ZX-7RR【1996~2003年】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
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- 状態別の取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
ZX-7RR【1996~2003年】 に関するこのページの内容
ZX-7RR【1996~2003年】 買取査定に役立つ豆知識
高回転型エンジンによるハイパフォーマンスを武器に、ホンダ・RC45などのライバル達と共に全日本TT-F1(750ccクラス)を盛り上げたZXR750Rは1996年モデルにてフルモデルチェンジを実施。従来のZX750M型からZX750N型の型番を付与され、さらなる先鋭化を遂げるアップデートが施されてのデビューとなりましたZX-7RR。
新設計のアルミ製ツインスパーフレームとラムエアダクトが両側に設けられた新型カウリングなどのベースはニンジャZX-7Rと共通で、全長2,090×全幅740×全高1,130mmとボディサイズこそ同一ではあるものの、実はZX-7Rのホイールベース1435mmに対し、15mmの短縮化が施された1420mmのショートホイールベースがポイント。これはスイングアームのピボット軸や25度から24度の範囲内で調整可能なステアリングヘッドによるもので、ライダーの体格に合わせた調整が利くという従来のレーサーレプリカでは非常に珍しい機構によるもの。前120/70後190/50サイズの17インチタイヤは共通ですが、また、世界限定250台生産のホモロゲーションモデルらしく、クロスミッションにシングルシートを始めZX-7RR専用装備として13段階に調整可能なフルアジャスタブル方式の43mm径倒立式フロントフォーク、ニッシン製6ピストンキャリパーと320mm径ダブルディスクによるフロントブレーキ、41mm径ビッグキャブなどで差別化が図られており、各部に施された軽量化で乾燥重量はベースモデル比で-3kgとなる200kgに収められているのもホモロゲーションモデルの本機ならでは。
最高出力はZX-7Rと同一ではあるものの、ケイヒン製41mm径FCRキャブによって発生回転数が200回転引き上げられた122PS/12,000rpmというのが公表スペックとなっております。ただし、これは新車販売時に付属品として用意された同じくケイヒン製39mm径キャブ装着によって街乗りに適した特性に変更することが可能で、気温によっては39mm径キャブの方が結果を残しやすいという意見もあり、現役時代はかなり気難しい気性の持ち主という評価が残されたエンジン特性であった、との記録もしばしば散見される個性派SSであったと言えるでしょう。これは1996年から2003年までの現役期間、スーパーバイク世界選手権の勢力図が完全にホンダ・RVF(RC45)VSドゥカティ・916&996となっていたこと、その他メーカー勢もヤマハ・YZF-R7、スズキ・GSX-R750といったいずれ劣らぬ名機揃いであったため。レギュレーション等に泣かされSBKの大舞台を制することは適わなかったものの、AMAスーパーバイクではダグ・チャンドラーによって1996年と97年のタイトルを連覇するなど好記録を残し、日本よりも海外で名機としての記録樹立と人々の心に残る記憶を創造したマニアックなモデルのひとつです。2004年からは排気量上限が1,000ccへ引き上げられたスーパーバイク世界選手権(SBK)のレギュレーションに倣い、ニンジャZX-10Rへの代替わりを果たし、その短い現役期間を終えました。ちなみに1994年リリースのホンダ・RVF(RC45)は、V4エンジンならではの長所を余すことなく発揮した完全新設計V4エンジンにより、HRCキットのみで最高出力150PSを発揮するというポテンシャルの高さで当時の日本メーカー勢を圧倒。ワークス・HRCからのフィードバックで製作された市販モデルというよりも、HRCと共に作り上げた公道仕様車という側面が強かったモデルでもあり、当時の新車価格200万円というプライスタグの高価さからも異次元の存在であったと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、現役時代最大のライバルであったホンダ・RVF(RC45)の知名度・人気が群を抜いて高いことからややマニアックなモデルとして扱われており、市場流通数はかなり少なめというのが実情。それでも2024年初時点における業者間オークションの取引記録では実動車7件の取引記録が確認でき、2019年には走行距離26,494kmのフルノーマル車が108万円の高値で落札され、状態によってはかなりの高値が期待できる旧世代SSのひとつとして認識されるようになりました。ここ数年は純正パーツ欠品数の目立つ車両、エンジンを始めとするコンディション状態に恵まれない車両が取引の多数派であったことで平均取引価格を下げることとなってしまったものの、絶版車レースに登場するシーンも見られるようになったことで期待値上昇中のモデルだと言えるでしょう。
突出したライバルとレギュレーションに泣かされた第2世代のホモロゲーションモデル・ニンジャZX-7RRで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、90年代半ばから2000年代前半のスーパーバイクレースにおける複雑な事情や本機ならではの車両構成や背景事情などを含む確かな知識、最新の相場事情に照らし合わせた買取価格が明示できる誠実さ、再販売による利益が出せる販売力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。
カワサキ・ニンジャZX-7RRの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はカワサキ全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Ninja ZX-7RR(ニンジャZX-7RR)/ZX750N型/1996年(画像・スペック共) |
---|---|
発売年月 | 1996年2月~ |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,090×全幅740×全高1,130mm・乾燥重量200kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高105mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・122PS/12,000rpm・15.82km/L(当時公称値37,2 US mpg) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・18リットル |
新車販売価格 | 140万円(1996年当時・税抜) |
ジャンル | スーパースポーツ | ホモロゲーション バイク |
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車の取引価格帯】 ZX-7RR【1996~2003年】
【取引価格帯と構成比】
【事故 不動 故障車の取引価格帯】 ZX-7RR【1996~2003年】
【取引価格帯と構成比】
【状態別の取引額】 ZX-7RR【1996~2003年】
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
66.6万円
36.6万円
6台
不動
平均
最低
取引
33.2万円
20.1万円
2台
- 事故 不動車
- 実働車
【実働車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 ZX-7RR【1996~2003年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
【事故 不動 故障車|過去120ヶ月の買取相場の推移】 ZX-7RR【1996~2003年】
【平均買取相場の変動】
取引台数
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
- 事故 不動車
- 実働車
ZX-7RR【1996~2003年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 108.0万円 | 4.0点 | ZX750NNA | 26,494km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 88.6万円 | 3.7点 | ZX750NNA | 22,776km | ■ |
3 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 62.6万円 | 3.5点 | ZX750NNA | 31,593km | ■ |
4 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 56.4万円 | 3.7点 | ZX750NNA | 13,933km | ■ |
5 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 48.4万円 | 3.7点 | ZX750NNA | 13,933km | ■ |
6 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 36.7万円 | 4.0点 | ZX750NNA | 42,057km | ■ |
【事故 不動 故障車】 ZX-7RR【1996~2003年】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年04月19日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 46.4万円 | 0点 | ZX750NNA | 5,466km | ■ |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ZX-7RR【1996~2003年】 | 20.3万円 | 0点 | ZX750NNA | 0km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています