MVアグスタ F4 RC【2015~18年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 高く売れる型式・年式
- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
MVアグスタ F4 RC【2015~18年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/赤、最も高く売れる年式は2017年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は47.0万円が平均です。
MVアグスタ F4 RC【2015~18年】 買取査定に役立つ車両解説

- 赤・白・緑 2015年式
- 当時の新車価格
- 税抜 435万円 (税込469.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
289.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
289.2万円
- 上限参考買取率
- 66.5%
- 平均参考買取率
- 66.5%

- 赤・白・緑 2017年式
- 当時の新車価格
- 税抜 443万円 (税込478.4万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
289.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
289.2万円
- 上限参考買取率
- 65.3%
- 平均参考買取率
- 65.3%
F4 RCは、MVアグスタが2015年に発表したF4シリーズの頂点に立つ限定生産モデルである。車名末尾の「RC」は「Reparto Corse(レパルト・コルセ)」、つまり「レーシング部門」を意味し、世界スーパーバイク選手権(WSBK)でMVアグスタのワークスマシンを駆ったレオン・キャミア選手のファクトリーレーサーをベースに、ホモロゲーション(公認競技用車両認定)取得のために開発された。一言で表現するなら「公道走行可能なWSBKマシン」であり、F4シリーズの究極形にして、MVアグスタが半世紀以上にわたり築き上げてきたレーシング遺産の集大成である。
2015年に250台限定で発表された初代F4 RCは、レオン・キャミア号と同じ赤・白・緑のカラーリングを纏い、F4 RRの上位グレードとして登場した。標準排気装着時205hp/13,450rpm、Termignoni製チタンエキゾーストと専用ECUを含む「レースキット」装着時には212hpを発生する。特筆すべきはF4 RRと比較して7kg(レースキット適用時はさらに6kg、計13kg)もの軽量化を果たしている点で、チタン・カーボンファイバー・マグネシウムといったエキゾチック素材を惜しみなく投入することで実現された。乾燥重量は標準175kg、レースキット適用時169kgに達する。
そして2018年式F4 RCは新たなカラースキームを纏って再登場した。レオン・キャミアのWSBKマシンを模した新塗装に、車番「37」が大書される──これはMVアグスタがモーターサイクルレース史上獲得した37回のメーカー世界タイトルを記念する数字である。同様に2018年式も250台限定で生産され、価格はUSD46,000(北米参考)に設定された。Bosch製レースABS(9MP)、3軸ジャイロ+加速度センサーによる慣性プラットフォーム、EAS 2.0電子制御クイックシフター、Öhlins NIX 30フォーク、Brembo M50ラジアルキャリパー、TIG溶接クロモリ鋼トレリスフレーム、調整式スイングアーム・ピボットといった、F4シリーズで最も豪華な装備の集合体として、F4 RCはF4 1000の終焉を飾るプレミアム派生グレードとなった。
エンジンはF4 RR/Corsacortaから発展したショートストローク仕様の998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ「Corsa Corta」エンジン。ボア79.0×ストローク50.9mm、圧縮比13.4:1、最高出力205hp/13,450rpm(標準仕様)、最大トルク115Nm(11.7kgf・m)/9,300rpmを発生する。Termignoni製チタンエキゾースト+マップ済み専用ECUからなる「レースキット」を装着すると212hp(市販車公道仕様としては当時クラス最強領域)に達する。中央配置のカムドライブチェーン、ラジアルバルブ配置、ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ、可変長インテークを採用。エキゾチック素材活用の一例として、マグネシウム製エンジンサイドケースが標準装備される。
電子制御パッケージは、EAS 2.0(Electronically Assisted Shift、双方向クイックシフター&オートブリッパー)、3軸ジャイロセンサーと3軸加速度センサーによる慣性プラットフォーム、リーン角センサーを統合する高度な構成。スロットルレスポンス・最大トルク・エンジンブレーキ・エンジンレスポンス・レブリミッターをカスタマイズできる4種ライディングモード(Sport/Race/Rain/Custom)、8段階トラクションコントロール、アンチウィリー、フロントリフトコントロール、Bosch製9MPレースABS(コーナーリングABS対応)を搭載。F4 RRが採用するÖhlinsの電子制御サスペンションとは異なり、F4 RCはあえて電子制御なしのフル機械式Öhlinsを選択している。これは「サーキット走行では電子制御サスより機械式の方が制御性が高い」というMCN記事の指摘とも合致する、純粋なレーシング思想の表れである。
サスペンションはフロントがÖhlins NIX 30 USDフォーク(チタンナイトライドコーティング、左右独立の高速・低速圧側調整、伸側調整、スプリングプリロード調整)、リアがÖhlins TTX36モノショック(リモートリザーバー付き、フル調整式)。ステアリングダンパーはÖhlins製。ブレーキはフロントがBrembo製M50モノブロックラジアルマウントキャリパー+φ320mmダブルディスク(アルミフランジ)、リアはBrembo製φ220mmディスク+4ポット。タイヤはピレリ ディアブロ・スーパーコルサSP(フロント120/70ZR17、リア200/55ZR17)。
ホイールはマルケジーニ製7本Yスポーク鍛造アルミ。F4 RRよりさらに軽量な鍛造仕様で、ばね下質量を抑えて旋回性能を高める。車体はクロムモリブデン鋼TIG溶接トレリスフレーム、軽量アルミ合金製フレームクロージングプレート、調整式スイングアーム・ピボット、調整式ステアリングアングルを備える。シングルサイドスイングアームと座面下4本出し角形エキゾーストはF4のアイデンティティとして継承。乾燥重量175kg(標準)/169kg(レースキット適用時)、シート高830mm、燃料タンク容量17L。
F4 RCの直接的ライバルとしては、同時期にホモロゲーション・特装プレミアム枠で競合した各社の限定モデルが挙げられる。具体的にはドゥカティ 1299パニガーレR Final Edition/1299スーパーレッジェーラ、ホンダ RC213V-S、カワサキ ZX-10RR、BMW HP4 Race、アプリリア RSV4 RFといった超プレミアム派生グレードである。これらはいずれも数百台規模の限定生産、200万円〜数千万円という価格帯、そして「公道走行可能なレーシングマシン」というコンセプトを共有する。F4 RCは250台限定・36,900ユーロ〜46,000USDという価格設定で、この超プレミアム枠の一角を確実に占めた。
兄弟車として、F4シリーズ内ではF4 RR Corsacorta(201hp、最上位の量産グレード)が直近の比較対象となる。F4 RRに対しF4 RCは出力で+4hp(レースキットで+11hp)、重量で-7kg(同-13kg)、装備でÖhlins機械式サス・Brembo M50・マグネシウムエンジンケース・調整式スイングアームピボット等を獲得した格上げ仕様となる。また同2015年には「Reparto Corse」シリーズとしてF3 RC(675ccミドル)、Dragster RC、Turismo Veloce RCも同時発表され、F4 RCはこのシリーズの頂点として位置づけられた。さらに2018年にはF4 RCと並行して、F4 1000の生産終了を記念するファイナルモデル「F4 Claudio」(CEO Claudio Castiglioni追悼モデル、100台限定)が発表され、F4シリーズは限定モデルでその歴史を閉じることになる。
モデルの変遷(年次改良の系譜)
2015年:F4 RC(Reparto Corse)初代発表。250台限定生産。レオン・キャミアWSBKマシンのレプリカカラー(赤・白・緑)。205hp/レースキット212hp。Öhlins機械式サス、Brembo M50、マルケジーニ7本Yスポーク鍛造ホイール、マグネシウムエンジンケース、調整式スイングアーム・ピボット採用。価格36,900ユーロ。
2016年:販売継続。基本仕様の変更なし。
2017年:販売継続。新カラースキームへの切り替え準備期間。
2018年:新カラースキーム発表。レオン・キャミアの最新WSBKマシンを模した塗装に、MVアグスタのメーカー世界タイトル獲得数を表す「37」番号を大書。再び250台限定生産。Euro4対応の細部セッティング調整を継続。Bosch 9MPレースABS、EAS 2.0、慣性プラットフォーム搭載。F4 1000生産終了を控えた最終形として、F4 Claudioと並行してシリーズの締めくくりを担う。
2019年〜:F4 1000の生産終了に伴い、F4 RCも生産終了。Euro5規制対応の見送りにより、F4シリーズ全体が一つの時代を終える。
F4 RCは中古市場において、F4シリーズ全体の中でも別格の評価を受けている。理由は明確で、各年式250台限定という希少性、ホモロゲーション特装グレードとしての位置づけ、F4 1000シリーズ最終世代の頂点であること、そしてF4が生産終了したことで今後新規供給の途絶えた「絶版モデル」となっていることだ。F4 RR(量産フラッグシップ)の市場価格を大幅に上回る相場で取引されており、初代2015年式・2018年式ともに新車価格を維持または上回るケースも見られる。
装備面では、マグネシウム製エンジンケース、Öhlins NIX 30フル機械式フォーク、Brembo M50キャリパー、マルケジーニ7本Yスポーク鍛造ホイール、TIG溶接フレーム、調整式スイングアームピボットといった「F4 RR以上の素材・装備」を中古でも維持できる点が大きな魅力となっている。レースキット(Termignoni製チタンエキゾースト+マップ済みECU)の有無も価格に影響し、付属する個体は市場でも高評価を受ける。
注意点として、F4 RCは250台限定の特装車であるため、専用部品の入手難度はF4 RRや無印より高い。MVアグスタ共通の整備性課題に加え、マグネシウムエンジンケースや特殊塗装の維持には専門知識が要求される。長期保有にはRC専門の整備体制を持つディーラー・工場との関係が必須となる。とはいえ、F4の終焉とともに歴史に刻まれた250台×2世代の希少モデルとして、F4 RCの資産価値は今後も維持される蓋然性が高い。所有することが投資と趣味を兼ねる、稀有な一台である。
F4 RCは、MVアグスタが「F4というシリーズで何を実現したかったか」を最後に証明した一台である。世界スーパーバイク選手権ホモロゲーション・モデルという由緒正しい背景、レオン・キャミアのファクトリーレーサーから直接派生した設計、250台限定という希少性、そしてMVアグスタ史上37回のメーカー世界タイトルを「37」という車番で誇示する文化的厚み──これら全てが、F4 RCを単なる高性能スーパースポーツの枠を超えた存在に押し上げている。
機械的にはF4 RRに対する明確な格上げを果たし、出力で+4〜11hp、重量で-7〜13kg、装備でÖhlins機械式サス・Brembo M50・マグネシウムエンジンケース・マルケジーニ鍛造ホイール・調整式スイングアームピボットを獲得した。これらは数値上の優位というより「サーキットで結果を出すためにMVアグスタが選んだ最適解」の集合体であり、F4 RRが「ストリート寄りの最上位」だとすればF4 RCは「サーキット寄りの絶対最上位」と位置づけられる。電子制御サスをあえて採用せず機械式Öhlinsを選んだ判断にも、レーシング思想の明確さが表れている。
中古車として選ぶ場合、F4 RCは「所有することそのものが目的になる」希少モデルである。乗ることはもちろん、保有することの満足感、ガレージに置いた時の存在感、コレクションとしての将来価値、これら全てがバランスよく成立している。F4が生産を終え、Euro5以降のスーパースポーツが電子制御中心の時代に移行した今、F4 RCはタンブリーニ設計の血を引く最後のアナログ志向プレミアムスーパースポーツとして、MVアグスタの歴史の中で特別な位置を占め続けるだろう。F4 RR Corsacortaが「量産F4の到達点」だとすれば、F4 RCは「F4というブランドそのものの到達点」である。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 RC / F620B型 / 2015〜2018年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2015~2018年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2115 (幅)750 (高さ)-- (重さ)175 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)830 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ(Corsa Corta)・205hp(13,450rpm)標準仕様/212hp(13,450rpm) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ)・17リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 4,698,000円(税込):2015年 |
| ジャンル | ホモロゲーション バイク | スーパースポーツ |
【2015年式】MVアグスタ F4 RC毎週更新の買取査定相場
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- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【2015年式】MVアグスタ F4 RC の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白/赤となっています。
【2015年式】MVアグスタ F4 RC 買取査定に役立つ車両解説

- レッド・ホワイト・グリーン
- 当時の新車価格
- 税抜 435万円 (税込469.8万円)
- 現在の上限買取相場指標
-
289.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
289.2万円
- 上限参考買取率
- 66.5%
- 平均参考買取率
- 66.5%
2015年式F4 RCは、F4シリーズに「Reparto Corse」という新たな称号が初めて冠された記念すべき年式である。Reparto Corse──イタリア語で「レーシング部門」を意味するこの名は、MVアグスタが世界スーパーバイク選手権(WSBK)で戦うために組織した社内ファクトリーレーシング部門の名称そのもの。つまりF4 RCは「レーシング部門が作ったF4」であり、ホモロゲーション(公認競技用車両認定)取得を目的とした、WSBKマシン直系の市販モデルとして産声を上げた。
この初年度モデルが纏うレッド・ホワイト・グリーンのトリコロールは、当時MVアグスタのWSBKマシンを駆っていた英国人ライダー、レオン・キャミア選手のファクトリーレーサーに用いられたカラースキームをそのまま市販車に移植したもの。サーキットで戦うマシンが、ナンバープレートを付けて公道に降りてきた──そんな表現がふさわしい一台である。生産台数は世界250台限定。F4シリーズの量産フラッグシップであったF4 RR Corsacortaを大きく上回るプレミアム枠を確立した。
エンジンはF4 RR Corsacortaから発展したショートストローク仕様の998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ「Corsa Corta」エンジン。ボア79.0×ストローク50.9mm、圧縮比13.4:1、最高出力205hp/13,450rpm(標準仕様)、最大トルク115Nm(11.7kgf・m)/9,300rpm。Termignoni製チタンエキゾースト+マップ済み専用ECUからなる「レースキット」を装着すると212hpへ到達する。中央配置のカムドライブチェーン、ラジアルバルブ配置、ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ、可変長インテークを採用。マグネシウム製エンジンサイドケースが標準装備され、エンジン外装の軽量化にも徹底している。
電子制御パッケージはMVICS + ELDORで、4種ライディングモード(Sport/Race/Rain/Custom)、8段階トラクションコントロール、アンチウィリー、フロントリフトコントロール、EAS(Electronically Assisted Shift、双方向クイックシフター&オートブリッパー)を統合する。スロットルレスポンス、最大トルク、エンジンブレーキ、エンジンレスポンス、レブリミッターをカスタマイズできる柔軟性を持つ。
2015年式F4 RCは、F4シリーズに「Reparto Corse」という新たな称号を初めて与えた歴史的一台である。F4 RR Corsacortaが量産F4の到達点だとすれば、F4 RCはMVアグスタが「もう一段階の高み」を市販車に持ち込むことを決断した結果として誕生した。250台限定、WSBKホモロゲーションを意識した装備構成、レオン・キャミアのファクトリーレーサーから直接派生したカラースキーム──これら全てが、初年度から市場に強烈な印象を残した。
注意点としては、250台限定の特装車であるため専用部品の入手難度が高く、マグネシウムエンジンケースや特殊塗装の維持には専門知識が必要となる点が挙げられる。とはいえ、F4シリーズが2019年に生産終了し、Euro5以降の世界に踏み出さなかった現在、F4 RC 2015年式は「Reparto Corse」を冠した初年度モデルとして、今後も希少性と歴史的価値を保ち続けるだろう。所有することそのものが趣味と資産の両面で意味を持つ、特別な一台である。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 RC / F620B型 / 2015年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2015年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 新モデルのため前年度無し |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2115 (幅)750 (高さ)-- (重さ)175 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)830 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ(Corsa Corta)・205hp(13,450rpm)標準仕様/212hp(13,450rpm)レースキット仕様 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ)・17リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 4,698,000円(税込) |
【2017年式】MVアグスタ F4 RC毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
2026年06月19日時点から120ヵ月間
遡りましたが 【2017年式】MVアグスタ F4 RC の取引はありませんでした。
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【2017年式】MVアグスタ F4 RC の買取査定相場
【2017年式】MVアグスタ F4 RC 買取査定に役立つ車両解説
2017年式F4 RCは、2015年に発表された初代Reparto Corse仕様の販売継続年として、レオン・キャミアWSBKマシンの赤・白・緑の塗装を纏ったまま市場に在り続けた年式である。F4 RCは250台限定生産という性質上、発表年に全数生産・販売が完了するタイプの量産モデルとは異なり、ディーラーストックやMVアグスタ本社在庫を通じて数年にわたり店頭に並ぶ性格を持つ。2017年式はその意味で、初代RCが「市場で生き続けた最終年」という独特の立ち位置を占める。
この年式の文脈で特筆すべきは、F4 RC本体の機械的変更が行われていない一方で、周辺のF4ファミリーが活発に動いていた点である。同2017年9月には、F1王者ルイス・ハミルトンとのコラボ限定モデル「F4 LH44」が44台限定で発表され、F4シリーズはRC・LH44という二系統のスーパーリミテッドを並行展開する時期に入った。さらに同2017年10月には、F4 RCの新カラースキーム(最新WSBKマシン塗装+車番「37」)が2018年式として発表され、初代RC(2015年式仕様)の販売継続は実質的にこの2017年で区切られることになる。
2017年式は機械的には初代RCのままだが、市場文脈としては「初代RCの最終章であり、翌2018年式の新カラーRC・F4 LH44・F4 Claudio(2018年発表)といったF4ファミリー終焉期の幕開けと重なる年式」として、時代の節目に位置している。
前年(2016年)から大きなメカニズム変更なし。2015年に確立された初代F4 RCの装備パッケージをそのまま継承する。
エンジンはCorsa Cortaショートストローク仕様の998cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ、ボア79.0×ストローク50.9mm、圧縮比13.4:1。最高出力205hp/13,450rpm(標準仕様)、Termignoni製チタンエキゾーストとマップ済み専用ECUからなる「レースキット」装着時には212hpに達する。最大トルク115Nm(11.7kgf・m)/9,300rpm。中央配置のカムドライブチェーン、ラジアルバルブ配置、ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ、可変長インテークを採用。マグネシウム製エンジンサイドケースが標準装備される。
電子制御パッケージはMVICS+EAS 2.0で、3軸ジャイロセンサーと3軸加速度センサーによる慣性プラットフォーム、リーン角センサーを統合する。4種ライディングモード(Sport/Race/Rain/Custom)、8段階トラクションコントロール、アンチウィリー、フロントリフトコントロール、Bosch製9MPレースABS(コーナーリングABS対応)、双方向クイックシフター&オートブリッパーを搭載。F4 RRが採用する電子制御Öhlinsとは異なり、F4 RCはフル機械式Öhlinsを意図的に選択している。サーキット走行では機械式の方が制御性に優れるという思想の表れである。
2017年式F4 RCは、中古市場では初代F4 RCの最終販売年として独特の評価軸を持つ。2018年式の新カラーRC(車番「37」、最新WSBKレプリカ塗装)が登場すると、2015〜2017年式は「初代RC」「初期型キャミア塗装」として区別され、コレクター視点では年式の早さよりも「初代カラーリング保持」「2018新カラーへの切替前」という文化的価値が重視される傾向にある。装備面では初代RCのまま、機械式Öhlins、Brembo M50、マルケジーニ鍛造ホイール、マグネシウムエンジンケースという豪華パッケージを継承するため、所有満足感に妥協はない。
注意点として、F4 RCは250台限定の特装車であり、専用部品の入手難度、特殊塗装の補修、マグネシウムエンジンケースの維持には専門整備体制が必須となる。とはいえ、F4 1000シリーズが事実上の終焉期に向かう中、2017年式F4 RCは「初代キャミア塗装RCを新車に近い感覚で市場で選べた最終年」として、後年その希少性が一層際立つ可能性が高い。F4ブランドの到達点であるRCの初代仕様を体現する一台として、2017年式は静かに存在感を放ち続けるだろう。
| 車名/型式/年式 | MVアグスタ F4 RC / -- / 2017年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2017年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 大きな変更なし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2115 (幅)750 (高さ)-- (重さ)175 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)830 (最低地上高)-- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ(Corsa Corta)・205hp(13,450rpm)標準仕様/212hp(13,450rpm)レースキット仕様 |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・フューエルインジェクション(ミクニ製φ50mmスロットルボディ、ライドバイワイヤ)・17リットル |
| 新車販売価格 | 新車価格 税込4,784,400円 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 F4 RC 2017年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年06月17日
【状態別の買取相場】 F4 RC 2017年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
47.0万円
47.0万円
1台
※データ更新:2026年06月17日
【走行距離別の買取相場】 F4 RC 2017年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
※データ更新:2026年06月17日
【カラー別の買取相場】 F4 RC 2017年式
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
※データ更新:2026年06月17日
【実働車の取引価格帯】 F4 RC 2017年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年6月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年06月17日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
MVアグスタ F4 RC【2015~18年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | MVアグスタ F4 RC【2015~18年】 | 289.4万円 | 4.8点 | F620BCFV | 9,905km | ■ / ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2015年式】MVアグスタ F4 RC 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【2015年式】MVアグスタ F4 RC | 289.4万円 | 4.8点 | F620BCFV | 9,905km | ■ / ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2017年式】MVアグスタ F4 RC 上位20台の取引額 (データ更新:2026年06月17日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています




