XR150L【2014~現行】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
XR150L【2014~現行】 の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で16%下落し、平均買取額は、対前年比で5%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは白/赤/黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて6.2~12.2万円です。
XR150L【2014~現行】 買取査定に役立つ車両解説
Honda XR150Lは、2014年にアジア・オセアニア市場向けに登場した舗装路と未舗装路の両用モデルであるデュアルパーパスです。先代XR125Lの正統後継機として排気量を124ccから149ccへ拡大し、重積載時や山岳路での実用トルクを強化しました。開発コンセプトは「New Toughness」で、競技用XR-Rシリーズの堅牢性を日常使用可能なパッケージへ落とし込んだ実用車です。当初は新興国市場での農耕用や通勤車でしたが、2023年に北米市場へ投入されると状況が一変します。$2,971という最も安価なHondaデュアルパーパスとして爆発的な人気を獲得し、ディーラー在庫が即完売する事態となりました。日本国内では正規販売されていませんが、並行輸入車として総額40万円前後で流通しており、セロー250生産終了後の空冷オフロード市場で注目を集めています。
XR150Lの開発には、アジア・南米市場における明確な需要がありました。先代XR125Lはフィリピンやベトナムなどで高い信頼性を得ていましたが、重積載時や山岳路でのトルク不足が課題でした。Hondaは排気量拡大だけでなく、低中速トルクの厚みを重視した設計変更を実施します。最高出力は約11hpから約12hpへわずかな向上でしたが、最大トルクは10Nmから12.1Nmへと21%増加しました。さらにトルクピークを7,000rpmから6,000rpmへ低回転化し、頻繁なシフト操作を減らす実用的なセッティングを実現しています。これにより荷物積載時の登坂や悪路でのトラクション確保が大幅に改善されました。2014年にアジア市場とオーストラリアで販売開始、2015年にはアルゼンチンでの生産が始まり、2023年の北米市場投入により新興国向け実用車から先進国でも通用する価格重視モデルへと評価を変えました。
XR150Lは仕向け地によって仕様が完全に分離されています。アジア・オセアニア・グローバル仕様(2014年〜)は、インフラが未発達な地域での信頼性を最優先した仕様です。始動方式はセルフスターターとキックスターター併用で、バッテリー上がり時でもキックで始動できる安心感があります。燃料タンクは12リットル、ブレーキは前ディスク・後ドラム(ABSなし)というシンプルな構成です。XR125L時代の振動問題を解決するバランサーシャフトをクランク内に内蔵し、単気筒特有の振動を相殺します。またオフセットシリンダー設計により摩擦損失を低減し、優れた燃費性能(実測30〜40km/L)と高い耐久性を実現しています。北米仕様(2023年〜)は、EPA/CARB規制適合が特徴です。始動方式はセルフスターターのみでキックペダルが廃止されました。これはエンジンのカウンターシャフトが短縮設計されているため、後付けキック装着も事実上不可能です。燃料タンクは約10.6リットル(2.8ガロン)へ減少しましたが、これは排ガス規制対応のため、タンク内部に蒸発ガス回収システム(EVAPキャニスター)用の空間が必要となった結果です。ただし規制対応のため燃調が極端に薄く設定され、寒冷時の始動性に難があります。多くのオーナーがパイロットジェットの番手を上げる(#35→#38/40)ことで解決していますが、保証外行為となります。南米アルゼンチン仕様(2025年)は現地の規制強化に対応しフロントABS(1チャンネル)を標準装備しています。
XR150Lは基本的に単一グレード展開ですが、実用性を重視した標準装備が充実しています。ほぼ全ての仕向け地で頑丈なスチール製リアキャリアを標準装備し、通勤から軽いトレッキングまで対応します。車体構成ではフロント19インチ・リア17インチを採用し、シート高を約833mmに抑え初心者への親和性を高めています。
グローバル仕様と北米仕様の最大の違いは、キックスターターの有無です。グローバル仕様はセル+キック併用でバッテリートラブル時の安心感があり、北米仕様はセルのみでエンジン構造上の理由から後付けキック装着は不可能です。日本で並行輸入車を購入する場合、この違いは重要な選択基準となります。タンク容量も12リットル(グローバル)対10.6リットル(北米)と差があり、航続距離に影響します。
同クラスの競合として、YAMAHA XTZ125、Kawasaki KLX150、SUZUKI DR150が挙げられます。フィリピン市場では、XR150Lが₱97,900(約25万円)、XTZ125が₱89,900(約23万円)と拮抗しています。技術面では、XTZ125は124ccながら軽量な118kgで扱いやすさが特徴です。KLX150は118kgと最軽量で最低地上高300mmと高いオフロード性能を誇ります。対してXR150Lは、キャブレター仕様による整備性の良さとHondaブランドの信頼性が強みです。北米市場では、XR150Lの$3,299(約50万円)は唯一の150ccクラス新車デュアルパーパスとして独自のポジションを確立しています。
北米仕様の弱点は冷間始動の困難さです。EPA規制で混合気が薄いため、冬場は始動に難儀します。構造的な問題として、クランクケースブリーザーホースの取り回しが悪く、高回転走行時にオイルがエアボックスへ吹き返しやすい傾向があります。また、コストダウンの影響でスポーク、エキゾーストパイプ、ボルト類が錆びやすい点も要注意です。新車時の防錆処理が推奨されます。サスペンションは柔らかめの設定で、体重80kg超のライダーや積載走行では底付きしやすいという報告もあります。
日本国内では正規販売されていませんが、並行輸入業者が取り扱っています。新車並行輸入価格は乗り出し総額で38万円台からとなっています。円安と海上輸送費高騰により以前の30万円台前半から上昇しています。中古車相場は車両本体29万円〜、総額38万円前後で、新車供給がコンテナ単位で不安定なため、在庫がある中古車は新車に近い価格で取引されており、高い残存価値を維持しています。人気の理由は明確で、150ccなので高速道路に乗れる点、セロー250生産終了後の手頃な空冷オフロード車が不在となった市場の穴を埋める存在である点が大きく評価されています。なお、これらの価格や買取相場は執筆時点のデータに基づいた参考値です。最新相場は上段の自動査定や下段のグラフでご確認いただけます。
Honda XR150Lは、派手さはないものの実用性と信頼性において高い完成度を持つデュアルパーパスです。新興国で鍛えられた堅牢性と北米市場で証明された価格の妥当性は、日本国内でも十分に魅力的でしょう。仕向け地による仕様の違いを理解した上で選べば、通勤からライトトレッキングまで幅広く活躍する一台となります。XR125L以来の壊れにくく直しやすいというDNAは、XR150Lにもしっかりと受け継がれています。売却をお考えの際は、ぜひバイクパッションにご相談ください。
| 車名/型式/年式 | Honda XR150L / - / 2014年-現行(2025年時点) |
|---|---|
| 発売年月 | 2014年(フィリピン・オーストラリア等にて販売開始) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 2014年式(フィリピン仕様):全長2,091mm 全幅811mm 全高1,125mm・129kg(装備)/ 2025年式(フィリピン仕様):全長2,098mm 全幅813mm 全高1,129mm・130kg(装備)/ 2025年式(北米仕様):全長2,075mm 全幅810mm 全高1,130mm・128kg(装備) |
| シート高・最低地上高(mm) | 2014年式(フィリピン仕様):825mm・243mm / 2025年式(フィリピン仕様):834mm・245mm / 2025年式(北米仕様):833mm・244mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークSOHC単気筒(バランサー内蔵・全仕様共通)・2014年〜2025年式(フィリピン・オーストラリア仕様):8.72kW(11.7hp)@ 8,000rpm・最大トルク12.1Nm @ 6,000rpm・36.7km/L(ECE R40モード)/ 2023年〜2025年式(北米仕様):出力非公表(排ガス規制対応のためセッティング差異あり)・燃費テスト値なし |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | 2014年〜2025年式(フィリピン・オーストラリア・南米仕様):セルフスターター/キックスターター併用・キャブレター(PD22)・12L / 2023年〜2025年式(北米仕様):セルフスターターのみ(キックなし)・キャブレター(排ガス対策仕様)・2.8 gal(約10.6L, EVAP対応) |
| 新車販売価格 | 2014年〜2015年頃(フィリピン):₱89,900(当時のレートで約21万円) / 2023年式(北米):$2,971(当時のレートで約40万円)/ 2025年式(フィリピン):₱97,900(約25万円)/ 2025年式(北米):$3,299(約50万円)/ 2025年式(アルゼンチン):ARS $5,647,700(約85万円, ABS装備)※経済情勢(インフレ等)により、他国より著しく高額な設定。 / 日本国内並行輸入新車:総額38万円台から(税込乗り出し価格目安・国内仕様なし) |
| ジャンル | オフロード | XRシリーズ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 XR150L【2014~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月20日
【状態別の買取相場】 XR150L【2014~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
12.2万円
9.2万円
5台
平均
最低
取引
8.2万円
8.2万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
10.1万円
8.2万円
2台
※データ更新:2026年03月20日
【走行距離別の買取相場】 XR150L【2014~現行】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 14.4万円 | 2台 |
| 平均 | 13.6万円 | ||
| 最低 | 12.8万円 | ||
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| 0.5〜1万km | 最高 | 8.2万円 | 1台 |
| 平均 | 8.2万円 | ||
| 最低 | 8.2万円 | ||
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| 1〜2万km | 最高 | 13.4万円 | 3台 |
| 平均 | 11.3万円 | ||
| 最低 | 9.2万円 | ||
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※データ更新:2026年03月20日
【カラー別の買取相場】 XR150L【2014~現行】
- ■ ■ ■
- ■ ■
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ / ■ | 8.7 万円 | 2台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 12.0 万円 | 2台 | ![]() |
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| ■ | 13.4 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ / ■ / ■ | 14.4 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年03月20日
【実働車の取引価格帯】 XR150L【2014~現行】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月20日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
XR150L【2014~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月20日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | XR150L【2014~現行】 | 14.6万円 | 4.3点 | LCK005H5 | 2,683km | ■ / ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | XR150L【2014~現行】 | 13.6万円 | 4.3点 | LCK001H5 | 18,403km | ■ |
| 3 | XR150L【2014~現行】 | 13.0万円 | 4.2点 | LCK009H5 | 3,478km | ■ / ■ |
| 4 | XR150L【2014~現行】 | 11.4万円 | 4.0点 | LCK007H5 | 12,514km | ■ / ■ |
| 5 | XR150L【2014~現行】 | 9.4万円 | 3.8点 | LCK009H5 | 12,794km | ■ / ■ / ■ |
| 6 | XR150L【2014~現行】 | 8.3万円 | 3.7点 | LCK009H5 | 8,013km | ■ / ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月24日〜03月30日