デルビ GP1 250i【2007〜11年】毎週更新の買取査定相場
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デルビ GP1 250i【2007〜11年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて-0.6~5.6万円です。
デルビ GP1 250i【2007〜11年】 買取査定に役立つ車両解説
デルビGP1 250 i.e.は、スペインの老舗バイクメーカー、デルビ(Derbi、1922年設立/2001年よりピアジオ・グループ傘下)が世に問うたスポーツ・スクーター・シリーズの最大排気量版である。「GP1」のネーミングが示す通り、ロードレース志向を全面に出した攻撃的なパッケージで、量産スクーターでありながらモーターサイクル的な構造要素を多数取り入れた野心作として記憶されている。
シリーズの起点は2004年9月、ミュンヘンで開催されたIntermot Showでのワールド・プレミアであった。50cc版が2005年にパルマ・デ・マヨルカでプレスデビューを果たし、続く2006年に125cc版と250cc版が追加投入されてラインアップが完成した。GP1 250は、同年のモーターサイクル・デザイン・アソシエーション(MDA)スクーター部門で最優秀デザイン賞を受賞しており、デルビ・ブランドのデザイン力を国際的に評価させる役割を担った。
「i.e.」は「iniezione elettronica(電子制御燃料噴射)」を意味するイタリア語の略号で、2007年頃から本シリーズの250cc版に採用された電子制御燃料噴射仕様を示す型式記号である。それ以前のキャブレター仕様(GP1 250)と区別される識別子として用いられた。日本市場へは正規導入こそされなかったが、東京・代官山のデルビ取扱店「東京ベスパ」などを通じて並行輸入での販売実績がある。「スクーターなの?と思わせるスタイリング」「まさにスポーツバイクのそれ」と紹介されたように、当時の量産スクーター・カテゴリーの枠を逸脱する造形と装備密度が、本車の最大の存在意義であった。
エンジンは244ccの水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ「Piaggio Quasar」ユニットを搭載し、最高出力約22馬力を発生する。本ユニットはピアジオ・グループ内で広く展開された汎用250クラス4ストローク単気筒で、ベスパGTS 250、ピアジオX8 250、ジレラ・ネクサス250、アプリリア・スポーツシティ250、アプリリア・スカラベオ250など多数の兄弟モデルに搭載された実績を持つ。i.e.仕様では電子制御燃料噴射が採用され、初期のデロルト製キャブレター仕様(2006年式)に対して、低温始動性、燃費、低中速域のレスポンス改善が図られた。
最大の機械的特徴は、量産スクーターとしては極めて稀な「オール・アルミニウム製ダブルビーム(ツインスパー)フレーム」を骨格に採用した点である。これは本来モーターサイクルのスーパースポーツ系で用いられる構造で、スクーター・パッケージへの転用は同時期市販モデルにおいて他に例を見ない構成であった。フレーム重量の軽減と剛性確保を両立させる狙いが明確に表れており、デルビが「GP1」というネーミングに込めたレース志向の本気度を物語っている。
フロントブレーキはラジアル・マウントのキャリパーを採用する。これも量産スクーターでは類例の少ない装備で、初期型(2006〜2007年)では245mmディスクのダブルディスク仕様、後期型(2008年以降)では同径のシングルディスク仕様へと変更された。リアブレーキは240mmシングルディスクで構成される。
フロントサスペンションは40mm(初期型)あるいは35mm(後期型)の倒立式ハイドロリック・フォーク、リアサスペンションは初期型ではエンジン/スイングアーム一体構造を支えるセンター・マウント・モノショック、2008年以降の後期型ではより一般的なツインショック構成へと変更された。このリア変更により重心が約3cm低下し、操縦性能が改善されたとデルビは公表している。フロント・ダブルディスクからシングルディスクへの簡素化も、この重量配分変更と連動したものである。
タイヤサイズはフロント120/70-14、リア140/60-13(一部年式140/60-14)。ホイールはフロント14インチ、リア13インチ(一部14インチ)の異径構成である。装備重量約139kg、シート高795〜800mm、燃料タンク容量は初期型13L、後期型11L(2009年式)と年式により異なる。CVTによる自動変速・乾式遠心クラッチ・ベルト最終駆動の駆動系を採用する。
シート下には小型ヘルメット1個分のラゲッジスペースを確保し、ガソリン給油口も収納する設計とした。グローブボックスには12V電源ソケットを内蔵し、メーターはホワイトベース照明+デジタル表示でレース・スポーツ志向のイメージを強化している。フロント/リアのウィンカーレンズはクリアタイプで、テールはボディ一体型成型を採用した。
兄弟車として、シリーズ内にはGP1 50(2ストローク/4ストローク)、GP1 125がラインアップされる。50cc版は2005年に先行発売、125・250は2006年に同時投入された。デルビ・ブランド内では、より実用寄りのスクーターとしてランブラ250/300(Rambla 250/300 i.e.)が並行展開され、GP1のスポーツ志向と棲み分けされていた。
ピアジオ・グループ内の兄弟関係としては、同じQuasar 244ccエンジンを共有するベスパGTS 250 i.e.、ジレラ・ネクサス250、ピアジオX8 250、アプリリア・スポーツシティ250、アプリリア・スカラベオ250が並列存在する。これら兄弟車に対するGP1 250 i.e.の差別化点は、アルミ・ツインスパー・フレーム、ラジアル・マウント・ブレーキ、倒立フォーク、攻撃的造形といった「スポーツ寄り装備の集積」にある。
ライバル車として、欧州市場では同時期の250ccスクーター群──ヤマハX-MAX 250、ホンダ・フォルツァX/フォルツァ・スポーツ、シム・GTS 250、キムコ・ベット&ウィン250、プジョー・サテリス250、マラグーティ・マディソン3 250などが直接競合した。これら国産ライバル群が「ツアラー寄り・実用寄り・コミューター志向」のパッケージを採るのに対し、GP1 250は唯一「スポーツ寄り」のキャラクターを明確に押し出し、独自のニッチを確保した。
モデルの変遷
2004年9月、ミュンヘンIntermot Showにて初代GP1(50ccプロトタイプ)がワールド・プレミア。
2005年、GP1 50が量産モデルとしてパルマ・デ・マヨルカでプレスデビュー、欧州市場で発売開始。
2006年、GP1 125とGP1 250が追加投入される。250は40mm倒立フォーク、ラジアル・マウント・ダブルディスク・フロントブレーキ、センター・マウント・モノショック、アルミ・ツインスパー・フレームを装備した完全装備仕様で登場。同年、モーターサイクル・デザイン・アソシエーション(MDA)スクーター部門で最優秀デザイン賞を受賞。エンジンはデロルト製キャブレターを採用。
2007年、電子制御燃料噴射仕様「GP1 250 i.e.」が導入される。i.e.の登場により、Euro 3排出ガス規制への対応と低中速域の改善が達成される。燃料タンク容量は13L。
2008年、中期マイナーチェンジを実施。フロントブレーキがダブルディスクからシングルディスクへ簡素化され、リアサスペンションがモノショックからツインショックへ変更。重心約3cm低下、操縦性改善。フロントフォーク径も40mmから35mmへ変更。新色追加。デルビ・ブランド85周年記念モデルとして、専用エンブレム装着個体が一部存在する。
2009年、燃料タンク容量11Lに変更(前年式13Lより縮小)。シート高800mmに微調整。
2010〜2011年、生産・販売は継続するものの、デルビ・ブランド全体の構造変化により縮小傾向。
2011年、ピアジオ・グループはバルセロナのデルビ工場を恒久閉鎖。GP1 250 i.e.の生産も終了。デルビ・ブランドのスクーター・ラインアップはGPR、Mulhacenなどのモーターサイクル系を残して大幅縮小された。
GP1シリーズは、デルビ・ブランドのスクーター事業における最終世代を象徴するモデルであり、ピアジオ・グループによるデルビ取得後の最も野心的な企画として記録されている。
市場動向と中古車としての価値
GP1 250 i.e.は、日本市場における正規導入実績がなく、現存個体の大多数は並行輸入車両である。東京ベスパなどデルビ取扱店を経由した個体が国内に流通しており、中古車情報サイトでも掲載頻度は極めて低い。価格は個体差・整備履歴・書類状況によって大きく振れる傾向にある。
欧州中古市場では、英国・ドイツ・スペイン・イタリアを中心に流通量があるが、1000PSデータベースでは「Scooterカテゴリ内で流通量は非常に少ない」と評価される希少車となっている。
維持の観点では、Piaggio Quasar 244ccエンジンが多数の兄弟モデルに搭載されている量産ユニットであるため、機関部の基本消耗部品(プラグ、フィルター、ベルト、ローラー)は欧州ルートを通じて現在も入手しやすい。一方で、GP1固有のアルミ・ツインスパー・フレーム部品、ラジアル・マウント・キャリパー周辺部品、専用外装パネル類は新品入手が困難になりつつあり、レストア時の主要障壁となる。デルビ・ブランドのバルセロナ工場閉鎖(2011年)以降、専用部品供給は段階的に希少化が進んでいる。電装系のオリジナル状態を維持できているか否かが、購入判断時の重要なチェックポイントである。
GP1 250 i.e.は、「スクーターをモーターサイクル的に作ったらどこまでいけるか」という問いに対する、デルビ・ブランドからの究極の回答である。アルミ・ツインスパー・フレーム、ラジアル・マウント・ブレーキ、倒立フォーク──これらは本来モーターサイクル・スーパースポーツ系の専有装備であり、CVT駆動・ステップ・スルー構造を採るスクーター・パッケージに移植した量産モデルは、現在に至るまで他に類例を見ない。
ライダーにとっての本質的な意味は、22馬力という出力数値ではなく、「スクーターのアクセシビリティとモーターサイクル的な構造美の両立」という稀有な所有体験にある。CVTによって左手操作が不要となった状態で、ラジアル・ブレーキの強力な制動力とアルミフレームのシャープな旋回性が手に入る──この組み合わせは、二輪車両カテゴリーの境界線上に位置する独自の走行体験を成立させていた。
商業的には、デルビ・ブランド全体の縮小と並行して2011年に生産終了を迎えた本車は、必ずしも成功作とは呼べない結末を迎えた。一方で、その挑戦的なエンジニアリングは、後年のヤマハT-MAXシリーズ、ベスパGTS、ホンダPCXシリーズ等のスクーター・カテゴリー進化に対して、構造的なベンチマークとして影響を与えたと評価できる。
ブランドとしてのデルビは、2011年のバルセロナ工場閉鎖をもって事実上の終焉を迎えた。GP1 250 i.e.は「デルビ・スクーター事業の最終形」を担った車両として、現在も希少なコレクター価値を保ち続けている。スポーツ・スクーターというカテゴリーが、商業的合理性よりも工学的純度を追求した最後の時代を象徴する、稀有な一台である。
| 車名/型式/年式 | Derbi GP1 250 i.e./ PT1B1型 / 2007〜2011年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007~2011年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)1914 (幅)800 (高さ)-- (重さ)139kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)795〜800mm / (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ(Piaggio Quasar)・22馬力 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル始動・電子制御燃料噴射(i.e.)/11L(2009年式) |
| 新車販売価格 | 新車価格 638,000円(税込):2007年 |
| ジャンル | スクーター |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 デルビ GP1 250i
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年07月31日
【状態別の買取相場】 デルビ GP1 250i
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
10.3万円
3.6万円
6台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
3.7万円
0.2万円
5台
※データ更新:2026年07月31日
【走行距離別の買取相場】 デルビ GP1 250i
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 25.2万円 | 1台 |
| 平均 | 25.2万円 | ||
| 最低 | 25.2万円 | ||
| 0.5〜1万km | 最高 | 8.4万円 | 1台 |
| 平均 | 8.4万円 | ||
| 最低 | 8.4万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 7.0万円 | 1台 |
| 平均 | 7.0万円 | ||
| 最低 | 7.0万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 3.6万円 | 1台 |
| 平均 | 3.6万円 | ||
| 最低 | 3.6万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 10.2万円 | 2台 |
| 平均 | 8.8万円 | ||
| 最低 | 7.4万円 | ||
※データ更新:2026年07月31日
【カラー別の買取相場】 デルビ GP1 250i
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 10.3 万円 | 6台 | |||
※データ更新:2026年07月31日
【実働車の取引価格帯】 デルビ GP1 250i
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年07月31日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
デルビ GP1 250i【2007〜11年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年07月31日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 25.4万円 | 4.0点 | PT1B1A8G | 3,615km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 10.4万円 | 4.0点 | PT1B1A7G | 12,857km | ■ |
| 3 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 8.6万円 | 4.0点 | PT1B1A7G | 6,679km | ■ |
| 4 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 7.6万円 | 3.8点 | PT1B1A8G | 0km | ■ |
| 5 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 7.2万円 | 3.8点 | PT1B1A8G | 13,488km | ■ |
| 6 | デルビ GP1 250i【2007〜11年】 | 3.7万円 | 4.2点 | PT1B1A8G | 42,453km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています







