R100T 【1978~80年式】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
R100T 【1978~80年式】 の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは茶となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は37.0万円が平均です。
R100T 【1978~80年式】 買取査定に役立つ車両解説

- アビスブラック(オプション装着仕様)1978年
- 当時の新車価格
- 9,290 DM (約93万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
54.6万円
- 現在の平均買取相場指標
-
54.1万円
- 上限参考買取率
- 58.7%
- 平均参考買取率
- 58.2%

- ブラウンメタリック 1978年
- 当時の新車価格
- 9,290 DM (約93万円相当)
- 現在の上限買取相場指標
-
40.0万円
- 現在の平均買取相場指標
-
39.0万円
- 上限参考買取率
- 43.0%
- 平均参考買取率
- 41.9%
1976年の/7世代で新設された最上位排気量のR100シリーズは、1978年にラインナップに変更が入った。公道量産モデルとして二輪初のフルカウルを標準装備しフラッグシップに君臨していたR100RSは継続、ピュアスポーツの血統R100Sは5馬力アップの70馬力化を果たした中、新たに加わったのがRSの上位版ともいえるR100RT、そしてスタンダード路線R100/7の後継機として追加されたR100Tである。
それまでの「/7」という無機質な型式名から、明確に「ツーリング(Touring)」を意味する「T」の称号が与えられた本機は、カウルを持たない伝統的なネイキッドスタイルでありながら、大陸横断をこなす長距離ツアラーとしての基本性能を極限まで高めたモデルであった。 RSやRTといった重厚なフルカウルツアラーが市場を席巻しつつあった時代において、R100Tは「風を直接身体に受けながら走る、オートバイ本来のプリミティブなツーリングの歓び」を愛する保守的かつ純粋なBMWファンに向けた、最高のアンサーだったと言える。
■ 先代R100/7からのアップデート
「T(ツーリング)」の称号を得たことで、先代のR100/7からは各部位において長距離ツアラーとしての明確な進化を遂げている。主なアップデート要素は以下の通りである。
・エンジン(出力):60馬力から「65馬力」への引き上げ
先代R100/7の60馬力エンジンから、前年までスポーツモデルのR100Sに与えられていた「65馬力」仕様へと心臓部がアップグレードされた。上位陣(RSやRT)が70馬力へと先鋭化していく中、あえて引き継がれたこの65馬力チューンは中低速域での極めて分厚いトルクを誇り、荷物を満載した峠越えでも扱いやすい「ツーリングにおける黄金比」の出力特性を持っていた。
・足回り(剛性・制動):キャストホイールの一斉採用とダブルディスクへの格上げ
1978年のR100シリーズ一斉アップデートに伴い、初期/7シリーズの象徴であったスポークホイールから最新規格の「スノーフレーク・キャストホイール」へと全車の足回りが近代化された。さらにフロントブレーキにおいて、先代ベース機のR100/7はシングルディスクが標準であったのに対し、R100Tでは上位機種(RSやS等)と同じ「ATE製ダブルディスク」が標準装備へと格上げされており(※一部仕様を除く)、重量級ツアラーに不可欠な制動力とフロント剛性が飛躍的に向上している。
・外装・ユーティリティ:長距離を前提としたパッケージング
プレーンなネイキッドであったR100/7に対し、R100Tは名前の通り「ツーリング」を主眼に置いたパッケージングがなされた。カウルを持たない軽快なフロント周りを維持しつつも、長距離走行を見据えたクッション性の高いツーリングシートや標準装備の小ぶりなリアキャリア、そしてKrauser(クラウザー)製パニアケースを無加工でポン付けできるリア周りの設計など、オーナーが純正オプションを用いて自在に旅の仕様へと拡張できる機能性が最初から与えられていた。
■ ベース機R100Tの固有性とポジション
・1978年シリーズにおける階層と「孤高の実用性」
1978年のラインナップ大刷新により、上位3機種(RS、RT、S)は全て「70馬力エンジン+40mm径キャブレター+リア・ディスクブレーキ」というハイエンド仕様へと完全に横並びで先鋭化した。 その中で唯一、ベース機である「R100T」だけが「65馬力エンジン(32mm径キャブ)+リア・ドラムブレーキ」という堅実な仕様を一人で背負うこととなった。当時のMSRP(新車販売価格)で見ても、最高峰のRT(約12,500 DM)、RS(約11,500 DM)、S(約10,500 DM)に対し、Tは9,290 DMと最も手の届きやすい位置づけであった。 上位陣がトップスピードとスペックを追求する中、R100Tは32mmキャブが生み出す「中低速の分厚いトルク」と「ドラムブレーキ特有のコントローラブルで穏やかな制動力」を維持。カウルを持たない「圧倒的なフロント周りの軽さ」と相まって、長距離を淡々と走破するツアラーとしての「孤高の実用性とクラシカルな味わい」を確立したのである。
・ベーシックツアラーとしてのライバル比較
1978年当時のリッタークラス市場は、日本の多気筒勢が猛威を振るっていた。例えばヤマハのシャフトドライブツアラー「XS1100」は95馬力を誇りながら価格は約8,750 DM、ホンダの「GL1000」も約8,900 DMと、R100Tよりも安価でハイパワーであった。 馬力と価格の「スペック・コストパフォーマンス」では明らかに日本車が圧倒していたが、R100Tの強みはその「軽快さ」にあった。大艦巨砲主義に走ったGL1000やXS1100が装備重量で270kgを優に超えるヘビー級であったのに対し、R100Tは空冷ボクサーの恩恵により約215kgというミドルクラス並みの軽さを維持していたのである。この「圧倒的な軽さと低重心」に「BMWというプレミアムなブランドステータス」が合わさることで、R100Tはスペック至上主義とは無縁の成熟したライダーや、伝統的なボクサーの乗り味を愛するロイヤルユーザーを中心に、引き続き厚い支持を集めたのである。
■ 期中のアップデートと後継機
1978年のデビュー後、R100Tはツアラーとしての完成度を高めるべく期中のアップデートを受けている。特に1979年から1980年の後期モデルにかけては、それまでオプション扱いだったKrauser製パニアケース用の「クロームメッキ・パニアステー」自体が標準装備化されるなど、実用的なパッケージングへの熟成が進められた。 その後、1980年末のラインナップ再編に伴い、R100Tはカウルレスのプレーンな後継機「R100」へとその役割を引き継いだ。1950年のR51/2で産声を上げ、30年間にわたりBMWの屋台骨を支え続けた偉大なる『 /(スラッシュシリーズ)』の伝統的な血統は、この後継機たる「R100」を最終章として完結へと向かうこととなる。
■ 買取相場と査定の核心:実は希少な「純正ネイキッド1000cc」
R100Tの生産期間は1978年から1980年までのわずか3年間と短く、1980年後半にはさらにプレーンな「R100」へと統合されていったため、現存するタマ数は世界的にも決して多くはない。コレクターの本拠地である欧米での取引相場は2026年時点で概ね7,000〜10,000 USD(約100万〜150万円相当)という安定したプレミアム相場を形成している(※日本国内の買取相場=業者間取引額は本項に余すことなくデータが記載されているのでご参照いただきたい)。
高額査定を引き出すためのポイントは以下の通りである。
・「本物のR100T」であることの絶対的価値と序列
前提として、クラシック市場における価値の頂点には、やはり象徴的なカウルを完璧な状態で維持している「オリジナルのR100RSやRT」が君臨している。しかし、中古市場に数多く存在する「カウルの破損や軽量化を理由に、RSやRTのカウルを取り外してネイキッド化した車両」と比較した場合、その査定価値は完全に逆転する。 元が上位機種であってもカウルを剥がされた個体は「欠品・改造車」として大幅な査定ダウンを免れない。対して、フレームナンバー(VIN)から「最初からネイキッドのR100Tとして出荷されたファクトリー・オリジナル」であることが証明できる個体は、希少な純正車として確固たるプレミアム評価を獲得する。つまり【完全なオリジナルRS/RT】>【純正のR100T】>>【ネイキッド化されたRS/RT】という明確な査定の序列が存在するのである。
・ツーリング装備(パニアケース等)の付属
「Touring」の名が示す通り、当時の純正パニアケース(Krauser等)やステー、純正オプションのウインドスクリーンなどが綺麗な状態で残っており、車両と一緒に査定に出せる場合は確かなプラス評価となる。
・外装のオリジナルペイントとスノーフレークホイール
タンクやフェンダーのオリジナル塗装(特にBMW伝統のブラックにホワイトのピンストライプが入ったアヴィスブラック等)の保存状態は重要である。また、19インチのスノーフレークフロントホイールは当時リコール対象となった経緯があるため、対策済み(ウェブ部分が補強されている)のホイールが綺麗な状態で装着されていることが望ましい。
バイクパッションでは、この「R100T」が持つ希少性と、ネイキッド・ボクサーとしてのピュアな乗り味の真の価値を熟知している。ガレージに眠るR100Tの売却をご検討の際は、ヴィンテージBMWの系譜を正確に見抜く我々バイクパッションへぜひ買取査定をご依頼いただきたい。
| 車名/型式/年式 | R100T / R100型 / 1978〜1980年モデル (下段のスペックは78年モデル) |
|---|---|
| 発売年月 | 1978年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 2,130 × 746 × 1,080 mm(※ウインドシールド非装着時)・装備重量215kg |
| シート高・最低地上高(mm) | 810 mm ・ 165 mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 980cc 空冷4ストロークOHV2バルブ水平対向2気筒(Type 247)・65 馬力 / 6,600 rpm |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・Bing製 負圧式キャブレター・24L |
| 新車販売価格 | 9,290 DM(約93万円相当) / 日本国内正規輸入販売(バルコム等)180万〜190万円前後 |
| ジャンル | ビキニカウル標準 | BMW R100シリーズ | BMW /2 /3 /5 /6 /7シリーズ | ツアラー |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 R100T
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年10月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年10月09日
【状態別の買取相場】 R100T
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年10月時点から 10 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
46.7万円
39.8万円
2台
平均
最低
取引
44.2万円
38.0万円
3台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
37.0万円
37.0万円
1台
※データ更新:2026年10月09日
【走行距離別の買取相場】 R100T
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年10月時点から 10 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
| 3〜5万km | 最高 | 53.6万円 | 4台 |
| 平均 | 42.9万円 | ||
| 最低 | 38.0万円 | ||
|
不明 メーター改 |
最高 | 54.6万円 | 1台 |
| 平均 | 54.6万円 | ||
| 最低 | 54.6万円 | ||
※データ更新:2026年10月09日
【カラー別の買取相場】 R100T
- ■
- ■
- ■
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年10月時点から 10 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
| ■ | 39.0 万円 | 2台 | |||
| ■ | 54.1 万円 | 2台 | |||
| ■ | 39.8 万円 | 1台 | |||
※データ更新:2026年10月09日
【実働車の取引価格帯】 R100T
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年10月時点から 10 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年10月09日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
R100T 【1978~80年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年10月09日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | R100T 【1978~80年式】 | 54.8万円 | 3.3点 | 1313 | 23,559km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | R100T 【1978~80年式】 | 53.8万円 | 3.5点 | 1313 | 43,731km | ■ |
| 3 | R100T 【1978~80年式】 | 40.2万円 | 3.3点 | 15 | 46,564km | ■ |
| 4 | R100T 【1978~80年式】 | 40.0万円 | 3.8点 | 648 | 35,623km | ■ |
| 5 | R100T 【1978~80年式】 | 38.2万円 | 3.3点 | 15 | 46,444km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています





