XS500【1976~79年】毎週更新の買取査定相場
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- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
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- 上位20台の取引額
XS500【1976~79年】 に関するこのページの内容
XS500【1976~79年】 買取査定に役立つ豆知識
多様な排気量とバリエーションで展開されてきたヤマハの【XS】シリーズ。
例えば、伝統的ツインを搭載したXS-1・XS650、並列マルチのヨーロピアン(XS1100・XS850)、アメリカンクルーザー(XS750)等があります。
XS500は伝統的ツインに属しますが、その生い立ちは1972年に発売された【TX500】です。
1976年モデルで改名され【XS500】となりましたが、同時の下記の変更を受けています。
・371型 ⇒ 1H2型(北米)、1J3型(欧州)へフレーム型式を変更
・タンクデザインなどを角ばったものに変更
・吸排気セッティング変更
・フロントフォークのプリロード軽減
76年にマイナーチェンジを受けています。
・より直線的になったガソリンタンクライン
・リアブレーキをドラムからディスクに変更
・リアフェンダー一体型のテールカウルを追加
・ホイールをスポークからキャストに変更
・フロントブレーキキャリパーをフォーク後ろ側に移動
・圧縮比を9.0:1から8.5:1に低下
エンジンは、TX500のものをそのまま継承。70年代に製造されたものとしては先進的なメカで、空冷4ストDOHC並列2気筒、気筒あたり4バルブ、振動を消すためのバランサーを内蔵しています。さらには73×59.6mmというショートストローク、H型アルミリムの採用など、いわばヤマハの意欲作とも言える仕上がりでした。
79年4月にマイナーチェンジ。車名は【GX500】に変更されました。同じバイクがデザインを変えてTX→XS→GXと変遷したわけです。「2サイクルマッハ」と呼ばれるほど速いエンジンだったにもかかわらず、モデル名変遷でも分かるようにXS500は人気車種とはなり得ませんでした。
大きな理由は75年に改正された二輪免許制度で、極端に難しい免許に合格すると、ほとんど誰もがナナハン=750ccに目がいきました。欧州などでは最もバランスのいい排気量と考えられているミドルクラスは、70年代から90年代前半までの日本では悲運の排気量に。
同時代のライバルは、ホンダ【CB550four】、カワサキ【マッハⅢ(500cc)】、スズキ【GT550】などです。いずれも3気筒以上のマルチシリンダーエンジンとなっています。
最大出力と最大トルクを比較してみると、
XS500 48馬力/8,500回転、4.5kgf/6,500回転
CB550four 50馬力/8,500回転、4.4kgf/7,500回転
マッハⅢ 60馬力/7,500回転、5.85kgf/7,000回転
GT550 53馬力/7,000回転、5.6kgf/6,500回転
ライバルは550ccまたは2ストで、XSは不利な立場にはありますが、スムーズに回る2気筒のテイストはXS500ならではのフィーリングです。
XS500のお乗り換えや買取査定をお考えの方は、是非バイクパッションへ!
車名/型式/年式 | XS500 / -型 / 1976年モデル |
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発売年月 | 1972年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2150 (幅)835 (高さ)1130 (重さ)231 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)800 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC並列2気筒・48PS(8,500回転)・35.0km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・16リットル |
新車販売価格 | 39.8万円 |
- 事故 不動車
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【実働車の取引価格帯】 XS500【1976~79年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 XS500【1976~79年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 XS500【1976~79年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
20.8万円
20.8万円
1台
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【実働車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XS500【1976~79年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 XS500【1976~79年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
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XS500【1976~79年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月26日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XS500【1976~79年】 | 21.0万円 | 3.2点 | 1H2-104 | 59,346km | ■ |
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【事故 不動 故障車】 XS500【1976~79年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月26日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています