エンジンが動かなくなった、故障した、キックが降りない、セルが回らない等
バイク故障・バイク整備修理やトラブルに関することに
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点検メンテナンスのイメージ
困った
バイクを購入しました。全くの初心者で何をしたらよいか分かりません。
突然のエンストや不測のトラブルを避ける為にも、最低限絶対に押さえておきたい点検項目と日頃のメンテナンスを教えてください。
大事なバイクに長く乗っていたいと考えるのであれば、日ごろからしっかり点検・メンテナンスをしてあげることが大切です。
とはいえ、バイクを初めて買ったという方の中には、点検の時期やメンテナンスの頻度などが分からないという人もいると思います。
ここではバイク点検の時期やメンテナンスの頻度などをパーツごとにご紹介します。
エンジンはバイクの心臓のようなものです。しっかりメンテナンスしましょう。
・ エンジンオイル
だいたい3000~4000km走ったころになれば、エンジンオイルが古くなる、もしくはなくなっている可能性があります。エンジンオイルを点検し、交換しましょう。走行距離が分からなくても、だいたい年に3回ほど行うようにしてください。
オイルフィルターもあわせて交換することをオススメします。
・ 冷却水
エンジンのオーバーヒートを防ぐ冷却水は2か月ごとに確認を行い、2,3年ごとを目安に交換するようにしてください。点検するときはエンジンをしっかり冷ましてから行うようにしましょう。
・ スパークプラグ
走行距離5000~10000kmごとに、スパークプラグを交換しましょう。スパークプラグは燃料室内に火花を散らす役割を持っています。ゴミがあると火花が燃え移るなどの危険がありますので、プラグの周りが汚れていれば、すぐにキレイに掃除するようにしておきましょう。
電気系統もしっかりメンテナンスしましょう。
・ バッテリー
ヘッドライトやウィンカーを点灯させる役割を持っているバッテリー。だいたい2,3年ごとに交換するといいでしょう。点検の際はエンジンを切った状態で行ってください。
・ ヒューズ
ヒューズはバッテリーから流れる電気を遮断し、回路を保護する役割を持っています。バッテリーを交換する際に、あわせて点検するようにしてください。
ブレーキは安全な走行をするための要です。常時点検し、メンテナンスするようにしましょう。
・ブレーキレバー
クリーナーを使って吹き上げ、グリスを適量塗りってから、アジャスターを回して適当な場所で締めます。
・ブレーキフルード
ブレーキフルードはブレーキ液のことです。気泡が入るとエア噛みし、バイクが正常に動かなくなります。日ごろからしっかり点検し、定期的に交換するようにしましょう。
・ブレーキパッド
定期的にブレーキパッドがすり減っていないか点検しましょう。ブレーキパッドの正常な厚みは0.8mm以上です。その厚みに満たない場合は交換をします(ブレーキパッドは専門業者に交換してもらうようにしてください)。
・クラッチレバー
クラッチは常に操作する部分で、すり減るのも早いです。常時確認し、摩耗がないか確認してください。
パンクや凹み、溝のすり減りがないか、発車する前に確認するようにしましょう。溝の減りは、△マークの先にあるスリップサインを目安にしてください。タイヤの交換頻度はだいたい1,2か月です。
ドライブチェーンには適度なゆるみが必要です。ウェスで一本一本吹き上げ、ゆるみの確認をしましょう。交換頻度は走行距離1000~2000kmです。
重要項目はエンジンオイル、クーラント(冷却水)、ブレーキフルード(液)
日ごろからしっかり点検し、少しでも異常があればバイクショップなどでメンテナンスしてもらうようにしてください。自分で見て異常がなくても、だいたい半年に一回はバイクショップで本格的に点検してもらうと、より長く安全にバイクに乗り続けることができますよ。
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