XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- 走行距離別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 に関するこのページの内容
XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 買取査定に役立つ豆知識
Vツインとしては世界最大の排気量を誇り、奇をてらわない王道的なクルーザースタイルとそのハイスペックさで大きな反響を巻き起こしたカワサキ・バルカン1500シリーズに対向すべく、1998年末より欧州市場向け大型クルーザーとして投入されたのが、総排気量1,602ccの新型空冷Vツインエンジンを搭載する本機・XV1600A Wild Star(XV1600Aワイルドスター)。
1990年代後半と言えば、ヤマハはアメリカンタイプのフラグシップとしてVP10J型のドラッグスター1100が日本国内向けに登場した時期ですが、それとは完全別系統となる大排気量かつパワフルさをウリとする新設計エンジンを開発し、アメリカ市場で発展を遂げるカワサキ・バルカン1500シリーズや、1998年から米国の大型クルーザー市場へ参戦したスズキ・イントルーダーLC1500シリーズへと対抗。冷却効率に優れる水冷エンジンとは言え、2気筒エンジンでは前代未聞の1,470ccを実現してみせたバルカンシリーズを凌駕すべく、ボア95×ストローク113mmというヤマハVツイン史上初のビッグサイズエンジンを生み出すことに成功しました。1998年末に米国と欧州市場、翌99年半ばより日本への導入という変則的なリリースとなった本機XV1600シリーズの中では最大のエンジンパワーを与えられているのがポイントで、ミクニ製40mm径BSRキャブとの組み合わせによる最高出力46.3KW(63PS相当)/4,000rpmのハイパワー、最大トルク134Nm/2,250rpmという極太低速トルクが自慢の一台です。
全長2,500×全幅980×全高1,140mm・乾燥重量307kgと、日本仕様車を含む全出向地で変わりなく、710mmに設定されたシートが生み出すローポジション、5.3ガロン(20リットル)という大容量のガソリンタンク、鷹揚迫らないライディングポジション、快適性に優れたビルシュタイン製リアサスペンションなど、欧州市場でも人気を博したH-DのFLSTFファットボーイを強く意識したロングライド適性の高さとロースタイルで欧州ユーザーの訴求心にアピールする内容となりました。ただし、2000年から実施された排ガス規制「ユーロ3」によるガソリンエンジンそのものに逆風が吹く中、米国仕様よりもハイスペックな仕様での販売となったことに首をかしげる世相の影響も受け、販売面では存外な苦戦を強いられることに。その結果、キャリーオーバーの形で2年販売を継続した後、米国市場よりも1年早い2002年モデルにて生産終了を迎えることとなりました。
同時期のライバルとしては、前述のカワサキ・バルカン1500シリーズとスズキ・イントルーダーLC1500シリーズが筆頭格ですが、ゴールドウイング直系の水冷対向6気筒エンジン搭載のワルキューレ(海外におけるヴァルキリーF6C)、第5世代OHVエンジンとなったツインカム88搭載のH-D製ビッグツイン群があり、早々とロールアウトすることを余儀なくされたことにも納得のいく顔ぶれだったと言えるでしょう。とは言え、2年後に投入されることとなった排気量1,670ccの後継モデル・XV1700AS RoadStar Midnight(XV1700AS ロードスターミッドナイト)で再び欧州市場戦線に復帰し、イントルーダーから世代交代したスズキ・ブルバードシリーズと並ぶ和製アメリカンの傑作として好調なセールスを記録し、早期の戦線離脱となってしまった汚名返上を見事に果たしました。
現在の中古バイク市場においては、90年代末期に投入されたXV1600シリーズの中でもっとも高いスペック、ヤマハならではの美しいエンジンレイアウトといった美点が評価され、生産終了から四半世紀近くの歳月が流れたモデルとしては高い水準で取引されており、2024年春時点における業者間オークションの取引記録では実動車10件のデータがあり、平均取引価格は36万円台。この平均取引価格は日本仕様車より一段低く見えますが、直近1年間に限れば平均値は41万円台にまで上昇しており、手頃な価格帯で購入できるハイスペックアメリカン、といった形で再評価が進みつつある期待株といった状況。市場の傾向としては、出品される車両のほとんどが走行距離3万kmを超える非ノーマル車であり、好みの分かれやすい個性的なペイントが施されたオールペン車、あるいは純正パーツ欠品数の目立つライトカスタム車であるため、走行距離3万km以下のノーマル車であれば十分高値に期待できるでしょう。
欧州市場の大排気量クルーザー市場への切り込み隊長となったヤマハ・XV1600Aワイルドスターで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、出向地ごとに異なる名称や車体番号の違い等に関する造詣の深さ、スペックの差異などから生じるモデルごとの正確なコンディションを的確に見抜ける確かな経験に裏打ちされた査定力、最新の相場事情に照らし合わせた買取価格が明示できる誠実さ、再販売による利益が出せる販売力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
ヤマハ・XV1600Aワイルドスターの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外モデルを含むヤマハ全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | XV1600A Wild Star(XV1600Aワイルドスター)VP0型/:1999年モデル(※画像・スペック共) |
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発売年月 | 1998年~2002年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,500×全幅980×全高1,140mm・乾燥重量307kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高710mm・最低地上高145mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークOHV4バルブ2気筒・46.3KW(63PS相当)/4,000rpm/--km/L(NA) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・20リットル |
新車販売価格 | 海外専用モデル |
ジャンル | クルーザー アメリカン |
実働車【年式別 平均取引額】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【年式別】平均買取額の目安
【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
実働車【年式別|買取相場の推移】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【平均買取相場の変動】
対前年比 | 対3年前比 | 2024年の取引台数 |
【状態別の取引額】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
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平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
36.8万円
30.2万円
10台
平均
最低
取引
38.4万円
38.4万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
9.5万円
9.5万円
1台
【走行距離別の取引額】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【走行距離別買取額の目安】
2〜3万km | 最高 | 44.6万円 | 3台 |
平均 | 38.8万円 | ||
最低 | 33.4万円 | ||
3〜5万km | 最高 | 40.2万円 | 4台 |
平均 | 39.3万円 | ||
最低 | 37.6万円 | ||
5万km〜 | 最高 | 34.6万円 | 2台 |
平均 | 32.4万円 | ||
最低 | 30.2万円 | ||
不明 メーター改 |
最高 | 36.2万円 | 2台 |
平均 | 34.2万円 | ||
最低 | 32.2万円 | ||
【カラー別の取引額】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
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【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 36.9 万円 | 9台 | |||
■ | 30.2 万円 | 1台 | |||
■ | 44.6 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年11月08日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 44.8万円 | 4.0点 | VP081000 | 23,966km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 40.4万円 | 3.8点 | VP081000 | 34,674km | ■ |
3 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 40.4万円 | 4.0点 | VP081000 | 44,325km | ■ |
4 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 39.4万円 | 4.2点 | VP081000 | 31,815km | ■ |
5 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 38.6万円 | 3.3点 | VP081000 | 20,076km | ■ |
6 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 37.7万円 | 4.2点 | VP081000 | 46,783km | ■ |
7 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 36.3万円 | 3.8点 | VP081000 | 15,777km | ■ |
8 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 34.7万円 | 4.0点 | VP081000 | 79,857km | ■ |
9 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 33.5万円 | 4.0点 | VP081000 | 21,206km | ■ |
10 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 32.3万円 | 3.5点 | VP081000 | 40,688km | ■ |
11 | XV1600Aワイルドスター【1999~2002年】 | 30.1万円 | 4.0点 | VP081000 | 55,703km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています