XL750トランザルプ【2023～現行】毎週更新の買取査定相場

「新世代ジャストサイズオールラウンダー」というコンセプトのもとにホンダは国内大型クラスにアドベンチャースポーツモデルを投入。それが、2023年5月発売の本モデル、RD16型「XL750 トランザルプ」だ。
ちなみに日本国内でも過去に「トランザルプ」のネーミングを与えられたマシンが販売されていたがVツインエンジンを搭載しておりモデル名は「XLV-トランザルプ」となっていた。しかし本モデルは直列2気筒ユニットを採用しているということもあり「V」の文字は付されていない。
車体は、リアフレーム一体構造のスチール製ダイヤモンド型フレームを採用。そこに搭載するパワートレインは、ボア・ストロークが87.0mm×63.5mmのショートストロークOHC4バルブ754cc水冷直列2気筒エンジン。最高出力は9,500回転91馬力仕様。最大トルクは、7,250回転で75Nmに達する。スロットル制御は電子化されているのでダイレクトなレスポンスで俊敏なフィーリングを実現。ライディングモードは5タイプから選択可能となっている。トランスミッションは6速リターン式。アシスト&スリッパークラッチを標準採用しているので操作も軽快だ。
足回りは、フロントに43mm径のショーワ製倒立フォークを装備。ストローク量は200mmを確保している。そこにゴールドリムの21インチワイヤースポークホイールと310mmのダブルディスクブレーキをセット。キャリパーはポットタイプ。
リアはプロリンク式スイングアームに18インチタイヤと256mmのシングルディスクブレーキという構造。安全装備面の電子制御機構としては、フロントの浮き上がりとリアのスリップを抑制するホンダオリジナルのセレクタブルトルクコントロール(HSTC)を装備する。安心してスロットルを開けていけるアドベンチャーマシンだ。
比較対象としては、海外モデルとなるがBMWモトラッドの「F850GS」が候補に挙がる。搭載するエンジンは853㏄のDOHC4バルブ水冷パラレルツイン。最高出力は8,250回転で95馬力を発揮。最大トルクは6,250回転92Nmというスペック。重量は236kgで本モデルより28kg重い。パワーウェイトレシオでは「XL750 トランザルプ」が格上。ただ、実用域のトルクの太さは「F850GS」が優位だろう。シート高は、本モデルが850mmで、「F850GS」の標準仕様は860mmとなる。
なおオフロードシーンが似合うスタイリングの「XL750 トランザルプ」だが、メーターには5インチのカラー液晶を採用しBluetooth経由でスマートフォンとリンクすることを可能にするHSVCSといった最新テクノロジーも採用している。
ボディカラーは「ロスホワイト」の1カラーのみでデビューとなった。

買替や売る際の買取査定は、XL750 トランザルプの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2023年04月12日