FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒/オレンジとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は71.2万円が平均です。
FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 買取査定に役立つ車両解説
2009年式ハーレーダビッドソン FLTR3-CVO ロードグライド、その心臓部にTwin Cam 96(TC96)を搭載した一台。この組み合わせは、ハーレーの歴史に詳しい者ほど、その稀有な価値に気づくはずです。このバイクの核心的な価値は、ハーレーダビッドソンの歴史を塗り替えた革新的なシャシー設計と、特別な製造部門CVO(カスタム・ビークル・オペレーションズ)が手掛けた芸術的なまでの作り込み、そしてそこに、当時の標準モデルに搭載されていた信頼性の高いTC96エンジンが組み合わされているという、まさに「賢者の選択」とも言える構成にあります。特にこのTC96エンジンを搭載したモデルは、日本市場向けに設定された極めて希少な仕様です。現在の市場におけるこのモデルの立ち位置は、単なる豪華さだけで決まるものではなく、むしろ、CVOの特別な外装と最新の骨格を持ちながら、エンジンは熟成と信頼のTC96であるという事実が、その価値を非常に安定したものにしているのです。
このマシンが持つ来歴は、1980年の「ツアーグライド」にまで遡ります。ハンドルではなくフレームに直接固定された、象徴的な「シャークノーズ」フェアリングは、高速走行時の安定性を劇的に向上させ、長距離ツアラーとしての新たな地平を切り開きました。その思想は1998年に「ロードグライド」の名へと受け継がれ、旅するライダーたちのためのバイクとして確固たる地位を築きます。そして迎えた運命の2009年、ロードグライドを含むツーリングファミリーは、先代から完全なる進化を遂げました。約30年にわたり基本骨格とされてきたフレームが、全くの新設計となったのです。従来の手作業による溶接から、高精度なロボット溶接を導入したモジュラー構造へと刷新された新型フレームは、部品点数を約半分にまで減らしながら、ねじれ剛性と精度を飛躍的に高めました。これに呼応するように、スイングアーム(後輪を支える部品)もより長く、幅広く、頑丈なものへと新設計。エンジンを支えるマウントも3点から4点支持へと変更され、停車中の不快な振動は巧みにいなし、ひとたび走り出せばエンジンの鼓動をダイレクトに感じさせる、絶妙な乗り味を実現しています。足回りでは、フロントホイールが標準モデルの16インチから17インチへ、そしてこのCVOモデルではさらに大径の18インチへと拡大。リアには、ハーレーダビッドソンとダンロップがこの新しいシャシーのために共同開発した、180mm幅の特別なマルチトレッドタイヤが装着されました。これらのアップグレードがもたらした走りは、まさに「激変」でした。車体全体がまるで一本の鋼のように引き締まり、コーナーの中でもライダーが思い描いた通りのラインを正確に駆け抜けていく。全長約2.4メートル、装備重量380kgを超える巨体でありながら、まるで一回り小さなバイクを操るかのような一体感と安定感。この感覚こそ、2009年以降のツーリングモデルが手に入れた最大の宝であり、FLTR3-CVOはその恩恵を最も贅沢な形で受け止めた一台なのです。
その卓越した骨格の上に咲き誇るのが、CVOならではの特別な世界です。1999年に始まったCVOプログラムは、ハーレーの最も熱心なファンのために、標準のラインナップにはない特別なエンジン、息をのむような塗装、そして選び抜かれたパーツを惜しみなく注ぎ込んで生み出される、究極のファクトリーカスタム。2009年は、長年パフォーマンスパーツの象徴だった「スクリーミンイーグル」の名から、公式に「CVO」へと呼称が統一された記念すべき年でもあります。FLTR3-CVOが、標準モデルのロードグライドとは全く別の生き物であることは、その細部を見れば明らかです。足元で輝くのは、専用デザインの18インチ径クローム仕上げ「ブレード」鍛造アルミホイール。車体を長く、低く見せるサドルバッグエクステンションから、リアフェンダーとの隙間を埋めるフィラーストリップへと流れるラインは、そこに内蔵されたLEDテールランプと共に、まるでショウモデルのようなクリーンで美しいリアビューを描き出します。ライダーが常に目にするコックピット周りも、ボディと同じ色で塗装されたインナーフェアリングや、アルミの塊から削り出された文字盤を持つメーター類が、特別な空間を演出します。何層にも塗り重ねられた深みのある塗装、炎が揺らめくような繊細なゴーストフレイムのグラフィック、そしてシートの一部には本物のバッファローレザーがあしらわれるなど、その作り込みに一切の妥協はありません。
2009年当時のツーリングバイク市場において、このTC96搭載のFLTR3-CVOは、ライバルとは全く違う価値観を提示していました。例えば、日本のホンダが作るゴールドウイングGL1800は、約21,000ドル(当時のレートで約200万円)からの価格で、絹のように滑らかな1832cc水冷水平対向6気筒エンジンを積み、快適性と信頼性、そして先進技術において絶対的な王者として君臨していました。ヤマハのロイヤルスターベンチャーは、約18,000ドル(当時のレートで約170万円)からという価格で、1294ccの水冷V型4気筒という独自の心臓部を持ち、クラシカルなスタイルと日本製ならではの精緻な作り込みを両立。そして、アメリカの新興勢力であったヴィクトリーのビジョン・ツアーは、約20,000ドル(当時のレートで約190万円)からという価格帯で、未来的なデザインのアルミフレームに1731ccのVツインエンジンを搭載し、ハーレーとは異なるモダンな魅力で市場に挑んでいました。これに対し、このFLTR3-CVOの正確な新車価格は不明ですが、同じ2009年式で同じTC96エンジンを搭載した日本市場向けの兄弟モデル「FLHTCU4-CVO ウルトラクラシック」が383.5万円(税込)で販売されていたことから、同等の価格帯であったと推測されます。もしこの推測が正しければ、その価格はライバルたちを大きく上回るものとなりますが、その価格差こそがこのバイクの価値の源泉だったのかもしれません。それは、ハーレーダビッドソンというブランドが持つ圧倒的な伝統と世界観、そして他のどのメーカーも真似できない「ファクトリーカスタム」の美学を、最も信頼できるパワートレインで手に入れるという、究極の選択肢だったのです。
この2009年モデルは、その後のロードグライドの歴史を語る上で欠かせない転換点となりました。この革新的なシャシーは、数年にわたりツーリングファミリーの基盤となり、標準モデルのエンジンがTC96からよりパワフルなTC103へとアップデートされていく中でも、その優れた走行性能を支え続けました。しかし、ハーレーダビッドソンの進化は止まりません。ロードグライドは2014年モデルで一度ラインナップから姿を消し、市場に衝撃を与えましたが、それは次なる飛躍への助走期間でした。そして2015年、顧客からのフィードバックを大規模に反映した開発プロジェクト「プロジェクト・ラッシュモア」の一環として、全く新しいデザインのフェアリングと強化された機能を備えて劇的な復活を遂げます。この後継機が登場したことで、2009年モデルは「新世代シャシーの初代」としての歴史的な役割を終え、その価値を確固たるものにしたのです。
現在の市場におけるFLTR3-CVO TC96の評価は、そのユニークな構成を如実に反映しています。業者間オークションの取引データには、まさにこのモデルとして105万円という実例が記録されています。これは非常に興味深い数字です。なぜなら、よりパワフルなTC110を搭載した他のCVOモデルの価値が、エンジンのメンテナンス履歴によって大きく変動するのに対し、TC96搭載モデルの価値はより安定しているからです。TC110搭載車を査定する際は、将来的な高額修理のリスクを考慮せざるを得ませんが、TC96であればその懸念は大幅に軽減されます。この105万円という相場は、一過性の人気や投機的な要素ではなく、CVOの特別な外観と革新的なシャシー、そして信頼性の高いエンジンという、実用性とステータスを両立したパッケージに対する堅実な評価と言えるでしょう。あなたの愛車を次に託す時、この「TC96エンジンを搭載したCVO」という事実こそが、その価値を理解する買い手に対して最も強くアピールできるポイントとなるのです。
2009年式FLTR3-CVO ロードグライド TC96は、ハーレーダビッドソンのツーリング史に輝く金字塔的なシャシーの上に、CVOプログラムの美学が咲き誇り、そこに信頼のTC96エンジンという賢明な心が宿った、まさに記念碑的な一台です。それは、ただ見た目が豪華なだけでなく、長く安心して乗り続けることができるという、本質的な価値を備えています。その価値は、オーナーがこれまで注いできた愛情や手入れを素直に反映します。このバイクの歴史的な意味と、信頼性の高いエンジンがもたらす安心感を理解する真の愛好家は、きっとその価値を正当に評価してくれるはずです。あなたのFLTR3-CVOに込められた情熱と歴史、その価値を最大限に評価する売却をご希望なら、ぜひ私たちバイクパッションにご相談ください。
| 車名/型式/年式 | CVO Road Glide / FLTR3 / 2009年式 |
|---|---|
| 発売年月 | 2008年 (2009年モデルとして) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,428mm・全幅995mm・全高1245mm・重量384kg (装備) (海外仕様) |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高683mm ・最低地上高130mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV2バルブV型2気筒 Twin Cam 96・最高出力 不明・23.0 km/L (高速走行における参考値) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルスターター式・電子シーケンシャルポート燃料噴射(ESPFI)・22.7L |
| 新車販売価格 | 不明 (TC110搭載の北米向けFLTRSE3は$30,999) |
| ジャンル | バガースタイル | ハーレーCVO | ハーレー ツーリング | ロードグライド |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年2月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年02月06日
【状態別の買取相場】 FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
112.2万円
112.2万円
1台
平均
最低
取引
102.0万円
83.8万円
8台
平均
最低
取引
105.0万円
105.0万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
71.2万円
71.2万円
1台
※データ更新:2026年02月06日
【走行距離別の買取相場】 FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 112.8万円 | 1台 |
| 平均 | 112.8万円 | ||
| 最低 | 112.8万円 | ||
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| 1〜2万km | 最高 | 129.2万円 | 2台 |
| 平均 | 120.7万円 | ||
| 最低 | 112.2万円 | ||
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| 3〜5万km | 最高 | 115.8万円 | 4台 |
| 平均 | 100.1万円 | ||
| 最低 | 87.8万円 | ||
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| 5万km〜 | 最高 | 89.5万円 | 2台 |
| 平均 | 86.7万円 | ||
| 最低 | 83.8万円 | ||
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|
不明 メーター改 |
最高 | 105.0万円 | 1台 |
| 平均 | 105.0万円 | ||
| 最低 | 105.0万円 | ||
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※データ更新:2026年02月06日
【カラー別の買取相場】 FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】
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業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 110.1 万円 | 5台 | ![]() |
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| ■ | 95.0 万円 | 2台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 96.4 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ | 112.2 万円 | 1台 | ![]() |
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| ■ / ■ | 83.8 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年02月06日
【実働車の取引価格帯】 FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年2月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年02月06日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 129.4万円 | 4.3点 | 1PV41X9Y | 15,569km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 116.0万円 | 3.8点 | 1PV4199Y | 32,876km | ■ / ■ |
| 3 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 113.0万円 | 4.3点 | 1PV4119Y | 5,808km | ■ / ■ |
| 4 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 112.4万円 | 5.0点 | 1PV4159Y | 12,482km | ■ |
| 5 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 105.2万円 | 3.3点 | 1PV41X9Y | 65,804km | ■ / ■ |
| 6 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 100.5万円 | 4.0点 | 1PV4179Y | 47,719km | ■ |
| 7 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 96.5万円 | 4.0点 | 1PV4109Y | 38,625km | ■ / ■ |
| 8 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 89.6万円 | 4.0点 | 1PV4189Y | 108,536km | ■ |
| 9 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 87.9万円 | 4.2点 | 1PV4109Y | 45,830km | ■ / ■ |
| 10 | FLTR3-CVO ロードグライド 【2009年式 TC96】 | 83.9万円 | 4.2点 | 1PV4199Y | 53,583km | ■ / ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





02月11日〜02月17日