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【2008年式】F4 1000R

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F4 1000R【2007~12年】毎週更新の買取査定相場

F4 1000R【2007~12年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】F4 1000R【2007~12年】
F4 1000R【2007~12年】|2007年式 シルバー
F4 1000R【2007~12年】|2007年式 レッド
F4 1000R【2007~12年】|2007年式 レッド/ブラック
F4 1000R【2007~12年】|2007年式 ホワイト/ブラック

F4 1000Rは、MVアグスタが2006年に新たな上位グレードとして送り出したスーパースポーツである。それまでF4 1000の標準モデルだった「F4 1000S」が2006年限りで廃止され、2007年以降はRが事実上の標準フラッグシップとなった。本稿で扱う2007〜2012年式のF4 1000Rは、第一世代後期(2007〜2009年)と、フルモデルチェンジを経た第二世代前期(2010〜2012年)という二つの時期を貫く存在として、F4 1000の系譜を語る上で欠かせない一台である。
タンブリーニ設計のF4が「美の領域」で評価されてきた時代から、Rの登場によってF4 1000は「性能の領域」でも本格的にライバルと渡り合えるモデルへと進化していった。2006年8月にはF4 1000RがボンネビルでF4 1000の世界記録(299.148km/h、185.882mph)を樹立し、量産1000ccクラス最速の称号を獲得。同年末からはこの性能を昇華させた限定モデル「F4 1000R 312」が新登場し、2007年9月のミラノショーで正式公開された。312という数字はその最高速度(km/h)を意味する。
2010年には第二世代へとフルモデルチェンジ。重量約10kg減、車体幅40mm縮小、新クランクシャフト、Tiバルブ、ツインインジェクター、可変長インテーク、8段階トラクションコントロール、2段階パワーマップなど大幅刷新を受け、無印F4が186hpを発生する標準モデルとして登場した。そしてRはこの第二世代でも上位グレードとして継続。エンジンは190hp前後を発生し、より高グレードの装備を纏った。Rの存在は、2007〜2012年を通じてF4 1000の「上位標準モデル」という確固たる地位を維持し続けたのである。

メカニズム解説
第一世代R(2007〜2009年)
エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ。ボア76.0×ストローク55.0mm、圧縮比13.0:1、最高出力174hp/13,000rpm、最大トルク111Nm(11.3kgf・m)/10,000rpmを発生する。Weber Marelli 5SMエンジンマネジメントシステム、フューエルインジェクション、可変長インテーク(TSS非搭載)を備える。サスペンションはフロントがマルゾッキ製φ50mmカーボンナイトライドコーティング倒立フォーク、リアはザックス製モノショック(高速・低速圧側ダンパー調整付き)。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー+φ310mmディスク、リアはブレンボ製φ210mm。ホイールはブレンボ製鍛造アルミ、5本スポーク。乾燥重量192kg、シート高810mm。
派生上位モデルとして2007年末発表のF4 1000R 312がある。30mmチタン製インテークバルブ、改良カム、φ48mmスロットルボディの採用により出力183hp/12,200rpm、最大トルク115Nm/10,000rpmを発生。マルケジーニ製シルバー鍛造ホイール、Goldline仕様ブレンボラジアルブレーキ、チタンナイトライドコーティングのマルゾッキφ50mmフォーク、軽量ザックス・レーシングリアサスを装備した。
第二世代R(2010〜2012年)
2010年のフルモデルチェンジで全面刷新。エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブを継承するが、ボア76.0×ストローク55.0mmはそのままに、新クランクシャフト(モーメント慣性約50%増・バランサー廃止)、軽量コンロッド、チタン製吸気バルブ、短縮インテークトラクト、ツインインジェクター、可変長インテーク、深底オイルパン、新オイルポンプ、冷却系・オルタネーター刷新が行われた。電子制御はMagneti Marelli 7BM ECUによる管理で、8段階トラクションコントロール、2段階パワーマップ、メカニカルスリッパークラッチ、カセット式ギアボックスを新規搭載。
サスペンションはマルゾッキ製φ50mm倒立フォーク(フル調整式)+ ザックス製モノショック(リモートリザーバー付き)、ブレーキはブレンボ製モノブロックラジアルマウントキャリパー+φ320mmダブルディスク+リアφ210mmを継承。タイヤはピレリ ディアブロ・スーパーコルサSPを標準装備、ホイールは鍛造アルミ。車体は車体幅40mm縮小、重量約10kg軽量化を果たし、シングルサイドスイングアームと座面下4本出し角形エキゾーストはF4のアイデンティティとして継承された。乾燥重量191kg、シート高830mm、燃料タンク容量17L。

2007〜2012年の量産1000ccスーパースポーツとしては、ヤマハ YZF-R1、ホンダ CBR1000RR、スズキ GSX-R1000、カワサキ ZX-10R、ドゥカティ 1098/1198、アプリリア RSV4、BMW S1000RRが主なライバルとなる。日本勢が高い完成度と価格競争力を武器とし、ドゥカティ・アプリリアがレースイメージで競う中で、F4 1000Rはタンブリーニ造形の美しさとイタリア製エキゾチックという独自性で勝負した。スペックだけ見れば日本勢に対して特別優位ではないが、量産車離れした仕立てと希少性が支持された。
兄弟車として、第一世代期では無印F4 1000(2006年限りで廃止)、Rの上位F4 1000R 312(2007年末新登場、183hp)、限定F4 1000 Senna(2006年、300台限定)、Tamburini(2006年、300台限定)、CC(2006年、100台限定)が存在した。第二世代期では無印F4 1000(標準モデルとして並行販売)、F4 1078 RR 312(2009年、1078ccの上位モデル)、F4 1000 Frecce Tricolori(2010年、伊空軍展示飛行隊50周年記念11台限定)、2011年5月末発売のF4 RR Corsacorta(201hp、最上位)、2012年新登場のF4 R Corsa Corta(中間グレード、195hp)が並ぶ。

モデルの変遷
2006年:F4 1000R新登場(無印F4 1000Sの上位グレードとして)、166hp、ラジアルマウントブレンボ採用。
2007年:F4 1000Sを廃止しRが標準モデル化。174hpへ出力向上。年末にF4 1000R 312(183hp)を新規追加発表。
2008年:F4 1000R 312正式販売開始。第一世代Rの完成期。
2009年:F4 1000R継続。F4 1078 RR 312(1078cc)が登場し、上位ラインに加わる。
2010年:第二世代へフルモデルチェンジ。無印F4と並ぶ上位グレードとしてRが継続、出力向上、装備刷新、重量約10kg減・車体幅40mm縮小、新電子制御パッケージを搭載。
2011年:第二世代Rを継続。同年5月末からF4 RR Corsacortaが最上位として加わり、Rは中間位置に。
2012年:F4 R Corsa Corta(195hp、新規中間グレード)の登場で、シリーズが無印・R・RRの三層構造に整理された。これにより従来のRはこの年式で実質的に役割を終え、翌2013年から標準F4 1000がCorsa Cortaエンジン搭載へ移行することになる。

F4 1000Rは中古市場において、第一世代と第二世代でやや異なる評価軸を持つ。第一世代R(2007〜2009年)はタンブリーニ設計の原型に最も近い量産1000ccモデルとして、外観の美しさとアナログ的な操縦感を重視する層に支持される。F4 1000R 312は183hp仕様という稀少性と、Goldline仕様ブレンボや鍛造マルケジーニといった豪華装備により、コレクター視点でも値崩れしにくい傾向にある。
第二世代R(2010〜2012年)は実用性と完成度のバランスで評価されている。8段階トラクションコントロール、可変長インテーク、ピレリ ディアブロ・スーパーコルサSPなどの装備が標準で、現代的なライディング感覚に近い。同時期のドゥカティやアプリリア上位グレードと比較すると、F4 1000Rは相対的に価格設定が抑えられており、中古でも価値の落ち着きが見られる。
注意点としては、MVアグスタ共通の信頼性課題(電装系、点火系、定期メンテナンスコスト)が挙げられる。専門知識を持つディーラーや整備工場との関係性が長期所有の鍵となる。

F4 1000Rは、2007〜2012年というF4 1000シリーズの最も多様な時期を貫いて、「上位標準モデル」という難しい立ち位置を担い続けたバイクである。Sの後を継ぐ標準フラッグシップとして登場し、RRの登場後は中間位置へと移行しながらも、その間ずっとF4 1000の中核を支えた。タンブリーニ造形の原型を残す第一世代と、フルモデルチェンジを経て現代的な装備を得た第二世代という二つの顔を持ちながら、いずれもF4らしい美しさと過激さを体現している。
性能数値だけで見れば日本製の同クラスに勝るとも劣らないが、Rが提供したのは数値ではなく「乗ること自体が儀式となる体験」である。Brembo製ラジアルブレーキ、軽量鍛造ホイール、伝説的なシングルサイドスイングアームと4本出しエキゾーストといった構成要素は、走る前から所有を成立させる「美の領域」と、サーキットで発揮される「過激な性能」を同時に持つ稀有なバイクとして、F4 1000Rを定義づけた。中古車として選ぶ場合、第一世代は原典的造形と希少性、第二世代は完成度とトラクションコントロールという電子制御の安心感が魅力となる。F4 1000の本質を最も濃く味わえる年式群として、今なお価値を保ち続けている。

解説記事更新日:2026年05月30日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 MVアグスタ F4 1000R / F511D型、F511B型 / 2007〜2012年モデル
発売年月 2007〜2012年
車両サイズ(mm)・重量(kg) (長さ)2070 (幅)685〜750 (高さ)第一世代685mm/第二世代750mm (重さ)192
シート高・最低地上高(mm) (シート高)810(第一世代)/830(第二世代) (最低地上高)--
エンジン機構・最高出力・燃費 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ・第一世代R:174hp(13,000rpm)/第二世代R:190hp前後(12,900rpm)
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・フューエルインジェクション/・21リットル(第一世代)/17リットル(第二世代)
新車販売価格 新車価格  2,929,500円(税込) 2007年
ジャンル スーパースポーツ
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 F4 1000R 2008年式

最高額
平均落札額
最低額
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No Data

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
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【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
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過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年05月29日

【状態別の買取相場】 F4 1000R 2008年式

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
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取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
57.6万円
57.6万円
57.6万円
1台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2026年05月29日

【走行距離別の買取相場】 F4 1000R 2008年式

最高額
平均落札額
最低額
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【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

2〜3万km 最高 57.6万円 1台
平均 57.6万円
最低 57.6万円

※データ更新:2026年05月29日

【カラー別の買取相場】 F4 1000R 2008年式

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【万円】

業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

/ 57.6 万円 1台

※データ更新:2026年05月29日

実働車の取引価格帯】 F4 1000R 2008年式

単位【万円】
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業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)

2026年6月時点から 10 間遡った数字

【取引価格帯と構成比】

最高
57 ~ 58
万円
%
100
構成比
最多
57 ~ 58
万円
%
100
構成比
最低
57 ~ 58
万円
%
100
構成比

※データ更新:2026年05月29日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

F4 1000R【2007~12年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月29日)

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カウンター 
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落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 F4 1000R【2007~12年】 85.6万円 5.0点 F511DB9V 6,038km
2 F4 1000R【2007~12年】 83.4万円 4.7点 F511BB7V 1,098km
3 F4 1000R【2007~12年】 81.0万円 4.8点 F511BB7V 22,029km
4 F4 1000R【2007~12年】 80.4万円 5.0点 F511BB7V 14,847km
5 F4 1000R【2007~12年】 75.8万円 4.3点 F511BB7V 2,856km
6 F4 1000R【2007~12年】 70.3万円 4.3点 F511BB7V 41,591km
7 F4 1000R【2007~12年】 57.7万円 4.3点 F511BB8V 22,374km
8 F4 1000R【2007~12年】 55.3万円 4.5点 F511BB7V 19,046km
No Data
【2008年式】F4 1000Rにおいて。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは85.6万円で赤/銀系・走行距離6,038km・評価5.0点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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    身分証明書のイメージ

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