タイガー900【1993~98年】毎週更新の買取査定相場
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タイガー900【1993~98年】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは紺となっています。
タイガー900【1993~98年】 買取査定に役立つ車両解説
現代に続くトライアンフ・アドベンチャーシリーズの礎を築いた伝説的なモデル、それがTriumph 「タイガー900」T400型である。1970年代から経営危機にあったトライアンフが、1993年、実業家のジョン・ブロワーの手により復活を遂げ、その初期ラインナップの核として世に送り出したアドベンチャー・ツアラーだ。当時、世界市場で存在感を増していたBMW「R1100GS」を明確なライバルと見据え、トライアンフの代名詞である「3気筒エンジン」を武器に、新たなデュアルパーパスの地平を切り開いた。その大柄で堂々としたスタイルと、キャブレター仕様のエンジンが生み出す独特のフィーリングから、親しみを込めて「Steamer (スチーマー)」の愛称で呼ばれる。フロント19インチ、リア17インチというタイヤサイズからもわかる通り、それほどオフロードに振っていないキャラクターであったが、1994年にはパリ・ダカールラリーに3台が参戦した記録がある。1998年まで生産され、翌1999年にはフューエルインジェクションを採用し、フレームや外装を刷新したT709系の後継モデル「タイガー900i」へとバトンタッチ。その後もT709EN「タイガー955i」などへと続いていく。
そのコンセプトは「The Heart of Three Cylinders, The Spirit of Adventure. (3気筒の鼓動、冒険の魂)」。2気筒のトルク感と4気筒のスムーズさを併せ持つ唯一無二の3気筒エンジンで、どこまでも続く道を駆け抜ける。オンロードの快適性を犠牲にすることなく、未舗装路への挑戦も可能にする、トライアンフ流のオールパーパス・ツアラーである。
エンジンは水冷4ストロークDOHC 12バルブ 3気筒で、排気量は885cc。最高出力84PS/8,000rpm、最大トルク81Nm/6,000rpmを発生する。基本設計が同じである、「デイトナ」や「スピードトリプル」に比べ最高出力は低いが、低中速域が強化されている。キャブレター仕様ならではの、荒々しさと滑らかさが同居する独特のフィーリングが最大の特徴だ。低回転からの豊かなトルクと、高回転までリニアに伸びるパワーは、まさに「トライアンフ・トリプル」の真骨頂である。フレームは高い剛性を誇り、高速巡航時の優れた直進安定性に貢献するチューブラースチールスパインフレームを採用。変速機は6速MTだ。足回りは、オンロードでの安定性とダートでの走破性のバランスを考慮し、フロント19インチ、リア17インチのスポークホイールを履く。サスペンションはフロントにΦ43mmの正立フォーク(ホイールトラベル235mm)、リアにプリロード/減衰調整付きモノショック(ホイールトラベル200mm)を装備し、長距離での快適性と悪路での路面追従性を両立している。ブレーキは車重に見合った十分な制動力を確保するため、フロントにΦ276mmダブルディスクと2ポットキャリパー、リアにΦ255mmシングルディスクと2ポットキャリパーを装備する。シート高は850mm、乾燥重量は209kgという堂々たる体躯で、大柄なライダー向けのポジションだが、一度走り出してしまえばその重さを感じさせない安定感がある。装備はスピードメーターとタコメーターを配したシンプルなアナログ2連メーター。24Lもの大容量燃料タンクを備え、大陸横断も視野に入れた長距離ツアラーとしての資質を誇示する。エンジンガードやパニアケースといった純正オプションも豊富に用意されていた。
このバイクの主戦場はオンロードである。3気筒エンジンの奏でる独特のサウンドとともに、シルキーかつパワフルな加速を堪能できる。特に高速道路での巡航性能は秀逸で、まさに大陸横断ツアラーだ。車重と重心の高さからタイトコーナーは得意ではないが、大きくゆったりとしたラインで駆け抜けるワインディングは格別の楽しさがある。その巨体と重量から、本格的なオフロード走行は得意ではない。しかし、整備されたフラットダートや砂利道程度であれば、ロングストロークのサスペンションがしっかりと路面を捉え、アドベンチャー気分を味わうことができる。「攻める」のではなく「旅の途中の未舗装路をやり過ごす」というキャラクターだ。「新生トライアンフ」の歴史を体現する一台であること、そしてBMWでも日本製バイクでもない、「英国製3気筒アドベンチャー」という孤高の存在感がオーナーの所有感を満たす。現代の洗練されたバイクにはない、機械としての無骨さや味わい深さがあり、ネオクラシック・アドベンチャーとしてその価値は時を経るごとに高まっている。これは「最新」や「最速」ではなく、「味わい」と「旅の浪漫」を求めるライダーのためのマシンである。電子制御満載の現代アドベンチャーとは対極に位置する、アナログな操作感とダイレクトなエンジンフィールが魅力だ。「重くて大きい」というネガティブな要素すら、このバイクの個性として愛せる、度量の広いベテランライダーにこそ相応しい一台と言える。問題点としては、フロントフォークの減衰力不足によるブレーキング時の強いノーズダイブが挙げられる。また、生産終了から四半世紀が経過しており、純正部品、特に外装パーツの入手は困難になりつつある。電装系の信頼性も現代のバイクほど高くはなく、キャブレターモデル特有の定期的なメンテナンスも必要だ。トライアンフ、特にこの年代のモデルに詳しい専門店でのメンテナンスが強く推奨される。
同じ885ccの3気筒エンジンと基本フレームを共有する、モジュラーコンセプトから生まれた兄弟車群として、「デイトナ900」や「スピードトリプル900」、「トロフィー900」といったT400系モデルが存在する。また、90年代の「ビッグオフローダー」「アドベンチャー」カテゴリーを共に創り上げた伝説的なライバルたちも存在する。当時の絶対王者であり、タイガー開発の直接的な目標となったBMW「R1100GS」。パリ・ダカールラリーの栄光を背負うVツインアドベンチャーの金字塔、Honda「XRV750 Africa Twin (RD07)」。アフリカツインと人気を二分した並列2気筒のラリーレプリカ、Yamaha「XTZ750 Super Ténéré」。そして、ドゥカティ製Lツインエンジンを心臓部に持つ情熱的なイタリアン・アドベンチャー、Cagiva 「Elefant 900ie」である。
中古市場での評価ポイントは、その歴史的価値と希少性だ。ヒンクレー・トライアンフ黎明期のモデルであり、現存する個体は非常に少なく、その歴史的背景が最大の価値となる。3気筒アドベンチャーという独特のキャラクターは、今なお熱心なファンを惹きつけている。年式が古いため、外装の美しさ、エンジンの状態、そしてオリジナル度が価値を大きく左右する。リセールについては、流通台数が極めて少ないため相場は形成されにくい状況だが、このバイクの価値を理解しているマニア層からの需要は根強く、コンディションの良い車両は高値で取引される可能性がある。一般的な人気モデルではないため、売却には時間がかかることも覚悟すべきであろう。売却を検討する場合、重量車ゆえの転倒によるダメージ、特に燃料タンクの凹みやカウルの割れは査定額に大きく影響する。エンジンからのオイル漏れの有無や、キャブレターのコンディションも厳しくチェックされる。逆に、純正パニアケースやトップケース、エンジンガードといった、当時の旅を彷彿とさせるオプションが装着されている車両は評価が高くなる傾向がある。
トライアンフ「タイガー900 (T400)」のような、歴史的価値とマニアックな魅力が詰まった特殊なモデルは、一般的な買取業者ではその真価を判断できない。「古くて重い外車」として、その背景にある物語や希少性が評価されず、不当に低い査定額を提示されるリスクが非常に高い。良い業者とは、90年代の欧州車、特にトライアンフの歴史やT400系モデル群の特徴を深く理解している業者である。ネオクラシックバイクや旧車の査定に精通し、外装や機関の状態だけでなく、車両が持つ「希少価値」を査定額に正しく反映でき、装着されている純正オプションの価値も的確に評価してくれる必要がある。そして、このバイクの価値を理解し、次の「旅人」へと的確に届けられる販売チャネルを持っていることが重要だ。バイクパッションなら、「タイガー900」のような歴史的価値を持つネオクラシック・アドベンチャーや、玄人好みの欧州車の買取実績で培った専門知識と、独自の販売網を活かし、大切なタイガーの真の価値を最大限に評価する。その「元祖3気筒アドベンチャー」としての歴史的価値を熟知しているからこそ、満足できる高価買取を実現する。もし、Triumph 「タイガー900」の売却を検討しているのであれば、バイクパッションに相談することが、満足のいく取引への近道となるかもしれない。まずはウェブサイトで手軽に試せる「10秒自動査定」で愛車の価値を確認するか、専門の査定士が直接うかがう「無料出張査定」を依頼してみてはいかがだろうか。
| 車名/型式/年式 | Tiger 900/T400型/1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1993年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2175 (幅)860 (高さ)1345 (重さ)209 |
| シート高・最低地上高(mm) | (シート高)850 (最低地上高)- |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC並列3気筒・84PS・16.1km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・24リットル |
| 新車販売価格 | 6,299ポンド |
| ジャンル | アドベンチャー | Triumphタイガー |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 タイガー900【1993~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年03月20日
【状態別の買取相場】 タイガー900【1993~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
13.8万円
13.8万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
※データ更新:2026年03月20日
【走行距離別の買取相場】 タイガー900【1993~98年】
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 2〜3万km | 最高 | 13.8万円 | 1台 |
| 平均 | 13.8万円 | ||
| 最低 | 13.8万円 | ||
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※データ更新:2026年03月20日
【カラー別の買取相場】 タイガー900【1993~98年】
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 13.8 万円 | 1台 | ![]() |
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※データ更新:2026年03月20日
【実働車の取引価格帯】 タイガー900【1993~98年】
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年3月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年03月20日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
タイガー900【1993~98年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年03月20日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | タイガー900【1993~98年】 | 14.0万円 | 4.0点 | TG700NK1 | 25,594km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





03月24日〜03月30日