KLX230S【2022~現行】
買取査定に役立つ豆知識
【車両解説】KLX230S【2022~現行】
軽二輪クラスにカワサキが投入している公道仕様オフロードマシンが2020年モデルで登場した「KLX230」だ。まずは海外マーケットから導入されたモデルだが、2022年にはバリエーションモデルが追加された。
それが同年2月に発売されたLX230A型「KLX230S」である。
車体はベースモデルとフレーム型式(LX230A)も共通であることから基本的に同車種となる。コンパクト&スリム設計のペリメターフレームにSOHC2バルブの空冷4ストローク単気筒エンジンをマウント。ボア・ストロークが67mm×66mmの232㏄ユニットで、最高出力は7,600回転19馬力というスペック。トランスミッションは6速リターン式となる。
足回りには、フロントにインナーチューブ37mm径のテレスコピック式正立フォークを装備し、21インチホイールと265mmのシングルディスクブレーキを組合せる。リアはスイングアームにユニトラックサスペンション仕様で18インチホイールと220mmディスクをブレーキを装備する。オン・オフの異なるシチューションに対応するデュアルパーパスABSを標準装備する。
ベースモデルとの違いは、シート高である。「KLX230」が885mmあるのに対して、本モデルは55mmも低くした830mmという仕様。シート高が低くなったことで、足つき性が大きく向上。本格的オフロードモデルにチャレンジしたいと思っていたものの、シート高に不安を感じていた小柄なライダーや初心者にとって嬉しい仕様だろう。
ライバルモデルとしては、ホンダの「CRF250L」が比較対象になるだろう。(2022年モデルではブロックタイヤを履いた公道走行用オフロードモデルは、他にCRFとTenere700しか存在しないのだ。。)パワートレインにはDOHC4バルブの水冷単気筒250ccユニットを採用。最高出力は9,000回転で24馬力と本モデルよりハイスペック。グレード展開も、通常モデルと低シート高モデルの2タイプ展開。低シート高モデル「CRF250L」は、830mmで本モデルと同じ高さだ。ただ、価格は59万9,500円(税込)で、本モデルより約10万円高い。
デビューモデルとなった「KLX230S」2022年モデルのカラーラインアップは、「ライムグリーン」と「アーバンオリーブグリーン×エボニー」の2バリエーションを展開。
価格は、50.6万円(税込)に設定された。
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解説記事更新日:2022年05月23日
【スペック・仕様】
車名/型式/年式 |
KLX230S /LX230A型 /2022モデル |
発売年月 |
2022年2月 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) |
全長 2,080mm 全幅 835mm 全高 1,110mm 重量 136kg |
シート高・最低地上高(mm) |
シート高 830mm 最低地上高 210mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 |
空冷4サイクル単気筒・19PS/7,600rpm・38km/L(60km/h走行時) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 |
セル・インジェクション・7.4L |
新車販売価格 |
50.6万円(税込) |
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