ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
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- 上位20台の取引額
ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 に関するこのページの内容
ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 買取査定に役立つ豆知識
ST1300パンヨーロピアンは2002年に発売された輸出専用モデルです。欧州向け車名は「パンヨーロピアン」、米国向けでは「ST1300」です。
エンジンは前モデルST1100パンヨーロピアンの水冷4ストDOHC縦置きV型4気筒を1,261ccまで拡大し、最大出力126馬力を8,000回転で発生します。キャブレターはインジェクションに変更されています。
ST1100と最大出力・最大トルク・重量を比較すると、
ST1100 100馬力/7,500回転、11.3kgf/6,000回転、装備320kg
ST1300 126馬力/8,000回転、12.5kgf/6,500回転、装備331kg
それを5速ミッションとシャフトドライブでリアタイヤに伝達、フロントタイヤは120/70の18インチ、リアは170/60の17インチです。前後コンバインドABSはST1100の96年ABSモデルで採用され、欧州の ST1300 Pan European 2004 (A4 モデル) では標準装備となっています。
ボディも全面刷新、全体にメリハリの効いたダイナミックなスタイルになっています。左右対称のレイアウトだったスピード/タコの2連メーターは、スピードメーターがインパネ中心に移動しています。電動化されたスクリーン(ABSモデルのみ)を新たに装備、ウインカービルトインのミラーは大型化されました。タンク、シート、カウル、パニア形状なども全て変更されています。シートは高さを3段階に調整できます。
またパンヨーロピアンシリーズで特徴的なのはカウル左右の下部にある流線型の突起で、これは重い車体が水平まで倒れないためのストッパーです。
スタイリングは極力突起を抑えた流麗なもので、リアビューを見ても、ウインカーと一体式のストップランプ、エンド形状が三角形の左右2本出しマフラー、車体にぴたりと寄り添うパニアなど、欧州車の雰囲気が漂います。
ST1100と同様2分割されたガソリンタンクは大容量29リットル、最大出力126馬力・フルカウル・パニアケースなどからも、ST1300パンヨーロピアンは他の同クラスクルーザーに比べて全く遜色ない走りをすることが伺えます。オーナーの満足度も高く、高い高速安定性、航続距離、収納力のあるパニアケースなど、BMWに対抗することを目標として開発された仕上がりは高いレベルにあります。
ST1300は北米では2012年、欧州では2018年までラインナップされてました。各イヤーモデルのアップデートはカラーリング変更が主軸でしたが、仕様的な変更点としては下記が挙げられます。
2003年:レギュレーター/整流器で報告されていた故障を改善
2006年:スロットルバイワイヤへの変更、ギアインジケーターや温度計などインストルメントパネルアップデート
2008年:グラフィック変更、フロントフェンダー小改善
2009年:リアカウルデザイン変更、EFIアップデートなどを改善
2011年:新しいABSシステムを搭載
なお2007年には【ST1300PA】として英国などで白バイとして採用されています。大型オルタネーター、サイレン等を搭載したことによる強化フレームなどが追加されました。
ライバルは、BMW【R1250RT】、ヤマハ【FJR1300A】、カワサキ【1400GTR】などです。【CTX1300】は国内向けの後継機種と言えます。同じホンダの【ゴールドウイングGL1800】より高速安定性は高いと言うオーナーもいて、輸出専用車なのがもったいないぐらいの優れたバイクで、ゴールドウイングと同様に国内販売されれば、高い人気が出たと思われます。ホイールベースはゴールドウイング(SC68)が1690mm、ST1300パンヨーロピアンは1590mmですから、STのほうがスポーツ走行にも向いていそうです。
ST1300パンヨーロピアンの弱点をあえて言えば、車重とリバースシステムがないことで、ABSモデルで装備重量330kgにもなります。ゴールドウイングにはリバースシステムがありますが、ST1300にはありませんから、駐車する際の向きや傾斜には注意が必要です。
「輸出専用の隠れた名車」 ST1300パンヨーロピアンを素直に評価すると、そんな言葉がぴったりです。
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車名/型式/年式 | ST1300パンヨーロピアン / -型 / 2002年モデル |
---|---|
発売年月 | 2002年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2285 (幅)935 (高さ)1332 (重さ)289 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)800 (最低地上高)145 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC縦置きV型4気筒・117PS(8,000rpm)・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ・インジェクション・29リットル |
新車販売価格 | $12,999 ~ $14,499 |
ジャンル | ツアラー |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
42.2万円
35.2万円
2台
平均
最低
取引
40.8万円
38.4万円
3台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 | 49.4万円 | 5.0点 | SC51C32M | 24,372km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 | 45.4万円 | 4.0点 | SC51096M | 22,103km | ■ |
3 | ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 | 39.0万円 | 4.2点 | SC51294M | 26,165km | ■ |
4 | ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 | 38.6万円 | 4.0点 | SC51244M | 20,196km | ■ |
5 | ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 | 35.4万円 | 4.8点 | SC51C32M | 29,852km | ■ |
【事故 不動 故障車】 ST1300パンヨーロピアン【2002~18年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています