R75/6【1974~76年】毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
R75/6【1974~76年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は51.6万円が平均です。
R75/6【1974~76年】 買取査定に役立つ車両解説
/5シリーズへ刷新された1969年のラインナップにおいて、戦前(1938年のR71)から途絶えていた750ccフラッグシップとして登場した「R75/5」を先代に持つのが、本機「R75/6」である。 アールズフォークからの脱却を果たした/5シリーズではテレスコピックフォークが復活採用されたが、その中でフラッグシップを担ったR75/5は、量産公道モデル初のテレスコピックフォークを採用し、市販車最高峰レースのタイトルを獲得した戦前の名機「R51」系統のピュアスポーツ・フラッグシップにも位置付けられた。 ただし、/6シリーズへと刷新された1973〜1974年は、モーターサイクル業界にとって激動の時代であり、本機R75/6の立ち位置はそこから大きく動くこととなった。
■ ポジショニングと競合比較:「フラッグシップ」から「上質な実用プレミアム・ミドル」へ
1969年、量産公道モデル初の4気筒マシンとして世界を驚愕させたホンダ・CB750FOUR。そして世界最大の市場である北米の祭典レース「AMA Daytona 200」がエンジン機構の制約を解除し、全形式での750ccレギュレーションを設定したことで、750ccは俄かに世界の「花形クラス」となった。先代であるR75/5は、まさにその最前線(フラッグシップ)に位置していたのである。 しかし1972年、カワサキからDOHC900cc・4気筒の「Z1」が登場したことで、世界のモーターサイクル市場は「高出力・大排気量化の時代」へと一気に流れが傾く。これこそが、1973年〜1974年にかけて次世代「/6シリーズ」が展開された激動の時代背景である。
この馬力至上主義の荒波に対抗するため、BMWはトップエンドに排気量を拡大した新たな絶対王者「R90S」および「R90/6」を投入する(のちにAMAは1976年より、排気量上限を引き上げた純粋な4ストローク市販車ベースの「スーパーバイク選手権」を開催することになるのだが、R90Sはまさにそこで初代王座を獲得し、BMWに久方ぶりのメジャータイトルを奪還させる活躍を見せた)。
この900cc勢の登場により、本機R75/6は最前線の戦闘機としての役割を終えた。しかしそれは決して「都落ち」ではなく、過激なスペック競争から降りたことで、ピーキーな日本車とは一線を画す「最もバランスが良く、長距離でも疲れない大人のためのプレミアム・ミドル」という確固たるスイートスポットを獲得したのである。かつてのR60/5がそうであったように、フラッグシップの重責から解放されたことで、R75/6は真の意味での「上質なツアラー」へと昇華した。
■ メカニズムの進化:/6シリーズの近代化とR75固有の特権
旧世代(/5)から大きく進化し、現代の交通事情でも通用する実用装備を獲得したのが/6シリーズの強みである。ここでは、シリーズ共通の進化と、R75/6以上の排気量にのみ許された固有装備を切り分けて解説する。
【/6シリーズ共通のアップデート】
・5速ミッションの採用:従来の4速から、オーバードライブ的な巡航が可能な5速ギアボックスへと進化。アウトバーンでの高速巡航がより快適かつ低振動になった。
・計器類とスイッチの近代化:外観において/5と一発で見分ける最大の識別ポイントである。/5の象徴であった「ヘッドライトケース内蔵型メーター」を廃止し、現代的な独立型の「ツインメーター(スピード&タコ)」をトップブリッジ上に配置。スイッチボックスも、より操作しやすいプラスチック製のトグル式へと近代化された。
・燃料タンクの意匠変更:先代/5において北米向けに設定され、今日ではカルト的なプレミアム人気を誇る「トースタータンク」は廃止された。代わりに、よりスポーティでフラットな形状の新型タンクへと進化。給油口のキャップがタンク上面に平らに収まるフラッシュマウント式(えぐり込み形状)になったことも、/6系統を見分ける分かりやすい特徴である。
【R75/6固有のアップデート(上位機種の特権)】
フロント・ディスクブレーキの採用:下位モデルのR60/6が旧来のドラムブレーキを継続採用したのに対し、R75/6(および900cc)には、BMW初となる「穴あきディスクローターとATE製ピンスライドキャリパー」が標準装備された(ダブルディスクはオプション設定)。これにより、制動力と安全性が劇的に向上している。
CV(負圧式)キャブレター:R60/6がスライドバルブ式キャブだったのに対し、R75/6はBing製のCVキャブレターを先代から継承。大排気量でありながらスロットル操作が極めて軽く、シルキーな加速を実現していた。
■ デビュー時(1973年秋発表・MY74)のカラーリング:サーキットの名を冠した新色
/6シリーズのカラーリングには、BMWの「脱・おじさんツアラー」の熱意が色濃く反映されていた。 伝統的な「アブス・ブラック」に加え、「モンツァ・ブルー」「ニュルブルク・グリーン」「ボルドール・レッド」「イモラ・シルバー」など、世界の名立たるサーキットの名を冠した鮮やかなメタリックカラーが設定されたのである。R90Sの派手なグラデーション塗装ほどの過激さはないものの、これらの品のあるメタリックカラーは、R75/6が単なる実用車ではなく「洗練された大人のプレミアム・ミドル」であることを視覚的に強くアピールしていた(※なお、初期発表は1973年秋だが、モデルイヤーとしてはMY74となる)。 なお、日本市場(バルコム正規輸入)においても、先代/5時代の「ほぼ黒一択」という状況からは徐々に変化し、これらのメタリックカラーも正規輸入されて店頭を彩るようになった。とはいえ、約100万円という価格設定から依然として保守的な富裕層の顧客が多く、販売の主力はやはり伝統の「アブス・ブラック」が根強い人気を誇った。
■ 期中のアップデートと後継機へのバトンタッチ
生産期中における最大の変更点は、1975年モデルでの「キックペダルの廃止(セルモーターへの完全移行)」と「クランクケースの補強」である。 R75/6が確立した「上質で扱いやすい750cc」というキャラクターは、そのまま次世代の/7シリーズ(R75/7)へとバトンタッチされる。 しかし、/5から脈々と受け継がれてきたこの基本プラットフォーム(フレームやType 247エンジン)は、果てしなく続く日本車勢のパワーウォーズの中で、徐々に設計の限界(剛性不足や排ガス規制への対応など)に近づきつつあった。そのためBMWは、この空冷水平対向エンジンを熟成させつつも、裏では水冷多気筒の「Kシリーズ」という次世代プラットフォームの並行開発へと舵を切っていくこととなる。
■ 現在のヴィンテージ市場での圧倒的価値(スリーパー・クラシック)
現在の立ち位置と買取相場 ヴィンテージ市場において、R75/6はどうしても伝説の「R90S」や、クラシック感の強い「/5シリーズ」の影に隠れがちである。そのため、海外の巨大オークション(BonhamsやBring a Trailer等)でも 5,000〜9,000前後(日本円換算で約75万円〜135万円) と、R90Sの半分以下の価格帯で取引されることが多い。国内の買取相場は本項で詳細のご確認を。
査定のポイント(真の価値): しかし裏を返せば、「ディスクブレーキと5速ミッションという現代的な実用性を備えた750ccのエアヘッドが、R90Sに比べてはるかに現実的な価格で手に入る」ということを意味する。クラシックな見た目でありながら普通に長距離ツーリングをこなせるため、真のツウの間では最もコストパフォーマンスに優れた「隠れた名車(スリーパー)」として極めて高く評価されている。
| 車名/型式/年式 | BMW R75/6 / 1974年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1973年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 2,180 × 740 × 1,080 mm 装備重量 約210kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高 810 mm・最低地上高 165 mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 745cc 空冷4ストロークOHV2バルブ水平対向2気筒・50PS/6,200rpm |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル式(前期はキック併用)・ Bing製CV(負圧式)キャブレター(32mm)・18L(標準) / 22L(オプション) |
| 新車販売価格 | 本国価格:約6,300 DM(当時約70万円)/ 米国価格:約2,400 USD(当時約70万円) / 国内正規(バルコム)価格:約98万円前後 |
| ジャンル | BMW /2 /3 /5 /6 /7シリーズ | BMWのビンテージバイク(旧車) | プレミアム旧車 絶版車 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R75/6
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年09月11日
【状態別の買取相場】 R75/6
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
72.4万円
72.4万円
1台
平均
最低
取引
82.1万円
75.0万円
2台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
51.6万円
51.6万円
1台
※データ更新:2026年09月11日
【走行距離別の買取相場】 R75/6
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 2〜3万km | 最高 | 89.2万円 | 1台 |
| 平均 | 89.2万円 | ||
| 最低 | 89.2万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 75.0万円 | 2台 |
| 平均 | 73.7万円 | ||
| 最低 | 72.4万円 | ||
※データ更新:2026年09月11日
【カラー別の買取相場】 R75/6
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 78.9 万円 | 3台 | |||
※データ更新:2026年09月11日
【実働車の取引価格帯】 R75/6
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年09月11日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R75/6【1974~76年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年09月11日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R75/6【1974~76年】 | 89.4万円 | 3.3点 | 3310 | 26,147km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R75/6【1974~76年】 | 75.2万円 | 3.3点 | 1342 | 33,287km | ■ |
| 3 | R75/6【1974~76年】 | 72.6万円 | 3.7点 | 1469 | 36,128km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています







