2016年4月に発売されたZ125 PRO。
前年には先駆けて生産国のタイでベースモデルである自動遠心クラッチを搭載したZ125が発売され、派生系としてマニュアルトランスミッションタイプのPROが登場、国内仕様が設定された。
カワサキの125ccクラスとしてはKSR110 PROを先代モデルに持ち、高張力鋼管バックボーンフレームを採用、エンジンには新開発の空冷4ストロークSOHC単気筒2バルブを搭載し最高出力は9.7PS、燃費は50km/L(60km/h)となっていた。
発売された2016年及び’17年モデルにはスペシャルカラーモデルが発売、以降も性能の変更はなく毎年カラーチェンジを受けて外観を更新されている。
ライバル車としてはホンダのグロムが大本命だった。走行性を比較すると最高出力ではグロムが9.8PS、Z125PROが9.7PS、車重ではグロムが104kg、Z125PROが104kgでほぼ互角と言え、挙げるならZ125PROはグロムより燃料タンクが1.4L大きかった。
また、ヤマハのYZF-R125やスズキのGSX-R125という同クラスのフルカウルスポーツモデルも存在したが、Z125PROの最高出力が10PSだったのにYZF-R125とGSX-R125は15PSとなっており、ストリートファイターZ1000の遺伝子が垣間見えるだけにライバル車と呼ばせてもらいたいところではあるものの125ccでの5PSの違いはまさに「その差は歴然」だった。
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解説記事更新日：2021年10月07日

2016年4月に発売されたZ125 PROの初期モデル。
KSR PROを先代モデルに持ちながら高張力鋼管バックボーンフレームに加えて新開発の空冷4ストロークSOHC単気筒2バルブを搭載し、最高出力は9.7PS、燃費は50km/L(60km/h)となった。
カラーバリエーションにはキャンディライムグリーン、メタリックグラファイトグレーの2色を設定。
新車販売価格は32万円(税抜き)だった。
また、同年にはカワサキレーシングチームがスーパーバイク世界選手権（SBK）参戦用にチューンしたニンジャZX-10RをモチーフにカラーリングしたKRTスペシャルエディションを発売。タンク下部のチャンピオンデカールにはジョナサン・レイのサインが施された。KRT Special Editionの新車販売価格はスタンダードカラーより1万円高の33万円だった。
ライバル車であるホンダグロムと同様に魅せるフロントフォークが特徴的なZ125 PRO。カスタムパーツも多く販売されており、Gクラフト製のシングルサイドスイングアーム、オーリンズ製のリアサスペンション、ブロックスのメガホンマフラーなど高級社外パーツは買取査定アップの対象です！売却をお考えなら買取査定はZ125 PROの価値に精通しているバイクパッションへ！

解説記事更新日：2021年07月16日

カラーチェンジを受けて発売された2017年モデルのZ125 PRO。
スタンダードモデルのカラーバリエーションはメタリックカレッジグレーの1色を設定。
新車販売価格は先代から据え置きの32万円(税抜)だった。
また、同時にタイ、カナダ向けの輸出モデルであるZ800をイメージしたキャンディプラズマブルー×メタリックスパークブラックをスペシャルカラーモデルとして発売。フロントフォークアウターチューブにはゴールドアルマイト加工、ホイールはゴールド塗装が施されていた。Z125 PRO Special Editionは32.7万円。
車名にPROが付いていることから分かるように、PROではないモデルから始まっている本車。国内においては販売されていないため「じゃない方」になるZ125は、PROに先駆けて製造国のタイで2015年から発売され自動遠心クラッチを搭載したビギナーライクなモデルになっていた。
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解説記事更新日：2021年07月15日

カラーチェンジを受けて発売された2018年モデルのZ125 PRO。
カラーバリエーションにはキャンディパーシモンレッド× メタリックカーボングレー、メタリックスパークブラック×パールミスティックグレーの2色を設定。
新車販売価格は先代から据え置きの32万円(税抜)だった。
一見してシルエットが似ていると認識できるホンダのグロムが正にライバル車だが。同時期に販売されていたEBJ-JC61型と比較すると最高出力ではグロムが9.8PS、Z125PROが9.7PSで、車重はグロムが104kg、Z125PROが104kgとなっており走行性はまさに互角、強いて言えばZ125PROが優っていたのは燃料タンクの容量で、グロムと比べて1.4L多く給油が可能になっていた。
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解説記事更新日：2021年07月15日

カラーチェンジを受けて発売された2019年モデルのZ125 PRO。
カラーバリエーションはキャンディライムグリーン、エボニーブラックの2色を設定。
新車販売価格は先代モデルから据え置きの32万円だった。
系統としてはモタード系であるKSR110の後継機に当たるので本命のライバル車はグロムだが。それでもしかしである、マスクやタンクカバーに焦点をフォーカスするとZ1000の遺伝子も垣間見える本車。同クラスには欧州仕様で国内向けには逆輸入車のみの販売となっているものの、ヤマハのYZF-R125やスズキのGSX-R125という各メーカーのSSシリーズの末っ子モデルが存在している。Z-125PROもカワサキのZシリーズの末っ子としてライバル車にはグロムではなくYZF-R125やGSX-R125がお似合いなのだが、Z125PROの最高出力は10PS、YZF-R125とGSX-R125は15PSとなっており、悲しいことに125ccにおいての5PSという力の違いはライバルと呼ぶには少々差が大き過ぎたと言っていいだろう。
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解説記事更新日：2021年07月15日

カラーチェンジを受けて発売された2020年モデルのZ125PRO。
カラーバリエーションにはパールブリザードホワイト、メタリックマットミステリアスグレーの2色に設定。
新車販売価格は32万円だった。
同じく原付二種のエントリーモデルとしてライバル車にはホンダのモンキー125が挙げられる。2020年モデルの最高出力は9.4PS/7,000rpm、装備重量は105kgで、2台のパワーウェイトレシオを比較するとモンキー125は11.17kg/PS、対するZ125PROは10.51kg/PSとなり、加速性能はZ125PROが優っており、新車販売価格でもモンキーは37万円でZ125PROより5万円高の価格設定になっていた。パワーバンドではモンキー125が5,250〜7,000rpmなのに対してZ125PROは6,000〜8,000rpmでやや高回転域での出力特性が強くなっていることがわかる。
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解説記事更新日：2021年10月11日

カラーチェンジを受けて発売された2021年モデルのZ125PRO。
カラーバリエーションにはパールナイトシェードティール、メタリックフラットスパークブラックの2色を設定。
新車販売価格は32万円だった。
同2021年には比較にされる事が多いライバル車であるグロムがフルモデルチェンジを受けて3代目になり登場。最高出力は10PS/7,250rpm、装備重量は102kgで2台のパワーウェイトレシオを比較するとグロムは10.2kg/PS、対するZ125PROは10.51kg/PSとなり、加速性能はグロムが優っていた。比較対象になるライバルながらも人気が高いのは圧倒的にグロムで、その理由としてはグロムの知名度の高さとそれに伴うカスタムパーツの多さなどが挙げられる。
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解説記事更新日：2021年09月29日