ビモータ HB3S【1983年】毎週更新の買取査定相場
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- 状態別の取引額
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- カラー別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ビモータ HB3S【1983年】 に関するこのページの内容
ビモータ HB3S【1983年】 買取査定に役立つ豆知識
空調設備からオートバイ製造へと乗り出し、他社の追随を許さない高性能を誇る独創的なフレームを武器に、多くのライダーを魅了したビモータ。数度の倒産と再生を繰り返し今日現在までイタリアの老舗ブランドとして続く中、大きな転換期となったのが1983年にリリースされたHB3シリーズです。
このHB3は設計・製造を担当したマッシモ・タンブリーニが手がけた最後の作品群のひとつで、クロムモリブデン鋼製パイプを主材に4ピース構成とすることで各部の剛性バランスを再計算したダブルクレードルフレームを採用した車体が最大の特徴。De Carbon製のシングルショックアブソーバーへとリンクするメインチューブを基礎とるダブルクレードルで、アビオナル製スイングアームピボットマウントプレートを介し、長方形のクロモリ製スイングアームへと繋がるダウンチューブと独創性の塊とも言えるほどオリジナリティが高く、カウルの隙間から覗く美しいフレームにホンダ・CB1100Fのエンジンを搭載し、ビモータ独自のチューニングで最高出力を115PS/8,500rpmまで引き上げた意欲作です。
発表当初はエンジン下部が覗く3/4カウル(ハーフフェアリング)でしたが、80年代前半に世界のロードレースシーンを席巻した日本メーカー製のフルカウルスポーツが台頭してきたことに対抗し、フルカウルバージョンを『HB3S(またはHB3-S)』の名称にて追加し、2グレード体制での販売となりました。アンダーカウルが追加されたことによる車体重量の増加と、レッド&ホワイトのボディにライトグリーンのラインを加えた「イタリアントリコロール」のカラーリングが標準モデルのHB3との大きな違いで、ブルー&レッド&ホワイトの標準モデルよりもイタリアメーカーらしさを全面に押し出したルックスに。HB3は1985年に最後の車体を製造し終え、総生産台数101台を記録しましたが、標準モデルが43台であったのに対し、特別仕様車的な位置付けの本機HB3Sは58台を占める結果となり、欧州市場で高い人気を博しました。
堅牢なCB1100Fエンジンのハイパワーとタフネスさ、タンブリーニによる独創的で高剛性を誇る軽量フレームによるパワーウェイトレシオの高さ、フォルセラ・イタリア製40mm径フォークによる軽快なハンドリングと、80年代前半に生産されたオンロードスポーツとしての性能は極めて高く、芸術的な美しさで「走る宝石」というビモータの異名を決定づけた名機だと言えるでしょう。日本ではカロッツェリア・ジャパンではなく、奈良県北葛城郡で立ち上げられた『Bimota Japan』が販売を担当したものの、CB1100Fの新車販売価格の約2倍というプライスタグと少数生産により、知る人ぞ知るレーシングマシンといった程度の認知度のまま現役を退くことに。85年の生産終了によりホンダエンジンを搭載するHBシリーズは事実上の廃版化となったものの、その後2003年にロベルト・コミーニによって経営再建となって以降の2010年、CBR600RRのエンジンを採用しHBシリーズ第4弾となるHB4をリリース。Moto2クラス用の競技専用車という位置付けではあったものの、四半世紀ぶりに名門シリーズの一角を復活させたことで注目を集めました。
現在の中古バイク市場においては、タンブリーニが製作指揮を取った最後のモデルであり、ビモータの初期モデル特有の美しいボディワークを愛するファンにより長期保有されるのが主で、なかなか中古バイクとしてお目にかかれることが少ないモデルとして認知されております。年間で20万台に及ぶ中古バイクが出品され、名実ともに日本国内の中古バイク市場最大のマーケットである業者間オークションでは、玉数こそ少ないものの2015年に2台の実動車が出品され、どちらの車両もカウル割れやエンジン不調といった難点を抱えていたものの、専門店を中心とした入札が相次ぎ150万6000円と126万2000円にて落札に。それ以降は出品が完全に途絶えてしまったものの、標準モデルのHB3がコロナ禍の2020年に出品され、絶版車ブームの追い風を受け過去最高値となる216万円にて落札されました。日本国内における現存車両は10台程度と言われているだけに、相場を語ることが非常に難しいモデルではあるものの、2023年暮れごろから顕著になり始めた円安情勢により、為替レートの差による有利な取引ができることに目をつけた海外業者が過去の名車やホモロゲーションモデルを日本市場で求めるケースが増加しており、名機の呼び声も高い本機HB3シリーズは大きな関心を寄せられているモデルのひとつで、バイクライフの終活や高額での売却などを考えておられるオーナー様にとっては非常に有利な状況であり、お試し感覚でも買取査定を受けてみるだけの価値ありだと言えるでしょう。
タンブリーニが手がけた名作のひとつであるビモータ・HB3シリーズで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、職人による手作業で組立てされた車体に関する造詣の深さ、先代のフレーム設計を踏襲しつつ改良が施されたフレームや製造途中で変更のあったフロントフォークなど本機ならではの車体構成への理解、ビモータ独自のチューニングが施されたパワーユニットなどを始めとする車両全体のコンディションを的確に見抜ける目利き力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ビモータ・HB3シリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | HB3S/HB3型/1983年モデル |
---|---|
発売年月 | 1983年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,115×全幅680×全高1,150mm・乾燥重量210kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高--mm・最低地上高--mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・115PS/8,500rpm・15.87km/L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・20リットル |
新車販売価格 | 約300万円(1983年当時) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | スーパースポーツ |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ビモータ HB3S【1983年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ HB3S【1983年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ビモータ HB3S【1983年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
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0台
平均
最低
取引
140.7万円
126.0万円
2台
平均
最低
取引
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平均
最低
取引
0.0万円
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不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】ビモータ HB3S【1983年】
【走行距離別買取額の目安】
1〜2万km | 最高 | 155.4万円 | 2台 |
平均 | 140.7万円 | ||
最低 | 126.0万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】ビモータ HB3S【1983年】
- ■ ■
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 126.0万円 | 1台 | |||
■ | 155.4万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ HB3S【1983年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ HB3S【1983年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ビモータ HB3S【1983年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ HB3S【1983年】 | 155.6万円 | 3.8点 | HB3-001 | 18,489km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ビモータ HB3S【1983年】 | 126.2万円 | 4.0点 | 00065 | 10,192km | ■ / ■ |
【事故 不動 故障車】 ビモータ HB3S【1983年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています