若い世代を中心にビッグスクーターが空前の大ブームとなっていた2000年代初頭、ホンダが発売したのが、「フォルツァ」だった。ヤマハ「マジェスティC」やスズキ「スカイウェイブ250」といったライバルモデルとのし烈な人気争いを繰り広げる中、2004年にMF06型からMF08型へとフルモデルチェンジした。そのタイミングで発表されたのが、通常モデルの「フォルツァ X」と「フォルツァ Z」であった。
「フォルツァ Z」はスポーティモデルという位置づけで、250ccクラスのスクーターとしては世界初の「ホンダSマチック」を搭載したことで話題になった。これは、手元の簡単な操作でオートマチックとマニュアルモードを選択することができ、ライダーの好みや状況に合わせたスポーティーな走りを楽しめるようになっていた。
さらにスマートカードキーシステムも世界で初めて標準装備されたモデルになっている。走行性能だけでなく、利便性やセキュリティ面においてもホンダの最新テクノロジーがふんだんに盛り込まれた豪華なスクーターに仕上がっていた。豪華な装備やスポーティな走り、そしてスタイリッシュなデザインでカスタムベースとしても人気を博していた「フォルツァ Z」は、モデルチェンジを経てMF10型の2012年モデルを最後に次期モデル「フォルツァSi」(MF12型)へと世代交代をした。
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解説記事更新日：2021年07月09日

新登場となった2004年モデルのフォルツァZ。
カラーバリエーションはフォルツァXと共通のサイバーシルバーメタリック、パールミルキーホワイトの2色にフォルツァZのみのカラーとしてパールサイバーブラック、デルタブルーメタリック、キャンディグローリーレッドの3色を加えた計5色を設定した。
新車価格は同年のFORZA-XよりもSマチックの付加価値として3万円高い59.9万円が設定された。

解説記事更新日：2021年10月04日

2005年にはスペシャルモデルを発売したFORZA-Z、シートはディンプル調とカーボン調の2種類の表皮を採用し、縁に赤のパイピングを施したシートを採用、さらに、ボディーと同色のメーターパネルカバーや、リッドオープンボックスのノブにクロームメッキを施した。フロントのブレーキキャリパーをゴールド、ハンドルのスイッチカバーをマットグレイメタリック、ホイールをブラック、スマートカードキーはレッドにするなど、細部までカラーチェンジが行われた。
カラーバリエーションにはピュアブラックとウイニングレッドの2色を設定している。
兄弟車であるフォルツァXには元からブラックが採用されていたがフォルツァZにブラックが採用されたのはこのスペシャルモデルが初めてだった。
新車販売価格は61万円だ。

解説記事更新日：2021年10月04日

ホンダから2005年3月に発売されたフォルツァZ ABS.。
本ABS搭載モデルのみの変更点としてはてシート表面のデザインを変更し、クッション性を高めたシート、フロントブレーキキャリパーをゴールに、メーターパネルカバーをボディと同色にしている。
カラーバリエーションはパールサイバーブラックとパールミルキーホワイトの2色を設定。
新車販売価格は66万円だった。

解説記事更新日：2021年10月04日

2006年のマイナーチェンジでは、“快適パッケージングと快適ファンライドの進化”をキーワードに細部を変更。
外観は、フロント部分のメーターバイザーとガーニッシュ、ヘッドライトの形状を変更。カウルの面積を減少させ、テールランプをクリアレンズに変更し、ストップランプとウインカーランプのデザインも丸型に変更するとともにLEDを採用した。
FORZA Zのみの変更点としては“Honda Sマチック”を、6速のマニュアルシフトから7速に変更、新たにキックダウン機構と、二輪製品としては世界初のオートシフトモードを採用している。
尚、同年7月にはナッソーブルーメタリックをベースに細部のカラーチェンジを施したスペシャルモデルも発売された。
カラーバリエーションはピュアブラック、パールミルキーホワイト、ウイニングレッド、デジタルシルバーメタリックの4色を設定した。
新車販売価格は61万円だった。

解説記事更新日：2021年10月04日

ホンダから2006年3月に発売されたフォルツァZ ABS.。
2006年のマイナーチェンジでは、“快適パッケージングと快適ファンライドの進化”をキーワードに細部を変更。
外観は、フロント部分のメーターバイザーとガーニッシュ、ヘッドライトの形状を変更。カウルの面積を減少させ、テールランプをクリアレンズに変更し、ストップランプとウインカーランプのデザインも丸型に変更するとともにLEDを採用した。
FORZA Zのみの変更点としては“Honda Sマチック”を、6速のマニュアルシフトから7速に変更、新たにキックダウン機構と、二輪製品としては世界初のオートシフトモードを採用している。
尚、同年7月にはナッソーブルーメタリックをベースに細部のカラーチェンジを施したスペシャルモデルも発売された。
ABS搭載モデルのカラーバリエーションはピュアブラックとデジタルシルバーメタリックの2色を設定した。
新車販売価格は67万円で先代モデルから1万円値上がりした。

解説記事更新日：2021年10月04日

2007年モデルではカラーチェンジと共に新たにスタイリッシュな「Sパッケージ」を追加、メーターパネルとシートのバックレストをカーボン調のカラーリングに、シートにはディンプル調の素材を採用。メーターリング、グリップエンド、リッドオープンボックスのノブにクロームメッキ加工を施し、エンブレムをゴールド、ハンドル下のメーターパネルカバーをボディーと同色にしたー。また、フロントブレーキキャリパーをゴールド、リアサスペンションスプリングをイエローに変更している。さらにホイールやABSステッカー、コンソールボックスとシートのオープンボタン、シートのパイピングなど、車体色によってそれぞれ違うカラーリングが施されている。
カラーバリエーションは既存のピュアブラック、デジタルシルバーメタリック、ウイニングレッドに、新たにクリッパーイエローが追加され、4色の設定となった。
新車販売価格は61万円先代モデルから据え置きだ。Sパッケージは2万円高い63万円だった。

解説記事更新日：2021年10月04日

2007年の ABS装備モデルで新たにスタイリッシュな「フォルツァ Z ABS・Sパッケージ」を追加。メーターパネルとシートのバックレストをカーボン調のカラーリングに、シートにはディンプル調の素材を採用。メーターリング、グリップエンド、リッドオープンボックスのノブにクロームメッキ加工を施し、エンブレムをゴールド、ハンドル下のメーターパネルカバーをボディーと同色にしたー。また、フロントブレーキキャリパーをゴールド、リアサスペンションスプリングをイエローに変更している。さらにホイールやABSステッカー、コンソールボックスとシートのオープンボタン、シートのパイピングなど、車体色によってそれぞれ違うカラーリングが施されている。
カラーバリエーションはピュアブラックとデジタルシルバーメタリックの2色だ。
新車販売価格は68.5万円で先代モデルから2.5万円値上がりし、同年のABSなしの標準Sパッケージより5.8万円高となっていた。

解説記事更新日：2021年10月04日

フルモデルチェンジを受けMF10型となった2008年モデルのFORZA-Z
カラーバリエーションは既存のデジタルシルバーメタリックに加え、新たにグラファイトブラック、デュークマジェンタメタリック、キャンディータヒチアンブルーを追加した計4色を設定。
新車販売価格は66万円で先代モデルから5万円の値上がりがあった。
尚2008年7月にはオーディオパッケージをオプションとして選択可能なスペシャルカラーモデルも発売している。

解説記事更新日：2021年10月04日