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SLR650【1997~2000年】バイクのイメージ画像

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SLR650【1997~2000年】

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SLR650【1997~2000年】毎週更新の買取査定相場

SLR650【1997~2000年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】SLR650【1997~2000年】
SLR650【1997~2000年】

Honda SLR650はヨーロッパで販売されたストリート・スクランブラーである。

1997年から1998年にかけて生産されたこのモデルは、90年代後半の欧州市場で盛り上がりを見せ始めていたスーパーモタードや、街中を俊敏に駆け抜けるファンバイクのムーブメントに応える形で登場した。名車NX650DOMINATORのエンジンを流用しつつ、よりオンロード、シティユースに特化させ、価格を抑えたモデルとして、ホンダ・スペイン工場(モンテッサ・ホンダ)で生産された。アスファルトの上での「楽しさ」を追求したストリート志向のキャラクターであったが、販売期間は約2年と短命に終わり、その後デザインを洗練させた後継モデル「FX650 Vigor」へと進化した。FX650 Vigorは1999年から2000年にかけて生産されたが、こちらも2年で販売終了し、2005年にモタード人気の高まりとともにFMX650へと進化することになる。

「Mit viel Spaß durch die City(シティでたっぷり楽しむ)」というキャッチコピーが示す通り、そのコンセプトは、大排気量シングルの鼓動とトルクを都会のストリートで存分に味わうことにあった。オフロードバイクの軽快さと、オンロードバイクの扱いやすさを融合させ、日常の移動を"ファン・ライド"に変えるストリート・スクランブラーであった。信頼と実績のあるNX650DOMINATOR譲りの空冷ビッグシングルエンジンを、スリムな角型鋼管モノバックボーンシングルクレードルフレームに搭載。左右2本出しのアップマフラーや小ぶりなタンク、フラットなシートが織りなす軽快なスタイリングは、現代のスクランブラーの源流とも言えるデザインである。ただし、当時としても時代遅れ感のあるスタイリングであったことは否めないが、大排気量単気筒ならではの歯切れの良いサウンドと、低回転から湧き上がるトルクは、信号の多い街中を軽快に駆け抜ける魅力があった。

エンジンは空冷4ストロークSOHC 4バルブ単気筒のRFVC (Radial Four Valve Combustion chamber)で、排気量は644cc。ボア×ストロークは100x82mmとショートストロークながら、最高出力39.4PS/5,750rpm、最大トルク5.5kg-m/4,500rpmを発生させる。低中速域の力強いトルクと、ビッグシングルならではの心地よい鼓動感が最大の魅力だ。変速機は5速MTを採用している。足回りは、前19インチ、後17インチのスポークホイールを装着。デュアルパーパス由来のホイール径ながら、ストリートでの軽快なハンドリングを重視した選択である。サスペンションはフロントにΦ41正立フォーク、リアにはプロリンクモノサスペンションを搭載し、ドミネーターよりもオンロード寄りのセッティングで、街中でのキビキビとした走りを楽しめる。フロントストローク量は190mm、リアは170mmを確保している。ブレーキはフロントに276mmシングルディスク、リアに220mmシングルディスクを装備し、車重に対して十分な制動力を確保する。フレームは角型鋼管モノバックボーンシングルクレードルフレームを採用。ドミネーターなどと同じく、フレーム内をオイルが通るドライサンプ構造とし、潤滑性能と低重心化を向上させている。スリムな車体とアップライトなハンドルポジションにより、街乗りでの取り回しは良好である。燃費は20km/Lほどで、タンク容量が13.4Lであることを考えると、航続距離は268kmとなり、このバイクのキャラクターとしては必要十分であると言えるだろう。装備は丸目ヘッドライト、スピードメーターのみのシンプルなメーターパネルなど非常にミニマムで、走りに徹した潔い構成と言える。
モデルライフが短く明確なマイナーチェンジは存在しないが、前述した後継モデル「FX650 Vigor」がある。Vigorではビキニカウルが追加され、タコメーターを備えたメーター周りに刷新、燃料タンク容量も13.4リットルから15リットルへと増量されている。

このバイクの真骨頂は低中速域にある。スロットルを開けた瞬間から「ドドドッ」という力強いトルクと鼓動がライダーを包み込み、ストップ&ゴーの多い市街地では、他のバイクにはない圧倒的な楽しさを提供する。軽量な車体と相まって、ヒラリヒラリと車線変更するだけでも笑みがこぼれるだろう。高回転まで回してパワーを絞り出すタイプではなく、中回転域のトルクの盛り上がりを活かし、早め早めのシフトアップで鼓動を感じながら走るのが最も気持ち良い領域だ。高速道路の巡航も可能ではあるが、単気筒特有の振動もあり、長距離を淡々と走るよりは、ワインディングを駆け抜ける方が得意である。「ホンダがこのようなバイクを造っていたのか」と思わせるマニアックな存在感が、所有感を満たす要因となる。カスタムベースとしての素性も良く、トラッカーやスクランブラー仕様に仕上げる楽しみもある、わかる人にはわかる通好みの一台だ。総じて、「速さ」や「快適性」よりも、バイク本来の「操る楽しさ」と「エンジンの味わい」を追求したマシンである。日常の足として使いながら、時折現れるワインディングをビッグシングルのトルクで駆け抜ける、そんなバイクとの付き合い方をしたいライダーにとって、最高の相棒となるだろう。問題点としては、並行輸入車であるためパーツ供給、特に外装部品の入手が困難な点が挙げられる。転倒によるダメージは致命傷になりかねない。また、ビッグシングル特有の振動は大きく、高速巡航ではミラーの視認性低下や疲労に繋がる場合がある。最低限のメーター周り、装備のシンプルさも好みが分かれる点ではある。

エンジンを共有するモデルとして、オフロード志向の兄弟車であるNX650 DOMINATORが存在し、これがSLR650のルーツとなっている。また、同じエンジンファミリーには、より本格的なオフロード性能を持つXR650Lも存在する。
「650cc・空冷シングル・ファンバイク」という括りで見ると、同時代には個性的なライバルが存在した。スズキのDR650SEは同じくビッグシングルを搭載したデュアルパーパスで、ストリートカスタムのベースとしても人気があった。同じくスズキからは、デュアルパーパスツアラーであるXF650フリーウィンドも競合と言える。ヤマハのSZR660は、TZRの足回りにXTZ660の単気筒エンジンを積んだ異色のロードスポーツである。イタリアンファンバイクとしてはロータックス製水冷単気筒エンジンを搭載したアプリリアのPegaso 650、そして90年代ファンバイクのムーブメントを牽引した代表的なモデルであるBMWのF650 Funduroも、強力なライバルであった。

中古市場における評価ポイントは、まずその極めて高い希少性にある。シンプルな構成はカスタムの素材としても魅力的だ。また、基本設計がNX650DOMINATORと共通なため、エンジン自体の信頼性は高い評価を得ている。流通台数が極端に少ないため、明確な相場は形成されにくいのが実情だ。高値安定というよりは、「欲しい人がいれば値段が付く」という骨董品のような性質を持つ。車両の状態、特に外装のコンディションが価格を大きく左右するだろう。売却を検討する際には、エンジンのコンディション(始動性、異音、オイル漏れ・滲み)はもちろんのこと、何よりも代替が利かないカウルやタンクといった外装部品の状態が査定額に決定的な影響を与える。ノーマル状態を維持している車両は特に評価が高くなる傾向がある。

SLR650のような特殊で希少な並行輸入車は、一般的な買取業者ではその真価を正しく判断できない可能性がある。「よくわからない古いビッグシングル」として、不当に安く査定されてしまうリスクは高い。高く売却するためには、専門知識を持つ業者を選ぶことが重要となる。90年代のバイクブームや欧州市場向けモデルの背景を熟知し、排気量や年式だけで判断せず、その希少性や「ファンバイク」というジャンルの付加価値を理解している業者が望ましい。車両のコンディションを丁寧に確認し、プラス査定もマイナス査定も納得いく形で説明を受け、しっかり評価してもらうことが肝心だ。このバイクの「通好み」の魅力を理解し、本当に欲しがっている次のオーナーへ直接届けられる販売ルートを持つ業者であれば、さらに期待が持てる。このような希少車の価値を正しく評価できる業者に査定を依頼することが、満足のいく売却に繋がるだろう。

バイクパッションなら、SLR650のような並行輸入の希少モデルや、欧州市場で人気のグローバルモデルの買取実績で培った専門知識と、独自の販売網を活かし、お客様の大切なバイクの真の価値を最大限に評価する。その唯一無二のキャラクターと、ストリートでの価値を熟知しているからこそ、ご満足いただける高価買取を実現できる。SLR650の売却を検討しているなら、バイクパッションに相談することが、満足のいく取引への近道となるかもしれない。まずはウェブサイトで手軽に試せる「10秒自動査定」で愛車の価値を確認するか、専門の査定士が直接うかがう「無料出張査定」を依頼してみてはいかがだろうか。

解説記事更新日:2025年07月17日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 SLR650/RD09型/1997年モデル
発売年月 1997年
車両サイズ(mm)・重量(kg) (長さ)2182 (幅)765 (高さ)1144 (車両重量)175
シート高・最低地上高(mm) (シート高)840 (最低地上高)197
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークOHC単気筒・39.4馬力(5,750回転)・20.0km/1L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・キャブレター・13.4リットル
新車販売価格 8990ドイツマルク
ジャンル アドベンチャー
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 SLR650【1997~2000年】

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
1

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年03月20日

【状態別の買取相場】 SLR650【1997~2000年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
30.2万円
30.2万円
30.2万円
1台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
25.4万円
20.2万円
12.4万円
5台
3
難有
最高
平均
最低
取引
17.0万円
17.0万円
17.0万円
1台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
30.1万円
25.2万円
20.2万円
2台
SLR650【1997~2000年】において。直近120カ月間で、最も平均買取相場が高いのは5点(良好)のコンディションとなっています。 これはルーティンの軽整備で再販できるコンディションの良い車両が高額査定に繋がりやすいことを示唆しています。

※データ更新:2026年03月20日

【走行距離別の買取相場】 SLR650【1997~2000年】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年3月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 30.2万円 1台
平均 30.2万円
最低 30.2万円
1〜2万km 最高 20.0万円 1台
平均 20.0万円
最低 20.0万円
3〜5万km 最高 25.4万円 2台
平均 23.7万円
最低 22.0万円
5万km 最高 12.4万円 1台
平均 12.4万円
最低 12.4万円
不明
メーター改
最高 21.0万円 2台
平均 19.0万円
最低 17.0万円
SLR650【1997~2000年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは0〜4999kmの走行距離区分となっています。

※データ更新:2026年03月20日

【カラー別の買取相場】 SLR650【1997~2000年】

【カラー別 平均買取額の目安】

22.1 万円 4台
14.7 万円 2台
30.2 万円 1台
SLR650【1997~2000年】において。直近120カ月間で、中古市場で最も多く取引されているカラーは黄系です。最も平均買取相場が高いのは黒系です。

※データ更新:2026年03月20日

実働車の取引価格帯】 SLR650【1997~2000年】

【取引価格帯と構成比】

最高
30 ~ 35
万円
%
14
構成比
最多
20 ~ 25
万円
%
43
構成比
最低
10 ~ 15
万円
%
14
構成比
SLR650【1997~2000年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは20 ~ 25万円で43%の構成比となっています。最高価格帯は30 ~ 35万円でその構成比は14%です。

※データ更新:2026年03月20日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

SLR650【1997~2000年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月20日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 SLR650【1997~2000年】 30.4万円 5.0点 RD09B0VE 2,662km
2 SLR650【1997~2000年】 25.6万円 4.0点 RD09A0VE 29,510km
3 SLR650【1997~2000年】 22.2万円 4.0点 RD09A0WE 40,624km
4 SLR650【1997~2000年】 21.2万円 3.8点 RD09A0VE 18,296km
5 SLR650【1997~2000年】 20.2万円 4.0点 RD09A0VE 18,490km
6 SLR650【1997~2000年】 17.1万円 3.3点 RD09A0VE 43,652km
7 SLR650【1997~2000年】 12.5万円 4.0点 RD09A0VE 49,996km
No Data
SLR650【1997~2000年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは30.4万円で黒系・走行距離2,662km・評価5.0点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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