スタイリッシュなデザインで海外マーケットにも展開されている原付2種スクーター「Dio 110」は、デビューモデルのJF31型が2011年6月に発売された。
エッジの効いたシャープなボディラインはコンパクトコミューターでありながらファッショナブルな印象を放ち、幅広い年齢層にアプローチするデザインを採用している。
車体は、バックボーン型フレームに新設計のSOHC空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載。ボア・ストロークが50.0mm×55.0mmのロングストローク仕様で、最高出力は8,250回転8.4馬力というスペック。
足回りは、フロントにテレスコピックフォークと14インチホイールを組合せてディスクブレーキをセット。リアはユニットスイング式に14インチホイールとドラムブレーキという仕様。ホイールは鋳造アルミダイキャスト製の大径タイプを装着することで都会的で洗練された外観イメージに仕上げられている。
ブレーキは制動力が前後で最適に配分される連動型のコンビブレーキシステムを採用することで優れた安全性を実現。
実用装備面ではシート下の収納スペースは18Lの大容量空間を確保。ハンドル下部にはインナーラックとコンビニフックも設置。リアキャリアは大型のアルミタイプで積載性にも優れている。
ライバルモデルとしては後発マシンとなるが2015年に登場したスズキの「アドレス110」が比較対象になるだろう。97kgという軽量な車体に9.1馬力エンジンを搭載。シート高は755mmで本モデルと同じ。ホイールベースは1,260mmで「Dio 110」より5mmだけロング。サイズ感は、ほぼ同じだ。ただ、2015年式の本モデル100kgの9馬力という仕様だったので、で軽さやパワー感を重視するなら「アドレス110」が良いだろう。
さらに価格は、本モデルより2.2万円リーズナブルな19万円(税抜)でお買い得感のあるマシン。
なおデビュー後の「Dio 110」は、2015年に最初のフルモデルチェンジを実施してJF58型へ進化。環境型エンジン「eSP」を新型フレームに搭載した。
以降はカラーチェンジを繰り返しながら2021年に2回目のフルモデルチェンジを実施してJK03型へ世代交代。スマートキーを装備するなどのアップグレードや軽量化を実施してラインアップを継続している。

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解説記事更新日：2022年07月25日

国内デビューとなった2011年モデルのDio110。
カラーバリエーションはキャンディーアルジャブルー、ボスグレーメタリック、キャンディールーシッドレッド、パールプロキオンブラック、パールホワイトの5色を設定。
単気筒空冷4ストロークOHCは8,250回転で最大8.4馬力を発生。車重は103kg。
新車販売価格は19万円だった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2013年モデルでの変更点はカラーチェンジで、新色としてコスミックシルバーメタリックを新たに追加、カラーバリエーションは、既存のパールプロキオンブラックとパールホワイトの2色を加えた計3色の設定し、フロアサイドカバー、フロントフォークボトムケース、インナーカバーをブラックに変更した。
新車販売価格は19万円で先代モデルから据え置きだった。

解説記事更新日：2021年10月06日

フルモデルチェンジを受けJF58型となった2015年モデルのDIO110
フルモデルチェンジではeSPエンジンを搭載、燃費は52km/1Lから57.9km/1Lへ、最高出力は8.4ps/7,250回転から9ps/7,500回転に向上し、アイドリングストップシステムを新たに採用していた。
ボディは新形状のフレームを採用し、車両重量を先代モデルから3kg軽量化した。
カラーバリエーションはエグザルテッドブルーメタリック、パールジャスミンホワイト、フォースシルバーメタリック、ポセイドンブラックメタリックの4色を設定。
新車販売価格は21.2万円で、先代モデルから約2万円の値上がりがあった。

解説記事更新日：2021年10月06日

2017年モデルの変更点はカラーチェンジで、今回新色としてマットギャラクシーブラックメタリックと、ランベントシルバーメタリックの2色を追加、既存のエグザルテッドブルーメタリック、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイトを合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。尚、本2017年モデルから型式がEBJ-JF58から2BJ-JF58に変更されている。
新車販売価格は21.4万円で先代モデルからほぼ据え置きだった。(マットギャラクシーブラックメタリックのみ21.7万円)

解説記事更新日：2021年10月06日

2019年モデルでの変更点はカラーチェンジで、新色としてフォギーブルーメタリック、パールアイスバーグホワイトの2色を新たに追加、既存のマットギャラクシーブラックメタリック、ポセイドンブラックメタリック、ランベントシルバーメタリックの3色と合わせて計5色のカラーバリエーションとなった。シートには、ブラックとグレーのツートーンカラーを全色に設定。マットギャラクシーブラックメタリックは、リアスポイラーはレッド、フロントインナーラックの内側をレッドからブラックに変更、レッドのストライプがデザインされた。
新車販売価格は21.4万円で、先代モデルから据え置きだった。(マットギャラクシーブラックメタリックのみ21.7万円)

解説記事更新日：2021年10月06日

大径ホイールで原付2種クラスのスタイリッシュスクーター「Dio 110」は、2021年2月にフルモデルチェンジを実施。従来のJF58型からJK03型へ進化を遂げた。
カラーラインアップは4バリエーションが用意されており、「パールジャスミンホワイト」、「ディセントシルバーメタリック」が、22万円(税抜)。
「マットスターリーブルーメタリック」、「マットギャラクリーブラックメタリック」は、22.3万円(税抜)に設定された。いずれのカラーも従来モデルから0.6万円の値上げが実施された。
スタイリング面では大きな変更を受けていないようにも見えるが、エンジンとフレームがリニューアルされている。
フレームは新設計で軽量化と剛性アップを実現する「eSAF」を採用し、パワートレインにはニュータイプの空冷「eSP」ユニットを搭載。この結果、車両重量は従来モデルの100kgから4kg軽い96kgとなった。
エンジンはボア・ストロークが従来の50.0mm×55.1mmから47.0mm×63.1mmへロングストローク化。圧縮比は9.5から10へ高められている。最高出力は7,500回転8.7馬力仕様と先代モデルのJF58型の9馬力からパワーダウン。最大トルクも5,500回転9.3Nmから5,750回転9Nmへダウンしている。ピークパワーは落ち込んでいるが低～中回転域でのトルクと出力はアップしているので実用域では力強さと軽快さを体感できるだろう。
実用性装備面ではスマートキーシステムを採用して利便性が大きく向上。ライバルモデルのスズキ「アドレス110」は、100kgの車体に8馬力エンジンを搭載。イグニッションはシャッター付きのメカニカルキー操作で昔ながらのスクータースタイル。スペック面でも装備面でも本モデルがリードしていた。

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解説記事更新日：2022年12月29日

ホンダのロングセラースクーター「Dio」シリーズで唯一の国内向け現行モデルとなる「Dio 110」は、デビューから10年目となる2021年に2度目のフルモデルチェンジを実施。新設計フレーム&パワートレインを搭載してスマートキーを採用するなどメカニカル面でも実用性面でも大きな進化を遂げてJK03型へと世代交代を実施した。新型となって2年目となる2022年式ではカラーチェンジを実施。
カラーバリエーションは引き続き4パターンを設定。「パールジャスミンホワイト」、「マットスターリーブルーメタリック」、「ディセントシルバーメタリック」は継続。ニューカラーとして「ポセイドンブラックメタリック」が登場。価格は据え置きの22万円(税抜)。
「マットスターリーブルーメタリック」のみ22.3万円(税抜)となる。
主要諸元に変更は無く、高張力鋼板を使用したプレス成型の「eSAF」フレームに7,500回転で8.7馬力を発揮するロングストローク空冷109ccエンジン「eSP」を搭載。重量は96kgに収まっている。
足元は前後14インチのスタイリッシュな大径ホイール仕様で、ブレーキはフロントが油圧式シングルディスクでリアがドラム仕様。リアブレーキを左手レバーで操作すれば制動力が前後に配分される連動型ブレーキを採用している。
シート下には約18L容量の収納スペースがある他、コンビニフックやフタつきフロントインナーラックも標準で装備。
なお2022年には直接ライバルモデルのスズキ「アドレス110」の生産終了がアナウンスされたことで同クラスの国産スクーターカテゴリで「Dio 110」の存在感がさらに高まることだろう。

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解説記事更新日：2022年12月29日

ちょうど良いサイジングで通勤通学から買い物といった日常シーンで活躍する原付2種スクーター「Dio 110」は、2023年モデルで以下のアップデートを実施。

・排ガス規制適合
・ベーシックグレード設定
・カラーチェンジ

今回行われたマイナーチェンジで、搭載するOHC2バルブ空冷4ストローク単気筒エンジンは、令和2年の排ガス規制に適合。モデルライフの延長が施された格好となる。最高出力は7,500回転で8.7馬力を発揮。最大トルクは5,750回転9Nmというスペック。出力特性は前年モデルから変わっておらず、環境性能を高めつつスペックダウンは避けることがきた。同クラスの直接ライバルだったスズキの「アドレス110」が2022年モデルをもって生産終了となった。125ccクラスまでは必要なもののリーズナブルな原付2種クラスのスクーターが欲しいというライダー層にとって「Dio 110」が主要候補となるだろう。このターゲット層拡大のタイミングを見計らったかのように本モデルは今回の2023年式でグレード構成を変更。従来モデルに加えて廉価版グレード「Dio 110 ベーシック」が展開された。通常モデルとの違いはスマートキー機能が省かれたことのみ。
カラーバリエーションは、通常タイプが「マットディムグレーメタリック」の1カラーのみで25.3万円(税込)。「Dio 110 ベーシック」は、「パールジュピターグレー」、「パールジャスミンホワイト」、「マットギャラクシーブラックメタリック」の3カラーが用意されて、価格は21万7,800円(税込)で登場した。

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解説記事更新日：2023年04月16日