ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で42%上昇。対3年前比で変化なく、対前年比では12%上昇しています。
最も高く売れるカラーリングは銀となっています。
ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 買取査定に役立つ車両解説
ポールスマート1000LEは、DUCATIが21世紀初頭に一度だけ見せた“時間への反逆”のような存在だ。
水冷スーパーバイクの進化競争が激化し、999やMultistradaといったモダンなラインが次々と生まれていた時期に、なぜ突然このクラシック調のモデルが登場したのか──。
その答えは一言で片づけられない。技術、歴史、ブランド戦略、デザイン哲学。複数の要素が一本の糸に撚り合わされ、その結び目として誕生したのがPS1000LEだ。
ポールスマート1000LEが依拠したのは、1972年のイモラ200マイルに勝利した「750 Imola Racer」 の姿である。
ブルーとシルバーのツートーン、ロングタンク、ハーフカウル。どれも“意匠の模倣”と思われがちだが、本質はそこではない。
当時の750イモラレーサーは、ドゥカティが世界へ「Vツインの哲学」を示した最初の瞬間だった。軽さとハンドリング、そして粘り強いトルク。この勝利によってDUCATIは「速いだけのメーカー」ではなく「思想を持ったメーカー」になった。PS1000LEは、この“思想の勝利”を現代の技術で翻訳し直す試みとして企画された。
コピーではなく、再構築だった。空冷Lツインを用いながら、FI制御、現代的な車体剛性、Öhlins前後、Bremboキャリパーを与えることで、“当時の精神”を“現代の走行品質”として蘇らせたわけだ。
PS1000LEは2005–06年の2年間のみ2000台だけ生産されたが、モデルとしての性質は非常に安定している。年式差がほぼ存在せず、純粋に“完成した一台”として生まれ、短い期間で姿を消した。
空冷L型2バルブの1000DSエンジンは92PS前後。数字だけ見れば控えめだが、このバイクの美点はそこにはない。ハーフカウルの軽快さ、細身のトラスフレーム、前後Öhlinsによる柔らかな初期作動。どれも“クラシックの乗り物”として捉えるには現代的すぎ、“モダンスポーツ”として見るには情緒が勝ちすぎる。たとえるなら、1970年代のレーサーが時空を越えて現代に来て、そのままサスペンションとブレーキだけアップデートして走り出したような奇妙な感覚がある。
操縦してみると、デザインよりずっとスポーティで、見た目よりはるかに走れる。大柄な外観に反し、コーナリングは鋭く、空冷特有のトルクの立ち上がりがリズムを作る。モダンレトロと呼ぶには上質すぎる、硬派なスポーツクラシックである。
PS1000LEは、スポーツクラシック・シリーズの最上位モデルにあたる。兄弟車は3機種。
・Sport1000(シングルシート、より純粋なカフェレーサー)
・Sport1000S(後年追加、フルカウル調)
・GT1000(ツーリング志向の柔らかいキャラクター)
空冷1000DSを共有しつつ、方向性がまるで異なる。
スポーツクラシックというライン自体がそもそも“過去を現代の構文で語り直す”という思想の上にあるため、
PS1000LE=物語の象徴
Sport1000=感性の鋭さ
GT1000=生活圏へ降りてきたクラシック
というように、完全にキャラが住み分けられていた。興味深いのは、いずれも当時の販売数が決して多くなく、市場では“レトロ調の癖の強いモデル”という扱いだったこと。しかし現在ではその希少性と個性が評価され、シリーズ全体が独自の価値圏を築いている。
PS1000LEは、台数そのものが少ない。限定生産であるうえに、国内流通量がもともと極端に少ないため、市場では常に“希少枠”として扱われてきた。ただし、価値が高まっている理由は希少性だけではない。デザインが唯一無二・テルブランチ時代の象徴であり、後継が存在しない・クラシックとモダンの境界に位置する“奇跡的なバランス”・走りの質が単なる外観再現モデルを超えている・DUCATIの歴史的出来事を直接モチーフにした唯一の市販車、これらが複合的に作用し、年式の古さでは価値が落ちず、時間とともに存在価値が上がっていくタイプのモデルとなった。購入希望者の多くは「一度は乗りたい」ではなく「所有したい」という意志を持つため、高値になりやすい。
一般的な中古バイクとはまったく違う視点で評価される。このモデルだけに特有の査定ポイントは次の通り。
外装コンディション(最重要):ブルー×シルバーの塗装は再現が難しく、カウル・タンク・フェンダーは“傷の有無よりオリジナル度”が重視される。再塗装の質が高くても査定は下がる傾向が強い。
純正パーツの保持率:独自形状のハーフカウル・ショートスクリーン・シートカウル・専用メーター周辺部品
これらは中古市場で入手困難。欠品はほぼ即減点。
Öhlinsの状態:乗り味の核心を担うため、フロントの作動不良やリアのオイル滲みは直ちに評価へ響く。
1000DSエンジンの整備履歴:デスモサービスの記録、FI調整、フューエルラインの状態、このあたりが“空冷DUCATIを理解して維持しているオーナーか”の判断材料になる。
ワイヤースポークホイールの状態:腐食、振れ、スポーク折れは査定に直結。オリジナルのブラックリムは特に重要。
ポールスマート1000LEを理解する最良の方法は、“過去を再現したバイク”と見るのではなく、“DUCATIが過去と未来を接続しようとした試み”として捉えることだ。
1972年イモラの精神を現代語訳して・テルブランチのデザインで構造化し・空冷Lツインの価値を再定義し・限定モデルとして一度だけ世に出す。このモデルは、メーカーが意識して作ることのできる“歴史の編集物”であり、今後同じ方針で新たに作られる可能性は極めて低い。だからこそ、市場では年々“比類なき存在”として扱われる。
最新の性能を求めるバイクではなく、ブランドが持つ魂をそのまま金属と塗装に閉じ込めたような一台。それが ポールスマート1000LE の本質である。
Paul Smart 1000 LEのご売却や買替をお考えでしたら、買取や下取り査定はその中古価値に精通しているバイクパッションにお任せください。
| 車名/型式/年式 | ポールスマート1000LE/C100A型/2005–2006 |
|---|---|
| 発売年月 | 2005-2006年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2180mm (幅)不明 (高さ)1150mm (重さ・乾燥)181kg |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)825mm (最低地上高)不明 |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷L型2気筒 2バルブ デスモドロミック/92hp(8000rpm)/91.1Nm(6000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル式・マレリ製電子制御燃料噴射(45mmスロットルボディ)・タンク容量15L(リザーブ3.5L) |
| 新車販売価格 | 国内価格 1,890,000円(税込) |
| ジャンル | カフェレーサー | ハーフカウル | ネオクラシック |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年02月06日
【状態別の買取相場】 ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 2 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
210.0万円
210.0万円
1台
平均
最低
取引
175.8万円
149.5万円
4台
平均
最低
取引
179.5万円
158.0万円
8台
平均
最低
取引
200.0万円
200.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年02月06日
【走行距離別の買取相場】 ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 2 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0〜4999km | 最高 | 186.0万円 | 1台 |
| 平均 | 186.0万円 | ||
| 最低 | 186.0万円 | ||
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|||
| 0.5〜1万km | 最高 | 215.0万円 | 4台 |
| 平均 | 197.3万円 | ||
| 最低 | 179.5万円 | ||
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|||
| 1〜2万km | 最高 | 205.5万円 | 6台 |
| 平均 | 176.5万円 | ||
| 最低 | 158.0万円 | ||
![]() |
|||
| 2〜3万km | 最高 | 165.6万円 | 1台 |
| 平均 | 165.6万円 | ||
| 最低 | 165.6万円 | ||
![]() |
|||
| 5万km〜 | 最高 | 149.5万円 | 1台 |
| 平均 | 149.5万円 | ||
| 最低 | 149.5万円 | ||
![]() |
|||
|
不明 メーター改 |
最高 | 200.0万円 | 1台 |
| 平均 | 200.0万円 | ||
| 最低 | 200.0万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年02月06日
【カラー別の買取相場】 ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年2月時点から 2 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 182.1 万円 | 14台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年02月06日
【実働車の取引価格帯】 ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年2月時点から 2 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年02月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 215.2万円 | 4.3点 | C100AA5B | 6,745km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 210.2万円 | 5.7点 | C100AA6B | 8,352km | ■ |
| 3 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 205.7万円 | 4.8点 | C100AA6B | 10,044km | ■ |
| 4 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 200.2万円 | 3.3点 | C100AA6B | 9,246km | ■ |
| 5 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 195.6万円 | 4.3点 | C100AA6B | 13,024km | ■ |
| 6 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 186.1万円 | 4.3点 | C100AA5B | 3,555km | ■ |
| 7 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 184.7万円 | 4.0点 | C100AA5B | 6,716km | ■ |
| 8 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 179.6万円 | 4.8点 | C100AA5B | 6,815km | ■ |
| 9 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 171.6万円 | 4.0点 | C100AA6B | 11,988km | ■ |
| 10 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 168.9万円 | 4.5点 | C100AA5B | 18,376km | ■ |
| 11 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 165.5万円 | 4.3点 | C100AA5B | 26,557km | ■ |
| 12 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 159.4万円 | 4.3点 | C100AA5B | 19,720km | ■ |
| 13 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 157.9万円 | 4.2点 | C100AA6B | 12,290km | ■ |
| 14 | ポールスマート1000LE 【2005~06年生産 限定モデル】 | 149.4万円 | 4.7点 | C100AA5B | 58,422km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





02月12日〜02月18日