デビュー以降、圧倒的な人気モデルに成長した250ccクルーザー「レブル250」だが、最初のマイナーチェンジを迎えた2020年にバリエーションモデルが展開された。それが本モデルMC49型「レブル250 S エディション」だ。
型式がスタンダードモデルと同じということからも想定できるように車体は同じである。
ブラックアウトされたダイヤモンド型フレームには、ダークトーンで仕上げられた水冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。ボア・ストロークは76.0mm×55.0mmのショートストローク249ccユニット。最高出力は9,500回転で26馬力に達し、最大トルクは7,750回転22Nmというスペック。トランスミッションは6速リターン式を採用する。そしてベースモデルで今回新たに採用されたアシストスリッパークラッチが本モデルにも適用されている。
その他、スタンダード仕様の「レブル250」と異なるポイントとしては以下の内容をピックアップできる。

・ボディ同色ヘッドライトカウル
・フロントフォークブーツ装着
・フロントフォークカバー装着
・ブラウンシート

個性的なスタイルを演出するアクセサリーを装着することでスポーティかつアグレッシブなオーラを強調する車体デザインに仕上げられている。
足回りは、フロントにテレスコピック正立フォークを装備して16インチキャストホイールとシングルディスクブレーキという組み合わせ。リアはスイングアームにブラックアウトされたツインショックをマシン両サイドにセット。フロントと同径の16インチホイールとディスクブレーキという構造。ABSは標準装備となる。
ちなみに追加アイテムとして採用されたカウルやフォークブーツなどは、もともと純正オプションとして「レブル250」に設定されていたもの。本モデルは純正ファクトリーカスタムタイプといったポジションということだ。
同クラスの比較モデルとしては既に生産終了となっているが、ヤマハの「ドラッグスター250」が直接ライバルとなるだろう。160kgの車体に搭載する空冷Vツインエンジンは8,000回転で20馬力を発揮。最大トルクは6,000回転19Nmというスペック。設計が古いので出力面では不利だがクロームパーツを多用した煌びやかなロー&ロングスタイルはアメリカンクルーザーらしい重厚なオーラを放つ。スペックを優先するのかデザインを重視するかで好みは分かれるところだろう。マシンの信頼性や安全性能はもちろん最新モデルの「レブル250S」が優位だ。
なおデビュー以降の本モデルはカラーチェンジを実施しながらラインアップを継続しており2023年式で排ガス規制に適合するためのマイナーチェンジを受けた。

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解説記事更新日：2023年04月09日

国内250㏄クラスで圧倒的な人気を誇る「レブル250」に初のバリエーションモデルが設定された。それが本モデル「レブル250 Sエディション」である。
デビューモデルとなった2020年式は同年3月に63.8万円(税込)で登場。通常モデルより3万8,500円高の価格設定。カラーバリエーションは「マットアクシスグレーメタリック」の1カラー展開となっている。
主要諸元はスタンダードタイプと変わらない。ダイヤモンド型フレームに搭載するパワーユニットは249ccの水冷DOHC4バルブ単気筒エンジン。最高出力は9,500回転で26馬力を発揮。最大トルクは7,750回転で22Nmに達する。
本モデルのデビューは、ベースモデルの最初のマイナーチェンジと重なるタイミングということで、従来モデルからいくつかのアップデートが適用されている。
駆動系統にはアシストスリッパークラッチが採用されている。急なシフトダウン時にリアタイヤの挙動をコントロールする安全装備である。さらにサスペンションのセッティング変更も実施されており乗り心地が向上した。
実用装備面では、メーターデザインが変更されておりギアポジションインジケーターを追加。ウィンカーインジケーターは左右独立仕様となって機能性アップが図られた。
灯火類も全てLED化されてスタイリッシュさが増している。4眼LEDヘッドライトのコンパクトサイズのフロントスクリーンやダークテイストにまとめられたマシン全体が都会的で精悍なイメージを演出するニューモデルである。

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解説記事更新日：2023年04月09日

扱いやすいサイジングと足つき性の良さから女性ビギナーライダーからも支持を集めているホンダの単気筒クルーザー「レブル250」。そのバリエーションモデルとして2020年に発売された本モデル「レブル250 Sエディション」だが、2022年式で最初のカラーチェンジを受けた。
従来の「マットアクシスグレーメタリック」は継続となって、新たに「パールスペンサーブルー」が追加。トータル2カラーバリエーションにラインアップが増強された。専用デザインのシートはダイヤモンドステッチ風のデザインが施されたワディングシートで個性を主張。さらにブラック仕上げのフロントスクリーンやフォークカバー&ブーツの組み合わせでコンパクトながらも重厚感を演出する。
メカニカル機構の変更は無く26馬力仕様のDOHC4バルブ水冷単気筒エンジンをマシンの心臓部に搭載。最大トルクは7,750回転22Nmというスペック。トランスミッションは6速仕様。足元は、フロントにテレスコピック正立フォークを装備して16インチホイールに130mm幅タイヤをセットしてボリューム感を演出。リアは丸型パイプを使用したスイングアームにツインショックを組みあわせる。ホイールはフロントと同径の16インチでタイヤは150mmサイズ。ちなみに上位排気量の「レブル500」も前後16インチ仕様だが、前年に導入された「レブル1100」は、フロント18インチ・リア16インチという前後異径サイズを採用している。さらにトランスミッションはDCTタイプも設定された。
バリエーションモデルの展開も含め国内「レブル」シリーズの充実化が加速している。
なお2022年式「レブル 250 Sエディション」は、63.8万円(税込)の据え置き価格で発売された。

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解説記事更新日：2023年04月09日

純正カスタムモデルとして2020年式で登場した「レブル 250 Sエディション」だが、今回の2023年モデルで最初のマイナーチェンジが行われた。アップデートの内容は以下の通り。

・排ガス規制適合
・カラーチェンジ

実施された仕様変更の主な目的は、時を追うごとに厳しさを増す環境規制をクリアすることだった。2023年式は令和2年の排ガス規制に適合することでモデルライフを延長することができた。
環境性能を高めつつも出力特性はダウンしていない。エンジンは9,500回転で26馬力に達する水冷単気筒ユニットを搭載。最大トルクは6,500回転22Nmというスペック。ピークトルクは変わっていないが、発揮するタイミングは1,250回転下がっている。
燃費性能はWMTCモード値で従来のリッターあたり34.1kmから33.7kmに低下した。
カラーバリエーションは引き続き2パターン構成となるが、ラインアップは一新。「キャンディーディーゼルレッド」と「チタニウムメタリック」の2タイプで、価格は64.9万円(税込)。従来モデルから1.1万円の値上げとなる。
なお、250㏄だけでなく500㏄や1100㏄と異なる排気量クラスで展開する「レブル」シリーズだが、2023年モデルで最上位モデルの「レブル1100」に新たなバリエーションモデルが設定された。フロントフェアリングとサドルバッグを純正採用したバガースタイルのツーリングモデル。さらなるラインアップの充実化が加速している「レブル」シリーズだ。

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解説記事更新日：2023年04月09日