「レッツ4バスケット」は、2004年10月に登場した4ストロークエンジンとフューエルインジェクションを採用した50ccスクーター「レッツ」のバリエーションモデルである。発売は2007年3月だったので、通常モデルから約2年半遅れて設定されたことになる。
モデル名称からもイメージできるように、樹脂製のバスケットをフロントに装着したお買い物ユースに特化した仕様だ。バスケットの容量は25Lとスーパーの買い物かごと同じくらいの大きさで主婦層が日常のショッピングで違和感なく使えるサイズに設計されている。また、フロント低めの位置に設置することで荷物の出し入れし易さも考慮されたレイアウト。さらにバスケット上部にはロール式シャッターを装備しているので、万が一の際の荷物の飛び出しや防犯、プライバシー面にも配慮している。
さらにフロントの大型ポケットやコンビニフック、リアキャリアといった装備をついさすることで、通常タイプの「レッツ」との差別化が図られている。
また、シート下の収納スペースは消臭・抗菌仕様になっている。国内のスクーターでこの機能を採用したのは、「レッツ4」が初。ヘルメットの汗の臭いや雑菌の増殖を抑制する効果を実現している。
2007年のデビューモデルは、4カラー展開で価格は139,000円(税別)だった。通常タイプの「レッツ」が99,800円(税別)だったので、39,200円(税別)高かった。
ちなみにライバルモデルとなるホンダ「Dio チェスタ」は154,000円(税別)と本モデルよりも15,000円(税別)高かった。
「レッツ4バスケット」は、発売開始以来、カラーチェンジとマイナーチェンジ(2010年)を実施しながら2014年モデルまで販売された。

買取も廃車処分も査定はレッツ4バスケットの中古価値に精通しているパッションに！

解説記事更新日：2021年09月25日

「レッツ4 バスケット」のデビューモデルは2007年3月に登場。
カラーラインアップは、「キディイエロー」、「アイボリー」、「ミストブルー」、「キャンディソノマレッド」の4カラーが設定され。主なターゲットが主婦層だったこともあり、日常ユースに馴染みやすく飽きの来ないシンプルなカラーリングが採用されている。価格は139,000円(税別)だった。
パワートレインは、空冷4ストローク単気筒50ccのA404型エンジンを搭載。ベースの「レッツ4」と同様で、8,000回転5馬力というスペック。燃料供給方式はスズキとミクニが共同開発したディスチャージポンプ式のフューエルインジェクションを採用している。
ライバルモデルのホンダ「Dio チェスタ」も同じく4ストロークエンジンのインジェクション仕様だったが、最高出力は4.1馬力だった
「レッツ4バスケット」は、2009年にカラーチェンジを実施して「スモーキーシルバーメタリック」と「キャンディソノマレッド」の2カラー展開に変更。2010年には新色として「アクアブルーメタリック」を追加した。

買替や売る際の買取査定は、2007~10年式 レッツ4バスケットの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2021年11月07日

「レッツ4バスケット」初となるマイナーチェンジが2010年9月に実施された。
今回の変更ポイントは、エンジンを2008年から販売されていた兄弟モデル「レッツ5」に搭載されていたものに統合したことだ。
これは、エンジン本体のみを共用としたのではなくインジェクションやマフラーといった補機類も含めてゴッソリ移植するという方法が取られている。この変更は、「レッツ4」シリーズ全タイプに適用された。エンジン型式や最高出力は従来モデルから変化は無かったが、燃費性能が2010年モデルのリッターあたり74kmから73kmへダウンしている。
また、デザイン上の変更としてシートとハンドルグリップのカラーが従来のブラウンに変わってブラックが新たに採用された。
2011年モデル「レッツ4バスケット」のカラーラインアップは、「グラスミッドナイトブラン」、「パールミラージュホワイト」、「キャンディソノマレッド」の3パターンが設定された。
車両価格は、149,000円(税別)で前年モデルの139,000円(税別)から10,000円の値上げが実施されていた。

買替や売る際の買取査定は、2011年式 レッツ4バスケットの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2021年11月07日

スーパーの買い物カゴと同容量の25L大型バスケットをフロントにレイアウトし、ロール式シャッターまで装備した主婦向けスクーター「レッツ4バスケット」は、最後のマイナーチェンジを2011年5月に実施。
左右のミラー付け根に配置されている切り株型のパーツ(ターナーカバー)の形状が変更された。従来モデルまでは、構造上の関係で固定ができず振動で位置がずれるというウィークポイントがあったが、肉厚で高さのあるタイプに変更されたことでターナーとナットを十分覆って固定できるようになった。
カラーチェンジも行われ、2012年モデルは「グラスバーナーレッド」、「アイボリー」、「スウィートブラウン」の3カラーがラインアップされた。価格は149,000円(税別)で据え置かれた。その後も、同年12月、2012年、2013年とカラーチェンジを繰り返し2014年4月に「キディイエロー」、「アイボリーNo.2」、「スウィートブラウン」、「キャンディソノマレッド」の4カラーを展開したのが最終モデルとなった。
そして、2015年に新型「レッツ」シリーズがデビューするタイミングで「レッツ4バスケット」も兄弟モデル同様に販売を終了した。

買替や売る際の買取査定は、2012~14年式 レッツ4バスケットの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2021年11月07日