1996年1月にヤマハから発売された50ccミッション車YB-1。
‘55年、同社がまだ「ヤマハ音楽器」だった時代に発売された125ccクラスの同名のモデルYB-1の名を冠し、ビジネスモデルのYB50をベースにカフェレーサー風モデルとして発売された本車。
アップハンドルやカフェレーサー風のロングなシングルシート、クローム加工を施した前後フェンダーにエアクリーナーケース、鋲で止めたシートカバーなど、所有感を高めるパーツを各所に配し、同ヤマハのSRシリーズを彷彿とさせる持つクラシカルな雰囲気が特徴的な本車。
当時はYB50を皮切りにスズキからはK50をベースにしたコレダスポーツが、ホンダからはベンリィ50をベースにしたベンリィ50Sなどビジメスバイクにレトロ風の外装を載せたモデルがライバル車として次々に登場。最高出力ではベンリィ50Sが4PS、コレダスポーツは4.5PSとなっており、3車ともに走行性というよりはビジネスモデルをベースにしたお洒落なバイクという枠の中での争いであったことがわかる。
発売翌年のは‘97年には燃料計とイグニッションカットオフ機構を搭載するマイナーモデルチェンジがあったが、それ以外は毎年カラーチェンジを行ったのみとなった。
2000年にはフルモデルチェンジを行い車名をYB-1 Fourに変更。
新たに空冷4ストロークエンジンを採用し、’99年の国内排ガス規制をクリア。最高出力は4.6PS→4PSに低下したが、燃費は80km/L→108km/Lに向上、またフロント、リア共にブレーキを大径化し、ヘッドライトの光量も向上させ、2001年、2006年にカラーチェンジが行われたのち平成18年の国内排ガス規制に対応する事なく生産を終了。
ボディのカラーリングは2000年モデルのヤマハブラックが人気！事故車やボロボロの不動車であってもパーツ需要を背景に買取対象となるケースが多いのも見逃せません。
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解説記事更新日：2021年06月04日

1996年1月に発売されたYB-1初期モデル。
ビジネスモデルのYB-50をベースに、アップハンドルやロングシートを新採用してレトロな雰囲気の外装に変更し発売された本車。エンジンには空冷2サイクル単気筒を搭載し、最高出力は4.6PS、燃費は80km/Lとなっていた。
新車販売価格は17.9万円。
SRシリーズを彷彿とさせるレトロなスタイルながら、飾りっ気のない外観やフォーマルな印象を与えるカラーリングは先代YB50のビジネスバイク時代が垣間見える初期モデル。同年4月はカラーバリエーションにレッドを追加している。
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解説記事更新日：2021年06月30日

1997年4月にマイナーモデルチェンジを受けて発売された’97年モデルのYB-1。
新たに燃料計を搭載。また、再度スタンドを立たせるとエンジンが自動で切れるイグニッションカット機能を採用した。
新車販売価格は先代から据え置きの17.9万円だった。
カラーバリエーションにはベリーダークブルーメタリック3とライトグレーメタリック3を採用。
シンプルで無駄を省いた外観はカフェレーサー風に仕上がっているが、あくまで外観をウリにした本車。最高出力4.6PSという数字は同ヤマハでは積載量がウリのVOX(5.2PS)や女性をターゲットにしたファッションスクーターであるVIno(5.2PS)などのスクーターより低かったこともあり、空冷2ストロークという特性が存分に発揮されていたとは言えなかった。
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解説記事更新日：2021年06月04日

1998年1月にカラーチェンジを行い発売された’98年モデルのYB-1。
カラーバリエーションにはツートーンカラーのヤマハブラック×ビビッドレッドカクテル7、ヤマハブラック×ダークシアンメタリック1の2色を新色として追加。既存色からはベリーダークブルーメタリック3とライトグレーメタリック3を継続採用した計4色を設定。
新車販売価格は先代から据え置きの17.9万円だった。
また、同年5月にはカラーバリエーションにシルキーホワイト×ファインレッドを追加、鮮やかなツートーンカラーにスポーティな印象を与えるストライプを追加。スタンダードカラーにラインアップされたが、フレームや前後のサスペンションにまで及ぶカラー変更はスペシャルカラーモデルに設定されても違和感のない手の込んだ上質なカラーリングになっていた。
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解説記事更新日：2021年06月04日

1999年4月にマイナーモデルチェンジを行い発売された’99年モデルのYB-1。
YB-1としては最終型となった’99年モデルでは新たに燃料タンクに音叉マークを採用、従来までのサイドカバーのヤマハエンブレムはYB-1のエンブレムに変更された。
カラーバリエーションには新色としてミヤビマルーンを追加。既存色からはベリーダークブルーメタリック、ライトグレーメタリック3を新色として採用。また、既存色も燃料タンクのカラーリングを変更している。
新車販売価格は先代から据え置きの17.9万円だった。
翌2000年には後継モデルとして新たに空冷4ストロークエンジンを積み、レトロな外観はそのままに航続距離や最大トルク回転数を向上したYB-1 Fourが発売されている。
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解説記事更新日：2021年06月04日

2000年3月に先代モデルのYB-1からフルモデルチェンジを行い発売されたYB-1 Four。
‘99年の国内排ガス規制に対応するにあたり新たに4ストロークエンジンを採用、最高出力は4.6PS→4PSに低下したが、燃費は80km/L→108km/Lに向上、また前後共にブレーキを110mm→130mmに大径化、ヘッドライトの光量は30W→35Wに向上している。
カラーバリエーションにはシルバーメタリック1、ボーダーブラウン、ライトパープリッシュブルーメタリック４の3色を設定。
新車販売価格は18.9万円で先代モデルから1万円高となった。
発売から年数が経っていることもあり純正はおろか社外でもパーツは品薄で事故車、不動車をレストアするとなるとなかなか大変な一台。
事故車やボロボロの不動車であってもパーツ需要を背景に買取対象となるケースが多いのも見逃せません。
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解説記事更新日：2021年06月03日

2001年9月にカラーチェンジを行い発売されたYB-1 Four。
カラーバリエーションにはヤマハブラック、ダークグレイッシュリーフメタリック1、シルバー3の総新色を設定。
新車販売価格は先代モデルから据え置きの18.9万円だった。
今回設定されたヤマハブラックは「SRっぽい」と言われる本モデルの中でもSR400の雰囲気が強かったことから人気となり、中古車市場でもヤマハブラックの車両は他のカラーと比較して高額での取引が行われている。
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解説記事更新日：2021年06月03日