ゴールドウイングGL1800エアバッグナビ（SC47）は、2007年に発売されました。
エアバッグは、フロントシート前方のカバー下に収納しており、バイクに搭載したエアバッグとしては世界初の技術です。理屈は車と同じで、センサーが衝撃を感知するとバッグが炸裂してライダーが前方に飛び出すエネルギーを受け止めます。エアバッグ警告灯もメーター左下に追加されています。ナビは搭載されていません。
2008年にナビが追加され、【ゴールドウイング GL1800エアバッグ・ナビ】が設定・販売されています（SC47）。エアバッグは前年モデルと同様で、ナビはメーターパネル下部にビルトイン、音声はプレミアムオーディオを介して発声します。
2009年モデルではバッテリー容量をアップ、フルモデルチェンジした2011年モデル（SC68）では車載オーディオにiPodやUSBメモリーの接続が可能となっています。
2012年モデル（SC68）で車体色《デジタルシルバーメタリック》を追加、2013年モデル（SC68）では車体色を一気に3種類設定しています。《パールスペンサーブルー》《グラファイトブラック》《キャンディープロミネンスレッド》です。
そして2014年モデルで車体色は《パールグレアホワイト》《デジタルシルバーメタリック》《グラファイトブラック》《キャンディープロミネンスレッド》となっています。
エンジンは、【GL1000＝4気筒】から続いている伝統の水平対向6気筒エンジンで、この堂々たる風格はもはやゴールドウイングでしか得られないものです。フルカウル、大型スクリーンとワイパー、サイドケースとパニアケースがついた姿は、旗艦モデルにふさわしいです。
重量級ながらセルモーターを使ったリバースギアもあり、想像するより取り回しは容易です。また価格と車格から年配のライダーに好まれており、リセールバリューが高いのもゴールドウイングのメリットです。
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解説記事更新日：2021年12月08日

2008年から09年までのゴールドウイング〈エアバッグナビ〉は、ゴールドウイングにエアバッグと純正ナビを装着したモデルです。
2008年モデルのメーカー既往小売価格はゴールドウイング＜エアバッグ・ナビ＞は標準モデルより50万円高い350万円(税抜)でした。
ホンダがバイクに搭載したエアバッグは、二輪車用としては世界初のメカで、2006年式のゴールドウイングに初めて搭載されました。ライダーが飛び出すのを防ぐべく、開いたときにV字型になるよう設計されています。ライダーが負傷する部位は、1位が頭、2位が胸部ですから、衝突時のエアバッグの効果は非常に大きいと言えます。そのエアバッグは、フロントシート前方のカバー下に格納されています。
またナビは、視線移動の少ない位置にあり、具体的にはステアリングヘッド上のメインキーとスピードメーターパネル等の中間にあります。画像と音声による案内が可能です。
ナビの目的地への検索は5種類、音声案内は標準装備のプレミアムオーディオによってヘルメット経由でも聞き取りやすくなっています。
これら専用装備を搭載したゴールドウイングは、高級感漂う《パールアルパインホワイト》のみが車体色として設定されています。なおスタンダードタイプは、《キャバネットレッドメタリック》、《ビレットシルバーメタリック》、《パールアルパインホワイト》の3色設定です。
2005年に高速道路のタンデムが解禁され、国内でもメガツアラーへの人気が高まっています。ゴールドウイングのエアバッグとナビ装着は、こうしたニーズに対応するものとしてユーザーから広く歓迎されました。
翌2009年にもマイナーチェンジを受け、＜エアバッグ・ナビ＞は110台の台数限定、スタンダードタイプは 40台限定で製造されています。ちなみに2021年のゴールドウイング年間販売計画はシリーズ500台ですから、10年以上の間に市場が拡大したことが分かります。
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解説記事更新日：2022年06月09日

2011年、「ゴールドウイング SE＜エアバッグ・ナビ＞」がマイナーチェンジに併せ、通常モデルに追加する形で発売されました。
このエアバッグは、実に画期的なメカニズムです。バイクが正面衝突した時、フロントシート前方のカバー下に格納されたエアバッグが瞬時に炸裂し、ライダーがフロントパネル等に激突するのを防いでくれます。
もうひとつの装備品であるナビは、ライダーの自然な視線移動の範囲にあります。ステアリングヘッドのメインスイッチの上かつメーターの下に位置しています。3Dビュー対応の案内機能、SDメモリーカードを媒体としたユーザー間でのルートシェアなどを可能としています。
エアバッグやナビを装着しただけではなく、ゴールドウイングはクルーザーとしての資質も向上させています。グリップヒーターとフロント・リアシートヒーター、ベンチレーション付ウインドシールド、ABS、クルーズコントロール、盗難防止システムHISS等を装備し、静かでスムーズなエンジンと共に、ツーリングの快適度を高めています。
2011年モデルでは大幅な値下げも行われ、＜エアバッグ・ナビ＞タイプはスタンダードモデルより47万円高額設定ですが、2009年モデルより85万円安くなっています。
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解説記事更新日：2022年06月09日