K/Z900LTD【1976年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 取引価格帯
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
K/Z900LTD【1976年】 に関するこのページの内容
K/Z900LTD【1976年】 買取査定に役立つ豆知識
カワサキのアメリカンにつけられた「LTD」=Limitedには250ccから1,100ccまでラインナップがありますが、そのルーツは、1972年のZ1発売から4年後の1976年、北米で2千台限定で発売されたKZ900LTD です。
エンジンは【Z1】のものをそのまま使用しており、型式はZ1とその後継機K/Z900と同じくZ1E型、レイアウトは空冷4ストDOHC並列4気筒903cc、最大出力82馬力/8,500回転です。
フロント19/リア16インチのキャストホイールとプルバックハンドル等を装備していました。国産4メーカー合わせてアメリカン(ジャメリカン)のルーツはヤマハ【XS650Special】だと思われていますが、当時輸出専用モデルだったZ1が始祖だったのは意外なエピソードです。日本のアメリカンはZ900LTDから始まったのであり、ビラーゴやエリミネーターをはじめ、他メーカーのアメリカンもここから大きな影響を受けたと言えます。
Z900LTD開発のきっかけは75年頃、それまでのオンロードモデルの売上が若干鈍ったことで、そこから派生モデルを作ろうということになりました。目標は、「アメリカのライダーが共感できるバイク」。そこから日本製アメリカンが誕生しました。
Z900LTDは、Z1をベースに次の改造が行われました。
・フロントフォーク長さ延長
・ショートフロントフェンダーを採用
・ハンドルをプルバックタイプに変更
・フロントウインカーはハンドル吊り下げのレイアウト
・ガソリンタンク形状変更
・キャブレターはZ1より2mm小径のミクニVM26SSを採用
・ライダーとパッセンジャーで段差のある「キング&クイーンシート」を採用
・マフラーをジャーディン製のショートカットフレアタイプに変更
・前後ホイールをアルミ製キャストに変更
・カワサキ初のトリプルディスクを採用(76年のZ1はフロントシングルディスク、リアドラム)
・フロントディスクは296mm径、リアは277mm
・センタースタンドなし
・大柄なパッセンジャーグラブレール
・リアタイヤは16インチ、4.00サイズ
・Z900LTD専用のホワイトレターのグッドイヤータイヤを装着
このバイクは「LTD」の名前のとおり限定生産で、合計5千台が製造されました。うち2千台は米国向け、残り3千台は欧州その他の市場向けに製造されました。
結果、高性能エンジンとホットロッドイメージの組み合わせは好評で、北米全土での販売も好調でした。ハンドルとシートの形状には一部のユーザーから違和感が報告されたものの、パワー、ハンドリング、ブレーキについては問題ありませんでした。
今見れば、長いフォークとショートフェンダーの組み合わせは斬新で、豪華シートと16インチリアタイヤは安定感に満ちています。タンクとエンジンの造型美も素晴らしいです。
売る際のリセールバリューですが、1976年に2,000台専用で発売された海外専用機とあって国内で流通すること自体が珍しい機種です。実際、過去10年間で業者間オークションで取引が記録されたのは10台。年間に1台未満です。気になる価格ですが業者間ではここ10年、60~80万円の価格帯で取引されています。
ティアドロップ型のタンクを踏襲した空冷4発初期の丸Zの純血種ですが、クルーザー化されていることで超が付くお宝機Z1や後継機K/Z900そしてK/Z1000までの丸Zに対して2~3割程度の水準に甘んじています。
しかし基幹部品がZ1であることから外装や足回りを変更してZ1仕様にすることで、査定額の伸びしろは大きくなるのも事実です。しかしながらフレーム型式は、Z1とその後継機K/Z900がZ1F型であるのに対し本機にはKZ900B型が割り振られていることから見た目を完全にZ1仕様にしてもオリジナルには及びません。
クルーザーLTD機では、900LTDの後継機Z1000LTDが最も高く売れる機種となっています。仕様は共通ながらグラフィックが人気の理由に挙げられるかもしれません。
1976年式Z900LTDのご売却やお乗り換えをお考えでしたら、買取査定はその空冷Zをはじめ旧車の中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z900LTD / -型 / 1976年モデル |
---|---|
発売年月 | 1976年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2215 (幅)830 (高さ)1175 (重さ)230 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・82PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・16リットル |
新車販売価格 | 3,295米ドル(当時の為替レート293円/ドルで換算すると約96.5万円) |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | 丸Z(空冷4発) | 国産アメリカン クルーザー |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 K/Z900LTD【1976年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 K/Z900LTD【1976年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 K/Z900LTD【1976年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
76.7万円
52.0万円
6台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
42.7万円
42.7万円
1台
- 事故 不動車
- 実働車
【走行距離別の取引額】K/Z900LTD【1976年】
【走行距離別買取額の目安】
0.5〜1万km | 最高 | 83.6万円 | 1台 |
平均 | 83.6万円 | ||
最低 | 83.6万円 | ||
3〜5万km | 最高 | 52.0万円 | 1台 |
平均 | 52.0万円 | ||
最低 | 52.0万円 | ||
5万km〜 | 最高 | 73.6万円 | 2台 |
平均 | 71.9万円 | ||
最低 | 70.2万円 | ||
不明 メーター改 |
最高 | 100.4万円 | 2台 |
平均 | 90.5万円 | ||
最低 | 80.5万円 | ||
【事故 不動 故障車走行距離別の取引額】K/Z900LTD【1976年】
【走行距離別買取額の目安】
3〜5万km | 最高 | 42.7万円 | 1台 |
平均 | 42.7万円 | ||
最低 | 42.7万円 | ||
- 事故 不動車
- 実働車
【カラー別の取引額】K/Z900LTD【1976年】
- ■
- ■
- ■
- ■
- ■
- その他
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 83.6万円 | 1台 | |||
■ | 52.0万円 | 1台 | |||
■ | 73.6万円 | 1台 | |||
■ | 80.5万円 | 1台 | |||
■ | 70.2万円 | 1台 | |||
その他 | 100.4万円 | 1台 |
【事故 不動 故障車カラー別の取引額】K/Z900LTD【1976年】
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 42.7万円 | 1台 |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 K/Z900LTD【1976年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去10年間の買取相場の推移】 K/Z900LTD【1976年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
K/Z900LTD【1976年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | K/Z900LTD【1976年】 | 100.6万円 | 3.3点 | KZ900B-502 | 26,248km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | K/Z900LTD【1976年】 | 83.8万円 | 3.0点 | KZ900B-503 | 5,124km | ■ |
3 | K/Z900LTD【1976年】 | 80.7万円 | 3.3点 | KZ900B-500 | 20,999km | ■ |
4 | K/Z900LTD【1976年】 | 73.8万円 | 3.2点 | KZ900B-501 | 68,322km | ■ |
5 | K/Z900LTD【1976年】 | 70.4万円 | 3.0点 | KZ900B-502 | 56,616km | ■ |
6 | K/Z900LTD【1976年】 | 52.1万円 | 3.2点 | KZ900B-501 | 37,391km | ■ |
【事故 不動 故障車】 K/Z900LTD【1976年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | K/Z900LTD【1976年】 | 42.9万円 | 0点 | KZ900B-500 | 47,067km | ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています