「スーパーカブC125」をベースに悪路走破性を高めるための仕様変更を加えて2020年6月に誕生したレジャーバイクが「CT125 ハンターカブ」だ。
市街地走行といった日常ユースからツーリングやキャンプなどアウトドアユースも想定してベースモデルのフレームや車体諸元にモディファイが加えられている。
フレームは「C125」をベースにリア周りを延長し、ヘッドパイプ周辺の補強やピボットプレートを追加することにより剛性アップを図っている。
パワートレインは空冷4サイクルOHC単気筒の124ccエンジンを搭載。最高出力は7,000回転で8.8馬力を発揮する。トランスミッションは、「スーパーカブ」シリーズでお馴染みクラッチ操作不要の自動遠心式4速リターンを採用している。エンジン始動方式は、セルとキックペダル併用仕様。
フロント周りは、トップブリッジにテスコピック式フォークを採用しアップタイプのハンドルを装着。ライディングポジションはアップライトでツーリングからレジャーまで快適にこなせるスタイリングだ。
足元は前後共にマットグレー塗装の17インチホイールを履きブレーキはフロントだけでなくリアもディスク式となっている。ABSはフロントのみ動作する1チャネルタイプを標準装備。
外観デザインは、1981年に登場した「CT110ハンターカブ」イメージさせるスクランブラースタイルのアップマフラーや大型のリアキャリアを採用。キャリアやマフラーが存在感を放っているため一人乗り仕様にも見えるが、ビリオンステップを装備しタンデムにも対応している。
「CT125 ハンターカブ」のデビューモデルは2カラー展開だったが、2022年モデルではカラーチェンジを実施し3タイプにバリエーションを増やしている。

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解説記事更新日：2021年11月20日

気軽に使えるサイジングと経済性、そして耐久性を兼ね備えた「スーパーカブ」にアウトドアレジャーへの移動手段というコンセプトを追加して開発されたのが「CT125ハンターカブ」である。
デビューモデルとなる2020年型は同年6月に40万円(税抜)で発売された。
カラーラインアップは、「グローイングレッド」と「マットフレスコブラウン」の2バリエーションを展開。
車体は、「スーパーカブC125」のバックボーン型フレームがベースになっているが、リアフレームの延長やピボットプレート追加、ヘッドパイプ周辺の補強などアウトドアユースを想定した剛性アップが施されている。
パワートレインは、空冷OHC単気筒のJA55E型124㏄エンジンを搭載し、最高出力は7,000回転で8.8馬力を発揮。車両重量は120kgある。ちなみに「スーパーカブ C125」は、110kgの車体に9.7馬力エンジンを搭載している。
「CT125 ハンターカブ」の足回りは、フロントにテレスコピック正立フォークを装備し17インチホイールとディスクブレーキを組みわせる。また、前輪のみ作動する1チャネルABSも標準装備だ。リアはスイングアームにツインショックを組合せブレーキはフロント同様にディスク仕様となる。
「スーパーカブ C125」の派生モデルというポジションではあるものの、各部をレジャーバイクらしいディテールに変更されているわけだ。

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解説記事更新日：2022年02月08日

「スーパーカブ C125」の主要コンポーネントをベースにしながらアウトドアテイストを盛り込みモディファイされたレジャーバイクが「CT125 ハンターカブ」だ。
デビュー2年目となる2022年モデルでは、カラーチェンジのみ実施された。
従来カラーの「グローインレッド」と「マットフレスコブラン」に加えて、ニューカラーの「パールオーガニックグリーン」を追加。計3カラーバリエーションで展開された。
価格は40万円(税抜)で据え置かれている。
「CT125 ハンターカブ」は、通勤通学といった日常シーンをファッショナブルに演出するだけでなく、郊外ツーリングやキャンプなどのアウトドアレジャーユースにも似合う軽二輪マシンだ。そのキャラクター性からビギナーライダーだけでなくベテランがセカンドバイクとして利用するというニーズも見られている。
特徴的なデザインとして不整地での走破性を高めるために165mmの最低地上高を確保しつつ、エンジン下部にはアンダーガードを装着。さらにマフラーはアップタイプとすることで水の侵入リスクを低減。吸気ダクトもハイマウント仕様だ。
そして、灯火類は全てLEDを採用することで無骨なデザインの中にも近代的なディテールが見られる。
なお、シートは一人乗りタイプでリアはキャリアが装着されているが、ビリオンステップも装備しているのでタンデムにも対応している。

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解説記事更新日：2022年02月08日

125ccレジャーバイクの「CT125 ハンターカブ」は、2023年式で国内排ガス規制に適合するニューエンジンを搭載することでモデルライフの延長が行われた。ちなみに同系エンジンを搭載する姉妹モデルの「スーパーカブ C125」は、2021年式のモデルチェンジで一足早く新型エンジンを与えられていた。
今回のマイナーチェンジでJA65型となった2023年式「CT125 ハンターカブ」に設定されたカラーリングは以下の通り。

・新色「マットアーマードシルバーメタリック」
・継続「グローイングレッド」
・継続「パールオーガニックグリーン」

カラーバリエーション数は3タイプ構成で前年通り。そのうち2カラーは継続で、2023年式の「マットフレスコブラウン」が廃止となって「マットアーマードシルバーメタリック」が新たに設定された。価格に関しては4万円アップの44万円(税込)で、2022年12月に発売された。
エンジンは、ボア・ストロークが50mm×63.1mmの空冷OHC単気筒ユニットを搭載。従来モデルよりロングストローク化されたユニットで、最高出力は6,250回転9.1馬力、最大トルクは4,750回転で11Nmを発生する。先代ユニットの8.8馬力からパワーアップとなった。
足回りにも改良が加えられており、リヤサスペンションには5段階調整が可能なプリロードアジャスト機能も採用されている。

環境性能を高めつつもパワーアップを実現し、足回りもアップグレードされたということで、2023年式「CT125 ハンターカブ」はマシンの完成度が大きく高められた。

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解説記事更新日：2024年04月19日

街中からアウトドアまで様々なシーンで映えるスタイルのレジャーバイク「CT125 ハンターカブ」。エンジンは125ccユニットということで原付2種クラスに収まることからリーズナブルな維持費も人気の理由だろう。その「CT125 ハンターカブ」は、2024年式でカラーチェンジを実施。
2023年モデルから継続となる「グローイングレッド」、「マットアーマードシルバーメタリック」に加えて新色の「ターメリックイエロー」が登場。「ハンター」系としては、1963年式の「CA105 トレイル55」や1968年式の「CT50」にもイエローが採用されていて当時のイメージがよみがえる様なカラーリングだ。このニューカラーを含めて2024年式はトータル3カラーラインアップで展開。2023年モデルで設定されていた「パールオーガニックグリーン」は廃止となった。

メカニカルは最新の排ガス規制に適合した前年の仕様から変わらず主要諸元に変更は無い。
パワーユニットは、OHC2バルブ空冷シングルの123㏄エンジン。最高出力は6,250回転9.1馬力、最大トルクは4,750回転11Nmというスペック。ミッションは4速で、エンジン始動はセルとキックの併用式を採用する。

比較対象としては、下位排気量クラスの「クロスカブ 110」が候補になる。エンジンは9馬力の109㏄ユニット。足元は前後17インチのキャストホイールで、ブレーキはフロントのみディスク仕様。外観スタイルではヘッドライトガードがセットされて無骨なオーラを放つ。機能装備面では前後ダブルディスクブレーキや17インチワイヤースポークホイールを採用する本モデルが魅力的だが、価格面では「クロスカブ 110」が36.3万円(税込)で7.5万円近くリーズナブル。スペックやスタイル、価格など重視するポイントによって、どちらが魅力的に感じるかが変わってくるだろう。

なお2024年式の「CT125 ハンターカブ」は、前年から据え置き価格の44万円(税込)で販売された。

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解説記事更新日：2024年03月05日

無骨なスタイルと親しみやすいカラーリングで登場以来、高い人気が続いている「CT125 ハンターカブ」は、2025年モデルでマイナーチェンジが行われた。実施されたアップデート内容は以下の通り。

・ミラー形状変更
・排気系統仕様変更
・カラーチェンジ

バックミラーは従来のシンプルな丸化が形状から、四隅にくぼみが付いたデザインへ変更。さらにエキゾーストパイプの設計変更が行われてキャタライザーの位置が変わっている。これは海外の排ガス規制に対応することが目的で、ECUセッティングも従来モデルとは異なる。そのため、これまでの車体のマフラーとの互換性がなくなった。購入後のカスタムを想定しているのであれば注意が必要だろう。
また、カラーリングも変更されて新色が2タイプ加わった。ラインアップ構成は以下の通り。

・継続「グローイングレッド」　47.3万円(税込)
・新色「パールシュガーケーンベージュ」　47.3万円(税込)
・新色「パールスモーキーグレー」　47.3万円(税込)

デビュー時から設定されているイメージカラーのレッドは継続され、前年にラインアップされていたイエローとガンメタは廃止となった。価格に関しては3.3万円の値上がり。
エキゾースト周りの仕様変更があったもののエンジンスペックは変わっておらず、125㏄の空冷OHC単気筒エンジンは6,250回転9.1馬力というスペック。最大トルクは4,750回転で11Nmを発生する。トランスミッションは停車時がロータリー式で走行時はリターン式の4速ギヤボックスを組み合わせる。

アナログデザインの外観とは対照的にメーターは反転液晶タイプの1眼ディスプレイを採用している。2025年式では純正アクセサリーで時計付きのギアポジションメーターも2万4,420円(税込)で用意された。

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解説記事更新日：2025年03月07日

「スーパーカブ」ベースのアウトドアレジャーマシンとして登場したのが、「CT125 ハンターカブ」だ。デビューモデルとなった2020年式JA55型は、同年6月に発売された。
マシンのスタイリングは、1980年代初頭にグローバル展開された「CT110」を彷彿とさせるデザインを採用する。ちなみに当時はリーズナブル価格のファミリーバイクが人気を博していた時代だったということもあり注目度は低かった。しかし、昨今のアウトドアブームにより新たな注目マシンとして誕生したということになる。
ベースは「C125 スーパーカブ」だが、フレームの強化やレイアウトの最適化でホイールベースは本モデルが10mmロングの1,255mmとなる。足回りは、フロントフォークのストローク量が10mm多く確保された。そして、ホイールは前後17インチのスチールリム&ステンレススポークという仕様。
エンジンは、ボア・ストロークが52.4mm×57.9mmのOHC2バルブ空冷単気筒ユニットを搭載。最高出力は7,000回転8.8馬力で、最大トルクは4,500回転11Nmというスペック。「C125 スーパーカブ」と同系エンジンだが、出力特性は中低速域のトルク感を強めたセッティングとなっておりアウトドアユースで力強い走りを楽しめる仕上がりだ。
一見すると、リアには大型キャリアがセットされているので、一人乗りかと思わせるがピリオンステップを装備しているので二人乗りに対応している。
レトロな外観ではあるが、灯火類は全てLED仕様で、前後ディスクブレーキにフロントABSを採用するなど安全装備にも抜かりはない。
なおデビューモデルとなったJA55型「CT125 ハンターカブ」は、2022年モデルでカラーチェンジを実施。そして2023年式で排ガス規制に適合したJA65型へアップデートされるまで販売された。

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解説記事更新日：2023年05月28日

無骨なスタイルとカスタムベースとしても扱いやすい原付2種マシン「CT125 ハンターカブ」は、2023年モデルで型式で変更を伴う最初のマイナーチェンジを実施。
従来のJA55型からJA65型へとアップデートされて以下の仕様変更を受けている。

・エンジンリニューアル
・排ガス規制適合
・サスペンション仕様変更
・カラーチェンジ

今回のマナーチェンジは、時代の流れと共に規制が強化されている国内の排ガス規制に対応することだった。
新たに搭載されたエンジンJA65E型は、ボア・ストロークが50.0mm×63.1mmの空冷4ストロークOHC単気筒ユニット。従来の52.4mm×57.9mmからロングストローク化されたニューエンジンとなる。パワートレインの刷新で令和2年の排ガス規制に適合。最高出力は、従来の7,000回転8.8馬力から6,250回転9.1馬力にパワーアップ。最大トルクは11Nmで変わらないが、ピークに到達するタイミングは250rpm高回転側にシフトして4,750回転となった。環境性能を高めながらスペックアップにも成功したことになる。
車体のネック付近には古き良き時代を感じさせるホンダのウィングマークが配される「クラシックウィング」シリーズに属するマシンである。
ちなみに本モデルがマイナーチェンジを受けるひと足先に同じく「クラシックウィング」シリーズとしてニューモデル「ダックス125」がデビューしていた。
パワートレインには「CT125 ハンターカブ」と同系エンジンを採用するが、最高出力は9.4馬力のハイパワー仕様。トルクは5,000回転11Nmでやや高回転型となっている。
価格は2023年式が44万円(税込)で、本モデルと同価格。両モデル共に自動遠心クラッチを採用しており簡単操作でギアチェンジが可能ということで幅広いライダーがファッションアイテム感覚で楽しめるマシン。どちらを選ぶかはライダーの好みで分かれるところだろう。
なお型式変更で世代交代となったJA65型「CT125 ハンターカブ」は、2022年12月に2カラーバリエーションで登場。価格は前年から据え置きの44万円(税込)で発売された。

買替や売る際の買取査定は、JA65型 CT125 ハンターカブの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2023年04月26日