R100S 【1976~80年式】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
R100S 【1976~80年式】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で63%上昇。対3年前比で16%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは赤/黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて21.8~43.9万円です。
R100S 【1976~80年式】 買取査定に役立つ車両解説

- レッドスモーク 1976年
- 当時の新車価格
- 10,190 DM (約117万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
68.4万円
- 現在の平均買取相場指標
-
66.8万円
- 上限参考買取率
- 58.5%
- 平均参考買取率
- 57.1%

- ブラック 1976年
- 当時の新車価格
- 10,190 DM (約117万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
52.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
52.6万円
- 上限参考買取率
- 45.0%
- 平均参考買取率
- 45.0%

- Motor Sport Edition 1978年
- 当時の新車価格
- 10,800 DM (約110万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
75.2万円
- 現在の平均買取相場指標
-
75.2万円
- 上限参考買取率
- 68.4%
- 平均参考買取率
- 68.4%
1976年、BMWは/6シリーズから/7シリーズへと世代交代を果たし、ついにフラッグシップの排気量をリッタークラス(980cc)へと引き上げた。この時、AMAスーパーバイク選手権の初代チャンピオンに輝いた名車「R90S」の直接的な後継機として、ビキニカウル(コックピットフェアリング)を纏って登場したのが本機「R100S」である。 /7シリーズのデビュー当初、R100Sはまさにスポーツモデルの最高峰となるはずであった。しかし、時を同じくして発表された「世界初の量産フルカウルモデル」であるR100RSの圧倒的なインパクトの前に、R100Sはその身を少しだけ影に潜めることとなる。R90Sの正当進化でありながら、ある種の「悲運」を背負って生まれたR100Sは、現代のヴィンテージ市場において独自の渋い輝きを放ち続けている。
■ 偉大なるBMWピュアスポーツの系譜
R100Sが背負った「S(スポーツ)」の称号には、BMWモトラッドが連綿と紡いできた屈指のレーシング・スピリットが込められている。 そのルーツは戦前の1939年、難攻不落のマン島TTレースを制覇したレーシングマシンのベースとなった名機「R51」にまで遡る。戦後はエントリーモデルであるR2系(単気筒)の大ヒットによって復興を果たし、アールズフォーク期(1955年〜)へと至る。この時代には「R69S」などの高性能モデルも存在したが、当時のフレーム構造そのものがサイドカー牽引や実用需要に大きく傾倒していたため、メーカーとして「ピュアスポーツ」の開発は実質的に放棄されているに等しい状態であった。 しかし1969年、重厚なアールズフォークを捨て、軽量フレームとテレスコピック・フォークを採用した「/5シリーズ(R75/5など)」の登場により、BMWは再びソロライディングを楽しむスポーツ路線へと回帰する。そして/6シリーズにおいて、そのスポーツ・スピリットが完全開花した結晶こそが、前述のスーパーバイク王者「R90S」であった。 R100Sは、この戦前のマン島TTから続くBMWの「純血ピュアスポーツの系譜」を直接受け継ぐ、生粋のサラブレッドとしての宿命を背負っていたのである。
■ 市場環境と登場背景:偉大なるRSを引き立てるための「65馬力」
R100Sの運命を決定づけたのは、BMWが社運を賭けて開発した超弩級ツアラー「R100RS」の存在であった。 アウトバーンを時速200kmで巡航するために風洞実験を経て生み出されたRSのフルカウルは、量産公道モデルとしては二輪史上初の標準装備(※現在数千万円のプレミアムが付くMVアグスタ 750S等、一部の超高級ハンドメイド機に存在したオプション設定を除く)となったことで、当時のモーターサイクル界における最大のニュースであった。BMWはこの新世代の象徴であるRSを「絶対的な王者」として君臨させるため、あえてラインナップ内でのヒエラルキーを厳格化したのである。 R100RSが980ccから最高出力「70馬力(70PS)」を発揮するのに対し、同じエンジンを積むR100Sは意図的にデチューンされ「65馬力(65PS)」へと出力が抑えられた。R90Sが当時の最強スペック(67馬力)を誇り、他社を圧倒する絶対的エースであったのに対し、R100Sは「RSの引き立て役」として一歩引いた立ち位置からそのキャリアをスタートせざるを得なかったのである。 /5シリーズではホンダ・CB750FOUR対抗、/6シリーズではカワサキ・Z1対抗としてピュアスポーツが最前線に投入されたが、この/7シリーズでは実質的にピュアスポーツが一歩退き、ツアラーがフラッグシップに鎮座するという歴史的循環を再現したのである。
■ 本機の特徴と市場での立ち位置
1976年のデビュー当時、BMWのリッタークラス(1000cc)は明確な役割を持った3つのラインナップで構成されていた。ネイキッドスタイルのベースモデルである「R100/7」、ビキニカウルを纏うピュアスポーツの「R100S」、そして絶対的フラッグシップツアラーである「R100RS」である。これら兄弟機と比較することで、R100Sの個性と現在において再評価されている「RSにはない魅力」がより明確に浮かび上がる。
●/7シリーズ(リッタークラス)との共通要素
980ccのType 247ボクサーツインエンジン、駆動系のシャフトドライブ、Bing製負圧キャブレターに加え、フロント19インチホイールとそれを支える36mm径の長寸テレスコピック・フォーク、そしてツインショックのリアサスペンションといった大柄な「車体寸法・基本骨格」は、これら3機種で完全に共有している。
●Type 247エンジンの3段階チューン
全く同じ980ccエンジンを心臓部に持ちながらも、ベースモデルのR100/7が「60馬力」、スポーツモデルのR100Sが「65馬力」、王者のR100RSが「70馬力」という見事な階段状のヒエラルキーが設けられている。 つまりBMWは、「足回りとエンジン(ハードウェア)は全く同じ規格のまま、カウルの有無とエンジンの味付け(ソフトウェア的チューニング)だけで、3つの全く異なるキャラクターを見事に創り分けていた」のである。
●R100Sの固有要素(R90Sからの継承)
最大の特徴は、R90Sから受け継いだ小ぶりな「ビキニカウル(コックピットフェアリング)」である。フルカウルのRSが風を完全に遮断し「車に乗っているような感覚」を与えるのに対し、R100Sのビキニカウルは適度に風を感じながらスポーツライディングを楽しむ「オートバイらしい野性味」を残していた。 また、電圧計とアナログ時計の配置にもキャラクターの違いが色濃く表れている。ネイキッドの/7では独立したメーターポッド(外付け)となり、RSでは広大なダッシュボードパネルに埋め込まれるのに対し、R100Sではビキニカウルの内側にタイトかつ美しくビルトインされており、まるで戦闘機のコックピットのようなスポーティな空間を演出している。
重厚長大なフルカウルを装備し、高速巡航に特化したRSは、市街地やワインディングではその重量(およびカウルによるハンドルの切れ角の少なさ)が足枷となる場面があった。対するR100Sは、フロント周りが圧倒的に軽く、ステアリングの自由度も高かった。絶対的なパワーやトップスピードではRSに譲るものの、「コーナーを駆け抜ける純粋なスポーツバイク」としての運動性能は、実はR100Sの方が高く評価されていたのである。
■ 期中のアップデートと後継機
デビューから2年後の1978年、BMWはラインナップのテコ入れを行い、R100Sの封印を解く。エンジンが改良され、ついにRSと同じ「最高出力70馬力」へと引き上げられたのである。同時に、フロントブレーキがATE製スイングキャリパーからBrembo製へ、ホイールもワイヤースポークから最新の「スノーフレーク・キャストホイール」へとアップデートされ、リアもディスクブレーキ化された。 その後、1980年をもってR100Sは生産を終了。ビキニカウルを纏うスポーツモデルの系譜は、後継機である「R100CS(クラシック・スポーツ)」へとバトンを渡した。生産期間わずか4年という短命なモデルであったが、R90Sの面影を残す最後の「S」として、その歴史的意義は極めて大きい。
■ 買取相場と査定の核心:R90SとR100RSの間で再評価が進む名機
かつては「RSの陰に隠れたモデル」「R90Sになりきれなかったモデル」として、中古市場では比較的安価に取引されていた時代もあった。しかし近年、その軽快な乗り味とクラシカルなルックスが再評価され、コレクターの本拠地である欧米での取引相場は2026年時点で概ね8,000〜12,000 USD(約120万〜180万円相当)という確固たるプレミアム相場を形成している(※日本国内の買取相場=業者間取引額は本項に余すことなくデータが記載されているのでご参照いただきたい)。
高額査定を引き出すためのポイントは以下の通りである。
・ビキニカウルの状態とコックピットの純正度
R100Sのアイデンティティであるビキニカウルの割れや欠品がないことは必須条件である。さらに、カウル内に美しく収められたメーター類(電圧計・時計)が正常に稼働し、オリジナル構成でメーターパネルが綺麗な良い個体は高く評価される。
・年式による買取相場の違い(スポークかキャストか)
1976〜1977年の初期型(65馬力・スポークホイール)と、1978年以降の後期型(70馬力・スノーフレークキャストホイール)とでは市場の評価軸が異なる。純粋な「コレクターズアイテム」としてのプレミアム相場は、名車R90Sのクラシックな面影(スポークホイール等)を色濃く残す「初期型」の方が、高値がつきやすい傾向にある。一方の後期型は、70馬力のパワーとBrembo製キャリパーによる「完成された走り」を求める実走派からの需要が厚い。なお、1978年にごく少数のみ生産された限定色「モータースポーツ(白地にMストライプ)」などは、仕様を問わずトップクラスの特大プレミアムがつく例外的な存在となる。
・外装のオリジナルペイント
外装の再塗装(リペイント)は綺麗であっても純正塗装には一歩及ばない。当時のファクトリーペイントと手描きのピンストライプが残っている個体は、パティナ(経年変化の味わい)として高く評価され、退色が少ない個体ほど査定額は伸びやすい。
バイクパッションでは、この「R100S」が背負った歴史的背景と、RSにはない純粋なスポーツバイクとしての真の価値を熟知している。ガレージに眠るR100Sの売却をご検討の際は、ヴィンテージBMWの真価をどこよりも正確に見抜く我々バイクパッションへぜひ買取査定をご依頼いただきたい。
| 車名/型式/年式 | R100S / R100型 / 1976〜1980年モデル(下段の数字は76年モデル) |
|---|---|
| 発売年月 | 1976年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 2,130 × 746 × 1,300 mm・装備重量220kg |
| シート高・最低地上高(mm) | 810 mm ・ 165 mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 980cc 空冷4ストロークOHV2バルブ水平対向2気筒(Type 247)・65馬力 / 6,600 rpm(※1978年の後期型より70 馬力) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・Bing製 負圧式キャブレター(40mm径)・24L |
| 新車販売価格 | 10,190 DM(約117万円相当 ) |
| ジャンル | ビキニカウル標準 | BMW R100シリーズ | BMW /2 /3 /5 /6 /7シリーズ |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R100S
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年9月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年09月25日
【状態別の買取相場】 R100S
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
67.8万円
57.0万円
5台
平均
最低
取引
53.8万円
43.6万円
3台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
35.2万円
24.3万円
3台
※データ更新:2026年09月25日
【走行距離別の買取相場】 R100S
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 0.5〜1万km | 最高 | 43.6万円 | 1台 |
| 平均 | 43.6万円 | ||
| 最低 | 43.6万円 | ||
| 1〜2万km | 最高 | 68.4万円 | 2台 |
| 平均 | 62.7万円 | ||
| 最低 | 57.0万円 | ||
| 2〜3万km | 最高 | 57.4万円 | 1台 |
| 平均 | 57.4万円 | ||
| 最低 | 57.4万円 | ||
| 3〜5万km | 最高 | 80.8万円 | 3台 |
| 平均 | 69.5万円 | ||
| 最低 | 52.6万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 65.2万円 | 1台 |
| 平均 | 65.2万円 | ||
| 最低 | 65.2万円 | ||
※データ更新:2026年09月25日
【カラー別の買取相場】 R100S
- ■ ■
- ■
- ■
- ■
- ■
- ■ ■
- その他
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ / ■ | 66.8 万円 | 2台 | |||
| ■ | 52.6 万円 | 1台 | |||
| ■ | 43.6 万円 | 1台 | |||
| ■ | 75.2 万円 | 1台 | |||
| ■ | 57.0 万円 | 1台 | |||
| ■ / ■ | 80.8 万円 | 1台 | |||
| その他 | 57.4 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年09月25日
【実働車の取引価格帯】 R100S
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年9月時点から 5 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年09月25日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R100S 【1976~80年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年09月25日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R100S 【1976~80年式】 | 81.0万円 | 3.5点 | 5775R100 | 30,567km | ■ / ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R100S 【1976~80年式】 | 75.4万円 | 4.0点 | 638 | 30,314km | ■ |
| 3 | R100S 【1976~80年式】 | 68.6万円 | 3.8点 | 975 | 12,146km | ■ / ■ |
| 4 | R100S 【1976~80年式】 | 65.4万円 | 3.3点 | 853 | 44,579km | ■ / ■ |
| 5 | R100S 【1976~80年式】 | 57.6万円 | 3.7点 | 5R100S | 25,995km | ■ |
| 6 | R100S 【1976~80年式】 | 57.1万円 | 3.8点 | 1606 | 16,834km | ■ |
| 7 | R100S 【1976~80年式】 | 52.7万円 | 2.8点 | 5297R100 | 43,184km | ■ |
| 8 | R100S 【1976~80年式】 | 43.7万円 | 2.8点 | 721 | 8,464km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています




