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600SL パンタ【1981~82年】

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600SL パンタ【1981~82年】毎週更新の買取査定相場

600SL パンタ【1981~82年】 買取査定に役立つ車両解説

【車両解説】600SL パンタ【1981~82年】
600SL パンタ【1981~82年】

Ducati史初のベルト駆動カムシャフトにトレリスフレームという構成で登場した1980年の500 SL Pantahは、翌1981年に早々に兄貴分600 SL Pantahを追加投入する。
本機600 SL Pantahベースのレーサー機 600 TT2 がレースで華々しい戦績を収めたことで、タイミングベルトとトレリスフレームはその後のスタンダード機構となっていく。
先ずは先代500 SLパンタからどのような進化を遂げたのか。次いでレーサー600 TT2はどのようなチューンナップを受け輝かしい戦績を収めたのかをご紹介したい。

先代500 SLパンタからのアップデート。()内は500SLの数字

・ボアストローク 80×58mmの583cc(74×58mmの499cc)
・圧縮比 10.4:1(9.5:1)
・最高出力 61馬力@9,100回転(45馬力@9,050回転)
・セミトランジスタ点火(ポイント点火)
・乾燥重量 187kg(180kg)
・フェアリング形状変更
・カラー&グラフィック変更

アップデートの要諦はエンジンである。ボア径を6mm拡張したことで74cc排気量を拡張させている。伴い最高馬力は16馬力アップの61馬力となっている反面エンジン重量の増大がそのまま車重に反映され乾燥重量が7kg増しの187kgとなっている。(1981年のレーサーGP500並びに、72年の公道向け初のデスモLツイン搭載機750SSから受け継いだデスモドロミックはもちろん搭載されている)
外装にも変更が入り、ロケットカウルに近いハーフフェアリングはボトムの部分で歪曲させ、フロントフェンダーは空洞加工が施された他、グラフィック&カラーチェンジを受けている。

1981年の登場以降、83年モデルまで3期に渡ってラインナップされた本機は82年と最終83年モデルで以下のアップデートを受けている。
・82年モデル:油圧クラッチからケーブルクラッチの変更
・83年モデル:78年のマン島TTを制した900SS(マイク・ヘイルウッド レプリカ)のカラーリングを模したレッド/グリーン設定


次いでレーサー機 600 TT2は、600SLパンタからどのようなチューンナップを受けたのか列記したい。

●パワーユニット
・ボアストローク 81×58mmの597cc(80×58mmの583cc)
・圧縮比 10.2:1(10.4:1)
・最高出力 76馬力@10,500回転(61馬力@9,100回転)
⇒83年モデルでは、41mm径キャブが採用され78馬力に向上

●足回り
・マルゾッキ製マグレシウムレッグFフォーク
・Paioli製シングルリアショック
・フロント280mmダブルディスク(260mm)
・bremboゴールドキャリパー
・カンパニョーロの軽量アルミホイール
・フロント16インチ(18インチ)

●フレーム/ディメンション
・軽量化された重量7kgのフレーム
・乾燥重量 140kg(187kg)
・シート高 762mm(760mm)

パワーユニットは、TT F2(マン島TTを含むツーリスト・トロフィー・フォーミュラ・ワン)参戦の上限ギリギリの597cc。最高出力はチューニングによって15馬力アップ向上している。
驚くべきは軽量化であろう。ベース機からボアアップしたにもかかわらず実に47kg(25%)もの重量を削ぎ落している。大きく寄与しているのは、総重量7kgの軽量フレーム・マグネシウム製フロントフォーク・軽量アルミホイール等である。
更にレーサ機の常で足回りも大幅にアップグレードされている。ツインショックはモノショックに進化、フロントホイールは16インチ化され、大径ディスクローターに上位グレードのbremboキャリパーが組み合わされている。

ドゥカティの威信をかけた600 TT2はレースで華々しい戦績を収める。歴史あるマン島TTを含み年々ラウンド数を増やしていった、市販車ベースの世界最高峰レースであったフォーミュラTTのF2クラス(4ストは400~600CC/2stは250~350ccのクラス)において、トニー・ラターが駆った600TT2が1981~84年シーズンを4連覇する快挙を達成。83年モデルの600SLはその記念カラーであり、この偉業を記念したモデルとして1985年に名機750 F1がリリースされ、パンタ系エンジンの最終機となった。

TT-F1/F2は市販車ベースのレースであったが、レギュレーションは極めて緩く公道機のエンジンのガワを使用していれば参戦できたことから市販機とは別物と言える600 TT2が参戦できたのだが、最上クラスのTT-F1にもレーサー機 750TT1が参戦している。
こちらはレーサ機750TT1(748cc)ありきで、ホモロゲ取得のために後付けで公道機3代目パンタ650SL(649cc)が発売された。レギュレーションに沿って750TT1のエンジンのガワを搭載して市販されたのであるがTT1ありきなので生産台数は約280台と極端に少ない。その詳細については650 SL Pantaの頁(下段のリンク)で詳述したい。

本機との比較対象としては、中型バイクで国内最高のプレミアム機と化している(最も高く売れる)CBX400Fの兄貴分CBX550F(1982年)を挙げたい。
・600SLパンタ(81年)583cc Lツイン 61馬力・187kg・3,799ドル(約95万円)
・CBX550Fインテグラ(82年)572cc 直列4気筒 60馬力・190kg・58.9万円
となっていた。日本では中型クラスでの4発ブームが最高潮を迎えていた時期だが、ドゥカティは1972年の750GT(レーサー機は71年の500GP)から続くLツインを2018年のV4登場まで、ハイエンド機に搭載し続けたのである。

最後に買取相場について。
3年間で3千台弱が生産された600SL Pantah。仕向け地に日本は含まれておらず、日本で中古が流通すること自体が希少な機種。事実国内の業者間オークションにおいて、2025年までの10年間に取引された600SL パンタは僅か7台。
実働車はコンディションに応じて30~70万円のレンジで落札(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)。事故車や不動車はレストア工数に応じて10~70万円の落札額となっている(買取相場は2025年時点の情報であり、最新相場は下段のグラフでご確認して頂きたい。)。欧米に目を転じてみても売値は6,000ドル台が中心となっている。為替・輸送費・関税を考慮すれば国内外の買取相場差は見られない。
尚、レーサー600 TT2は海外のオークションでは50,000ドル近い値を付けて落札された記録がある。
もしご売却や買替で手放すご予定のある600SL Pantahや600 TT2があれば、買取査定はその中古価値に精通している弊社バイクパッションにご相談して頂きたい。

解説記事更新日:2025年09月20日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 600SL PANTAH / 00SL7・00SLA7型 / 1981年モデル
発売年月 1981年
車両サイズ(mm)・重量(kg) (長さ)2,150mm (幅)660mm (高さ)1,280mm (装備重量)187kg
シート高・最低地上高(mm) (シート高)760mm調整 (最低地上高)
エンジン機構・最高出力・燃費 4スト 空冷 2バルブ OHC デスモドロミック 583cc Lツイン・61馬力@9,100回転
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・キャブ・18L
新車販売価格 3,799豪ドル(約95万円換算)
ジャンル カフェレーサーDUCATI パンタ系ハーフカウル
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車|過去10間の買取相場の推移】 600SL パンタ【1981~82年】

【平均買取相場の変動】

対前年比
-
%

【2025年間 vs 2026年】

対3年前比
-
%

【2023年間 vs 2026年】

対10年前比
-
%

【2016年間 vs 2026年】

年間平均
取引台数
0

過去10年間の取引台数÷10

※データ更新:2026年02月06日

【状態別の買取相場】 600SL パンタ【1981~82年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年2月時点から 10 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
3
難有
最高
平均
最低
取引
70.0万円
64.6万円
59.2万円
2台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
65.1万円
32.7万円
14.2万円
4台
600SL パンタ【1981~82年】において。直近120カ月間で、最も平均買取相場が高いのは3点(難有)のコンディションとなっています。 3点は、強い使用感が有ったり再販に際し要追加整備が必要な状態ですが、最高額が突出して高い場合はカスタム車に大きな査定額の伸びしろがある事を示唆しています。

※データ更新:2026年02月06日

【走行距離別の買取相場】 600SL パンタ【1981~82年】

最高額
平均落札額
最低額
バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
No Data
【万円】

業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)

2026年2月時点から 10 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 59.2万円 1台
平均 59.2万円
最低 59.2万円
2〜3万km 最高 70.0万円 1台
平均 70.0万円
最低 70.0万円
600SL パンタ【1981~82年】において。直近120カ月間で最も平均買取相場が高いのは2〜3万kmの走行距離区分となっています。

※データ更新:2026年02月06日

【カラー別の買取相場】 600SL パンタ【1981~82年】

【カラー別 平均買取額の目安】

64.6 万円 2台

※データ更新:2026年02月06日

実働車の取引価格帯】 600SL パンタ【1981~82年】

【取引価格帯と構成比】

最高
70 ~ 71
万円
%
50
構成比
最多
70 ~ 71
万円
%
50
構成比
最低
59 ~ 60
万円
%
50
構成比
600SL パンタ【1981~82年】において。業者間取引額(買取業者の転売額)のボリュームゾーンは70 ~ 71万円で50%の構成比となっています。

※データ更新:2026年02月06日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

600SL パンタ【1981~82年】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年02月06日)

バ
イクイメージ画像 レブ
カウンター 
針
落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 600SL パンタ【1981~82年】 70.2万円 3.3点 00SLA701 19,962km
2 600SL パンタ【1981~82年】 59.4万円 3.2点 00SL7006 4,613km
No Data
600SL パンタ【1981~82年】において。業者間取引(買取業者の転売額)で、直近120カ月間に最高値を付けたのは70.2万円で銀系・走行距離19,962km・評価3.3点の車両です。

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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