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YZF750R【1993~98年式】

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データ最終更新:2024年09月13日

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YZF750R【1993~98年式】毎週更新の買取査定相場

YZF750R【1993~98年式】 買取査定に役立つ豆知識

【車両解説】YZF750R【1993~98年式】
YZF750R【1993~98年式】

ファクトリーマシン・YZF750名称を許された初の市販向け量販車モデルとなった1993年のYZF750SPはスーパーバイクファンにとっては広く知られた存在ですが、日本市場では未導入に終わった双子の姉妹車・YZF750Rも近年とみに認知度を上げてきた注目株のひとつです。

最高出力125PSを発揮する新型水冷4気筒エンジン、ファクトリーマシン譲りの新型フレームを始めとする基本構成はホモロゲーションモデルのYZF750SPと同様ですが、タンデム可能なシートに高めのウインドスクリーンを採用した自由度の高い居住性が付与された仕様となっており、標準的なミッション構成に扱いやすいミクニ製の38mm径ダウンドラフトCVキャブレター採用により、シティユース性を向上させたスタンダードモデルといった位置付けでの販売となりました。

キャブレター特性の違いによってエンジンフィールは異なるものの、最高出力125PSを発揮するエンジンのポテンシャルはYZF750SPと同等で、2,000回転付近から頼もしいトルクと確かなパワーを発揮する一方、スロットルを開ければ開けるほど活き活きとしてくるのはシリーズ共通。ヤマハのお家芸であった可変バルブ機構「EXUP(エグザップ)」の介入によって低中速域における強力なプルと高回転域における最適なガスフローとが両立されているのが美点だと言えるでしょう。このエンジン特性により、シティユースしやすいスタンダードモデルながら鋭いレスポンスの持ち主となっており、8,500回転を超えたあたりからは一気に本領発揮。レブリミットとなる1万3000回転まで実に滑らかな吹け上がりとow-01の系譜らしい爽快感あふれる加速力でライダーを楽しませてくれます。元々、FZR系統の水冷4気筒エンジンは堅牢さに定評のあるものでしたが、販売価格を抑え乗りやすさを担保するために採用された標準タイプのミッションとの親和性はYZF750SPよりも高く、ギアボックスやクラッチ関連のトラブル発生率がSPモデルより低かったのも本機のエンジン特性を物語るポイントのひとつで、ハイスペックさと乗り手に優しいフレンドリーさを両立させた見事なバランスであったと言えます。

車体に関してはSPモデルと同様で、アルミ合金製デルタボックスフレームに41mm径の倒立式フロントフォークと伸圧減衰力調整機構付きリアサスペンション、トラス式スイングアームを組み合わせたレーシーな内容。とは言ってもこの当時のヤマハ製スポーツモデルの例に漏れず、ゆとりのある居住性と乗り手に優しいライディングポジションはしっかりと担保されており、プリロード調節機構を備えたリアサスペンションによって乗り手の体格に応じた変更が利くなど、スポーティでありつつも柔軟性に優れた車体。それでいながら、コーナリングでは41mm径USDフォークとアルミ製デルタボックスフレームによる限界値の高さが遺憾なく発揮され、初心者でも攻める走りを自在の楽しめる欲張りな仕様であったと言えるでしょう。乾燥重量195kgという数値はSPモデルと比べると重さを感じさせられるものの、19リットルという大容量を誇るガソリンタンクにタンデム可能なシートなどは明らかにツアラーとしての素質の高さを示すものであり、走行シーンを選ばないオールラウンダーとしての資質は本機YZF750Rの方に軍配が上がります。これは当時のヤマハが限られた一部のエンスージャスト向けではなく、夢と希望にあふれた若年層ライダーを中心にターゲットとしていたことによるもので、本機が広げた間口の広さが後年のYZF-R6やYZF600R サンダーキャットといったヤマハミドルクラスの普及に大きく貢献した要因のひとつと考えていいでしょう。

デビューイヤーの93年と翌94年はカラーリング変更のみでの販売継続となりましたが、ホモロゲーションモデルのYZF750SP最大のライバルとなったホンダ・RVF750(RC45)が登場したことで1995年モデルにてマイナーチェンジを実施。スタンダードモデルの本機にも完全調節可能なオーリンズ製リアサスペンションが導入され、高さが100mm拡張された新型ラジエーターや見直しが行われたインジケーターにベリーパンの採用にて完成度をさらに高めることに。翌96年モデルでは耐腐食性ナットとボルトの採用、フォークアジャスターにフロントブレーキディスクの見直しが実施され、ホモロゲーションモデルYZF750SPの生産終了後にはクロスレシオギアボックスやSPモデルのサスペンション導入を実施し、スタンダードモデルという位置付けでありながら、実質的にはSPモデルとして1998年まで販売を継続。同年のドイツ・ケルンにて開催されたインターモト1998にて後継モデルのYZF-R6(RJ03型)のデビューが予告されたことに伴い、ゆとりのあるスポーツモデルから尖ったスーパースポーツというミドルクラスファンの開拓へ舵を切ったヤマハの戦略により、その任を終えることとなりました。

日本市場へは一部企業によって輸入車として導入されたものの、出向国によって型番が非常に細かく分かれているのが本機YZF750Rのマニアックなポイントで、主な出向地と対応型番は以下の通り。

・カナダ…4HY型
・アメリカ…4LE型(※1994年モデルより正式導入・この中でカルフォルニア仕様車の区分あり)
・オーストラリア…4HA型
・フランス…4FM型
・ドイツ/フィンランド/スウェーデン…4HN型(※最高出力72kw)
・スイス/オーストリア…4HR型(※最高出力63kw)
・その他欧州…4HD型(※同一型番のくくりの中でスペイン仕様車の区分あり)

それぞれ異なる排ガス規制等の関係で最高出力の変更やリア部のマッドガード追加による仕様上の差異があるとは言え、非常に細かく分かれているのが本機YZF750Rを語る上で欠かせない重要ポイントのひとつで、これほど多岐に渡る型番を与えられたモデルはヤマハの歴史の中でもかなり珍しく、レースでの結果を狙ったホモロゲモデルの姉妹車であると同時に、世界主要国での新規ユーザー獲得を期した戦略的モデルであったことが如実に伺える区分化だったと言えるでしょう。世界全体で見ても非常に規制が厳しい米・カルフォルニア州向けモデルを一年遅れで導入したのもそれを裏付ける証のひとつで、ヤマハSSの普及率増加の礎となった本機の功績は非常に大きかったと考えられます。また、カラーリングに関してもSPモデルより多くバリエーションが設けられ、イヤーモデルに応じて以下のカラーリングが設定されました。

・1993年モデル…ブルーイシュホワイトカクテル1(ピンク/ブルー/ホワイト)・ダークグレイ1(ブラック/バイオレット)
・1994年モデル…ブルーイシュホワイトカクテル1(ホワイト/ブルー/パープル)・ダークブルーカクテル2(ターコイズ/紫/オレンジ)
・1995年モデル…ブルーイシュホワイトカクテル1(ホワイト/レッド/オレンジ/ブラック)・ダークシアンメタリック2(グリーン/パープル/ブラック)
・1996年モデル…ブルーイシュホワイトカクテル1(レッド/ブラック/ホワイト)

日本市場における正式販売は終ぞ行われませんでしたが、前述の通り一部法人によって逆輸入車として流通していたことなどにより、現在の中古バイク市場ではさほど珍しいモデルではないというのが実情。新車価格が高額であったため、絶対的な台数こそ少なめではあるものの、年間で20万台に及ぶバイクが取引される「業者間オークション」の場では2019年から2024年にかけての5年間で7件の実動車が出品された記録あり。ホモロゲモデルのYZF750SPほど高い相場水準ではありませんが、平均取引価格35万円台という数値は走行距離3万km超えが取引の中心となっていることを踏まえると決して低いものではなく、全年式を通じて一定以上の価値が認められているモデルであることがご理解いただけるでしょう。傾向としては高年式で走行距離の浅いノーマル車ほど評価額が上がりますが、初年度の93年モデル特有のブルーイシュホワイトカクテル1(ピンク/ブルー/ホワイト)は同年のダークグレイ1よりも高値がつきやすく、状態次第では評価額にも大きく影響するプラス要素のひとつとして考えられます。千差万別に車両状態が当たり前という中古バイクという性質上、一概には言い切れない部分があることも確かですが、SPモデルの装備品を継承した1996年以降のイヤーモデルも状態次第では評価額が大きくなる可能性を秘めており、現有オーナー様にとっては愛車の相場を知る一環として買取査定だけでも受けてみる価値のあるモデルのひとつとなっていることは間違いございません。

名機・OW-01の正統後継モデルであると同時に、非常に細かく区分された世界戦略車としての側面を持つYZF750Rで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、1993年の最初期型から95年に実施されたマイナーチェンジに数度の刷新が行われたカラーリングに関する正しい知識、車両状態を正確に見極め評価できる目利き力とそれをオーナー様へしっかりとお伝えできる誠実さ、諸外国の中古バイク市場にも精通するアンテナとその精度の高さなど、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。特に海外仕様車と日本国内仕様車とで最高出力が大きく異なる本機・YZF750SPはその他モデルと比べても販売力が買い取り価格にも大きな影響を及ぼすモデルであるだけに、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。

ヤマハ・YZF750Rの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定はホモロゲーションモデルを含むヤマハ全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!

解説記事更新日:2024年09月15日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 YZF750R/4HD型(その他4HD・4LE型等)/1994年モデル(※画像・スペックは1994年に追加された北米仕様車のもの)
発売年月 1993年3月
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,060×全幅735×全高1,165mm・乾燥重量195kg
シート高・最低地上高(mm) シート高785mm・最低地上高140mm
エンジン機構・最高出力・燃費 水冷4ストロークDOHC5バルブ並列4気筒・125PS/12,000rpm・--km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・キャブレター・19リットル
新車販売価格 海外専用モデル
ジャンル YZFシリーズスーパースポーツ
【ライバル・兄弟車】最新買取相場
  • 事故 不動車
  • 実働車

【実働車の取引価格帯】 YZF750R【1993~98年式】

単位【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格帯

2024年9月時点から48ヶ月間遡った数字

【取引価格帯と構成比】

最高
50 ~ 55
万円
%
14
構成比
最多
35 ~ 40
万円
%
29
構成比
最低
20 ~ 25
万円
%
29
構成比

※データ更新:2024年09月13日

【状態別の取引額】 YZF750R【1993~98年式】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2024年9月時点から48ヶ月間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
52.4万円
35.4万円
20.0万円
6台
3
難有
最高
平均
最低
取引
36.0万円
36.0万円
36.0万円
1台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

【走行距離別の取引額】YZF750R【1993~98年式】

最高額
平均落札額
最低額
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格

2024年9月時点から48ヶ月間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0.5〜1万km 最高 48.9万円 2台
平均 42.7万円
最低 36.4万円
3〜5万km 最高 52.4万円 1台
平均 52.4万円
最低 52.4万円
5万km 最高 30.2万円 2台
平均 25.1万円
最低 20.0万円
不明
メーター改
最高 36.0万円 2台
平均 30.1万円
最低 24.2万円

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

【カラー別の取引額】YZF750R【1993~98年式】

  • -
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2024年9月時点から48ヶ月間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

42.7万円 2台
/ 25.1万円 2台
/ 52.4万円 1台
/ / 36.0万円 1台
/ - 24.2万円 1台

※データ更新:2024年09月13日

  • 事故 不動車
  • 実働車

【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 YZF750R【1993~98年式】

最高額
平均落札額
最低額

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移

査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります

2024年9月時点から60ヶ月遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-100
% down

【2023年間 vs 2024年間】

対3前年比
-100
% down

【2021年間 vs 2024年間】

年間平均
取引台数
1

過去5年間の取引台数÷5

※データ更新:2024年09月13日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
  • 事故 不動車
  • 実働車

YZF750R【1993~98年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月13日)

落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 YZF750R【1993~98年式】 52.6万円 4.0点 4HD-042 34,602km
2 YZF750R【1993~98年式】 49.1万円 4.0点 4HD-016 8,104km
3 YZF750R【1993~98年式】 36.6万円 4.0点 4HD-016 8,102km
4 YZF750R【1993~98年式】 36.2万円 3.3点 4HAT00SA 35,407km
5 YZF750R【1993~98年式】 30.4万円 3.7点 4HD-016 50,150km
6 YZF750R【1993~98年式】 24.3万円 3.7点 4HYN08PA 12,518km / -
7 YZF750R【1993~98年式】 20.1万円 4.0点 4HD-016 50,676km

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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