F650ファンデューロ 【1993~2000年式】毎週更新の買取査定相場
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- 高く売れる型式・年式
- 買取相場の推移
- 型式・年式別|買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
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- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で4%下落。対3年前比で27%下落し、対前年比では19%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは白、最も高く売れる年式は2000年式となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて1.0~11.6万円です。
F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 買取査定に役立つ車両解説
「F650ファンデューロ」は、1993年から2000年まで生産されたBMWの650cc単気筒バイクである。モデル名称に含まれている「ファンデューロ」という言葉は、造語であり「ファンライド」と「エンデューロ」を組み合わせたもの。デビュー当時はBMW Motorrad(独語でバイク)が展開してたバイクの中で唯一の単気筒モデルであり、1960年代のR27まで遡って実に30年振りのシングルエンジンとなった。シングルエンジンは652㏄水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒で、オーストリアのロータックスが基本設計を担い、マシン自体はアプリリア製であった。
平たく言えばBMW史上初のOEM供給を受けたマシンである。そのため以下のようにBMWとしては初物となる機構が搭載されていた。
・初のチェーンドライブ
・30年振りのシングル(初の652ccシングル)
BMWは初号機R23(1923年)からシャフトドライブと搭載し続けてきた歴史がある。ブランドのアイコンはボクサーであるが、1925年のR39でシングル機を初投入したが30年代の後継機でお蔵入り、1960年代に再度シングル機を投入するが1967年のR27を以って生産終了した苦い経験がある。
その意味でチェーンドライブのシングルはBMW史にとってエポックメイキングな出来事であるが、実態は上述の通りアプリリア製である。ではなぜチェーンドライブのシングルが誕生したのか?
その背景にはミドルクラスのツインの販売が芳しくなかったことが挙げられる。例えばGSシリーズの基礎を築いたR 80 G/Sはボクサーツインの排気量を順次拡張させた後継機をシリーズ展開成功を収めてきたが、その反面、R 65 GS(1987年)のエントリーモデルは販売が奮わなかった。その一因が高価な売価にあると睨んだ経営陣が下した決断が、過去に辛酸をなめたシングルマシンの外注でああった。この決断は功を奏し、本機F650ファンデューロはせーすで成功を収め、後継機F650GSがエントリークラスGSを切り開いていくこととなる。
本機の652cc単気筒の最高出力は6,500回転で48馬力を発揮。ワイドレンジで高トルクを発生する特性に仕上げられているので、低回転から高回転まで気持ちよく吹け上がる扱いやすいエンジン。キャブレターは、低~中速域用と高回転用を搭載したツインキャブ仕様。
足回りはフロントが41mmテレスコピックフォークで、リアは両持ちスイングアームでチェーン駆動。ホイールはフロント19インチにリアが17インチのスポークホイールでチューブタイヤを装着。ブレーキはフロント300mm径、リア240mm径のシングルディスク仕様。
「F650ファンデューロ」は、カテゴリとしてはオフロードモデルということになるが、タンク容量は17.5Lと大容量でアドベンチャー機の性格を有するオンロードやロングツーリングにも優れた走行性能を発揮するマシンだった。
2000年に実質後継モデルとなる「F650GS」が登場するタイミングで販売終了となった。
BMW史に残るマシン。F650ファンデューロのご売却や買替をお考えでしたら買取査定はF650ファンデューロの価中古値に精通しているパッションにお任せください
| 車名/型式/年式 | F650ファンデューロ/ 1993年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1993年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,180mm 全幅880mm 全高1,220mm 重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4サイクルDOHC単気筒・48PS/6,500rpm・26km/L(90km/h走行時) |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5L |
| 新車販売価格 | 79万円 |
| ジャンル | アドベンチャー |
【1995年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
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【1995年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは赤となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて1.0~6.9万円です。
【1995年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
1990年代初頭、BMWモトラッドはオンロード市場における伝統的な水平対向エンジン(ボクサー)や直列エンジン(Kシリーズ)とは異なる、新たな市場を開拓するためのプロジェクトを始動させた。こうして1993年に世界初公開されたのが初代「F650」である。BMWは本モデルを「ファンデューロ」と称した。これは「Fun(楽しさ)」と「Enduro(エンデューロ)」を融合させた造語であり、オフロード走行性能を重視していた従来のGSシリーズとは一線を画し、日常の街乗りからツーリング、軽度な未舗装路走行までを高次元でこなす「デュアルパーパス」というポジションを確立した。BMWにとって初の単気筒エンジン搭載市販モデルであり、開発はオーストリアのロータックス社との共同で行われ、生産はイタリアのアプリリア社が担当するという、欧州企業による国際共同プロジェクトとして誕生した。先代モデルが存在しない完全新規開発のマシンであり、若年層やエントリーユーザーを取り込むBMWの重要な戦略車としての役割を担っていた。
車体構成において最も特徴的なのは、ロータックス製652cc水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジンである。単気筒でありながら1シリンダーあたり2本のプラグを備えるツインプラグ方式を採用し、優れた燃焼効率とスムーズな吹け上がりを実現している。また、バルブ駆動にはカムシャフトが直接バルブを押し下げる構造を取り、高回転域まで安定したパワーを発揮する。最高出力は48馬力/6,500rpm、最大トルクは5.8kgm/5,200rpmを発揮し、装備重量187kgの車体を軽快に加速させる能力を備えていた。フレームにはシングルループのチューブラーフレーム構造を採用し、オフロードでの剛性とオンロードでの操縦安定性を両立。フロントフォークには41mm径の正立テレスコピック式を、リアサスペンションにはレバー比を持つモノショック式を採用し、優れたロードホールディング性能を確保している。ブレーキシステムには前後ともにブレンボ製のシングルディスクを装備し、オンロード走行での信頼性を高めていた。さらに、17.5リットル(予備含む)の大容量燃料タンクと大型ウインドスクリーン、流線型のフロントカウルが標準装備されており、長距離ツーリングにおける快適性も徹底的に追求されていた。
F650は1993年秋に1994年イヤーモデルとしてヨーロッパ市場へ投入され、1997年式において北米市場を含むグローバル展開が本格化した。
1995年式について前年からの変更点は明記された仕様上の変更点は特にないキャリーオーバーモデルとなるが、一部では1993年の発表当初から1995年式にかけて、BMWは初期ロットで得られたフィードバックをもとに車体の細部へ熟成を施したといわれている。
この1995年式は、F650ファンデューロのモデルライフ(1993年〜2000年)において「初期の熟成期」および「市場での確固たる地位を築いた中核モデル」という重要な立ち位置を占めている。事実としてファンデューロで培われた単気筒パッケージと信頼性は、2000年に登場する後継モデル「F650GS」へと引き継がれている。F650GSではエンジンがインジェクション化(フューエルインジェクション採用)され、燃料タンクのシート下配置など大幅な刷新が行われたが、652ccロータックス製シングルの基本レイアウトや「全天候・全路面に対応する万能ツーリングバイク」というコンセプトの骨格は、間違いなく1995年式を含む初期F650ファンデューロによって確立されたものである。
価格や性能の面で直接のライバルとなったのは、同じくロータックス製エンジンをベースに開発されたアプリリアの「ペガソ650」や、ホンダの「トランザルプXL600V / XL650V」、スズキの「フリーウインドXF650」、ヤマハの「XT600E」などの中型・大型デュアルパーパス機である。特にアプリリア・ペガソ650は生産工場と基本エンジン設計を共有する実質的な兄弟車であったが、ペガソが5バルブヘッドを採用しスポーティな吹け上がりとオフロード寄りの性格を持っていたのに対し、F650は4バルブヘッドとツインプラグを採用し、中低速域での扱いやすさと長距離巡航での耐久性を重視していた。また、Vツインエンジンを搭載するホンダ・トランザルプと比較した場合、F650は単気筒ならではの軽量さと車体のスリムさで取り回し性に勝り、街乗りからワインディングロードにおける軽快なハンドリングでアドバンテージを有していた。プレミアムブランドとしてのBMWが誇る高い組み付け品質、優れた防風性能、そしてオプションの専用パニアケースに代表される積載性の高さも、他の国産ライバル勢に対する明確なアドバンテージであった。
1995年式BMW F650ファンデューロは、単なるエントリーモデルの枠を超え、大型アドベンチャーツーリングの世界に「扱いやすさと万能性」という新たな選択肢を持ち込んだエポックメイキングな一台である。欧州の技術を結集して生み出された堅牢な車体と熟成された単気筒パワーユニットは、オンロードとオフロードの境界を取り払い、現代のミドルクラス・アドベンチャーバイク市場の礎を築いた名車として、今なおバイク史にその名を刻んでいる。
買替や売る際の買取査定は1995年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0161型/1995年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1995年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【1996年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
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- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
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【1996年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
平均買取額は、対10年前比で16%下落。対3年前比で16%下落し、対前年比では34%下落しています。
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は11.4万円が平均です。
【1996年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
BMWにおけるモーターサイクルの歴史において、1993年に投入されたF650ファンデューロは、まさにブランドの伝統と常識を打ち破る革新的な一台であった。それまでBMWの二輪部門(BMW Motorrad)といえば、伝統の水平対向2気筒ボクサーエンジンとシャフトドライブを軸としたフラッグシップモデルや、縦置き水冷直列エンジンを搭載したKシリーズが主力であり、大排気量かつ高価格帯のプレミアムツーリングバイクというイメージが定着していた。しかし、新規顧客の獲得や若年層・エントリー層の開拓を狙い、BMWは中型排気量セグメントへの本格参入を決断する。こうして誕生したのが、同社初となる単気筒(シングル)エンジンとチェーンドライブを採用したF650シリーズであった。「Fun」と「Enduro」を組み合わせた「Funduro」という造語が示す通り、このマシンは従来のオフロード走行に特化したラリーマシンとは一線を画し、市街地での日常使いから高速道路でのクルージング、未舗装路の軽い走行までを1台でこなす「ファンデューロ」という全く新しいセグメントを開拓、市場において独自の位置を確立したのである。
この画期的なマシンを実現するため、BMWは国際的な共同開発手法を採用した。オーストリアのロータックス社に水冷DOHC 4バルブ 単気筒エンジンの開発・供給を委託し、車体の組み立て製造はイタリアのアプリリア社が担当した。この協業構造は、アプリリアのペガソ650)とプラットフォームやエンジンの基本設計を共有する形をとっていたが、BMWは独自のチューニングと厳格な品質管理基準を導入した。車体構成においては、652ccの単気筒エンジンに5バルブ仕様のペガソとは異なる4バルブヘッドを採用し、ミッドレンジのトルク特性と耐久性を最優先に設計された。最高出力48馬力を発揮するパワーユニットはシングルループチューブラーフレームに搭載され、フロントには径41mmの正立フロントフォーク、リアにはモノショックを備えたサスペンションシステムが組み合わされた。ブレーキシステムには前後にブレンボ製の油圧式ディスクブレーキが奢られ、高い制動性能を確保した。フロント19インチ、リア17インチというスポークホイールの組み合わせは、オンロードでの安定したハンドリングとオフロードでの走破性を高い次元でバランスさせており、大容量17.5リットルの燃料タンクと相まって優れた巡航性能を実現したのである。
モデルライフ中盤を迎えた1996年式モデルは、市場からのフィードバックと環境規制への適合を考慮した極めて重要なマイナーチェンジが実施されることとなる。1996年式モデルにおける最大の変更点は、排ガス低減と環境性能向上を目的とした触媒コンバーター(キャタライザー)の導入である。排気システム内部に触媒を配置することにより、有害な排出ガスを大幅に低減させ、当時強化されつつあった欧州の環境基準に対応した。これに伴い、燃料供給系ではミクニ製33mmキャブレターのセッティングが見直され、触媒装着状態でもスムーズな吹き上がりと低中速域の良好なレスポンスを維持する細やかなチューニングが施された。さらに、長距離走行時の快適性と実用性を向上させるため、メーターパネル周りのデザインが一部改良されている。
モデルライフ全体における1996年式の立ち位置を考慮すると、このモデルは第一世代F650の「完成形」への架け橋となる成熟期にあたる。1994年の登場から成熟を重ねた1996年式は、1997年にかけて実施されるマイナーチェンジ(フロントフェンダーの変更やハイマウント化、よりオンロード志向を強めたF650ST「ストラーダ」の派生展開など)の確固たるベースとなった。1996年式で確立された高い環境適合性と堅牢な基本設計は、2000年まで続く初代F650シリーズの評判を決定づけた。そして、この成功と信頼性の蓄積が、後継モデルであるフューエルインジェクション採用のF650GS(2000年登場)や、その後のF700GS、F800GSといったBMWのミドルクラス・アドベンチャーモデルの金字塔へと引き継がれていくこととなった。
当時の市場において、F650ファンデューロが競合したライバル車種としては、同世代のヤマハ・テネレシリーズ(XTZ660)やスズキ・DR650RS、そしてプラットフォームを共有するアプリリア・ペガソ650(Pegaso 650)が挙げられる。価格面では、純粋な国産オフロード車やシングルツアラーと比較してBMWブランド特有のプレミアムな価格設定がなされていたが、充実した装備と塗装・仕上げの品質により妥当なものと受け止められた。ライバル車種との最大の差異は、オフロード走行の走破性そのものよりも「オンロードでの快適性と長距離巡航性能」を極限まで追求した点にある。XTZ660やDR650が本格的なダート走行やラリースタイルに重きを置いていたのに対し、F650ファンデューロは防風性に優れた大型ウインドシールド一体型カウリング、重厚で肉厚なシート、そして高速道路でもブレない車体剛性を備えていた。また、5バルブで高回転型の性格を持つペガソ650に対し、F650は4バルブ化と専用チューンによって低中速の扱いやすさと高い耐久性を両立していたことも大きな特徴である。単気筒特有の軽快さと力強いパルス感を楽しめつつ、長距離ツアラーとしての質感を犠牲にしないというBMW独自の哲学が、ライバルとの明確な差別化要因であった。
1996年式BMW F650ファンデューロは、BMWが「単気筒×チェーンドライブ」という新たな領域へ踏み出した挑戦の果実であり、環境対応と品質の熟成を果たした名車である。ボクサーエンジンという伝統の殻を破り、軽快さと実用性、そして卓越した旅性能を融合させたそのコンセプトは、現代のアドベンチャーバイクの基礎を築いたと言っても過言ではない。
買替や売る際の買取査定は1996年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0161/1996年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1996年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 触媒導入、キャブセッティング改良、メーターパネル一新 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【1997年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
2026年08月09日時点から120ヵ月間
遡りましたが 【1997年式】F650ファンデューロ の取引はありませんでした。
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【1997年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
【1997年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
1997年式BMW F650ファンデューロ(F650 Funduro)は、同社が「ファンデューロ(Fun + Enduro)」という新たなジャンルを提示し、オフロードとオンロードの境界を打ち破った画期的な中型デュアルパーパスモデルである。
BMWの歴史において、オフロード性能を備えたモデルといえば「GS」シリーズが絶対的な存在として君臨していた。しかし、当時のGS系は大排気量水平対向2気筒(ボクサーツイン)エンジンを搭載しており、車体が大きく重いため、ビギナーやエントリー層にはハードルが高い存在であった。そこでBMWは、若年層や女性、そして中型排気量クラスを好むライダーを取り込むため、1993年に初代F650を市場へ投入した。本機は同社初の単気筒エンジン(シングル)搭載市販車であり、他社との提携を全面的に取り入れた画期的なプロダクトであった。オーストリアのロータックス社製エンジンを採用し、組み立て生産をイタリアのアプリリア社が担当するという、国境を越えた国際共同開発によって誕生した。この意欲的なアプローチにより、BMWブランドの高品質さを保ちつつ、手の届きやすい価格帯と軽快な走りを両立させたのである。
F650の基本構成は、堅牢なスチール製ツインスパーフレームに、ロータックスとBMWが共同開発した652ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載している。このエンジンは、ロータックス製の既存ユニットをベースにしながらもシリンダーヘッド設計が施され、最高出力48馬力は発揮し、スムーズで力強いトルク特性を獲得した。足回りにはフロントにφ41mmの正立フロントフォークと19インチホイール、リアには17インチホイールとモノショックを組み合わせ、オンロードでの快適な巡航性能とオフロードでの走破性を高い次元でバランスさせた。
1997年式モデルは、1993年の誕生から熟成を重ねた「F650ファンデューロ」の後期型にあたる重要な年式である。この1997年のマイナーチェンジにおいて、最も目立つ変更点はフロントウインドスクリーンの大型化およびそれに伴うフロントカウルの形状変更である。従来モデルで採用されていたショートタイプのウインドスクリーンのデザインが見直され、よりより風防効果の高い、上方向に長いスクリーン形状を採用。加えてカウルのデザインも一新された。これにより高速走行時の疲労軽減効果が高まり、さらにオンロードツアラーとしての実用性がアップデートされている。。また、ハンドルのスイッチボックス類の見直しや、燃料供給系(キャブレターのセッティング調整)および排ガス規制に対応するための排気系の微細な変更が施された。こうした細部のブラッシュアップを施したことで、日常の通勤から高速道路を使った長距離ツーリングまでをより快適にこなす万能性が一段と高まったのである。
F650ファンデューロのモデルライフにおいて、この1997年式は初期型コンセプトの完成形として位置づけられる。登場初期の細かな不具合や質感の課題が解消され、信頼性が熟成された時期であった。このファンデューロで培われた単気筒パッケージの成功とノウハウは、2000年のフルモデルチェンジによって誕生した「F650GS」へと確実に引き継がれていく。F650GSではフューエルインジェクション(電子制御燃料噴射装置)の採用や燃料タンクのシート下配置など、さらなる革新が図られることになるが、その基礎となった走りの軽快感と万能性の原点は間違いなくこの1997年式ファンデューロにあった。
当時、F650ファンデューロがしのぎを削ったライバル車種としては、同じロータックス製エンジンをベースに持つアプリリアの「ペガソ650」や、ホンダの「トランザルプ600V」、スズキの「DR650SE」などが挙げられる。ペガソ650は兄弟車に近い成り立ちを持ちながらも、よりスポーティなオンロード寄りのハンドリングとアグレッシブなスタイリングを強みとしていた。一方、ホンダのトランザルプはVツインエンジンを搭載しており、高速巡航時の静粛性とスムーズさで長けていた。
これらの競合に対するF650ファンデューロの明確な優位性は、単気筒ならではの軽量・コンパクトな車体が生み出す圧倒的な扱いやすさと、BMWならではの質実剛健なエルゴノミクス設計にある。Vツイン勢よりも取り回しが軽快でありながら、他のビッグシングル機よりも高速道路での防風性やシートの快適性が格段に高かった。さらに、高級感ある塗装仕上げや充実した純正アクセサリー(パニアケース等)の拡張性、そしてBMWブランドの所有感と信頼性を他社の同クラスと同等レベルの戦略的な価格で手に入れられる点こそが、最大の差別化ポイントであった。
1997年式BMW F650ファンデューロは、単なるエントリーモデルの枠を超え、大型ツアラーの快適性とオフロード車の気軽さを一世代で融合させた名車である。後の「Fシリーズ」として続くBMW単気筒・2気筒ラインナップの隆盛を築いた立役者であり、今なおデュアルパーパスの歴史に輝く重要な1台である。
買替や売る際の買取査定は1997年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0162型/1997年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1997年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | フロントカウル&スクリーン形状変更など |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 幅880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【1998年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【1998年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは白となっています。
【1998年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
BMW Motorradの歴史において、既存の概念を大きく覆し、新たな顧客層を切り拓いたエポックメイキングな存在として語り継がれるモデルが「F650」シリーズである。通称「ファンデューロ(Funduro)」と呼ばれたこのモデルは、Fun(楽しさ)とEnduro(エンデューロ)を組み合わせた造語を冠し、1993年のフランクフルトモーターショーで鮮烈なデビューを果たした。それまでBMWの二輪部門といえば、伝統的な水平対向2気筒(ボクサーツイン)エンジンを搭載した大型ツアラーや、縦置き直列エンジンを積むKシリーズといった、厳格でプレミアムな熟年層向けの大型バイクというイメージが定着していた。しかし、F650はその固定観念を根底から破るべく、同社として初となる「単気筒(シングル)エンジン」と「チェーンドライブ」を採用したエントリーモデルとして市場に投入された。
この野心的なマシンを実現するために、BMWは国際的な共同開発および生産体制を確立した。エンジンの基本構造はオーストリアの名門ロータックス社と共同開発され、車体の組み立ておよび生産はイタリアのアプリリア社が担当するという、当時の欧州モビリティ業界でも珍しい三国間コラボレーションによって誕生した。車体の根幹をなすパワーユニットは、排気量652ccの水冷4ストロークDOHC 4バルブ単気筒エンジンである。ベースとなったのはロータックス製単気筒エンジン。このパワーユニットは最高出力48馬力/6,500rpm、最大トルク57Nm/5,200rpmを発揮し、単気筒特有のパルス感と低中速域での豊かなトルク、そして高速道路でのクルージングにも耐えうる伸びやかな高回転特性を高次元で両立していた。フロントには径41mmの正立フロントフォーク、リアにはプリロード調整機構を備えたモノショックとアルミスイングアームを組み合わせた。ブレーキシステムには、フロントに300mmシングルディスクとブレンボ製2ピストンキャリパー、リアに240mmディスクを採用し、優れた制動力を確保した。フロント19インチ、リア17インチというスポークホイールの組み合わせは、舗装路での軽快なハンドリングとダートでの走破性をバランスよく発揮させるための選択であった。
モデルライフの中盤にあたる1998年式モデルは、1997年に行われた大規模なマイナーチェンジ(いわゆる後期型への移行)を経て熟成の域に達したマイナーチェンジ完成形と言える仕様である。1996年のマイナーチェンジにおいて排ガス規制への適応と使い勝手の向上を目的に排気システムへのキャタライザー(二次空気導入装置付き三元触媒)の標準装備し続く1997年では外観デザインにおいてもフロントカウル周りが一新され、スクリーンの大型化やウインカーの配置が見直された。初期型ではカウルと一体化していたフロントウインカーが、カウル側面に独立して配置される形態となり、視認性と転倒時の補修性が高められた。
この1998年式は、これらのマイナーチェンジが盛り込まれた以降のモデルとして実質的にはキャリーオーバーモデルと言えるが、それが逆説的に幾多のマイナーチェンジが最適解だったことを証明してくれた年式だと言える。
1998年式は、初代F650ファンデューロのモデルライフにおいて最終成熟期を象徴するポジションにある。1993年に始まったF650ファンデューロの系譜は、1997年に派生モデルとしてオンロード性能をより強めた「F650ST」を追加し、2ラインナップ体制を確立していた。STはフロントホイールを18インチ化し、シート高を低く設定することで完全なロードツアラーとしての性格を与えられていたが、1998年式のファンデューロは19インチフロントホイールとロングストロークなサスペンションを維持し、オン・オフ問わず走れるオールラウンダーとしての原点を提示し続けた。この1998年式で完成された技術的ノウハウと市場からの高い評価は、2000年に登場する次世代モデル「F650GS」へとダイレクトに引き継がれることとなる。F650GSでは、エンジンがキャブレター方式からフューエルインジェクション(電子制御燃料噴射)へと進化し、燃料タンクがシート下へ配置されるなどのドラスティックな再設計が行われたが、652ccロータックスベースの単気筒エンジンという基本骨格や、ビッグシングルを用いたアドベンチャー・ツアラーというコンセプトそのものは、1998年式ファンデューロによって確立された信頼性の延長線上に存在していたのである。
当時、BMW F650ファンデューロが戦っていたミドルサイズ・単気筒デュアルパーパス市場には、強大なライバル車種が存在していた。最大の競合となったのは、開発・生産パートナーでもあったアプリリアの「ペガソ650」、スズキの「DR650SE」、ヤマハの「XT600E」や「テネレXTZ660」、そしてホンダの「トランザルプXL600V」などであった。ライバル車種との決定的な差異は、その「総合的な完成度と長距離ツーリング適性」にあった。例えば、スズキDR650やヤマハXT600Eはよりオフロード走破性に重きを置いたスパルタンな仕様であり、高速道路での防風性や積載性、長距離での快適性においてはF650に及ばなかった。一方、5バルブヘッドを採用していたアプリリア・ペガソ650はより高回転型でスポーツ指向が強かったのに対し、BMW F650は低中速域のトルク特性と耐久性、そしてBMW独自の厳しい品質基準に基づく質感の高さに秀でていた。ホンダのトランザルプはV型2気筒エンジンを搭載しており滑らかさでは優れていたものの、車重が重く、F650が持つ単気筒ならではの軽快なハンドリングと取り回しの良さには及ばなかった。防風カウル、大容量タンク、頑丈なリアキャリア、そして高品質な塗装とエルゴノミクス設計を高次元で融合させたF650ファンデューロは、単なる「オフロードバイクの派生」ではなく、「全天候型オールラウンド・ツアラー」としての明確なアドバンテージを保持していたのである。
BMW F650ファンデューロは、ボクサーツインという伝統の枠組みにとらわれず、同社が新しい時代に向けて放った画期的な挑戦作であった。ロータックス製エンジンとアプリリアによる生産という異色のバックグラウンドを持ちながらも、走りの質感と耐久性には紛れもないBMWのイズムが息づいていた。その中でも1998年式モデルは、初期型の課題をクリアし、環境性能と熟成された各部パーツの信頼性を兼ね備えた、初代ファンデューロの最高地点を示す1台である。
買替や売る際の買取査定は1998年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0162型/1998年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1998年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし(キャリーオーバー) |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 幅880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【1999年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ車両解説
- 買取相場の推移
- 状態別
- 走行距離別
- カラー別
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
【1999年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
最も高く売れるカラーリングは黒となっています。
因みに事故車や不動車の買取査定相場は修理工数に応じて3.9~6.0万円です。
【1999年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
1990年代初頭のBMWモトラッドにおけるプロダクトラインナップにおいて、1993年に発表(1994年市場投入)された「F650」は、まさに同社の歴史を塗り替える革命的な存在であった。それまでBMWの代名詞といえば、水平対向2気筒のボクサーエンジンや縦置き直列エンジン、そしてシャフトドライブ駆動による大型ツアラーやビッグオフロードのGSシリーズであったが、F650はその伝統を鮮やかに打ち破ってみせたのである。BMWとして1960年代後半のR27以来となる単気筒(シングル)エンジンを採用し、駆動系には同社初となるチェーンドライブを組み合わせた。このマシンに与えられたコンセプト名こそが、Fun(楽しさ)とEnduro(エンデューロ)を掛け合わせた造語である「Funduro(ファンデューロ)」であった。当時の市場において、大型で高価なプレミアムマシンというイメージが強かったBMWが、若年層やエントリーライダー、あるいは日常のシティコミューティングから週末のロングツーリングまでを1台でこなしたいライダーに向けて提示したミドルクラスの新しい解答が、このファンデューロのポジショニングに他ならない。
この画期的なマシンを成立させるべく、BMWは国境を越えた国際共同プロジェクトを立ち上げた。エンジンはオーストリアの熟練パワーユニットメーカーであるロータックス社と共同開発し、車体の設計および最終組み立てはイタリアのアプリリア社が担当するという、当時の欧州二輪界においても極めて異例かつ野心的な協業体制が敷かれたのである。車体構成の核となるのは、高剛性なシングルループ・チューブラーフレームであり、そこに排気量652ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載した。フロントには長尺のストロークを確保した正立フロントフォーク、リアにはモノショック式スイングアームを組み合わされ、210mmという余裕ある最低地上高と、フロント19インチ・リア17インチのスpokeホイールによって、オンロードでの軽快で安定したハンドリングと、未舗装路での高い走破性を高次元で融合させていた。カウル一体型のスタイリッシュなデザインと高いウインドプロテクション性能も相まって、単なるオフロードバイクの枠に収まらない「デュアルパーパスの先駆け」として欧州市場を中心に瞬く間にベストセラーとなったのである。
F650ファンデューロはモデルライフの中で熟成を重ね、1997年には大きなマイナーチェンジを実施した。それまでの無骨なフロントフェアリングやヘッドライト形状が見直され、よりエアロダイナミクスに優れた曲面デザインへと進化すると同時に、オンロード性能に特化させた兄弟モデル「F650ST(Strada)」がラインナップに追加された。これにより、元のオフロードテイストを残したモデルが正式に「F650 Funduro」として明確に再定義されることとなる。そして、この初代キャブレター仕様プラットフォームの最終成熟形として登場したのが、今回焦点を当てる1999年式BMW F650ファンデューロである。
1999年式モデルは、1993年の誕生から数えて実に6年間に及ぶ絶え間ない改善と熟成の技術的成果がすべて注ぎ込まれた、初代F650シリーズの「完成形」として位置づけられる。この年式における最も重要な技術的特徴および変更点は、厳格化する欧州環境規制(EURO1など)に対応するための環境性能の高度化であった。1999年式では、。最高出力48馬力(35kW)/6,500rpm、最大トルク57Nm/5,200rpmというパワフルなスペックはそのままに排気システム内にキャタライザー(三元触媒)と二次エア導入システムが標準で厳密に統合・最適化され、単気筒大排気量車特有のエミッションを大幅に低減させている。
モデルライフ全体における1999年式F650ファンデューロの立ち位置は、まさに「キャブレター時代を締めくくる最後にして最高のクラシック・ファンデューロ」であった。翌2000年には、車体を全面的に新設計し、電子制御燃料噴射(インジェクション)やフューエルタンクのシート下配置、ABSのオプション設定などを備えた新世代モデル「F650GS」へとバトンタッチすることになる。また、生産体制もアプリリアへの委託からBMW本国であるベルリン・シュパンダウ工場での完全自社生産へと切り替わった。つまり、1999年式はロータックス・アプリリア・BMWによる欧州三社合同プロジェクトのラストイヤーであり、機械的でアナログなキャブレターならではのダイレクトな吸気音と素直な吹け上がり感を楽しめる最後のモデルとして、後のイヤーモデルやGSファミリーへと至る「BMWシングル」の確固たる礎を築いた存在なのである。
同時代のライバル車種と比較した際、最も直接的な対立軸となったのは、共通のベースエンジンを持ちながらも異なるパッケージングを採用していたアプリリアの「ペガソ650」であった。ペガソ650は5バルブヘッドを採用し、より高回転寄りのスポーティな吹け上がりを特徴としていたのに対し、BMW F650ファンデューロは4バルブヘッドとツインプラグによる低中速トルクの太さと高い燃費性能、そしてBMW独自の厳しい品質基準に基づいた耐久性を強みとしていた。また、国産勢のライバルとしては、Vツインエンジンを搭載したホンダの「XL600V / XL650V トランザルプ」や、油冷単気筒を搭載したスズキの「XF650フリーウインド」が挙げられる。トランザルプは2気筒ゆえの滑らかな高速巡航性能を武器としていたが、車両重量が重く軽快感には欠けていた。一方のフリーウインドは軽量かつ安価であったが、全体的な質感や高速域でのフレーム剛性ではF650に一日の長があった。F650ファンデューロは、単気筒ならではのスリムさと装備重量約187kgという取り回しの良さを活かしつつ、17.5リットルの大容量燃料タンクと優れた防風性能を備えることで、ライバルたちに対して「街乗りでの圧倒的な扱いやすさと、大陸横断をも可能にするアドベンチャーツーリング性能の完璧なバランス」という独自のアドバンテージを誇っていたのである。
結論として、1999年式BMW F650ファンデューロは、BMWが「プレミアム・アドベンチャー」というジャンルをより広い層へと解放したパイオニアの最終到達点である。イタリアの感性とオーストリアのパワートレイン技術、そしてドイツの緻密なエンジニアリングが見事に融合したこのマシンは、現代へと続くFシリーズ(現F750GS/F850GS/F900GS等)の輝かしい歴史の出発点として、今なお二輪史において色褪せない高い価値と魅力を放ち続けている。
買替や売る際の買取査定は1999年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0162型/1999年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 1999年 |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 幅880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【2000年式】F650ファンデューロ毎週更新の買取査定相場
年間に約20万台のオートバイが取引される業者間オークション市場の取引履歴(買取相場の前提データ)を
2026年08月09日時点から120ヵ月間
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- 買取査定に役立つ車両解説
【2000年式】F650ファンデューロ の買取査定相場
【2000年式】F650ファンデューロ 買取査定に役立つ車両解説
BMWの二輪部門であるBMW Motorradにおいて、伝統的な水平対向2気筒(ボクサー)や直列4気筒とは異なるまったく新しいアプローチとして1993年に市場へ投入されたのが、同社初の水冷単気筒モデルである「F650」シリーズだ。中でも「ファンデューロ(Funduro)」の愛称で親しまれた基本モデルは、「Fun(楽しさ)」と「Enduro(エンデューロ)」を融合させた造語の通り、本格的なオフロード走行というよりも、日常の街乗りから高速ツーリングまでを軽快にこなす「シングル・ファンバイク」という新しいポジショニングを確立した。当時のBMWとしては異例の若年層やエントリーライダーをターゲットに据え、車体設計をイタリアのアプリリア、生産を同国のアプリリア工場(アプリリア・ノアーレ工場)に委託するというグローバルな提携体制のもと誕生した点も特筆される。この歴史的試みは、堅牢かつ親しみやすいキャラクターによって見事に結実し、従来の敷居が高かったBMWのイメージを覆して欧州をはじめ世界中で大きな成功を収めることとなった。
車体構造の最大のハイライトは、オーストリアのロータックス社とBMWが共同開発した652ccの水冷4ストロークDOHC 4バルブ単気筒エンジンの搭載にある。単気筒特有の鼓動感と素直なトルク特性を備えつつ、最高出力48馬力/ 6,500 rpm、最大トルク57 Nm / 5,200 rpmを発揮し、装備重量約191kgの軽量な車体をスムーズかつパワフルに加速させた。フロントには径41mmの正立フロントフォーク、リアにはモノショックとアルミスイングアームを組み合わせて優れた接地感と乗り心地を両立した。足回りにはフロント19インチ、リア17インチのスポークホイールとブレンボ製ディスクブレーキを装着し、舗装路での軽快なハンドリングと未舗装路での踏破性を高次元でバランスさせている。さらに、17.5リットルの大容量燃料タンクや高めに設定されたウインドシールド、クッション性の高いシートを備えるなど、単気筒マシンでありながらBMWが得意とする長距離巡航時の快適性が随所に盛り込まれていた。
市場における流通在庫という立ち位置で登場した2000年式モデルは、まさに「F650ファンデューロ」の最終完成形に位置づけられる。この1999年から2000年にかけて出荷・販売された最終期モデルにおいて、前年式(1998年以前の初期・中期型)からの主要な変更点および熟成の跡を辿ると、初期モデルで指摘された課題が見事に解消されていることが判明する。まず、フロントカウルに一体化されたウインドシールドの形状およびエアロダイナミクスが見直され、高速走行時におけるライダーへの風圧低減と静粛性が向上した。さらに、インジケーター類やメーターパネルのデザイン視認性がリファインされ、スイッチ類の操作フィーリングも初期型に比べ滑らかかつ確実なものへと改良された。メ排気系においても排ガス規制への適合を図りつつ触媒機構の熟成が進められた。このような経緯でマイナーチェンジと熟成を重ねてたどり着いた2000年式ファンデューロは、年式を追うごとに積み重ねられた各部の精度向上とトラブルシューティングが結実した、熟成の極みと言えるモデルであった。
モデルライフの系譜として見ると、2000年式は初代ファンデューロの歴史的な幕引きを飾るモデルであると同時に、新世代Fシリーズへの重要な架け橋としての立ち位置を担っていた。BMWは2000年に、後継モデルとしてインジェクション(電子制御燃料噴射)化を果たした「F650GS」および「F650GSダカール」を新たに投入する。これに伴いファンデューロの生産自体は1999年末頃に完了していたものの、2000年中は新旧モデルが市場で併売・流通し、ファンデューロはキャブレター仕様ならではのアナログな吸気フィーリングとシンプルな構造を好むファンに向けた「完成された名車」として高い需要を維持した。ファンデューロが打ち立てた「ミドルクラス・シングルアドベンチャー」というコンセプトは、その後のF650GS、さらには2気筒化されたF700GSやF800GS、現代のG310GSへと至るBMWのミドルサイズ・GSファミリーの揺るぎない礎となったのだ。
当時、F650ファンデューロの直接的なライバルとして市場で凌ぎを削っていたのは、プラットフォームを共有する兄弟車であるアプリリア「ペガソ650」や、スズキ「DR650RS / フリーウインド(XF650)」、ホンダ「トランザルプ(XL600V / XL650V)」、そして川崎重工の「KLR650」といった中型〜大型のシングル・ツインアドベンチャー群であった。特にアプリリア・ペガソ650とは同じロータックス製エンジンをベースにしていたが、ペガソが5バルブヘッドを採用してよりスポーツ志向のチューニングを施していたのに対し、BMWファンデューロはあえて4バルブヘッドを採用し、耐久性と中低速域での実用トルク、そして長距離走行時の扱いやすさを重視した設計をとっていた。日本国内での新車価格は当時およそ80万〜90万円台前半に設定されており、従来の100万円を大きく超える水平対向2気筒のRシリーズやKシリーズに比べて圧倒的にリーズナブルであった。ライバル車種と比較した際の最大の強みは、単なるオフロードバイクの派生に留まらない「BMWクオリティのフレーム剛性と高速巡航安定性」、そして長距離移動でも疲労の少ない高次元なエルゴノミクス(人間工学)にあったと言える。
このように2000年式BMW F650ファンデューロは、BMWが切り拓いた新しいファンバイクの概念を、キャブレター時代の最後にして最高峰の完成度へと高めた記念碑的マシンである。扱いやすい単気筒パワーユニット、欧州仕込みの洗練された足回り、そしてBMWならではのツーリング性能が見事に融合したこの車体は、製造から年月が経過した現代においてもなお色褪せない実用性と走る歓びを秘めている。
買替や売る際の買取査定は2000年式 BMW F650ファンデューロの中古価格に精通しているバイクパッションに!
| 車名/型式/年式 | BMW F650ファンデューロ/0162型/2000年モデル |
|---|---|
| 発売年月 | 2000年 |
| 1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 特になし |
| 車両サイズ(mm)・重量(kg) | 長さ2180mm 幅880mm 高さ1220mm 装備重量191kg |
| シート高・最低地上高(mm) | シート高810mm |
| エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストローク単気筒4バルブ652cc・48馬力(6500回転)・26km/1L |
| エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・17.5リットル |
| 新車販売価格 | (税込)82.9万円 |
【実働車|過去10年間の買取相場の推移】 F650ファンデューロ 1997年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額)の推移
2026年8月時点から 10 年 間遡った数字
【平均買取相場の変動】
【2025年間 vs 2026年】
【2023年間 vs 2026年】
【2016年間 vs 2026年】
取引台数
過去10年間の取引台数÷10
※データ更新:2026年08月07日
【状態別の買取相場】 F650ファンデューロ 1997年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【状態別買取額の目安】
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不動
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※データ更新:2026年08月07日
【走行距離別の買取相場】 F650ファンデューロ 1997年式
業者間オークションの取引価格(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【走行距離別買取額の目安】
※データ更新:2026年08月07日
【カラー別の買取相場】 F650ファンデューロ 1997年式
業者間オークションの平均取引価格(買取業者の平均転売額=販売業者の平均仕入れ額)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【カラー別 平均買取額の目安】
※データ更新:2026年08月07日
【実働車の取引価格帯】 F650ファンデューロ 1997年式
業者間オークションの取引価格帯(買取業者の転売額=販売業者の仕入れ価格帯)
2026年8月時点から 3 年 間遡った数字
【取引価格帯と構成比】
※データ更新:2026年08月07日
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 18.8万円 | 4.5点 | 0162J7XX | 49,198km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 17.4万円 | 4.2点 | 0162J6XX | 27,717km | ■ |
| 3 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 15.0万円 | 4.0点 | 016105T0 | 46,067km | ■ |
| 4 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 14.0万円 | 3.8点 | 016101T0 | 33,472km | ■ |
| 5 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 13.2万円 | 3.3点 | 016104T0 | 55,410km | ■ |
| 6 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 12.8万円 | 4.0点 | 016102T0 | 41,878km | ■ |
| 7 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 12.1万円 | 4.2点 | 6224F650 | 15,104km | ■ / ■ |
| 8 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 11.1万円 | 3.3点 | 016100S0 | 24,987km | ■ |
| 9 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 10.7万円 | 4.2点 | 016100S0 | 42,739km | ■ |
| 10 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 10.5万円 | 4.0点 | 0162J1WX | 46,231km | ■ |
| 11 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 9.9万円 | 4.2点 | 016100T0 | 53,853km | ■ |
| 12 | F650ファンデューロ 【1993~2000年式】 | 8.3万円 | 3.8点 | 016105T0 | 32,720km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1995年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1995年式】F650ファンデューロ | 11.2万円 | 3.3点 | 016100S0 | 24,734km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【1995年式】F650ファンデューロ | 10.8万円 | 4.2点 | 016100S0 | 42,308km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1996年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 15.0万円 | 4.0点 | 016105T0 | 46,067km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 14.0万円 | 3.8点 | 016101T0 | 33,472km | ■ |
| 3 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 13.2万円 | 3.3点 | 016104T0 | 55,410km | ■ |
| 4 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 12.9万円 | 4.0点 | 016102T0 | 41,455km | ■ |
| 5 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 10.2万円 | 4.2点 | 016100T0 | 52,254km | ■ |
| 6 | 【1996年式】F650ファンデューロ | 8.5万円 | 3.8点 | 016105T0 | 32,072km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1997年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1998年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1998年式】F650ファンデューロ | 10.6万円 | 4.0点 | 0162J1WX | 45,764km | ■ |
|---|
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【1999年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
| 1 | 【1999年式】F650ファンデューロ | 18.8万円 | 4.5点 | 0162J7XX | 49,198km | ■ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 【1999年式】F650ファンデューロ | 17.4万円 | 4.2点 | 0162J6XX | 27,717km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています
【2000年式】F650ファンデューロ 上位20台の取引額 (データ更新:2026年08月07日)
| 落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

















