F3 800R【2023~現行】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
F3 800R【2023~現行】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
F3 800R【2023~現行】 買取査定に役立つ車両解説

- AGO RED
- 当時の新車価格
- 税抜 244.5万円 (税込269万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
116.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
116.0万円
- 上限参考買取率
- 47.4%
- 平均参考買取率
- 47.4%
「F3」の名は、MVアグスタにとって特別な意味を持つ。2010年代初頭、675ccの3気筒スーパースポーツとして登場し、世界スーパースポーツ選手権の主役を担い、ブランドを現代スポーツの舞台に引き戻した立役者である。その800版として展開されてきたF3 800は、ロッソ・通常・RR・RCといったグレードを束ねながら、MVアグスタの3気筒スポーツの「核」であり続けてきた。
2023年、そのF3 800シリーズの構成が再編される。エントリーグレード「ロッソ」が「R」へと名称変更され、F3 800 Rが登場した。ブルターレ/ドラッグスター/ツーリズモヴェローチェの三車種でも同時期に「ロッソ→R」への切り替えが行われたが、それらが赤と黒の2色展開となったのに対し、F3 800 Rだけは赤一色(AGO RED)の単色設定を貫いた。F3はサーキットを起源とするモデルであり、「血の赤」のみを纏うのが似合うという判断であろう。
メカニズム面では、ブレーキにブレンボ・スティレマ・キャリパーを新採用し、電子制御スロットルとクルーズコントロールが直感的な操作系へとアップデート。フロントヘッドライトのデザイン変更、ミラー内蔵ウインカー、リアLEDウインカーといった外観のリフレッシュも施された。
「R」への名称変更は単なる呼称の置き換えではなく、価格面でも若干の引き下げを伴い、F3シリーズへの入り口を再定義した世代といえる。
エンジンは排気量798ccの水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ、ボア79.0×ストローク54.3mm、圧縮比13.3。最高出力147hp(108kW)/13,000rpm、最大トルク88Nm(8.98kgf・m)/10,100rpmを発生する。逆回転クランクシャフトを採用することでフロントタイヤの接地感を高め、軽快な切り返しに貢献している。ユーロ5適合のために2021年世代でDLCコーティングバルブ、新設計のメインベアリングとコンロッド、容量を5%引き上げたラジエター、強化クラッチといった改良が施されており、その仕様を継承している。
電子制御はMVICS 2.1にアップデート。ライドバイワイヤ、4種のライディングモード(Sport/Race/Rain/Custom)、IMU連動の8段階トラクションコントロール、コーナリングABS(コンチネンタル製MK100)、フロントリフトコントロール、ローンチコントロール、第3世代EAS(アップ/ダウン対応クイックシフター)、クルーズコントロールを備える。メーターは5.5インチTFTカラー液晶で、専用「MV Ride」アプリとの連携によりナビゲーション機能やスマートフォンとの双方向通信も可能となった。
車体はスチールパイプトレリスフレームに、剛性が見直されたアルミ製サイドプレートを組み合わせる構成。フロントサスペンションはマルツォッキ製φ43mm倒立フォーク(フルアジャスタブル、ストローク125mm)、リアはザックス製プログレッシブ・モノショック(ストローク130mm)。
ブレーキはフロントがブレンボ・スティレマ・ラジアルマウント4ポットキャリパーとφ320mmダブルディスク、リアがブレンボ製2ポットキャリパーとφ220mmディスク。タイヤはピレリ・ディアブロ・ロッソ・コルサIVを標準装着、サイズはフロント120/70ZR17、リア180/55ZR17。
兄弟車となるのは、同じF3 800プラットフォーム上で展開されるF3 800 RRである。RRはF3 800 Rに対し、カーボン製ウイングレットを備えた専用カウル、より大型のスクリーン、ラジエター冷却効率を高めるフロントフェンダーを纏う。エンジンは同じ147hp仕様だが、付属のレーシングキット(アクラポビッチ製エキゾーストとECUマップ)を装着すると155hpへと跳ね上がる。世界スーパースポーツ選手権参戦を見据えたフラッグシップである。
ライバルはドゥカティ・パニガーレV2、KTM RC 8C、トライアンフ・デイトナ660あたりが直接的に競合する。パニガーレV2は890ccのL型2気筒で155hpを発揮し、ツインらしいトルクと安定感で勝負する。KTM RC 8Cはサーキット専用機としてのキャラクターで一線を画す。
エンジン形式・出力特性・電子装備の各面で見れば、F3 800 Rは「中量級スーパースポーツの中で最もイタリアらしい一台」というポジションを占めている。3気筒ならではの中速トルクと官能的なサウンド、F3 675時代から受け継がれる細身のシルエットは、他のライバルにはない持ち味である。
モデルの変遷(年次改良の系譜)
F3 800 Rの系譜は、F3 800ロッソの後継として始まる。
2023年:F3 800 Rとして新登場。F3 800ロッソから引き継ぎ、ブレンボ・スティレマ・キャリパー、改良型ライドバイワイヤとクルーズコントロール、新デザインのフロントヘッドライト、ミラー内蔵ウインカー、リアLEDウインカーを採用。カラーはAGO RED単色。
2024年〜2025年:基本仕様は2023年型を継承。カラーリングや細部装備の見直しを伴うマイナーチェンジが行われ、ラインナップに残り続けている。
2026年:引き続きカタログモデルとして展開中。F3シリーズはRとRRの二本立てを維持。
このように、F3 800 Rは「2023年に設定された仕様を大きく変えず、F3シリーズの入門ラインとして安定供給される」というポジションで現在に至っている。
中古車としての価値
F3 800 Rの日本市場での流通量は限定的で輸入量自体が多くなく、購入には正規ディーラーを介するのが基本となる。
中古市場では、2023〜2024年式が登録済み未使用車や低走行車として時折流通する程度で、絶対数は少ない。F3シリーズ全体に共通する事情として、サーキット志向の購入層が多いため走行距離は二極化しており、ガレージ保管の極上車と、走り込まれた個体の差が明確に出やすい。
中古車としての価値を左右する要因は、車両状態、整備履歴、そしてMVアグスタ正規ディーラーでのメンテナンス記録の有無である。電子制御が高度化した世代のため、ディーラーでの診断機アクセスが可能な体制が確保されているかは、長期所有を考える上で重要なポイントとなる。
F3 800 Rは「エントリー」と呼ばれながら、実態は147馬力のフルスペック・スーパースポーツである。ロッソからRへの名称変更は、装備の簡略化や性能の引き下げを意味しない。むしろブレーキはスティレマへ、メーターはTFTへ、電子制御はIMU連動の最新世代へと進化を遂げており、コンテンツとしては前任のロッソより充実している。
乗り手にとっての意味は、「もう一段上のRRに手を伸ばさずとも、F3というブランドの本質を味わえる」という点にある。サーキット走行を視野に入れつつ、公道での扱いやすさも捨てがたいという層にとって、これ以上にバランスの取れた選択肢は同社内に存在しない。
異形ではないが、孤高。スポーツバイクの世界が4気筒1000ccや2気筒900ccへと両極化していくなかで、3気筒800ccという「中道」を貫くF3 800 Rは、MVアグスタというブランドの哲学そのものを体現する一台である。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F3 800 R / DNXDC型 / 2023年モデル〜現行 |
|---|---|
| 発売年月 | 2023~現行 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2030 (幅)730 (高さ)-- 重量(kg)173 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)830 (最低地上高)120 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ・147hp(13,000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(MVICS 2.1)・16.5リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 2,690,000円(税込) |
| ジャンル | 水冷3気筒 | スーパースポーツ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 F3 800R
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年06月19日
【状態別の買取相場】 F3 800R
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
116.0万円
116.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年06月19日
【走行距離別の買取相場】 F3 800R
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 116.0万円 | 1台 |
| 平均 | 116.0万円 | ||
| 最低 | 116.0万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年06月19日
【カラー別の買取相場】 F3 800R
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 116.0 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年06月19日
【実働車の取引価格帯】 F3 800R
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年06月19日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
F3 800R【2023~現行】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月19日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | F3 800R【2023~現行】 | 116.2万円 | 5.5点 | DNXDC2PV | 981km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています




