ビモータ SB5【1985~86年】毎週更新の買取査定相場
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- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
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- 上位20台の取引額
ビモータ SB5【1985~86年】 に関するこのページの内容
ビモータ SB5【1985~86年】 買取査定に役立つ豆知識
ビモータ創業者の一人であり、近代モーターサイクルデザインの巨匠として知られるマッシモ・タンブリーニが在籍したビモータ黎明期のモデルのうち、『もっともハイスペックで優れたモーターサイクル』と言われているのが、スズキ・GSX1100EFのエンジンを搭載し1984年にリリースされたSB5です。
全ての始まりとなったHB1の誕生から11年の歳月が流れ、ビモータ初となるタンデムシートを備えたマシンとしても注目を集めたSB5は、GSX1100EF(別名・GS1150)に搭載されている排気量1,135ccのエンジンをミクニ製36mm径BSキャブレターごと搭載し、ビモータ独自のチューニングで中低速域強化型エンジンへと変化し、最高出力115PS/8,500rpmにパワーアップ。発表された当時、海外市場ではBMW・K100RSにホンダ・VF1000R、ヤマハ・FJ1100やカワサキ・GPZ900Rなど錚々たるライバルがひしめき合う状況でしたが、イタリアの『Moto Sprint』誌によるロードテストでは、これらの強力なライバルたちを抑えトップとなる最高速度255.6km/hをマークし、0-400mでも10秒89という好成績を記録しました。
エンジン供給を受けたスズキ・GSX1100EFの最高時速が同条件下で246km/hであったことと比べると圧倒的な差ですが、それを可能としたのはタンブリーニによって設計された車体にあり。製造コスト削減のため、台形メーターやスイッチ類はGSX1100EFのものをそっくりそのまま移植した形でしたが、高張力のクロムモリブデン鋼製パイプを主材とするダブルクレードルフレームとアビオナル社製の合金プレートによって接合する「モジュラーシステム」によって骨格を形成。分割式フレームアンダーループでエンジンを下から支えるなど、先代モデルにあたるSB4から前後重量配分を見直してさらなるマスの集中化を実施。動きのよいトラス形状のスイングアーム、Forcelli Italia(フォルセラ・イタリア)製40mm径フロントフォークにDe Carbon(デ・カーボン)製の減衰力調整機構付きモノショックなど、当時最高レベルの高級パーツを組み合わせ、独創的でありつつも極めて優れたボディへとセットアップ。2枚のプレートを合わせリベットでリム留めを施した前後16インチのいわゆる”ビモータコムスター”ホイール、ピレリ製MP7タイヤにブレンボ製キャリパーと280mm径トリプルディスクによる前後ブレーキシステムと、タンブリーニ時代のボディワークの全てが凝縮された芸術的なボディはエンジンを搭載して乾燥重量215kgという軽さを可能とし、GSX1100EFより20kg近い軽さを実現したボディあってこその驚異的なパワーウェイトレシオだったと言えるでしょう。製造時期によって、フロントフォークがフォルセラ・イタリア製であったり、マルゾッキ製40mm径フォークであったりとバラつきがあるものの、このバラつきもまたタンブリーニがビモータを去った時期の混乱ぶりを偲ばせるひとつの証という見方もでき、近代バイク史を語る上でも貴重なモデルのひとつです。
当時の新車販売価格は10431ドル(※1984年当時の為替レートで約248万円)と決して安いとは言えない価格であり、熟練の職人による手作業で一機ずつ組み上げる工程により、わずか153台のみの生産で短い現役生活を終えることとなりました。ボルト止めの別体シートカバーを外せばタンデム可能になる仕様は当時としては非常に珍しく、22リットルの大容量を誇るガソリンタンクなど、ツアラーとしての要素も盛り込まれていたのが面白いポイントで、正規ナンバリングとして1994年に登場したSB6シリーズが総生産台数1744台と、ビモータ社としては最大のヒット作となったことを鑑みると、このSB5で培われたノウハウが後続モデルたちに活かされた成果と言っても過言ではありません。
タンブリーニ時代に作られたマシンの中でも、総生産台数の少なさからかなりマニア人気の高いモデルのひとつですが、中古バイク市場に出てくる機会は乏しく、年間で20万台に及ぶバイクが取引される中古バイク業界最大のマーケットである業者間オークションでも、2014年から2024年にかけての10年間で実動車と事故車のそれぞれ1台ずつしか記録がないほど。それだけに出品されるという噂に上るだけでも注目を集めるモデルとなっており、状態不問で高値に期待できると言えるでしょう。さすがにこれほど少ないデータで相場を語ることは憚られますが、世界的にも希少価値の高いモデルであり、昨今の円安による為替レートに目をつけた海外業者が希少な海外メーカー製絶版車の仕入れに参加してくるケースが増えているだけに、事情あって手放すことを考えておられるオーナー様にとっては過去最高値の買取価格に期待できる今が絶好の売り時だと言えます。
世界的にも評価が高く、マッシモ・タンブリーニが手がけた希少性の高いビモータ・SB5で高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、職人による手作業で組立てされた特殊性に伴う車両に関する造詣の深さ、独創的なボディワークと前述のフロントフォークの差異といった仕様に関する確かな知識、車両コンディションを見極める能力の高さ、わずか153台のみしか生産されなかったことによる希少性を正しく評価できる誠実さなど、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ビモータ・SB5の買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は希少な海外モデルの価値にも精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | SB5/--型(日本国内非販売車)/1984年モデル |
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発売年月 | 1984年~1986年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,090×全幅680×全高12,00mm・乾燥重量215kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高740mm・最低地上高175mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・115PS/8,500rpm・--km/L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | $10,431(1984年当時・海外専用モデル) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ビモータ SB5【1985~86年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ビモータ SB5【1985~86年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ビモータ SB5【1985~86年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
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0台
平均
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平均
最低
取引
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平均
最低
取引
0.0万円
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平均
最低
取引
94.6万円
94.6万円
1台
平均
最低
取引
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平均
最低
取引
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不動
平均
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取引
49.2万円
49.2万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】ビモータ SB5【1985~86年】
【走行距離別買取額の目安】
不明 メーター改 |
最高 | 94.6万円 | 1台 |
平均 | 94.6万円 | ||
最低 | 94.6万円 | ||
【事故 不動 故障車走行距離別の取引額】ビモータ SB5【1985~86年】
【走行距離別買取額の目安】
0.5〜1万km | 最高 | 49.2万円 | 1台 |
平均 | 49.2万円 | ||
最低 | 49.2万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】ビモータ SB5【1985~86年】
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 94.6万円 | 1台 |
【事故 不動 故障車カラー別の取引額】ビモータ SB5【1985~86年】
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 49.2万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ SB5【1985~86年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 ビモータ SB5【1985~86年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ビモータ SB5【1985~86年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ SB5【1985~86年】 | 94.8万円 | 3.3点 | 1155872 | 12,563km | ■ / ■ |
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【事故 不動 故障車】 ビモータ SB5【1985~86年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ビモータ SB5【1985~86年】 | 49.4万円 | 0点 | 113 | 9,128km | ■ / ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています