F4 1000R【2007~12年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 高く売れる型式・年式
- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
F4 1000R【2007~12年】 の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で31%下落しています。
最も高く売れるカラーリングはガンメタ、最も高く売れる年式は2009年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は44.7万円が平均です。
F4 1000R【2007~12年】 買取査定に役立つ車両解説

- シルバー 2007年式
- 当時の新車価格
- 税抜 279万円 (税込293万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
80.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
68.7万円
- 上限参考買取率
- 29.0%
- 平均参考買取率
- 24.6%

- レッド 2007年式
- 当時の新車価格
- 税抜 279万円 (税込293万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
85.4万円
- 現在の平均買取相場指標
-
80.5万円
- 上限参考買取率
- 30.6%
- 平均参考買取率
- 28.9%

- ホワイト/ブラック 2007年式
- 当時の新車価格
- 税抜 279万円 (税込293万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
57.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
57.6万円
- 上限参考買取率
- 20.6%
- 平均参考買取率
- 20.6%
F4 1000Rは、MVアグスタが2006年に新たな上位グレードとして送り出したスーパースポーツである。それまでF4 1000の標準モデルだった「F4 1000S」が2006年限りで廃止され、2007年以降はRが事実上の標準フラッグシップとなった。本稿で扱う2007〜2012年式のF4 1000Rは、第一世代後期(2007〜2009年)と、フルモデルチェンジを経た第二世代前期(2010〜2012年)という二つの時期を貫く存在として、F4 1000の系譜を語る上で欠かせない一台である。
タンブリーニ設計のF4が「美の領域」で評価されてきた時代から、Rの登場によってF4 1000は「性能の領域」でも本格的にライバルと渡り合えるモデルへと進化していった。2006年8月にはF4 1000RがボンネビルでF4 1000の世界記録(299.148km/h、185.882mph)を樹立し、量産1000ccクラス最速の称号を獲得。同年末からはこの性能を昇華させた限定モデル「F4 1000R 312」が新登場し、2007年9月のミラノショーで正式公開された。312という数字はその最高速度(km/h)を意味する。
2010年には第二世代へとフルモデルチェンジ。重量約10kg減、車体幅40mm縮小、新クランクシャフト、Tiバルブ、ツインインジェクター、可変長インテーク、8段階トラクションコントロール、2段階パワーマップなど大幅刷新を受け、無印F4が186hpを発生する標準モデルとして登場した。そしてRはこの第二世代でも上位グレードとして継続。エンジンは190hp前後を発生し、より高グレードの装備を纏った。Rの存在は、2007〜2012年を通じてF4 1000の「上位標準モデル」という確固たる地位を維持し続けたのである。
メカニズム解説
第一世代R(2007〜2009年)
エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ。ボア76.0×ストローク55.0mm、圧縮比13.0:1、最高出力174hp/13,000rpm、最大トルク111Nm(11.3kgf・m)/10,000rpmを発生する。Weber Marelli 5SMエンジンマネジメントシステム、フューエルインジェクション、可変長インテーク(TSS非搭載)を備える。サスペンションはフロントがマルゾッキ製φ50mmカーボンナイトライドコーティング倒立フォーク、リアはザックス製モノショック(高速・低速圧側ダンパー調整付き)。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー+φ310mmディスク、リアはブレンボ製φ210mm。ホイールはブレンボ製鍛造アルミ、5本スポーク。乾燥重量192kg、シート高810mm。
派生上位モデルとして2007年末発表のF4 1000R 312がある。30mmチタン製インテークバルブ、改良カム、φ48mmスロットルボディの採用により出力183hp/12,200rpm、最大トルク115Nm/10,000rpmを発生。マルケジーニ製シルバー鍛造ホイール、Goldline仕様ブレンボラジアルブレーキ、チタンナイトライドコーティングのマルゾッキφ50mmフォーク、軽量ザックス・レーシングリアサスを装備した。
第二世代R(2010〜2012年)
2010年のフルモデルチェンジで全面刷新。エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブを継承するが、ボア76.0×ストローク55.0mmはそのままに、新クランクシャフト(モーメント慣性約50%増・バランサー廃止)、軽量コンロッド、チタン製吸気バルブ、短縮インテークトラクト、ツインインジェクター、可変長インテーク、深底オイルパン、新オイルポンプ、冷却系・オルタネーター刷新が行われた。電子制御はMagneti Marelli 7BM ECUによる管理で、8段階トラクションコントロール、2段階パワーマップ、メカニカルスリッパークラッチ、カセット式ギアボックスを新規搭載。
サスペンションはマルゾッキ製φ50mm倒立フォーク(フル調整式)+ ザックス製モノショック(リモートリザーバー付き)、ブレーキはブレンボ製モノブロックラジアルマウントキャリパー+φ320mmダブルディスク+リアφ210mmを継承。タイヤはピレリ ディアブロ・スーパーコルサSPを標準装備、ホイールは鍛造アルミ。車体は車体幅40mm縮小、重量約10kg軽量化を果たし、シングルサイドスイングアームと座面下4本出し角形エキゾーストはF4のアイデンティティとして継承された。乾燥重量191kg、シート高830mm、燃料タンク容量17L。
2007〜2012年の量産1000ccスーパースポーツとしては、ヤマハ YZF-R1、ホンダ CBR1000RR、スズキ GSX-R1000、カワサキ ZX-10R、ドゥカティ 1098/1198、アプリリア RSV4、BMW S1000RRが主なライバルとなる。日本勢が高い完成度と価格競争力を武器とし、ドゥカティ・アプリリアがレースイメージで競う中で、F4 1000Rはタンブリーニ造形の美しさとイタリア製エキゾチックという独自性で勝負した。スペックだけ見れば日本勢に対して特別優位ではないが、量産車離れした仕立てと希少性が支持された。
兄弟車として、第一世代期では無印F4 1000(2006年限りで廃止)、Rの上位F4 1000R 312(2007年末新登場、183hp)、限定F4 1000 Senna(2006年、300台限定)、Tamburini(2006年、300台限定)、CC(2006年、100台限定)が存在した。第二世代期では無印F4 1000(標準モデルとして並行販売)、F4 1078 RR 312(2009年、1078ccの上位モデル)、F4 1000 Frecce Tricolori(2010年、伊空軍展示飛行隊50周年記念11台限定)、2011年5月末発売のF4 RR Corsacorta(201hp、最上位)、2012年新登場のF4 R Corsa Corta(中間グレード、195hp)が並ぶ。
モデルの変遷
2006年:F4 1000R新登場(無印F4 1000Sの上位グレードとして)、166hp、ラジアルマウントブレンボ採用。
2007年:F4 1000Sを廃止しRが標準モデル化。174hpへ出力向上。年末にF4 1000R 312(183hp)を新規追加発表。
2008年:F4 1000R 312正式販売開始。第一世代Rの完成期。
2009年:F4 1000R継続。F4 1078 RR 312(1078cc)が登場し、上位ラインに加わる。
2010年:第二世代へフルモデルチェンジ。無印F4と並ぶ上位グレードとしてRが継続、出力向上、装備刷新、重量約10kg減・車体幅40mm縮小、新電子制御パッケージを搭載。
2011年:第二世代Rを継続。同年5月末からF4 RR Corsacortaが最上位として加わり、Rは中間位置に。
2012年:F4 R Corsa Corta(195hp、新規中間グレード)の登場で、シリーズが無印・R・RRの三層構造に整理された。これにより従来のRはこの年式で実質的に役割を終え、翌2013年から標準F4 1000がCorsa Cortaエンジン搭載へ移行することになる。
F4 1000Rは中古市場において、第一世代と第二世代でやや異なる評価軸を持つ。第一世代R(2007〜2009年)はタンブリーニ設計の原型に最も近い量産1000ccモデルとして、外観の美しさとアナログ的な操縦感を重視する層に支持される。F4 1000R 312は183hp仕様という稀少性と、Goldline仕様ブレンボや鍛造マルケジーニといった豪華装備により、コレクター視点でも値崩れしにくい傾向にある。
第二世代R(2010〜2012年)は実用性と完成度のバランスで評価されている。8段階トラクションコントロール、可変長インテーク、ピレリ ディアブロ・スーパーコルサSPなどの装備が標準で、現代的なライディング感覚に近い。同時期のドゥカティやアプリリア上位グレードと比較すると、F4 1000Rは相対的に価格設定が抑えられており、中古でも価値の落ち着きが見られる。
注意点としては、MVアグスタ共通の信頼性課題(電装系、点火系、定期メンテナンスコスト)が挙げられる。専門知識を持つディーラーや整備工場との関係性が長期所有の鍵となる。
F4 1000Rは、2007〜2012年というF4 1000シリーズの最も多様な時期を貫いて、「上位標準モデル」という難しい立ち位置を担い続けたバイクである。Sの後を継ぐ標準フラッグシップとして登場し、RRの登場後は中間位置へと移行しながらも、その間ずっとF4 1000の中核を支えた。タンブリーニ造形の原型を残す第一世代と、フルモデルチェンジを経て現代的な装備を得た第二世代という二つの顔を持ちながら、いずれもF4らしい美しさと過激さを体現している。
性能数値だけで見れば日本製の同クラスに勝るとも劣らないが、Rが提供したのは数値ではなく「乗ること自体が儀式となる体験」である。Brembo製ラジアルブレーキ、軽量鍛造ホイール、伝説的なシングルサイドスイングアームと4本出しエキゾーストといった構成要素は、走る前から所有を成立させる「美の領域」と、サーキットで発揮される「過激な性能」を同時に持つ稀有なバイクとして、F4 1000Rを定義づけた。中古車として選ぶ場合、第一世代は原典的造形と希少性、第二世代は完成度とトラクションコントロールという電子制御の安心感が魅力となる。F4 1000の本質を最も濃く味わえる年式群として、今なお価値を保ち続けている。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 1000R / F511D型、F511B型 / 2007〜2012年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007〜2012年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2070 (幅)685〜750 (高さ)第一世代685mm/第二世代750mm (重さ)192 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810(第一世代)/830(第二世代) (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ・第一世代R:174hp(13,000rpm)/第二世代R:190hp前後(12,900rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション/・21リットル(第一世代)/17リットル(第二世代) |
| 新車販売価格 | 新車価格 2,929,500円(税込) 2007年 |
| ジャンル | スーパースポーツ |
【2007年式】F4 1000R毎週更新の買取査定相場
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- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2007年式】F4 1000R の買取査定相場
平均買取額は、対3年前比で31%下落しています。
最も高く売れるカラーリングはガンメタとなっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は44.7万円が平均です。
【2007年式】F4 1000R 買取査定に役立つ車両解説
2007年式F4 1000Rは、F4 1000シリーズにおいて「世代交代」を体現する年式である。前年まで標準モデルだった「F4 1000S」が2006年限りで廃止され、それまで上位グレードだったRが2007年から事実上の標準フラッグシップへと格上げされた。同時にエンジン出力は前年の166hpから174hpへと8馬力上乗せされ、Rは単なる上位グレードから「シリーズの中核」へと役割を変えた年式となった。
2006年8月、F4 1000Rはユタ州ボンネビル・ソルトフラッツで開催された「ナショナル・スピードウィーク」最高速トライアルにおいて、1000ccクラス市販車として世界最速の187.726MPH(302.116km/h)を記録した。この実績を引き継ぐ形で、2007年式は性能面でも記録車の系譜を継承するモデルとして登場している。エンジンマネジメントはWeber Marelli 5SMシステムを採用し、174hp/13,000rpmという出力を扱う電子制御の中核を担う。
カラーはレッド/シルバー、ブラック/グレーを中心に展開された。1+1(タンデム可能)仕様も並行販売され、シングルシートのRに加えて二人乗り対応グレードも選択肢として用意された。S亡き後のF4 1000を一手に背負う標準フラッグシップとして、2007年式Rは新たな立ち位置を確立した転換期の一台である。
前年(2006年)から大きな変更あり。Sの廃止に伴いRが標準モデル化したのに加え、エンジン出力が166hpから174hpへ向上、Weber Marelli 5SMエンジンマネジメントシステムが新規採用された。
エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ。ボア76.0×ストローク55.0mm、圧縮比13.0:1、最高出力174hp/13,000rpm、最大トルク111Nm(11.3kgf・m)/10,000rpmを発生する。フューエルインジェクション、可変長インテーク(TSS非搭載)を備える。新採用のWeber Marelli 5SM ECUは、F4 1000の電子制御の基幹となるシステムで、エキゾーストはF4のアイデンティティである座面下4本出し角形を継承する。
サスペンションはフロントがマルゾッキ製φ50mmカーボンナイトライドコーティング倒立フォーク(フル調整式)、リアはザックス製モノショック(高速・低速圧側ダンパー調整付き、リバウンド・プリロード調整)。ブレーキはブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー+φ310mmダブルディスク、リアはブレンボ製φ210m+4ポットキャリパー。ホイールはブレンボ製鍛造アルミ、5本スポーク(黒仕上げ)。タイヤはフロント120/70ZR17、リア190/55ZR17。トレリスフレームとシングルサイドスイングアームを継承し、乾燥重量192kg、シート高810mm、燃料タンク容量21L。
なお年式後半、2007年9月のミラノショーで上位派生「F4 1000R 312」(183hp)が発表されたが、正式販売は翌2008年からとなるため2007年式の正規ラインナップはR標準仕様(および1+1)が中心となる。
2007年式F4 1000Rは、F4 1000シリーズの転換点を象徴する一台である。S廃止に伴ってRが標準モデル化した年であり、174hpへの出力向上、Weber Marelli 5SM ECU採用といった刷新を通じて、Rは「上位グレードから標準フラッグシップへ」という新たな役割を担うことになった。ボンネビルでの世界記録達成という前年の実績を背景に持ちながら、2007年式は記録車の血統を量産モデルとして提供する立ち位置にある。
中古市場では、第一世代F4 1000のなかでも「S最終期の延長線上にあるR」として位置づけられている。174hpという出力は当時の量産1000ccスーパースポーツとして十分な競争力を持ち、ブレンボ製ラジアルブレーキ、マルゾッキφ50mmフォーク、軽量鍛造ホイールといった一級品の足回りを備える。Weber Marelli 5SMエンジンマネジメントによる電子制御は、後年のMVICSと比べると素朴な構成だが、それゆえに乗り手の操作とバイクの応答が直接的に結びつく感覚を残している。タンブリーニ造形の原型に最も近い時期の量産1000ccモデルを所有したい層にとって、2007年式は意義深い選択肢である。一方で個体差や信頼性、メンテナンスコストの問題はMVアグスタ共通であり、専門知識を持つディーラーや整備工場との関係性が長期所有の鍵となる。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 1000R / F511B型 / 2007年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2007年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | エンジン出力166hp→174hpへ向上 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2070 (幅)685 (高さ)-- (重さ)192 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ・174hp(13,000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(Weber Marelli 5SM ECU)・21リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 3,000,000円(税込) |
【2008年式】F4 1000R毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2008年式】F4 1000R の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/黒となっています。
【2008年式】F4 1000R 買取査定に役立つ車両解説

- Pearl White/Black
- 当時の新車価格
- 税抜 279万円 (税込293万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
57.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
57.6万円
- 上限参考買取率
- 20.6%
- 平均参考買取率
- 20.6%
2008年式F4 1000Rは、第一世代Rが「F4 1000の標準フラッグシップ」としての地位を最も確かに体現した年式である。2007年にF4 1000Sが廃止されてRが標準モデルへと昇格してから二年目、2008年はその位置づけが市場で完全に定着したタイミングであり、なおかつ同年に上位グレード「F4 1000R 312」(183hp)が正式販売開始されたことで、第一世代Rは「中段の標準R・上段の312」という二層構造の中核として明確な役割を持つに至った。シリーズの構造が整理された結果、無印F4 1000Rの性格もまた、「タンブリーニ設計の美しさと174hpという扱える出力を、最も素直に味わえる標準モデル」として鮮明になった。
この年式の特徴は、機械的には2007年式から継承された安定した仕様にある。同年のF4 1000R 312が格上げ装備を備えたのに対し、無印Rは「Rとして必要十分な性能と完成度」を提供する立ち位置を貫いた。
カラーはCorsa Red/Silver、Pearl White/Black、Gloss Black/Grayの三系統を継承。乾燥重量192kg、シート高810mm、燃料タンク容量21Lというパッケージは、第一世代Rのアイデンティティそのものである。タンブリーニ設計の原型を最も色濃く残す美しい外観と、Brembo製鍛造ホイールやMarzocchi製カーボンナイトライドコーティングフォークといった上質な装備が、2008年式F4 1000Rを「標準モデルでありながら標準を超えた仕立て」として記憶させる年式となっている。
前年(2007年)から大きな変更なし。第一世代Rとして2007年に確立された構成を継承する。
エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア76.0×ストローク55.0mm、圧縮比13.0:1、最高出力174hp/13,000rpm、最大トルク111Nm(11.3kgf・m)/10,000rpmを発生する。F4 1000R 312(同年新登場・183hp)に対し、無印Rは「標準的なヘッド・カム・スロットルボディ」を採用しつつ、同じ998ccエンジンブロックを共有する。燃料供給はWeber Marelli製5SM統合点火・噴射システム、マルチポイント電子制御フューエルインジェクション。インダクション・ディスチャージ電子点火を採用。可変長インテーク機構(TSS非搭載)、湿式多板クラッチ、6速ミッション、チェーン最終駆動。
2008年式F4 1000Rは、第一世代Rが「F4 1000の標準フラッグシップ」としての地位を最も確かに体現した年式である。2007年のSからRへの世代交代を経て、2008年は無印Rが標準モデルとして市場に定着し、同時にF4 1000R 312という明確な上位グレードが並行ラインナップされたことで、無印Rの性格と役割が最も鮮明になった時期と言える。174hpという扱える出力、Brembo製ラジアルブレーキと5本スポーク鍛造ホイール、Marzocchi製カーボンナイトライドコーティングフォークという上質な装備、そしてタンブリーニ設計の原型を残す美しい外観──これらの組み合わせは、「過激すぎず、しかし妥協のない」第一世代Rの本質を最もバランスよく体現している。
注意点としてはMVアグスタ共通の信頼性課題(電装系、定期メンテナンスコスト、専門ディーラーへの依存度)が挙げられ、所有には覚悟が要る。しかし、タンブリーニ設計の量産1000ccモデルとして第一世代の中核を担う姿を保有する満足感は、それを補って余りある。F4 1000Rが「美の領域」と「過激な性能」を両立させていた時代の、最もバランスの取れた標準形として、2008年式は記憶される価値ある一台である。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 1000R / F511B型 / 2008年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2008年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 大きな変更なし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2070 (幅)685 (高さ)-- (重さ)192(乾燥重量) |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ・174hp(13,000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(Weber Marelli 5SM統合点火・噴射システム)・21リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 2,929,500円(税込) |
【2009年式】F4 1000R毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2009年式】F4 1000R の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤/銀となっています。
【2009年式】F4 1000R 買取査定に役立つ車両解説
2009年式のF4 1000Rは、第一世代Rの最終年式という稀有な立ち位置を占める一台である。2006年にF4 1000Sの後継・上位グレードとして登場、2007年からはSを廃して標準フラッグシップとなり、2008年・2009年と熟成を重ねた末に、翌2010年には全面刷新のフルモデルチェンジが控えていた。つまり2009年式は、タンブリーニ設計の原型を最も色濃く残したまま、ひとつの時代を締めくくった最後の年式なのである。この年式の特徴は、機械的な大きな変更がない代わりに「完成された第一世代の姿を最終形で味わえる」という点にある。174hpを発生する998cc並列4気筒エンジン、Brembo製ラジアルマウントモノブロックキャリパー、5本スポーク鍛造アルミホイール、Marzocchi製カーボンナイトライドコーティングのφ50mm倒立フォーク、シングルサイドスイングアームと座面下4本出し角形エキゾーストといった構成要素は、F4 1000Rが2006年から築き上げてきた完成された姿そのものである。同年式の派生として上位F4 1078 RR 312(1,078cc・190hp)が新登場し、Rは標準として両者を支えた。カラーはCorsa Red/Silver、Pearl White/Black、Gloss Black/Grayの三系統を継承し、ライダーの好みに応じた選択肢を確保している。翌年から始まる第二世代の電子制御パッケージ(8段階トラクションコントロール、2段階パワーマップ)を持たないという意味で「アナログ感覚の最終形」とも言える年式であり、機械と直接対話する純粋なライディング体験を求めるライダーにとって、2009年式F4 1000Rは特別な意味を持つ一台である。
メカニズムは(2008年)から大きな変更なし。第一世代Rの完成期として、2007年に確立された構成を継承する。エンジンは998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア76.0×ストローク55.0mm、圧縮比13.0:1、最高出力174hp/13,000rpm、最大トルク111Nm(11.3kgf・m)/10,000rpmを発生する。燃料供給はWeber Marelli製5SM統合点火・噴射システム、マルチポイント電子制御フューエルインジェクション。インダクション・ディスチャージ電子点火を採用。可変長インテーク機構(TSS非搭載グレード)、湿式多板クラッチ、6速ミッション、チェーン最終駆動。サスペンションはフロントがマルゾッキ製φ50mm倒立テレスコピックフォーク(リバウンド・コンプレッション減衰調整、スプリングプリロード調整、カーボンナイトライドコーティング、ストローク129mm)、リアがプログレッシブ式モノショック(リバウンド・コンプレッション減衰調整、スプリングプリロード調整、ストローク120mm)。ザックス製で高速・低速の圧側ダンパー調整に対応。
2009年式F4 1000Rは、第一世代Rの最終年式として「完成された原型」を体現する一台である。2006年の新登場から数えて四年目、機械的には完全に成熟し、外観もタンブリーニ設計の原型を保ったまま、翌年のフルモデルチェンジを目前にして静かに役目を終える──そうした立ち位置に置かれた年式である。中古市場では、第一世代Rの完成形として安定した評価を得ている。電子制御に頼らない純粋な機械操縦感、174hpという扱いやすい出力域、Brembo製ラジアルブレーキと鍛造アルミホイール、Marzocchi製カーボンナイトライドコーティングフォークといった上質な装備は、現代の電子制御スーパースポーツに飽きたライダーにとって新鮮な選択肢となりうる。第二世代以降の8段階トラクションコントロールや可変長インテーク統合制御は持たないものの、その「ない」ことが逆に魅力となる年式である。注意点としてはMVアグスタ共通の信頼性課題(電装系、定期メンテナンスコスト、専門ディーラーへの依存度)が挙げられ、所有には覚悟が要る。しかし、タンブリーニ設計の量産1000ccモデルとして最後まで残った姿を保有する満足感は、それを補って余りある。F4 1000Rが「美の領域」と「過激な性能」を両立させていた時代の最終章として、2009年式は記憶される価値ある一台である。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 1000R / F511B型 / 2009年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2009年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 大きな変更なし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2070 (幅)685 (高さ)-- (重さ)192 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)810 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ・174hp(13,000rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(Weber Marelli 5SM統合点火・噴射システム)・21リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 3,000,000円(税込) |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 F4 1000R 2008年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年05月29日
【状態別の買取相場】 F4 1000R 2008年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
57.6万円
57.6万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年05月29日
【走行距離別の買取相場】 F4 1000R 2008年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 2〜3万km | 最高 | 57.6万円 | 1台 |
| 平均 | 57.6万円 | ||
| 最低 | 57.6万円 | ||
![]() |
|||
※データ更新:2026年05月29日
【カラー別の買取相場】 F4 1000R 2008年式
- ■ ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 57.6 万円 | 1台 | ![]() |
||
※データ更新:2026年05月29日
【実働車の取引価格帯】 F4 1000R 2008年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年05月29日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
F4 1000R【2007~12年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月29日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | F4 1000R【2007~12年】 | 85.6万円 | 5.0点 | F511DB9V | 6,038km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | F4 1000R【2007~12年】 | 83.4万円 | 4.7点 | F511BB7V | 1,098km | ■ / ■ |
| 3 | F4 1000R【2007~12年】 | 81.0万円 | 4.8点 | F511BB7V | 22,029km | ■ |
| 4 | F4 1000R【2007~12年】 | 80.4万円 | 5.0点 | F511BB7V | 14,847km | ■ |
| 5 | F4 1000R【2007~12年】 | 75.8万円 | 4.3点 | F511BB7V | 2,856km | ■ / ■ |
| 6 | F4 1000R【2007~12年】 | 70.3万円 | 4.3点 | F511BB7V | 41,591km | ■ |
| 7 | F4 1000R【2007~12年】 | 57.7万円 | 4.3点 | F511BB8V | 22,374km | ■ / ■ |
| 8 | F4 1000R【2007~12年】 | 55.3万円 | 4.5点 | F511BB7V | 19,046km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2007年式】F4 1000R 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月29日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2007年式】F4 1000R | 85.6万円 | 5.0点 | F511DB9V | 6,038km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2007年式】F4 1000R | 83.4万円 | 4.7点 | F511BB7V | 1,098km | ■ / ■ |
| 3 | 【2007年式】F4 1000R | 81.0万円 | 4.8点 | F511BB7V | 22,029km | ■ |
| 4 | 【2007年式】F4 1000R | 80.4万円 | 5.0点 | F511BB7V | 14,847km | ■ |
| 5 | 【2007年式】F4 1000R | 75.8万円 | 4.3点 | F511BB7V | 2,856km | ■ / ■ |
| 6 | 【2007年式】F4 1000R | 70.3万円 | 4.3点 | F511BB7V | 41,591km | ■ |
| 7 | 【2007年式】F4 1000R | 57.7万円 | 4.3点 | F511BB8V | 22,374km | ■ / ■ |
| 8 | 【2007年式】F4 1000R | 55.3万円 | 4.5点 | F511BB7V | 19,046km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2008年式】F4 1000R 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月29日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2008年式】F4 1000R | 85.6万円 | 5.0点 | F511DB9V | 6,038km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2008年式】F4 1000R | 83.4万円 | 4.7点 | F511BB7V | 1,098km | ■ / ■ |
| 3 | 【2008年式】F4 1000R | 81.0万円 | 4.8点 | F511BB7V | 22,029km | ■ |
| 4 | 【2008年式】F4 1000R | 80.4万円 | 5.0点 | F511BB7V | 14,847km | ■ |
| 5 | 【2008年式】F4 1000R | 75.8万円 | 4.3点 | F511BB7V | 2,856km | ■ / ■ |
| 6 | 【2008年式】F4 1000R | 70.3万円 | 4.3点 | F511BB7V | 41,591km | ■ |
| 7 | 【2008年式】F4 1000R | 57.7万円 | 4.3点 | F511BB8V | 22,374km | ■ / ■ |
| 8 | 【2008年式】F4 1000R | 55.3万円 | 4.5点 | F511BB7V | 19,046km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2009年式】F4 1000R 上位20台の取引額 (データ更新:2026年05月29日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2009年式】F4 1000R | 85.6万円 | 5.0点 | F511DB9V | 6,038km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【2009年式】F4 1000R | 83.4万円 | 4.7点 | F511BB7V | 1,098km | ■ / ■ |
| 3 | 【2009年式】F4 1000R | 81.0万円 | 4.8点 | F511BB7V | 22,029km | ■ |
| 4 | 【2009年式】F4 1000R | 80.4万円 | 5.0点 | F511BB7V | 14,847km | ■ |
| 5 | 【2009年式】F4 1000R | 75.8万円 | 4.3点 | F511BB7V | 2,856km | ■ / ■ |
| 6 | 【2009年式】F4 1000R | 70.3万円 | 4.3点 | F511BB7V | 41,591km | ■ |
| 7 | 【2009年式】F4 1000R | 57.7万円 | 4.3点 | F511BB8V | 22,374km | ■ / ■ |
| 8 | 【2009年式】F4 1000R | 55.3万円 | 4.5点 | F511BB7V | 19,046km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています










