XL650Vトランザルプ【2000~07年】毎週更新の買取査定相場

- 買取査定に役立つ豆知識
- 型式・年式別 平均取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
XL650Vトランザルプ【2000~07年】 に関するこのページの内容
XL650Vトランザルプ【2000~07年】 買取査定に役立つ豆知識

Honda XL650V TRANSALPは、舗装路と未舗装路を自在に駆け抜ける「アドベンチャーツアラー」のTRANSALPシリーズの二代目である。日本では正規販売が行われず、流通している車両は並行輸入によるものに限られる。
1980年代、パリ〜ダカール・ラリーの人気は世界的に高まり、特に欧州ではヤマハのXT500/600テネレ(XT600テネレは1983年登場)やBMWのR80G/S(1980年登場)といった公道走行可能なラリーレイドモデルが市場の注目を集めていた。こうした流れは日本国内にも影響を与え、ホンダからは日本市場向けにXL600Rファラオ(1985年登場)のようなラリーレイドモデルも登場した。
そのような背景の中で、オフロード走破性だけでなく、オンロードでの快適性もより重視した結果として登場したのが、「アドベンチャーツアラー」のTRANSALPである。
1987年に欧州で登場した初代TRANSALP(XL600V)は、VTシリーズの水冷V型2気筒エンジンをベースに583ccへ排気量を拡大し、中低速トルクを重視したセッティングとしたエンジンを、オフロード走行もこなせる専用設計の車体に搭載していた。そのコンセプトは、扱いやすいロードモデル由来のエンジンと、オフロード走行にも対応する専用設計の車体を組み合わせ、バランスの取れた走行性能と快適性を追求するものであった。
2000年に登場したXL650Vは、このTRANSALPシリーズの二代目にあたる。このモデルはシリーズの中核を担う存在として、ユーラシア横断や南北アメリカ縦断、世界一周といった本格的な旅の相棒として世界中のライダーから支持を集めた。
先代XL600Vからの主な変更点は以下のとおりで、特に、エンジンの排気量アップによるトルク向上と、フロントダブルディスク化による制動力向上が大きな進化である。
・エンジン排気量の拡大: 583ccから647ccへと拡大された。これにより、特に中低速域のトルクが向上した。
・フロントブレーキの強化: シングルディスクブレーキからダブルディスクブレーキへと変更され、制動力が大幅に向上した。
・外装デザインの刷新: カウル形状が全面的に変更され、より現代的で丸みを帯びたデザインとなった。
・ヘッドライトのデザイン変更: 角型からV字型デザインへと変更された。
・メーターパネルのデザイン刷新: 新しいデザインとなり、視認性や機能性が向上した。
・排出ガス規制への対応強化: 欧州の排出ガス規制(ユーロ1など)に対応するための改良が施された。
・フレーム及びサスペンションの最適化: 剛性バランスの見直しやセッティング変更により、走行性能と快適性が向上した。
・HISS(Honda Ignition Security System)の採用: 一部後期モデル(主にRD11型以降)には盗難抑止システムが搭載された。
搭載されるエンジンはNT650V Deauvilleというツアラーモデルのエンジン(647cc、水冷V型2気筒)と基本設計を共用している。
初期型のRD10型はイタリアで製造され、2002年モデルからは生産拠点がスペインのモンテッサ・ホンダに移管され、型式もRD11型に変更された。2005年モデルからは外観・装備面に複数の変更が加えられた。
その後、2008年に登場したXL700V TRANSALPに後を譲る形で生産終了となった。XL700Vではフューエルインジェクション化、フロントホイールの19インチ化(リアは17インチ継続)などにより、より快適性と汎用性に磨きをかけた。
ただ、欧州での人気とは対照的に、当時の日本では「ビッグオフロード」や「アドベンチャーツアラー」というカテゴリーがまだニッチであり、TRANSALPも国内での流通は多くなかった。
それが、近年のアウトドア人気やライフスタイルの変化により、アドベンチャーモデルが国内でも注目されるようになってきた。
こうした流れを受けて、2023年にシリーズ四代目となるXL750 TRANSALP(RD16型)が登場。最新の電子制御技術と現代的なクロスオーバーデザインを取り入れつつ、TRANSALPシリーズの思想を継承した一台として注目を集めている。ちなみにエンジンはCB750HORNETと共通の並列2気筒エンジンである。
XL650V TRANSALPの姉妹モデルとしては、国内向けのトランザルプ400V(XL600Vベース)や、よりラリー志向の強いXRV750 アフリカツインが挙げられる。
また、欧州市場ではロードツアラー寄りの性格も併せ持つ大型アドベンチャーモデルとして、同じVツインエンジンを搭載したXL1000V Varaderoも兄弟車にあたる。
競合車種としては、スズキDL650 V-Strom、ヤマハXTZ660テネレ(またはその後継のXT660R/Xなど)、BMW F650GS(主に単気筒モデル)といった同時期のミドルクラス・デュアルパーパス勢が存在する。さらに、より軽量でオフロード志向の強いホンダXR650LやカワサキKLXシリーズなども、用途や志向によっては比較対象となりうる。
国内における流通台数は非常に少なく、現在の中古市場でも現存車両は限定的である。そのため、状態やカスタム内容によっては高額査定につながる可能性も十分ある希少モデルである。「アドベンチャーバイク」というジャンルへの関心が高まる現在、その価値はさらに見直されている。
このように、Honda XL650V TRANSALPは、長距離ツーリングと冒険志向を両立させたいライダーにとって、今なお選ぶ価値のある「アドベンチャーツアラー」である。
バイクパッションは、買取から販売までを一貫して自社で行う体制を構築しており、年式ごとの細かな進化や競技的価値を理解したうえで査定を実施している。そうしたバイクの特性や市場での価値を見落とさず、適正に評価する姿勢こそが、安心して任せられる理由である。だからこそ、売る際の買取査定は、XL650V TRANSALPのポテンシャルを正しく評価できるバイクパッションに!

車名/型式/年式 | XL650V TRANSALP/RD10型・RD11型/2000年〜2007年モデル |
---|---|
発売年月 | 2000年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2257 (幅)922 (高さ)1318 (重さ)192 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)843 (最低地上高)192 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークSOHC52°バンクV型2気筒・52馬力(7,500回転)・12.8〜20.4km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・19.6リットル |
新車販売価格 | 英国向け5295ポンド |
ジャンル | アドベンチャー |

XL650Vトランザルプ【RD10型 2000~01年】毎週更新の買取査定相場


XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】毎週更新の買取査定相場


実働車【型式・年式別 平均取引額】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字

【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】



【2024年間 vs 2025年】



【2022年間 vs 2025年】
取引台数

過去5年間の取引台数÷5
※データ更新:2025年06月13日

実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】
-
【RD11型】2002~07年式 -
【RD10型】2000~01年式



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移
査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
対前年比 | 対3年前比 | 2025年の取引台数 | |
【RD11型】2002~07年式 | +48 % | +50 % | 1台 |
【RD10型】2000~01年式 | - % | - % | 0台 |
※データ更新:2025年06月13日

【状態別の取引額】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
28.8万円
17.2万円
7台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2025年06月13日

【走行距離別の取引額】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
1〜2万km | 最高 | 40.0万円 | 3台 |
平均 | 28.4万円 | ||
最低 | 17.2万円 | ||
![]() |
|||
3〜5万km | 最高 | 27.0万円 | 2台 |
平均 | 26.8万円 | ||
最低 | 26.6万円 | ||
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|||
5万km〜 | 最高 | 22.8万円 | 1台 |
平均 | 22.8万円 | ||
最低 | 22.8万円 | ||
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不明 メーター改 |
最高 | 40.0万円 | 1台 |
平均 | 40.0万円 | ||
最低 | 40.0万円 | ||
![]() |
※データ更新:2025年06月13日

【カラー別の取引額】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】
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買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 29.8 万円 | 3台 | ![]() |
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■ | 33.5 万円 | 2台 | ![]() |
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■ | 28.0 万円 | 1台 | ![]() |
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■ | 17.2 万円 | 1台 | ![]() |
※データ更新:2025年06月13日

【実働車の取引価格帯】 XL650Vトランザルプ【2000~07年】



買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯
2025年6月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】






※データ更新:2025年06月13日

買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

XL650Vトランザルプ【2000~07年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年06月13日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 40.2万円 | 4.2点 | RD11A02E | 16,182km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 40.2万円 | 4.0点 | RD11A05E | 4,295km | ■ |
3 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 28.2万円 | 4.0点 | RD10A0YF | 10,727km | ■ |
4 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 27.2万円 | 3.5点 | RD11A06E | 36,836km | ■ |
5 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 26.8万円 | 3.5点 | RD11A04E | 39,788km | ■ |
6 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 22.9万円 | 3.8点 | RD11A03E | 67,040km | ■ |
7 | XL650Vトランザルプ【2000~07年】 | 17.3万円 | 3.7点 | RD11A06E | 14,299km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

XL650Vトランザルプ【RD10型 2000~01年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年06月13日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XL650Vトランザルプ【RD10型 2000~01年】 | 28.2万円 | 4.0点 | RD10A0YF | 10,727km | ■ |
---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年06月13日)



落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 40.2万円 | 4.2点 | RD11A02E | 16,182km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 40.2万円 | 4.0点 | RD11A05E | 4,295km | ■ |
3 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 27.2万円 | 3.5点 | RD11A06E | 36,836km | ■ |
4 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 26.8万円 | 3.5点 | RD11A04E | 39,788km | ■ |
5 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 23.0万円 | 3.8点 | RD11A03E | 66,363km | ■ |
6 | XL650Vトランザルプ【RD11型 2002~07年】 | 17.3万円 | 3.7点 | RD11A06E | 14,299km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
