ロングな車体に大径フロントタイヤとファットなリアタイヤがアイデンティティの「ブレイクアウト」が、2023年モデルでニューエンジンを与えられて復活。
マシンの心臓部は、ボア・ストロークが103.5mm×114,3mmの1,923cc空冷Milwaukee Eight 117エンジンが与えられている。すでに「ソフテイル」シリーズにおいては、車体の各部をブラックアウトしてクラブスタイルに仕上げた「FXLRS ローライダーS」と「FXLRST ローライダーST」が、前年から同エンジンを搭載している。
ハーレー史上最大排気量のビッグツインということでパワーも強烈だ。最大トルクは、3,500回転で168Nmに達する。最高出力は5,020回転102馬力というスペック。ちなみに「ローライダー」系は105馬力で僅かにハイパワーな仕様となっていた。
なお2021年モデルまで設定されていた先代「FXBRS ブレイクアウト」からの主な変更ポイントは以下の通り。

・Milwaukee Eight 117エンジン
・ニューデザインハンドルバー
・燃料タンク容量変更
・シート形状リニューアル
・26本スポークホイール
・クルーズコントロール
・各部クローム仕上げ

新型となった「ブレイクアウト」をひと目見て感じさせるのは、従来モデルよりもクロームパーツが多用されており煌びやかなカスタムテイストがより強調されているということだろう。エンジンサイドのエアクリーナー部分もクロームカバー仕上げのヘビーブリーザーインテークが存在感を主張している。エキゾーストのデュアルショットガンマフラーもクローム仕上げとなる。
足回りは、フロントに49mmの大径デュアルベンディングバルブフォークを装備して、21インチのグロスブラック26本スポークキャストアルミホイールを組合せる。リヤはツールレスでプリロード調整が可能なモノショックを採用するソフテイルフレーム。ホイールは18インチで240mmのファットなミシュラン製スコーチャー"11”タイヤをセットする。ホイールベースは、1,695mmのロングな設計。ドラッグスタイルのハンドルバーは従来モデルよりもポジションが高められている。足元操作系はフォアードコントロールを引き続き採用。
存在感で勝負するなら同じく「ソフテイル」シリーズに属する「FLFBS ファットボーイ」が比較対象になるだろう。エンジンは格下排気量のMilwaukee Eight 114となる。フロントのクローム仕上げ大型ヘッドライトナセルや前年の仕様変更で肉抜き仕様となったリヤの18インチホイールには本モデルと同じく240mmのワイドタイヤを装着する。ホイールベースは1,665mmで僅かにショート。価格面では、「FLFBS ファットボーイ」が約20万円リーズナブル。
なお大排気量ビッグツインとカスタムテイスト溢れるディテールの採用で圧倒的な存在感を放つ「FXBR ブレイクアウト」だが、2023年モデルは4カラーバリエーションを設定して326万4,800円(税込)から展開された。

買替や売る際の買取査定は、2023年式~ FXBR ブレイクアウトの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2023年06月16日

2020年モデルを最後にラインアップから姿を消していた「ソフテイル」の人気マシン「ブレイクアウト」が2023年式でモデルチェンジを受けて再び登場。先代以上にカスタムテイストが強調されたディテールとパワーアップしたエンジンを与えられて姿を表した。
新世代「ブレイクアウト」のデビューモデルとなった2023年式「FXBR」の日本仕様は、以下のカラーリングと価格で発売された。

・「ビビッドブラック」　326万4,800円(税込)
・「ブラックデニム」　331万9,800円(税込)
・「バハオレンジ」　331万9,800円(税込)
・「アトラスシルバーメタリック」　331万9,800円(税込)

カラーバリエーションは、共通のグラフィックパターンを採用する4タイプ構成でラインアップを展開。エンジンやエキゾーストを中心にクロームパーツを多用することでギラギラ感のある煌びやかなイメージに仕上げられている。
パワーユニットは、先代の1,868㏄ユニットに変わって1,923ccのビッグツイン「Milwaukee Eight 117」エンジンを搭載する。剥き出しタイプのヘビーブリーザーエアクリーナーが存在感を主張する。最高出力は5,020回転で102馬力に達する。最大トルクは3,500回転168Nmというスペック。クルーズコントロールを採用することで、ロー&ロングな車体で快適な長距離移動も可能だ。
足元はフロント21インチ・リヤ18インチで従来通り。240mmのファットなリヤタイヤも健在だ。
実用装備面では燃料タンクが先代の13.2L仕様から18.9Lタイプへ拡大している。少ない給油回数で長距離移動が可能になったという点はメリットとなるが、ボリューミーなスタイルとなった点は好みが分かれるところだろう。

買替や売る際の買取査定は、2023年式 FXBR ブレイクアウト の中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年04月25日

「ソフテイル」シリーズの中で「ローライダー」系と同じハイパワーMilwaukee Eight 117エンジンを搭載するドラッグレーサースタイルの「FXBR ブレイクアウト」。前年にモデルチェンジを受けて登場した姿は、初代モデルとは違ってクロームパーツが多めでショーバイクのような煌びやかなオーラを放つ。次世代モデルへと移行して2年目となる2024年式はカラーチェンジが行われた。用意されたカラーリングと国内向け価格は以下の通り。

・「ビビッドブラック」　338万4,700円(税込)
・新色「ビリヤードグレー」　334万1,800円(税込)
・新色「ホワイトオニックスパール」　340万5,600円(税込)
・新色「ブルーバースト」　340万5,600円(税込)
・新色「アルパイングリーン」　340万5,600円(税込)

前年のカラーバリエーションはトータル4タイプ展開だったが、2024年式は5カラーにラインアップが拡充。その内の4カラーが新色となっている。タンクグラフィックは前年通りで変わっていない。価格は「ビビッドブラック」が11万9,900円の値上げとなった。

エンジンはクロームカバーを組みわせる「Milwaukee Eight 117」で、5,020回転102馬力というスペック。最大トルクは3,500回転で168Nmに到達する。マシン右サイドに設置される剥き出し型のヘビーブリーザーエアクリーナーがパフォーマンスの高さを物語っている。もちろんパイピングやエレメントカバー部分はクローム仕上げとなる。
240mmのファットなリヤタイヤや1,695mmのロングホイールベースが強烈な存在感を放つマッシブクルーザーだ。

300mmワイドタイヤ、片持ちスイングアーム、プール―内臓ブレーキなどリアの迫力を最大化するカスタムは査定額が跳ね上がるポイント。
ソフテイルファミリー随一の人気機種で且つ高い再販価値を誇る本機。買替や売る際の買取査定は、2024年式 FXBR ブレイクアウトの中古価値に精通しているバイクパッションに！

解説記事更新日：2024年03月15日