお約束します。

解説記事更新日:2025年11月18日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 Vespa Sprint S 150 / - / 2020年-現行 (2025年時点)
発売年月 2020年(国内)
車両サイズ(mm)・重量(kg) 2020年-2023年式:全長1,860mm 全幅735mm 全高 不明・130kg(装備)/ 2024年-現行:全長1,860mm 全幅735mm 全高 不明・131kg(装備)
シート高・最低地上高(mm) 790mm・不明(全て共通)
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークSOHC 3バルブ単気筒(i-getエンジン)(共通)・2020年式:9.5kW (12.9HP) @ 7,750rpm / 2021年-現行:9.2kW (12.3HP) @ 7,250rpm / ・2020年式:40.3km/L (WMTCモード値) / 2021年-現行:37.7km/L (WMTCモード値, クラス2-1)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セルスターター式(共通)・FI(共通)・2020年式:8L / 2021年-現行:7.5L
新車販売価格 2020年式:52.8万円(税込, 国内仕様)/ 2022年式:55万円(税込, 国内仕様)/ 2023年式(キーレス):60.5万円(税込, 国内仕様)/ 2024年式(TFT):63.8万円(税込, 国内仕様)
ジャンル スクーター
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車【型式・年式別】平均買取相場 スプリント S 150【2020~現行】

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【万円】

業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【年式別】平均買取額の目安

平均
N/A万円
平均
N/A万円
平均
36.5万円
平均
32.6万円
平均
N/A万円
スプリント S 150【2020~現行】において。直近120カ月間で、サンプルが少ないため傾向としては弱いですが、最も高く売れる年式は2022年式となっています。

※データ更新:2026年01月16日

実働車|過去10間の買取相場の推移】 スプリント S 150【2020~現行】

最高額
平均落札額
最低額
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業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
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【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
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【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
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【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
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過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年01月16日

実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 スプリント S 150【2020~現行】


  • 2025年式

  • 2023年式

  • 2022年式

  • 2021年式

  • 2020年式
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)の推移

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比 対10年前比 10年間の取引台数
2025年式 - - 0台
2023年式 - - 0台
2022年式 - - 1台
2021年式 - - 1台
2020年式 - - 0台

※データ更新:2026年01月16日

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【状態別の買取相場】 スプリント S 150【2020~現行】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
36.5万円
36.5万円
36.5万円
1台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
32.6万円
32.6万円
32.6万円
1台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
スプリント S 150【2020~現行】において。直近120カ月間で、最も平均買取相場が高いのは7点(超極上)のコンディションとなっています。 これは未使用に近い車両が最も高く売れることを示しています。8点(未使用車)よりも相場が高い場合はカラーリングや時々の需給が影響している可能性があります。

※データ更新:2026年01月16日

【走行距離別の買取相場】 スプリント S 150【2020~現行】

最高額
平均落札額
最低額
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 36.5万円 2台
平均 34.6万円
最低 32.6万円

※データ更新:2026年01月16日

【カラー別の買取相場】 スプリント S 150【2020~現行】

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カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

32.6 万円 1台
36.5 万円 1台
スプリント S 150【2020~現行】において。直近120カ月間で、中古市場で最も平均買取相場が高いのは緑系です。

※データ更新:2026年01月16日

実働車の取引価格帯】 スプリント S 150【2020~現行】

単位【万円】
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業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)

2026年1月時点から 10 間遡った数字

【取引価格帯と構成比】

最高
36 ~ 37
万円
%
50
構成比
最多
36 ~ 37
万円
%
50
構成比
最低
32 ~ 33
万円
%
50
構成比
スプリント S 150【2020~現行】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは36 ~ 37万円で50%の構成比となっています。

※データ更新:2026年01月16日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

スプリント S 150【2020~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年01月16日)

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落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 スプリント S 150【2020~現行】 36.7万円 7.3点 M82413NV 74km
2 スプリント S 150【2020~現行】 32.8万円 5.2点 M82413MV 1,572km
No Data
スプリント S 150【2020~現行】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは36.7万円で緑系・走行距離74km・評価7.3点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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