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ビモータ HB2【1982年】

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データ最終更新:2024年09月13日

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ビモータ HB2【1982年】毎週更新の買取査定相場

ビモータ HB2【1982年】 買取査定に役立つ豆知識

【車両解説】ビモータ HB2【1982年】
ビモータ HB2【1982年】

CB750FOURのエンジンをスチール製のオリジナルパイプフレームに搭載し、業としてのビモータ製造バイクの始まりとなったHB1。1973年に登場したこのHB1から9年の歳月が流れ、ホンダ製エンジン搭載モデル第2弾として送り出されたのがCB900Fエンジン搭載のHB2シリーズです。

このHB2はビモータの歴史の中でも大きな存在感を持つモデルのひとつで、量販体制を確立するために従来のフルトラス同軸ピボットフレームではなく、削り出しのアルミをメイン素材に用いた新設計ピボットフレーム構造を採用。クロムモリブデン鋼製のパイプで組み上げたダブルクレードルフレームとの組み合わせは職人の作業工程を短縮することに成功し、車体の組み上げ精度をも上げることにつながりました。特に目を惹くのは車体後部のレイアウトで、ビモータ独自のモジュラー構造がよく分かるフレームワーク、そこに接合される角パイプ製トラススイングアームの魅力を見せ付けるものとなっており、「走る宝石」の呼び名を不動のものとしたモデルだと言えるでしょう。
また、CB900Fのホイールサイズは前後18インチでしたが、本機HB2はサーキットにおける優位性を追求した結果、カンパニョーロ製の16インチホイールを前後に選択されており、マグネシウムチューブと8段階調節機構付きのフォルセラ・イタリア製40mm径フロントフォーク、10段階調節機構付きデカーボン製リアショックアブソーバーとで足回りをセットアップ。ツインショックよりも大きく負荷がかかるリア周りではあるものの、80パターンの組み合わせで乗り手の体格などに合わせた細かいセッティングが出せるようになっているのがポイントで、この当時としては至れり尽くせりの高性能な足回りでした。

搭載されるエンジンは欧州専用モデルとして輩出されたホンダ・CB900Fで、エンジンそのものには手を加えず、ケイヒン製32mm径VBキャブレターと拡張されたエアボックス、オリジナルマフラーによる組み合わせでレスポンスの良さを中心に細かい調整を加え、中速域でのパンチ力を重視したレースで求められる瞬発力を高めた出力特性が与えられました。後年にはベースモデルのエンジンに自社独自のチューニングを施すことが常態化したビモータでしたが、本機HB2では敢えて内部には手を加えず、CB900Fより32kgも軽い車体によるパワーウェイトレシオの優位性を活かす方向性が採られています。この味付けは本機HB2からの製造工程短縮化、および量販体制の強化といった様々な要素が絡んだ上でのもので、翌1983年にリリースされたKB3とSB4が合わせて400台近くまで生産台数を伸ばしたのは、エンジンに手を加えなかったことで優れた車体をアピールする本機HB2の戦略が正鵠を射ていた、と考えられるでしょう。

ホワイト&レッドで彩られたカウルも大きな特徴で、エンジンの下半分を見せつけるようなスタイリング、タンク上端からシートカウルへと続く一体型のアッパーカバー、タンクカバー左の燃料コック部に四角く空けられたフューエルスイッチへのアクセス孔などがオリジナルカウルの証。80年代前半の設計であるため、耐久性に関してはお世辞にも高いとは言えませんでしたが、シングルシートの内側には容量少なめながら小物入れとして使える空間が設けられるなど、見た目以上に機能性にも配慮されていたのが面白いポイントだと言えるでしょう。エンジンとサスペンションに簡単にアクセス可能としたカウリング設計の見事さ、蜘蛛の巣状のチューブが織り成す芸術的なフレームワーク、当時の為替レートで300万円に迫る新車販売価格の高さなど、様々な面で大きな反響を巻き起こし、80年代前半を象徴するモデルのひとつだと言える存在です。

CB-F系の泣き所である電装系の弱さ、車体を起こすと自動的に上がるサイドスタンドによる誤転倒の多さなど、ウィークポイントも多数抱えたモデルでしたが、欧州市場で高い評価を博したCB900Fをベースとしたモデルだけに反響は大きく、翌1983年にCB1100Fのエンジンを搭載したHB3が登場するまでのわずかな期間で193台の生産台数を記録し、ビモータ製バイクの高性能ぶりを世界中に知らしめる功労者となりました。

現在の中古バイク市場では、ビモータ車が「走る宝石」と呼ばれる大きなきっかけを作ったこと、マッシモ・タンブリーニという偉大な芸術家が手がけた初期作品というネームバリューが強く、マニア間の個人取引が中心となっているため、中古バイクとして出回るケースは極めて稀です。年間で20万台に及ぶバイクが取引され、名実ともに中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションの場でも、2010年ごろから2024年までにかけて実動車の出品記録はないほどですが、2023年にきつめのサビと外装パーツ劣化が目立つ不動車が出品され、数百万円単位での再生コストが見込まれる状態でありながら、複数の入札によって白熱した競りが繰り広げられ、最終的には44万1000円という価格にて落札されました。この一事のみで相場を語るわけには参りませんが、オリジナル度の高い車両であれば100万円超えの買取評価額も十分射程圏内。2023年暮れごろより、円安が顕著になり始めたことから、為替レートの差により有利な取引ができることを見越した海外業者が希少性の高いモデルの取引に乗り出してくるケースも増加しており、コンディションに自信のあるオーナー様にとっては絶好のチャンスだと言えるでしょう。

マッシモ・タンブリーニの才能が遺憾なく発揮された希少なホンダエンジン搭載モデルのビモータ・HB2で高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、職人による手作業で組立てされた車体に関する造詣の深さ、先代のフレーム設計を踏襲しつつ改良が施されたフレームやわずか4本のボルトのみで固定されるカウルの特殊性など本機ならではの車体構成への理解、ビモータ独自の見直しが入った吸排気系などを始めとする車両全体のコンディションを的確に見抜ける目利き力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。

ビモータ・HB2の買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!

解説記事更新日:2024年07月29日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 HB2/HB2型/1982年モデル
発売年月 1982年
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,032×全幅660×全高1,160mm・乾燥重量200kg
シート高・最低地上高(mm) シート高710mm・最低地上高--mm
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・95PS/9,000rpm・--km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・キャブレター・20リットル
新車販売価格 28500マルク(1982年当時ドイツ向け販売価格・欧州限定販売)
ジャンル プレミアム旧車 絶版車ハーフカウル
【ライバル・兄弟車】最新買取相場
  • 事故 不動車
  • 実働車

事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ HB2【1982年】

単位【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯

2024年9月時点から120ヶ月間遡った数字

【取引価格帯と構成比】

最高
43 ~ 44
万円
%
100
構成比
最多
43 ~ 44
万円
%
100
構成比
最低
43 ~ 44
万円
%
100
構成比

※データ更新:2024年09月13日

【状態別の取引額】 ビモータ HB2【1982年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2024年9月時点から120ヶ月間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
43.9万円
43.9万円
43.9万円
1台

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

事故 不動 故障車走行距離別の取引額】ビモータ HB2【1982年】

最高額
平均落札額
最低額
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格

2024年9月時点から120ヶ月間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

1〜2万km 最高 43.9万円 1台
平均 43.9万円
最低 43.9万円

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

事故 不動 故障車カラー別の取引額】ビモータ HB2【1982年】

【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2024年9月時点から120ヶ月間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

/ / 43.9万円 1台

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ HB2【1982年】

最高額
平均落札額
最低額

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移

査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります

2024年9月時点から120ヶ月遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-100
% down

【2023年間 vs 2024年間】

対3前年比
-
%

【2021年間 vs 2024年間】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2024年09月13日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
  • 事故 不動車
  • 実働車

【事故 不動 故障車】 ビモータ HB2【1982年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)

落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 ビモータ HB2【1982年】 44.1万円 0点 104 12,146km

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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