Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 型式別 平均取引額
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 年式別|買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
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Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 買取査定に役立つ豆知識
1972年に圧倒的なパフォーマンスを引っさげ、衝撃的なデビューを果たした900RS(Z1)。
その後、排気量を1,015ccへ拡大したZ1000(通称Z1000A)へとアップデートを行うも、オイルショックなどに起因する各種環境規制や後発のライバル達の台頭に伴い、その人気に陰りが見え始めてきました。そんな折の1978年、"新たなスーパースポーツ"を目指し、カフェレーサースタイルで登場したのが、"角Z"のルーツとも言うべきZ1-Rです。
500SS MACHⅢから脈々と続いてきた流麗なフォルムとは大きく異なり、ビキニカウルからガソリンタンク、テールエンドに至るまでが直線基調の角ばったスタイリングを採用し、4in1タイプのストレートマフラーを装着。前ダブル&後シングルディスクというブレーキ構成にオートキャンセル式ウインカーなど、当時最先端の装備がおごられた仕様は、まさしく当時のカワサキの"攻めの姿勢"が現れたアグレッシブさを体現したものだと言えるでしょう。
90PSという最高出力ながら、最高速度は218km/h、0-400mm加速12.0秒という優れたパフォーマンスにより、1979年のルマン24時間耐久レースにてノーマルクラス優勝を果たすなど、スーパースポーツ・Z1の末裔らしい戦闘力の高さをまざまざと見せ付けました。タンク容量13リットルという連続巡航上の難点に加え、硬めのフロントサスと前18インチホイールによるマシンコントロール性といった課題が多かったことから、翌1979年には早々と改良モデルのZ1-RⅡへ世代交代してしまった1年限りのモデルですが、その類稀なルックスとパフォーマンスはオールドライダーの心に響く独自の魅力に満ち溢れたものだと言えるでしょう。
空前の絶版車ブームを迎えた現在では、後続のZ1000MkⅡと同様、"角Z"スタイルが再評価されたことにより、取引相場は大きく上昇。サンクチュアリーなど、有名カスタムビルダー謹製のフルコンプリート車両となるケースも増え、プレミア車両の仲間入りを果たしました。
買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データをZ1-Rに絞って、2022年5月時点で過去1年間分を抽出したところ。
392万円で落札されたフルノーマル車両の記録があるなど、Z1に勝るとも劣らない価格帯で取引されております。1年限りの生産であったZ1-R、その後2年の販売に留まったZ1-RⅡと、どちらも現存台数が少ないことから、ノーマル度の高い個体は取引価格が跳ね上がりやすく、高額買取に期待できる旬の絶版車だと言えるでしょう。高値で売るには空冷カワサキを熟知した業者へ任せることが肝要であり、特にカスタムパーツ装着車は旧車の買取実績が確かなところへ任せるのが鉄則だとされております。
希少価値の高い角Zの系譜であるZ1-Rシリーズで高額買取を狙うなら、空冷カワサキへの造詣の深さと取引実績多数を誇る弊社バイクパッションへぜひお任せを!
車名/型式/年式 | Z1-R/KZT00D型(Z1-R D1~D3型)/1978年モデル(※画像・スペック共) |
---|---|
発売年月 | 1978年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,160×全幅800×全高1,295mm・乾燥重量246kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高815mm・最低地上高125mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC2バルブ4気筒・90PS/8,000rpm・--km/1L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 200万円 (逆輸入車のため参考データ) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | カフェレーサー | ビキニカウル標準 |
- 事故 不動車
- 実働車
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
229.4万円
171.0万円
7台
平均
最低
取引
202.0万円
120.2万円
9台
不動
平均
最低
取引
180.5万円
180.5万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
【平均買取相場の変動】
取引台数
- 事故 不動車
- 実働車
実働車【年式別|買取相場の推移】Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】
- 1979~80年式
- 1978年式
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 300.2万円 | 3.0点 | KZT00D-011 | 46,323km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 280.2万円 | 3.8点 | KZT00D-003 | 62,298km | ■ |
3 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 265.2万円 | 3.8点 | KZT00D-003 | 62,299km | ■ |
4 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 257.2万円 | 3.7点 | KZT00D-001 | 446km | ■ |
5 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 246.8万円 | 3.2点 | KZT00D-015 | 3,352km | ■ |
6 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 246.1万円 | 3.2点 | KZT00D-002 | 84,774km | ■ |
7 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 236.1万円 | 3.2点 | KZT00D-019 | 5,073km | ■ |
8 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 218.7万円 | 3.7点 | KZT00D-012 | 11,870km | ■ |
9 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 215.1万円 | 4.0点 | KZT00D-006 | 19,048km | ■ |
10 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 199.5万円 | 3.7点 | KZT00D-013 | 8,573km | ■ |
11 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 195.9万円 | 3.0点 | KZT00D-003 | 57,843km | ■ |
12 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 174.9万円 | 3.0点 | KZT00D-014 | 18,375km | ■ |
13 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 170.9万円 | 3.5点 | KZT00D-012 | 26,356km | ■ |
14 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 157.9万円 | 3.2点 | KZT00D-010 | 96,733km | ■ |
15 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 140.1万円 | 3.2点 | KZT00D-006 | 31,569km | ■ |
16 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 120.0万円 | 3.3点 | KZT00D-012 | 43,117km | ■ |
【事故 不動 故障車】 Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | Z1-R / Z1R-II【1978~80年式】 | 180.7万円 | 0点 | KZT00D-001 | 31,798km | ■ |
---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1978年式】Z1-R毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【1978年式】Z1-R に関するこのページの内容
【1978年式】Z1-R 買取査定に役立つ豆知識
KZ1000-A2型をベースに、"新たなスーパースポーツ"を基本コンセプトに掲げ、1978年にリリースされたのが角Zシリーズの原点的存在であるZ1-R。
流麗なティアドロップタンクが生み出す曲線を基調としたスタイリングを刷新し、当時海外市場でニーズの高かったヨーロピアンカフェレーサースタイルを採用した結果、ハンドルマウント式ビキニカウルからタンク、サイドカバーにテールカウルまで全てを直線基調で統一したスタイリングに生まれ変わりました。搭載されるエンジンはZ1000-A2型を土台としつつも、従来のミクニ製VM26SSキャブからVM29の大径キャブレター換装等で最高出力を90PSに強化し、Z1由来の後継モデルとしては限界に近い強化となりました。ただし、車体設計に関しては難点が多く、Z1000ベースの車体に前18インチホイールを採用したことによるトレール量不足が災いし、フロント周りのリコール問題やウォブル(走行時の横揺れ)が多発したことにより、わずか1年限りで生産終了を迎え、翌年以降は改良モデルのZ1-RⅡへ早々と世代交代してしまいました。
設計的には旧いモデルでしたが、戦闘力の高さは1978年当時トップクラスで、最高速度は218km/h、0-400mm加速12.0秒ハイパフォーマンスぶりを見せ付け、1979年のルマン24時間耐久レースではノーマルクラス優勝を果たすなど掛け値なしの実力でわずか1年の生産販売にも関わらず1万5000台超の販売台数を記録しました。
何と言っても最大の特徴はメタリックスターダストシルバーのみのカラーリング設定とその独特のスタイリングにあり、カウル内に配された視認性の良いスピード&タコメーター、オートキャンセル式ウインカーや当時最先端の装備を実装。排気効率を重視した4in1タイプマフラーなど、70年代末期のテクノロジーが凝縮されている点も大いに注目に値するポイントとなっております。1980年には後継のZ1-RⅡも生産を終え、空冷第2世代の雄であるZ1000Jらにバトンを託しましたが、そのルックスとハイパフォーマンスを愛するファン層は多く、世界各国で活発な取引が行われている絶版車のひとつです。
従来からコアな人気があったモデルという点に加え、絶版車ブームが追い風となり取引相場は高値安定傾向。
希少価値の高い角Zの系譜であるZ1-Rシリーズの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値を知り尽くしているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1-R/KZ1000-D型(Z1-R D1型)/1978年モデル |
---|---|
発売年月 | 1978年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 新発売 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,160×全幅800×全高1,295mm・乾燥重量246kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高815mm・最低地上高125mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC2バルブ4気筒・90PS/8,000rpm・--km/1L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 200万円 (逆輸入車のため参考データ) |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 【1978年式】Z1-R
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 【1978年式】Z1-R
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 【1978年式】Z1-R
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
229.4万円
171.0万円
7台
平均
最低
取引
197.8万円
120.2万円
8台
不動
平均
最低
取引
180.5万円
180.5万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 【1978年式】Z1-R
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 【1978年式】Z1-R
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
【1978年式】Z1-R 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【1978年式】Z1-R | 300.2万円 | 3.0点 | KZT00D-011 | 46,323km | ■ |
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2 | 【1978年式】Z1-R | 280.2万円 | 3.8点 | KZT00D-003 | 62,298km | ■ |
3 | 【1978年式】Z1-R | 265.2万円 | 3.8点 | KZT00D-003 | 62,299km | ■ |
4 | 【1978年式】Z1-R | 257.2万円 | 3.7点 | KZT00D-001 | 446km | ■ |
5 | 【1978年式】Z1-R | 246.8万円 | 3.2点 | KZT00D-015 | 3,352km | ■ |
6 | 【1978年式】Z1-R | 246.1万円 | 3.2点 | KZT00D-002 | 84,774km | ■ |
7 | 【1978年式】Z1-R | 218.7万円 | 3.7点 | KZT00D-012 | 11,870km | ■ |
8 | 【1978年式】Z1-R | 215.1万円 | 4.0点 | KZT00D-006 | 19,048km | ■ |
9 | 【1978年式】Z1-R | 199.5万円 | 3.7点 | KZT00D-013 | 8,573km | ■ |
10 | 【1978年式】Z1-R | 196.1万円 | 3.0点 | KZT00D-003 | 56,697km | ■ |
11 | 【1978年式】Z1-R | 174.9万円 | 3.0点 | KZT00D-014 | 18,375km | ■ |
12 | 【1978年式】Z1-R | 170.9万円 | 3.5点 | KZT00D-012 | 26,356km | ■ |
13 | 【1978年式】Z1-R | 157.9万円 | 3.2点 | KZT00D-010 | 96,733km | ■ |
14 | 【1978年式】Z1-R | 140.1万円 | 3.2点 | KZT00D-006 | 31,569km | ■ |
15 | 【1978年式】Z1-R | 120.1万円 | 3.3点 | KZT00D-012 | 42,695km | ■ |
【事故 不動 故障車】 【1978年式】Z1-R 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【1978年式】Z1-R | 180.7万円 | 0点 | KZT00D-001 | 31,798km | ■ |
---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1979~80年式】Z1R-II毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【1979~80年式】Z1R-II に関するこのページの内容
【1979~80年式】Z1R-II 買取査定に役立つ豆知識
前1978年のZ1-Rが欧州市場を中心に大規模なリコール問題へ発展したことを踏まえ、多くの見直しを経てリニューアルされたのが、1979年から80年にかけて生産販売されたZ1R-Ⅱ。
前後18インチホイールのZ1000ベースであったフレームから生じたトレール量問題の根本的解決を図るべく、Z1000MkⅡを土台とした専用設計フレームへと車体を刷新。同時にフロントフォークステムをショートオフセット化した上で、前19後18インチホイールへ変更することで適切なホイールベース化しました。また、左右非対称の4in1タイプマフラーへの評価が芳しくなかった北米市場からの声に応え、4in2タイプの左右対称マフラー化、点火方式をフルトランジスタ化しミクニ製VM28SSキャブレターの採用により最高出力を94PSに引き上げ、ガソリンタンク容量を13リットルから20リットル化するなど、大型バイクとしての基本性能の底上げが図られた仕様となっております。
Z1-Rのハイパフォーマンスぶりに触発された他メーカーのライバル達との比較では、旧式のZ1由来のエンジンなど、設計の旧さによってZ1-Rほどの反響は得られず、2年間で総生産台数は5,000台にも満たぬまま終了。1980年には空冷Z第2世代のZ1000Jがリリースされたことにより、不遇の現役時代を終えることとなってしまいました。白刃のイメージが漂うZ1-Rとは異なり、黒と赤の2色が設定されたのも面白いポイントのひとつで、姉妹車にあたるZ1000MkⅡと同一のイメージ戦略であったことが伺えます。
絶対数の少ないモデルながら、空冷Zシリーズのエンジンとしてはポテンシャルが高く、近年では海外から輸入された程度良好な個体が中古バイク市場へ流通。基本性能の高さに目をつけたサンクチュアリーコウガなど、有名カスタムビルダーの手によるコンプリートマシンも登場し、テイスト・オブ・ツクバや絶版車ミーティングなどで目にする機会が増えております。
中古相場は10年来右肩上がりで推移していますが、絶対数が少ないモデルだけに、当面大きな値崩れはしないという予測が主流となっております。各出向地によってサイドカバーやエンブレム、リフレクター等の違いがあるため、高額買取を狙うには絶版車に関する確かな知識と買取実績を持つ業者に任せるのが大切で、ここを見誤るとフルオリジナルにも関わらず安い見積り額となってしまうケースも。
希少価値の高い角Zの系譜であるZ1-Rシリーズで高額買取を狙うなら、空冷カワサキへの造詣の深さと取引実績多数を誇る弊社バイクパッションへぜひお任せを!
車名/型式/年式 | Z1-RⅡ/KZ1000-D型(Z1-R D3~D4型)/1979年モデル |
---|---|
発売年月 | 1979年~1980年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | タンク容量アップ、マフラー変更、カラーリング変更 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,218×全幅805×全高1,290mm・乾燥重量250kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高825mm・最低地上高--mm(NA) |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC2バルブ4気筒・94PS/8,000rpm・--km/1L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・20リットル |
新車販売価格 | 200万円 (逆輸入車のため参考データ) |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 【1979~80年式】Z1R-II
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 【1979~80年式】Z1R-II
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 【1979~80年式】Z1R-II
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
236.0万円
236.0万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 【1979~80年式】Z1R-II
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去60ヶ月の買取相場の推移】 【1979~80年式】Z1R-II
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
【1979~80年式】Z1R-II 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【1979~80年式】Z1R-II | 236.2万円 | 3.2点 | KZT00D-019 | 5,022km | ■ |
---|
【事故 不動 故障車】 【1979~80年式】Z1R-II 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています