Ducati 996【1999~2002年式】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
Ducati 996【1999~2002年式】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は41.0万円が平均です。
Ducati 996【1999~2002年式】 買取査定に役立つ車両解説
ドゥカティ996は、先代916デザインをそのまま受け継ぎつつ、内部機構を大幅に刷新した“成熟型であり4代目スーパーバイクに位置づけられます。外観こそ同系統ですが、エンジン・吸排気・電装を中心に別物へ進化しており、純正外装のまま良好なコンディションを維持した個体は年式問わず強い評価が期待できます。特に2001~2002年の後期型は電子系が安定し査定面で有利です。
3代目スーパーバイク916(1994年)で世界的評価を確立したドゥカティは、SBKホモロゲーション規定と市場要求の変化を受け、「916の美しさを損なわず、中身を大幅に強化した後継モデル」を求められました。
当時のスポーツバイク市場は、YZF-R1(150馬力)、GSX-R750(141馬力)、CBR900RR(128馬力)など4気筒勢が圧倒的パワー競争を進めており、Vツイン勢には“実効性能”が強く問われた時代です。
この背景の中、1999年に登場したのが996であり、見た目は916のまま「内部刷新」という戦略で市場に投入されました。これは「916派の美学を損なわずにパフォーマンスを底上げする」という当時のドゥカティの回答でした。
外見がほぼ同じため誤解されがちですが、996は916の単なる排気量拡大版ではありません。内部構造から燃焼系、冷却、電装まで広範囲に改良された別物のエンジンです。
●排気量アップ(94mm→98mmの大径ピストン)
916の94mm×66mmに対して、996は98mm×66mmの大径ボア化で996ccへ拡大。
・ストローク据え置きにより916のフィーリングを残しつつ、中速トルクを強化。
・圧縮比は11.5:1へ上昇しレスポンス向上。
●強化型シリンダーヘッド・バルブ系
916 SPS系の流れを汲む設計で、燃焼室形状・バルブ径を拡大。
・大径ピストンに合わせた燃焼効率改善
・点火タイミングとカムプロフィールを最適化
→ 実用域の厚いトルク+高回転の伸びという916とは異なる特性を獲得。
●クランクシャフト・クランクケースの剛性向上
SPS系技術をフィードバックし、主軸受けやケース剛性を高めた構造に変更。
・高回転の安定性向上
・メカニカルノイズの低減
・長期耐久性が向上
→ 公道で安定して乗れる“耐久性の高い916系”へ進化。
●ツインインジェクター採用の新吸気システム
996最大の技術的特徴。
・1気筒2インジェクター化
・スロットルボディ径拡大
・エアボックス容量見直し
→ 高回転の供給力UP・レスポンス改善・燃焼安定を同時に実現。
●冷却・潤滑系の効率改善
大径ボア化で増えた発熱に対応し、ラジエター効率と冷却経路を最適化。
・916より水温上昇が穏やか
・高負荷走行の耐性が上昇
・潤滑系も流量増強で高回転時の保護性能が向上
●トランスミッション・クラッチの熟成
6速乾式は同じだが、素材や処理が強化。
・後期型は特にクラッチ操作が滑らか
・太いトルクとの組み合わせで“シフト回数が減る”実走フィーリングを実現
916デザインのまま中身は完全にアップデートされた機械へと変化したのが996と言えます。
【期中のアップデート】
・1999年式(初期型)
916から載せ替えられた新ユニットを搭載した初期ロット。
レスポンスが鋭く、ピーキー寄りのマッピングが特徴。冷却効率はまだ不安定さが残る。
・2000年式
ECU再セッティングで低速域が扱いやすく変化。実走域での滑らかさが向上。
電子系のトラブルが抑制され、初期型より安心感が増した。
・2001〜2002年式(後期型)
電装効率の改善、オルタネーターの信頼性向上、マッピング最適化など実用性を大幅強化。
外装品質も安定し、現在の査定でも高評価を受けやすい世代。
特に2002年式は流通量が少なく希少。
初期型は916の足回りを引き継ぎましたが、2000年モデルでShowa製倒立フォークやBrembo製4ポットキャリパーを採用するなど、年式により足回りの強化が見られます 。
【グレードの仕様差(SPS/R)】
・996SPS(Sport Production Special): 996ccながら最高出力は124馬力を発生し、オーリンズ製サスペンションを採用した高性能バージョンです。このモデルは特に希少性が高く、高額査定に直結します 。
・996R: 2001年に登場した最終型のホモロゲーションモデルで、998ccのテスタストレッタエンジンを先行搭載し、カーボンパーツを多用した究極の仕様です。型式は996ですが、事実上の別車種として市場価値は非常に高いです 。
996は916/998といった兄弟車との比較において、「高性能化とデザインの完成度」を両立した世代として位置づけられます。
・先代916との違い: 916はデザインの起源ですが、996は排気量アップとエンジンの熟成により、916の初期型(最高出力109馬力)を上回る走行性能を実現しています 。査定では、996の方が916よりも高年式であり、日常での扱いやすさや信頼性の面で優位性があります。
・後継998との違い: 998は「テスタストレッタ」エンジンを本格採用し、性能はさらに向上しました。しかし、996はタンブリーニデザインを最も長く継続したモデルであり、純粋なタンブリーニ時代のLツインエンジンを好むファンからの需要が根強く、査定の核となります 。
登場当時のライバルは以下。
・YZF-R1:150馬力/乾燥177kg
・GSX-R750:141馬力/乾燥166kg
・CBR900RR:128馬力/乾燥180kg
996は、同時期のライバルが4気筒のハイパワー競争に移行する中、乾燥重量188kgという軽量ボディに112馬力のLツインエンジンを搭載し、高剛性な車体と優れた足回りで勝負する「トータルバランス型」の異端児でした 。この独自の立ち位置が、現在のコレクターズアイテムとしての評価を支えています。
Ducati 996は、国内の流通量はそれほど多くはありません 。しかし、欧州・北米を中心とした海外では、「タンブリーニデザイン最後の完成形」として評価が非常に高く、常に需要が存在しています 。このため、国内市場での相場は海外相場の影響を強く受けやすく、良質な車両は常に高値帯で安定して取引されています 。限定モデル(SPS/R)は、流通量が極めて少ないため、相場は特に上昇傾向にあります 。
買取査定額アップのポイント(車種固有)
996の査定を大幅にアップさせる、車種固有の加点要素は以下の通りです。
TERMIGNONI(テルミニョーニ)製マフラーの有無: ドゥカティの定番社外品として、高評価の対象となります 。特に「当時物」として装着されている場合は、付加価値が高まります。
純正外装のオリジナル度: 外装の交換歴がなく、オリジナルの塗装が維持されていることが最も重要です 。
整備記録の有無(デスモサービス): 湿式クラッチへのカスタムより、デスモドロミック機構の整備記録(タイミングベルト交換等)が揃っていることが、査定の核心となります 。
Öhlins(オーリンズ)サスペンション: S、SPS、Rモデル以外でも、後付けのオーリンズ製サスペンションは査定で加点されます 。
カーボンパーツ: Ducati Performanceなどのブランドのカーボンパーツは、価値を上げる当時物社外品として正しく評価します 。
減点ポイント(車種固有)
デスモドロミック関連の異音: 特有のエンジンノイズは許容されますが、デスモドロミックバルブ駆動系からの異音や、乾式クラッチの摩耗過多は、後の整備費用を考慮し減点対象となります。
オイル漏れ: L型2気筒エンジン特有のタペットカバーやクランクケース合わせ面からの微細なオイル滲みは、経年車として見られますが、重度のオイル漏れは減点となります。
電装系のトラブル: イグニッションやレギュレーター、ジェネレーターなどの電装系トラブルは、ドゥカティの旧年式車で散見されます。
| 車名/型式/年式 | Ducati 996/3H99S型/1999〜2002年 |
|---|---|
| 発売年月 | 1999〜2002年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ:2,030mm 幅:730mm 高さ:1,100mm 車両重量:乾燥188kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高:790mm 最低地上高:120mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク90度L型2気筒(デスモドロミック、4バルブ) 排気量:996cc 最高出力:112ps(8,500rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | 始動方式:セル 燃料供給:インジェクション(Marelli) タンク容量:17L |
| 新車販売価格 | 国内価格:223万円(税込) |
| ジャンル | DUCATI スーパーバイク | スーパースポーツ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 Ducati 996【1999~2002年式】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年02月06日
【状態別の買取相場】 Ducati 996【1999~2002年式】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
42.4万円
42.4万円
1台
平均
最低
取引
112.5万円
112.5万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
41.0万円
41.0万円
1台
※データ更新:2026年02月06日
【走行距離別の買取相場】 Ducati 996【1999~2002年式】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 42.4万円 | 1台 |
| 平均 | 42.4万円 | ||
| 最低 | 42.4万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 112.5万円 | 1台 |
| 平均 | 112.5万円 | ||
| 最低 | 112.5万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年02月06日
【カラー別の買取相場】 Ducati 996【1999~2002年式】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 77.5 万円 | 2台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年02月06日
【実働車の取引価格帯】 Ducati 996【1999~2002年式】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年02月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
Ducati 996【1999~2002年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | Ducati 996【1999~2002年式】 | 112.7万円 | 3.3点 | 3H99S51B | 23,777km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | Ducati 996【1999~2002年式】 | 42.6万円 | 4.0点 | 3H99S91B | 8,263km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





02月11日〜02月17日