FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】毎週更新の買取査定相場
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- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
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FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒、最も高く売れる年式は1993年式となっています。
FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 買取査定に役立つ車両解説

- ビビッドブラック 1989年式
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
119.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
79.5万円
- 上限参考買取率
- 83.4%
- 平均参考買取率
- 55.3%

- ビクトリーレッド 1992年式
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
60.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
60.6万円
- 上限参考買取率
- 42.2%
- 平均参考買取率
- 42.2%

- シルバーブルー/ターコイズ 1991年式
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
55.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
51.6万円
- 上限参考買取率
- 38.3%
- 平均参考買取率
- 35.9%

- メタリックブルー / シルバー 1993年式
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
- ー
- 現在の平均買取相場指標
- ー
- 上限参考買取率
- ー
- 平均参考買取率
- ー
1980年代初頭、ハーレーダビッドソンは日本車の台頭や排気量拡大に伴う市場の変化に対抗するため、高度な走行性能を備えた新世代フレームの開発に着手した。その成果として1982年に投入されたのが、FXR(Super Glide II)シリーズである。コンピュータ解析を用いた堅牢なパイプフレームと、振動をシャットアウトする3点支持のラバーマウントエンジンシステムを採用したこのプラットフォームは、従来のFL系やFX系とは一線を画す高いねじり剛性とスポーツ性能を獲得した。
このFXRファミリーの派生モデルとして、1989年に登場したのが「FXRSC ローライダー・コンバーチブル(FXRS-CONV)」である。本モデルのコンセプトは「1台で街乗りから長距離ツーリングまでをこなす多目的性能」にあった。当時、ウインドシールドやサドルバッグを装備したツアラーモデルは存在していたが、それらは脱着に手間がかかり、日常のチョッパースタイルと長距離走行時の快適性を手軽に両立させることは困難であった。FXRSC ローライダー・コンバーチブルは、工具を使うことなく瞬時に着脱可能な専用ウインドシールドと革製サドルバッグを標準装備することで、この課題を解決した。スポーツライディングを楽しむローライダーのテイストを残しつつ、瞬時にライトツアラーへと変貌を遂げる画期的なポジショニングを確立したのである。
車体構成における最大の特徴は、FXRフレームが持つ優れた剛性バランスと、長めのフロントフォークおよびリアショックによるバンク角の確保にある。低重心化を優先した通常のローライダーに対し、コンバーチブルは車高をわずかに引き上げることで、コーナリング時の路面干渉を防ぎ、積極的なスポーツ走行を可能にした。エンジンには1,340cc(80キュービックインチ)の空冷45度Vツイン「エボリューション」を搭載し、5速トランスミッションと二次駆動のベルトドライブを組み合わせている。走行中の振動はラバーマウントを介してフレームに吸収されるため、長距離走行時の疲労は大幅に軽減された。
年式ごとの推移を辿ると、各年式で着実なアップデートが施されている。
1989年の初期型は、着脱式ウインドシールドとレザートランクバッグ(サドルバッグ)を標準装備してデビューした。フロントにはダブルディスクブレーキが採用され、制動性能の強化が図られた。この年はFXRファミリー全体にとっても過渡期であり、電装系や駆動系の熟成が進められた時期にあたる。
1990年モデルでは、駆動系と始動系に大きな改良が入った。クラッチシステムが従来のダイアフラムスプリング型から改良型へと変更され、操作性と耐久性が向上した。また、セルモーター(スターター)の噛み合い機構が刷新され、始動時の信頼性が高まった。さらに、走行中の過酷な環境に耐えうるよう、リアサドルバッグの取り付けブラケットやステーの剛性も見直されている。
1991年モデルは、電気系統の大幅な見直しが行われた年である。点火システムおよび配線ハーネスが一新され、信頼性が飛躍的に向上した。また、オイルラインの取り回しやトランスミッションケースの形状変更など、エボリューションエンジンの細部に関する熟成が進められた。なお、この年にはダイナファミリーの先駆けとなるFXDBスタージスが登場しており、ハーレーダビッドソン内部での次世代プラットフォームへの移行の芽が生じ始めていた。
1992年モデルでは、変速機構に手が加えられた。トランスミッションのシフトドラムおよびフォーク機構が改修され、ギアチェンジ時のフィールと確実性が向上した。ウインドシールドのクイックリリース機構やバッグのロック構造にも微修正が加えられ、実用面での完成度が高められた。
1993年モデルは、翌年に終売となったFXR系フレームを採用したコンバーチブルとして最も熟成が極まった年代である。この年はハーレーダビッドソン創業90周年にあたり、各種記念モデルが展開された。FXRSC ローライダー・コンバーチブルにおいても、トランスミッションの駆動系ベルトの耐久性向上や、キャブレター(CVキャブレター)のセッティング変更など、成熟期にふさわしい最終調整が施された。この年をもって、FXRベースのコンバーチブルはその生産を終了することとなった。
モデルライフを通じて着実な進化を遂げたFXRSC ローライダー・コンバーチブルであったが、生産効率の向上と生産コストの削減を目的として開発された「ダイナ」フレームの台頭により、FXRシリーズ自体が整理の対象となった。1994年から1995年にかけてコンバーチブルのコンセプトは新設計のダイナプラットフォームへと引き継がれ、「FXDS-CONV(ダイナ・コンバーチブル)」として再出発を図ることになる。高剛性なパイプ組フレームと優れたハンドリング特性を持つFXRベースの車体は、後のダイナモデルへバトンを渡す形で市場から姿を消した。
当時のライバル車種としては、BMWの「R100RT」や「R100RS」、あるいはモト・グッツィのカリフォルニアといった欧州製のツアラーおよびスポーツツアラーが挙げられる。また、日本車陣営ではホンダの「GL1500 ゴールドウイング」や、ヤマハのアメリカンクルーザー「XV1100 ビラーゴ」などが市場に存在していた。
価格面においては、国産のフラッグシップツアラーと同等かそれ以上のプレミアムな価格帯に位置していた。性能面において、絶対的な最高出力や最高速度、バンク角の深さでは欧州車や日本車に及ばなかったものの、FXRSC ローライダー・コンバーチブルには他社製品にはない明確な優位点が存在していた。それは「1台で二つのスタイルを成立させる変幻自在さ」と「低回転域から湧き上がる独特のトルク感」である。他社のツアラーが固定式のフルカウルや巨大なパニアケースを備え、長距離走行に特化していたのに対し、FXRSC ローライダー・コンバーチブルはバッグとスクリーンを取り外すだけで即座にシンプルなローライダースタイルへと戻すことができた。実用性と造形美の両立という点において、独自の立ち位置を保持していたといえる。
1989年から1993年まで生産されたハーレーダビッドソン FXRSCローライダーコンバーチブルは、高剛性フレームによる走行性能と、工具不要の着脱装備による高い実用性を融合させたモデルであった。FXRファミリーが持つスポーツライディングの素質を崩すことなく、ツーリング性能を極めてシンプルな手法で付加した設計思想は、後のダイナ・コンバーチブルや近年のスポーツグライド(FLSB)へと脈々と受け継がれている。単なる移動手段や特定の用途に特化したオートバイではなく、ライフスタイルに応じて姿を変えるマルチパーパスな車体構成を実現した点において、同車の設計思想は今なお正当な評価に値する。
買替えや売る際の買取査定は、1989〜1993年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1989〜1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1989年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2367mm 幅890mm 高さ1250mm 装備重量290kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
| ジャンル | ローライダー |
【1989年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
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【1989年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル の買取査定相場
【1989年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 買取査定に役立つ車両解説
ハーレーダビッドソンが1982年に投入したFXR(Super Glide II)は、フレームの剛性不足や振動問題を克服すべく、エンジニアのエリック・ビューエルらの関与のもとで新設計されたフレームを採用したモデルである。伝統的なVツインエンジンをラバーマウントを介して搭載することで、ライディング時の不快な振動を大幅に低減し、当時のハーレーとしては異例の高度な走破性とフレーム剛性を実現した。このFXRプラットフォームの派生モデルとして、1989年に登場したのがFXRSローライダーコンバーチブル(FXRS-CONV)である。既存のFXRSローライダーをベースとしつつ、工具なしで着脱可能なウィンドシールドとレザーサドルバッグを標準装備することで、街乗りから長距離ツーリングまで1台で対応する汎用性を備えたマシンとして市場に投入された。
FXRSローライダーコンバーチブルの最大の特徴は、FXR特有の強靭な高張力鋼パイプフレームと、着脱自在なツーリング用アクセサリーの融合にある。エンジンは1,340ccの空冷OHV 45度Vツインである「エボリューション」を搭載し、5速トランスミッションと組み合わせている。フロントにはダブルディスクブレーキが装備され、通常のローライダーよりも高い制動力と安全性を備えていた。取り外し可能なクイックリリース式のシールドとサドルバッグを取り外せば、精悍なカスタムローライダーとしての姿を現し、装着すれば本格的なツアラーへと変貌を遂げる。このデュアルパーパスなコンセプトが、車体構成における最大のアドバンテージであった。
FXRSローライダーコンバーチブルは1989年登場のニューモデルではあるが、車体そのものは1982年から販売されているFXRSローライダーを転用している。そのFXRSのこの1989年式における最大の技術的トピックは、スターターシステム(セルモーター)の大幅な設計変更と改良である。1988年式までの旧式スターター機構から、リングギアへの噛み込み精度を高めた新しいスタータードライブ機構(ベンディックス型から現行スタイルのソレノイド一体型システム)へと刷新された。これにより、始動時のクラッチトラブルやギヤの噛み合い不具合が劇的に改善され、信頼性が大きく向上した。また、1989年式では5速トランスミッションの内部ギヤ比やシフト機構にも微修正が加えられ、よりスムーズな変速フィールを実現している。電気系統においてもハーネスやスイッチ類の耐久性向上が図られるなど、前年式と比較して目立たないながらも実用面での確実な熟成が遂げられた年式となっている。
1989年式のFXRSローライダーコンバーチブルは、FXRファミリーの熟成期にあたるモデルライフの中盤に位置している。このモデルで確立された「ウインドシールドとサドルバッグを着脱可能にする」というデタッチャブルの思想は、後のダイナファミリー(FXDXT Super Glide T-Sportなど)や、ソフテイルファミリーのFLSTF、そして近年のFLSBスポーツグライドといったのちの主力車種でオプション展開された、脱着式ウインドシールドや脱着式サドルバックといったアクセサリーに明確に受け継がれてる。FXRフレーム自体は1990年代半ばに製造コストや生産性の問題からダイナ(Dyna)フレームへと移行していくが、走りを重視したラバーマウントフレームと機能的な着脱装備の組み合わせは、ハーレーダビッドソンのプロダクトラインにおいて重要な位置を占め続けた。
当時のライバル車種としては、FXR系の文脈で言えばXVビラーゴ系やVTシャドウ系といった国産大型アメリカンクルーザー群ということになるが、実質的にはウインドシールドやサドルバッグが標準装備されているということで、本格ツアラーであるBMWのR100RTやR100RS、あるいは国産の大型巡航モデル(ホンダ・ゴールドウイング等)がライバルとして挙げておきたい。実際にも価格帯やパフォーマンスの面でこれら欧州・国産の大型ツアラーと競合したがその出自の違いからくる差異は明白で、コンセプトの柔軟性という意味でFXRSローライダーコンバーチブルの「長距離巡航から街乗りまで」という万能さが一歩抜きん出ていた。一般的な大型ツアラーがフルフェアリングと固定式ハードケースによるツーリング特化型であったのに対し、FXRSローライダーコンバーチブルはサドルバッグとシールドを外すことで軽量なVツインスポーツとして運用できるという独自性を持っていた。加えて、運動性能や絶対的な最高速度では欧州車に譲るものの、OHVエンジンの鼓動感と自由なスタイル変更が可能な点は、他社製ツアラーにはない決定的な差別化要素であった。
1989年式FXRSローライダーコンバーチブルは、FXRフレームの高い運動性能とツーリングでの実用性を高次元で両立させたモデルである。1989年に行われたスターター系の刷新をはじめとする確実な機構熟成は、日常での信頼性を高め、後のデタッチャブル機構搭載モデルの先駆けとしてハーレーの歴史に確固たる足跡を残している。
買替や売る際の買取査定は、1989年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1989〜1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1989年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2367mm 幅890mm 高さ1250mm 装備重量290kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
【1990年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
2026年09月05日時点から120ヵ月間
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【1990年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル の買取査定相場
【1990年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 買取査定に役立つ車両解説
1970年代末、ハーレーダビッドソンは日本車の隆盛に対抗すべく、従来の重厚なフレーム構造から脱却した新たなプラットフォームの開発に着手した。その成果として1982年に投入されたのがFXR(Super Glide II)シリーズである。運動性能と制振性を求め、高剛性のパイプフレームとエンジン振動を車体から隔離するラバーマウント方式を採用した。これにより、従来のFL系やFX系とは一線を画す高い操縦安定性と快適性を獲得した。そして1989年にウィンドシールドとナイロン製サドルバッグが標準で与えられた、ツアラー然とした装備をまとったFXRSローライダー・コンバーチブル(FXRS-CONV)が登場。ツーリング性能と日常域での軽快さを1台で完結させるコンセプトを確固たるものとしたモデルである。
車体構成における最大の特徴は、FXR特有のフレーム構造と可脱式装備の融合にある。メインフレームは三角形の構造を持つパイプワークで構成され、ラバーマウントされた1,337ccのエボリューションエンジンを搭載する。最高出力などの詳細な公表値は控えめであったが、低回転域からフラットなトルクを発生させるVツイン特性を備えていた。足回りには、フロントにダブルディスクブレーキとカートリッジ式のエアアシスト機構付きフロントフォークを採用し、リアシショックには調整機構を備えたスポーツサスペンションを組み合わせた。FXRSローライダー・コンバーチブルの最大のアイデンティティは、工具を一切使うことなく数秒で着脱可能なデタッチャブル式ウィンドシールドおよびサドルバッグにある。これにより、長距離走行時にはウインドプロテクションと積載性を誇るツーリング仕様として機能し、市街地走行時にはそれらを取り外すことでシンプルなローライダースタイルへと瞬時に姿を変えることができた。この柔軟性が当時のライダーから高い評価を得た。
1990年式モデルにおける技術的改修の核となったのは、駆動伝達系および始動系の刷新が行われた。まず駆動系全体の見直しについては、プライマリドライブ周りには、新設計のプライマリチェーンテンショナーとダイヤフラムスプリング式クラッチ機構が導入され、操作性の向上と耐久性の確保が図られた。クラッチは従来の機構から改良され、レバー操作の軽さと断続の確実性が高められている。トランスミッション内部のギア比やシフトドラムの形状も細部が見直され、変速時の節度感が向上している。外観面では、1990年式独自のグラフィックやカラーバリエーションがラインナップされ、インストゥルメントパネル周りの配線やスイッチ類の耐久性向上など、目立たない部分への熟成が重ねられた。
FXRファミリーのモデルライフにおいて、1990年式はエボリューションエンジン期における完成度が高まった成熟期に位置する。1991年以降、ハーレーダビッドソンは生産性の向上とフレームの簡略化を目指した「Dyna(ダイナ)」フレームの開発を進め、FXDBダイナ・グライドの投入を皮切りに順次ダイナ系へと移行していくこととなる。しかし、トリプルクランプ付近からリアアクスルにかけてのフレーム高剛性から生み出される走行性能においては、FXRを支持するライダーが根強く存在した。FXRSローライダー・コンバーチブルの可脱式ウィンドシールドやサドルバッグというコンバーチブル思想は、その後のダイナファミリー(FXDS-CONV)や、現代のソフテイルファミリーにおける「Sport Glide(FLSB)」などの後継概念へと直接的に引き継がれていった。
当時の市場において、FXRSローライダー・コンバーチブルのライバルとして比較されたのは、BMWのR100RTやR100GS、あるいはホンダのゴールドウイングのような純粋なツアラーも挙げられるが、スポーツ走行と巡航性能を兼ね備えているという意味では欧州の大排気量ツインエンジン搭載マシンも比較対象となっていたようだ。具体的にはモト・グッツィ「カリフォルニアⅢ」といった大排気量Vツインモデルが挙げられる。モト・グッツィ・カリフォルニアⅢは948cc縦置きVツインとシャフトドライブによるダイレクトなトラクションフィールを特徴とし、欧州的な舗装路での高速巡航性能に秀でていた。一方、FXRSローライダー・コンバーチブルはベルトドライブによるスムーズな駆動力伝達と、ラバーマウントによる極めて低い不快振動を強みとした。さらに最大の違いは「不要な装備を数分で排してネイキッドスタイルに戻せる」というコンバーチブル機構の有無にあり、単一用途に留まらない汎用性の高さにおいて独自の位置を占めていた。
1990年式ハーレーダビッドソンFXRSローライダー・コンバーチブルは、単なるスタイル重視のカスタムモデルにとどまらず、FXRフレームが持つ優れた操縦性と実用的なツーリング機能を合理的に融合させたマシンである。1990年に行われたメカニズムの熟成によって信頼性は一段と高まり、後年のダイナおよびソフテイルモデルにおけるマルチパーパス思想の基礎を築いた1台として位置づけられる。
買替や売る際の買取査定は、1990年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1990年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1990年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 駆動伝達系および始動系の刷新 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2367mm 幅890mm 高さ1250mm 装備重量290kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは青となっています。
【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 買取査定に役立つ車両解説

- シルバーブルー/ターコイズ
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
55.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
51.6万円
- 上限参考買取率
- 38.3%
- 平均参考買取率
- 35.9%

- ビビッドブラック
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
41.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
41.6万円
- 上限参考買取率
- 28.9%
- 平均参考買取率
- 28.9%
ハーレーダビッドソンが1982年に投入したFXR(FX Super Glide II)シリーズは、ショベルヘッド時代の終わりからエボリューション(Evolution)エンジン時代へと繋がる過渡期において、走行性能の飛躍的向上を目指して開発されたフレームプラットフォームである。開発にあたりコンピューター解析を取り入れた高剛性の高張力鋼パイプフレームと、エンジン振動を車体に伝達させない3点留めのラバーマウント構造を採用した構成は、従来のFX系モデルが抱えていた振動やフレーム剛性の不足を大幅に解消した。このFXRフレームをベースに、ツーリング性能と日常的な使い勝手の両立を図り、脱着可能なウィンドシールドとサドルバッグを標準装備して1989年に登場したモデルがFXRS-CONV(ローライダー・コンバーチブル、型式名FXRSC)である。
FXRS-CONVは、スポーティな走行性能を備えたローライダーの車体をベースに、ツールフリーで脱着可能なスクリーンと革製バッグを備えることで、街乗りから長距離ツーリングまで1台で柔軟に対応するコンセプトを備えていた。足回りには走行性を高める足長なフロントフォークとリアショック、フロントのダブルディスクブレーキが採用されており、既存のクルーザーモデルとは一線を画す軽快なハンドリングを実現していた。車体心臓部には1,339ccの空冷OHV 45度Vツインであるエボリューションエンジンを搭載し、5速トランスミッションとベルトドライブを介して駆動力を路面に伝達する構成をとっている。高剛性フレームとラバーマウントの組み合わせは、エボリューションエンジンのトルクフルな出力を高速度域でもスムーズに車体へと伝え、長距離走行におけるライダーの疲労を大幅に軽減させることに成功している。
1991年式のFXRS-CONVおよびFXRファミリーにおける最大の技術的変更点は、プライマリードライブおよびスターターシステム構造の大幅な刷新である。前年の1990年式まではスターターソレノイドが独立した旧型のスターター機構が用いられていたが、1991年式からはソレノイドとスターターモーターが一体化したワンダイレクトドライブ方式のスターターシステムへ移行した。これに伴い、プライマリーインナーカバーおよびアウターカバーの形状が変更され、セルモーター噛み合わせの信頼性と始動性能が向上した。また、駆動系ではクラッチ構造が見直され、ハブやアセンブリの設計変更によってクラッチの操作フィーリングと耐久性が高められた。トランスミッション周りにおいてもメインシャフト形状やオイルシール等の細部パーツに改良が施され、耐久性の底上げが図られている。さらに、電装系においてはイグニッションスイッチやスイッチハウジングの内部構造が更新され、信頼性の向上が図られた。
FXRファミリーのモデルライフにおいて、1991年式は成熟期における重要な転換点に位置する。1991年はハーレーダビッドソンが新たなフレームプラットフォームであるダイナ(Dyna)ファミリーの第1号モデル「FXDBダイナグライド・スタージス」を投入した年でもある。ダイナフレームはエンジンマウントを2点留めのラバーマウントに変更し、生産性の向上と洗練されたフレームラインを追求した設計であった。これにより、1990年代前半を通じてハーレーの主力スポーティクルーザーの座はFXRからダイナへと段階的に引き継がれていくこととなる。1991年式のFXRS-CONVで熟成された脱着式サドルバッグとウィンドシールドという「コンバーチブル」のコンセプトと機能性は、FXRシリーズの生産終了後、ダイナプラットフォームへ移植され、1994年登場の「FXDSダイナ・スーパーグライドコンバーチブル」へと継承された。
当時の市場において1991年式FXRS-CONVの競合・ライバル的存在となったのは、国産メーカーが北米およびグローバル市場向けに展開していた大排気量Vツインクルーザー群である。代表例としてホンダの「VT1100C シャドウ」やヤマハの「XV1100 ビラーゴ」が挙げられる。また、本格的高速巡航クルーザーという意味ではBMW R100RTなどの欧州クルーザーも選択肢の一つとなっていた。価格面においてBMWはそれほど価格差がなかったが、国産クルーザーはより最新性能を採用しながらもリーズナブルな価格帯であった。
ライバル車種との構造上の明確な差異は、フレーム設計とエンジンのマウント方式、そして駆動伝達機構にある。国産ライバル車種の多くがシャフトドライブやスチールチューブのコンベンショナルなフレーム構造構造を採用し、エンジンの振動を打ち消すために位相クランクやバランスシャフトを多用していたのに対し、FXRS-CONVはVツイン特有の爆発脈動をあえて残しつつ、3点ラバーマウントフレームによって不快な高回転振動のみを吸収する手法をとっていた。また、リアサスペンションのストローク量を十分に確保した高床な車体構成とダブルディスクブレーキによる制動力は、アメリカンクルーザーでありながらワインディングにおけるバンク角と運動性能で国産ライバルを凌駕する独自の特徴となっていた。
1991年式ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルは、FXRフレームが持つ優れた運動性能とエボリューションエンジンの信頼性に、実用的なツーリング機能を融合させたモデルである。1991年に施された駆動系および始動系の構造刷新は、実用車としての完成度を一段と高め、後のダイナシリーズへと続くハーレーダビッドソンのクルーザー発展史において、過渡期における技術的熟成を示す一例となっている。
買替や売る際の買取査定は、1991年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1991年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1991年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | プライマリードライブおよびスターターシステム構造の刷新 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | シート高・最低地上高(mm) シート高698mm |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
【1992年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
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最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
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- ビビッドブラック
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
77.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
77.2万円
- 上限参考買取率
- 53.7%
- 平均参考買取率
- 53.7%
FXRS-CONの出自は、1982年に登場したFXR系統に遡る。FXRはエリック・ビューエルが関与したとされるラバーマウント式フレームを持つ新世代のビッグツインとして誕生し、その派生型として1987年に「FXRS-SP ローライダー・スポーツ」が追加された。ハーレーダビッドソンは1340ccのエボリューションエンジンをラバーマウントで搭載し、足回りを延長したFXRSスポーツエディションをベースに、ハンドルを高くし、風防と着脱式のソフトサドルバッグを組み合わせて「コンバーチブル」を作り上げた。1989年に登場したこの仕様は、長距離を走るときは風防とバッグを装着し、街乗りでは素早く外して身軽な姿に戻せるという発想が売りで、サドルバッグは工具なしで大きなノブを回すだけで数分で脱着できた。当時としては珍しい「一台二役」のコンセプトモデルであり、ベース車がFXRSスポーツという評価の高いモデルだったことも好意的に受け止められた。
車体構成の骨格は、その後の年式でも大きく変わっていない。フレームはFXR系特有のラバーマウント式で、1340ccの空冷45度Vツイン・エボリューションエンジンをOHVプッシュロッド、ドライサンプ潤滑、キャブレター方式で搭載する。圧縮比は8.5:1、ボア×ストロークは88.8×108.0mm、出力は5000rpmで約58馬力とされる。トランスミッションは5速で、最終減速はチェーンではなくベルトドライブを採用する。フロントフォークのアウターチューブ径は39mm、フロントタイヤは100/90-19、リアタイヤは130/90-16というサイズが指定されていた。車両重量はオイル・燃料等を含んだ状態で約276kg、燃料タンク容量は約16リットルである。足着き性を重視した低い着座位置、バックホーン型ハンドル、シシーバー、ピリオンパッドを備えたシートといった装備は、通常のFXRS-SPには無い、コンバーチブル専用の特徴だった。
1992年式そのものについては、前年である1991年式からの大きな設計変更は確認されていない。事実、ハーレーダビッドソン純正のFXR系パーツカタログは1991年式と1992年式を一冊にまとめて発行しており、両年式の部品構成が大部分で共通していたことがうかがえる。トランスミッション内部についても、メインシャフトや主駆動ギアの設計変更は1991年式で行われ、1994年式で新しいトランスミッションケースや一次駆動比、クラッチバスケットへと刷新されるまでは大きな変更がなかったとされ、1992年式はその狭間にある事実上のキャリーオーバーモデルという位置づけになる。したがって1992年式の個性は新機構の追加よりも、前述したFXRS-CONVというモデルが目指した模倣構成、すなわちラバーマウント式FXRシャシーに軽量な着脱式ツーリング装備を組み合わせるという完成された基本設計の熟成度にある。
モデルライフ全体で見ると、FXRS-CONVはFXR系の中でも比較的短命だった。FXR系プラットフォーム自体は1994年式を最後に一旦生産を終え、その前年の1993年にはローライダーの名称がダイナグライド系のFXDLへと移された。コンバーチブルという着脱式装備の処方箋自体はダイナグライド系シャシーにも受け継がれ、1994年にFXDS-CONVとして展開されたため、FXRS-CONVは「コンバーチブル」という商品コンセプトをFXR系からダイナ系へと橋渡しする過渡期のモデルと位置づけられる。
ライバル関係としては、BMW R100RTなど欧州の長距離巡航を念頭に置いたツアラーや、1980年代後半から1990年代前半にかけて日本メーカーが投入した大排気量Vツインクルーザーが直接のライバルとなる。特に日本メーカーのクルーザーは強力なライバルと目され、代表格はホンダVT1100シャドウで、水冷45度Vツインエンジンにシャフトドライブを組み合わせ、1099cc・圧縮比8:1で60馬力台後半とされる出力を発生した。空冷にこだわったハーレーに対し、水冷エンジンによる安定した出力特性と静粛性を武器にした点が対照的である。もう一台の代表格であるヤマハ・XV1100ビラーゴは、1063ccの空冷SOHC75度Vツインをスチール製バックボーンフレームに搭載し、こちらもシャフトドライブと5速ミッションの組み合わせで約62馬力(6000rpm)を発生した。ブレーキはフロントがダブルディスク、リアがドラムという構成で、堅実な仕立てが特徴だった。いずれの日本車もシャフトドライブと精度の高いエンジン設計による整備性・信頼性の高さを訴求しており、米国では比較的抑えめな価格帯で販売されていたため、ハーレーに対する現実的な選択肢となっていた。
一方でFXRS-CONVは、ベルトドライブとラバーマウントされた1340ccのエボリューションエンジンという伝統的なアメリカンVツインの機構を守りながら、着脱式のツーリング装備という独自の実用性を付加した点で一線を画していた。日本車が「価格と信頼性」を軸にした合理的なクルーザーだったのに対し、FXRS-CONVは「一台で街乗りとツーリングを両立できる伝統的な大型アメリカンバイク」というポジションを保ち続けていたと言える。
総じて1992年式FXRS-CONVは、派手な新機軸を打ち出した年式ではなく、1989年の登場以来培われてきた「普段はローライダー、必要な時だけツアラー」という設計思想を、大きな変更を加えずに熟成させた年式だったと言える。派手さのない一年ではあるが、それはこのモデルの基本設計が既に初期の時点で完成の域に達していたことの裏返しでもある。
買替や売る際の買取査定は、1992年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1992年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1992年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2367mm 幅890mm 高さ1250mm 装備重量290kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングはワインとなっています。
【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 買取査定に役立つ車両解説

- ビビッドブラック
- 当時の新車価格
- 9,925 USD (約143.7万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
119.8万円
- 現在の平均買取相場指標
-
119.8万円
- 上限参考買取率
- 83.4%
- 平均参考買取率
- 83.4%
1979年に登場したFXEFファットボブから始まったFXシリーズの発展形として、1982年に投入されたFXRフレームは、ハーレーダビッドソンにおけるフレーム設計の大きな転換点であった。従来のFL系やFX系のリジッドマウントフレームとは異なり、エンジンの振動を車体に直接伝えないラバーマウント方式を採用しつつ、大型トリプルツリーと剛性を高めた三角構造の「トライアンギュレーテッド・スチールフレーム」を組み合わせることで、ハイウェイでの長距離走行における快適性と優れたコーナリング性能の両立を図った。このFXRプラットフォームの派生モデルとして1989年に登場したのが、FXRSローライダーコンバーチブルコンバーチブル(FXRS-CONV)である。同車は、ウインドシールドとレザーサドルバッグを標準装備し、工具なしで容易に着脱できる構造とすることで、日常の街乗りから長距離ツーリングまで1台で対応するマルチパーパスモデルとしての立ち位置を確立した。1993年型モデルは、1980年代末から成熟を重ねてきたFXRファミリーの完成期に位置づけられる。
車体構成の核となるのは、排気量1340cc(80立方インチ)のV2エボリューションエンジンである。ショベルヘッド世代から信頼性と耐久性を大幅に向上させたこの全アルミ製シリンダー/ヘッド採用ユニットは、ボア88.8mm、ストローク108.0mmのロングストローク設計を持ち、低回転域から豊かなトルクを発生させる。トランスミッションには5速マニュアルを組み合わせ、二次駆動には静粛性とメンテナンス性に優れ、駆動ロスを抑えたベルトドライブを採用している。足回りにおいては、コンバーチブルのベースとなったFXRSローライダーの仕様を引き継ぎ、フロントにはダブルディスクブレーキ、リアにはツインショックアブソーバーを備える。サスペンション長は標準的なFXRモデルよりもやや長めに設定されており、コーナーリング時のバンク角を十分に確保することで、スポーティな走行特性を支えている。脱着可能なウインドシールドは長距離走行における走行風の圧力を軽減し、同じく着脱式のレザーサドルバッグは十分な容量を持ちながらも、取り外せば軽快なローライダースタイルへと姿を変える点が最大の構造的特徴である。
1993年式FXRSコンバーチブルは翌1994年にFXRフレームの終了とともに姿を消している。つまりこの年式が実質的な最終生産年度といえるため、仕様上に明示されるような大きな変更点は明示されていない。つまりキャリーオーバーの年式であり、これまでにFXRファミリーが培ってきた熟成を経て到達した、非常に完成度の高い年式となる。
モデルライフにおける1993年式の立ち位置を整理すると、本モデルはFXRフレームを採用したコンバーチブルとしては実質的な最終熟成期に該当する。翌1994年をもってFXRフレームを採用するレギュラーモデルの多くは生産を終了し、フレーム構造を新設計のダイナ(Dyna)フレームへと移行させていくこととなる。ダイナファミリーにおいても、FXDS-CONV(ダイナ・コンバーチブル)として着脱式装備のコンセプトは継承されたものの、エンジンをフレームに剛性メンバーとして組み込むダイナ構造と、独立したパイプ組み構造を持つFXR構造では走行感覚や車体のしなりに明確な違いが存在した。そのため、高剛性なパイプフレームとラバーマウントの組み合わせが生み出す走行性能を評価する層からは、1993年式をはじめとする最終期のFXRSコンバーチブルがひとつの完成形として捉えられている。
当時、日本国内市場における1340ccクラスのクルーザーおよびツーリングモデルとして競合関係にあったのは、BMW R100RTや、国産メーカーが北米市場を意識して投入していた大型VツインクルーザーであるヤマハXV1100ビラーゴなどであった。価格面では、当時の日本国内におけるハーレーダビッドソンの正規販売価格は200万円前後に位置しており、国産の大型クルーザー(100万円前後)と比較して大幅に高額な設定であった。性能面においては、最高出力や最高速度の絶対値でBMW等の欧州製ツアラーに及ばず、エンジンのスムーズさや静粛性では国産Vツインに譲る部分が存在した。しかし、FXRSコンバーチブルの独自の強みは、エボリューションエンジン特有の鼓動感と低速トルクを維持しながら、ラバーマウントと剛性の高いFXRフレームによって高速巡航時の不快な振動を抑えていた点にある。さらに、ウインドシールドとバッグを着脱することで「ツアラー」と「ストリートクルーザー」の機能を1台で完結できる変幻自在なコンセプトは、他社の固定式ツアラーや純粋なクルーザーにはない実用的な差別化要素となっていた。
1993年式FXRSCローライダーコンバーチブルは、1980年代に始動したFXRプラットフォームの熟成された走破性と、ウインドシールドおよびサドルバッグによる汎用性を高次元で融合させたモデルである。ダイナファミリーへの過渡期に位置しながらも、エボリューションエンジンとFXRフレームの組み合わせが持つ魅力を備えた一台として、ブランドの歴史において明確な役割を果たしたマシンである。
買替えや売る際の買取査定は、1993年式 ハーレーダビッドソンFXRSCローライダーコンバーチブルの中古価値に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | Harley-Davidson FXRSC Low Rider Convertible/1EML型/1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1993年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2367mm 幅890mm 高さ1250mm 装備重量290kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高698mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV1340cc2気筒・58馬力(5000回転) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・16リットル |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 FXRSC 【ローライダーコンバーチブル】 1989年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年08月28日
【状態別の買取相場】 FXRSC 【ローライダーコンバーチブル】 1989年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
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0.0万円
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平均
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※データ更新:2026年08月28日
【走行距離別の買取相場】 FXRSC 【ローライダーコンバーチブル】 1989年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
※データ更新:2026年08月28日
【カラー別の買取相場】 FXRSC 【ローライダーコンバーチブル】 1989年式
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
※データ更新:2026年08月28日
【実働車の取引価格帯】 FXRSC 【ローライダーコンバーチブル】 1989年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年08月28日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 120.0万円 | 3.3点 | 1EML13PY | 28,205km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 77.4万円 | 3.3点 | 1EML12NY | 17,820km | ■ |
| 3 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 60.8万円 | 3.5点 | 1EML12PY | 17,244km | ■ |
| 4 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 55.2万円 | 3.5点 | 1EML15MY | 13,146km | ■ |
| 5 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 48.4万円 | 2.8点 | 1EML18MY | 4,072km | ■ |
| 6 | FXRSC ローライダーコンバーチブル 【1989~93年式 EVO】 | 41.7万円 | 3.0点 | 1EML19MY | 15,163km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1989年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1990年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 55.2万円 | 3.5点 | 1EML15MY | 13,146km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 48.4万円 | 2.8点 | 1EML18MY | 4,072km | ■ |
| 3 | 【1991年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 41.8万円 | 3.0点 | 1EML19MY | 15,010km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1992年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1992年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 77.4万円 | 3.3点 | 1EML12NY | 17,820km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月28日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 120.0万円 | 3.3点 | 1EML13PY | 28,205km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【1993年式】FXRSC ローライダーコンバーチブル | 60.8万円 | 3.5点 | 1EML12PY | 17,244km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています









