優れた動力性能と耐久性の高いエンジンを有し、レース車両としても高い実績を誇っていたZ1シリーズ。
しかし、70年代後半になると多くのメーカーから強力なライバル車が登場し、苦戦を強いられるように。
その状況を打破し、AMAのレギュレーションに合わせるべく正常進化を果たしたのが、本機Z1000J。
先代にあたるZ1000MK2が1,015ccの93PSであったのに対し、998ccながら102PSの高出力を実現してみせました。
有名なのは1981～1982年にエディ・ローソンが駆って優勝したことで、その勝利を記念して作られたZ1000R（ローソンレプリカ）のベースモデル。
スペックは同一ながら、仕様地によって形状が異なり、欧州仕様車はZ1000MK2に近いいわゆる
「角Z」スタイル（角J)で、北米仕様車は丸みのあるタンク（丸J）。
1983年モデル（J3）でメーターが変更となり、同時に北米仕様も角タンクを採用して統合されました。
現在では第2世代の空冷Zとして、乗りやすさと扱いやすいパワー感で再評価されております。
空冷Zシリーズ第一世代と比べ、爆発的な価格高騰こそなかったものの、80年代を代表するスーパーバイクマシンであったことを愛するファンは多く高値安定傾向。
ここ数年では抜群によく回るエンジンの素性、素直で軽快な操縦性が再評価されジワジワと相場も上昇中。
弊社では丸J・角Jともに高額買取可能ですので、ぜひともお任せください！

解説記事更新日：2020年09月28日

1981年に発売されたZ1000Jの初期モデル。
先代にはZ1000MKⅡ(79～80年)を持ち、スーパーバイクレースの規格に合わせて排気量を1016ccから998cに低下、クランクシャフトの大径化し、給排気システム改良、フレームの剛性向上などの変更を受けた。
カラーバリエーションにはキャンディブルーとルミナスルビーレッドの2色を設定。
同年にはこのZ1000JをベースにしたKR1000というレーサーモデルも発売、世界耐久選手権のTTF-1クラスで’81、’82年と連続優勝。カワサキのグリーンモンスターと呼ばれ恐れられた。
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解説記事更新日：2021年07月16日

マイナーモデルチェンジを受けて発売された1982年モデルのZ1000J。
欧州モデルは角ばったタンク、北米モデルは丸みを帯びたタンクをそれぞれ採用(写真は欧州モデル)。
カラーバリエーションは北米仕様にギャラクシーシルバー、キャンディワインレッド、エボニーブラックの3色を設定。欧州モデルにはメタリックブラックとキャンディロイヤルブルーの2色を設定した。
同82年にはローソンレプリカと呼ばれるZ1000R1が発売。ローソンレプリカとはZ1000Jベースのレース仕様車がAMA全米スポーツバイクシリーズで優勝した記念にライダーであるエディーローソンの名を冠して発売されたレプリカモデルである。因みにエディーローソンが駆ったレースマシンのホモロゲーションモデルであるZ1000S1も82年に30台販売されているのだがお宝過ぎて市場には出回らない。仮に国内市場に出品された際には貿易業者を介して世界の富豪コレクターの入札が入り乱れ落札額は4桁を超えてくるだろう。
Z1000J売却をお考えなら買取査定は82年モデルZ1000JをはじめZ1000R/Z11100Rの価値に精通しているバイクパッションへ！

解説記事更新日：2021年07月16日

マイナーモデルチェンジを受けて発売された1983年モデルのZ1000J。
これまで丸みを帯びた燃料タンクを採用していた北米モデルも欧州モデルに倣い角形を採用、また電気式の丸型スピードメーターから機械式一体型メーターに変更されている。
カラーバリエーションにはエボニーブラックを採用。
z1000Jとしてはこの1983年モデル最終モデルとなり、以降Z1000の名を冠するモデルは2003年にZ1のコンセプトを受け継いで発売されるZR1000AのZ1000まで20年もの間登場しなかった。
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解説記事更新日：2021年07月16日