GPZ900R(Ninja) 【1984~2003年】毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
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GPZ900R(Ninja) 【1984~2003年】 買取査定に役立つ豆知識
マジック9(ナイン)。カワサキ大排気量車において、時々登場するこの形容詞のルーツは空冷Zシリーズの祖たるZ1由来のものですが、それを決定付けた存在と言えるのが、1984年リリースの初代ニンジャこと水冷エンジン搭載のGPZ900R。
アメリカ市場を中心に圧倒的な支持率を誇ったZ1を模範とし、「次世代のZ」として開発された際のコンセプトは、コンパクトかつ軽量でハイパワーであることと、事業における採算性。その2点を満たすべく、当時のカワサキが5年以上もの歳月をかけて開発した水冷エンジンの実力は、わずか908ccで115馬力という圧巻のパワーを発揮。当時カタログには最高速度253km/h、0-400m加速10.559秒という驚異的な数字が踊り、世界中の度肝を抜くことに成功。この当時のカワサキ車としては、空冷1100ccエンジン搭載のGPz1100が120馬力というハイパワーを記録していましたが、200ccも少ない排気量でこの数値に迫る出力を発揮しつつ、車体重量は約20kgもの軽量化。まさしく750ccクラスの軽さと1100クラスのビッグパワーを両立してみせたモンスターであり、マジック9の威信を後世に残る不動のものとしました。今日ではNinjaの名を冠したバイクが多数登場しているものの、オールドファンの間では「GPZ900Rと750Rのみが真のニンジャ」と言われるほど。それを裏付けるように、SNSでは当時モノのデビル管といった多彩なパーツでカスタムされたGPZ900Rの姿を見ることができ、老若男女多くのライダーの心を惹きつけてやみません。日本向けに乗りやすくデチューンが施された86PS仕様車をはじめ、A7型以降の108PS仕様車、フロントタイヤが16インチから17インチ化するなど、細々とした仕様変更を重ね20年に渡るロングセールスを続け、その完成度の高さで世界中のライダーを魅了し続けた水冷カワサキ車きっての逸物であることは異論のないところでしょう。実際、面を強調したエッジの利いたカウルデザイン、高剛性を誇るダイヤモンドフレーム、マッシブかつ洗練されたそのフォルムは現在でも通じる不変の格好良さに溢れております。
現在の中古バイク市場においては、空冷第1世代Zシリーズとはまた別に、「900ニンジャ」として独自の地位を確立。1年間で約20万台ものオートバイクが取引され、買取業者の最大の転売先である業者間オークションでは、直近12ヶ月内で196台もの取引記録あり。カワサキ絶版車としてはもっともポピュラーな車種となっておりますが、決してフルノーマルの個体だけが好まれるというわけではなく、車両状態によって大きな差があります。実際、最高取引価格となったのはACサンクチュアリーによるコンプリートカスタム車で、それなりの使用感ある状態ではあったものの、231万円もの高値で取引されました。その一方、11年前に事故でフレームが歪み修復困難な不動車が最低取引価格となる5000円で取引されるなど、車両状態が大きくモノを言う状況だと言えます。A1からA16まで、多彩なカラーが用意された本機ですが、カラーリングに関しては車両評価に大きな影響はなく、純粋にコンディション良好な車両であれば高く評価されると考えて間違いございません。
弊社バイクパッションにおきましては、Z1をはじめとするカワサキ絶版車全般に造詣の深いメカニック畑出身の熟練スタッフが査定を担当。年式毎の細かい変更点に加え、星の数ほどもあるカスタムパーツやトレンド、最新の市場動向などを総合的に加味した上で、業界最高峰の高額買取を実現しております。フォークオイル漏れヤカウルの欠損など、訳あり車両も大歓迎。現オーナー様が所有しておられる初代ニンジャ・GPZ900Rの真価を評価できる弊社までお任せくださいませ!
車名/型式/年式 | GPz900R / A1型 / 1984年モデル |
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発売年月 | 1984年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)740 (高さ)1220 (重さ)249 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)790 (最低地上高)140 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4気筒・115PS・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 165万円(逆輸入車のため参考価格) |
ジャンル | ツアラー | GPZシリーズ | 歴代の世界最速バイク |
【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
1983年暮れ、パリショーにて「10年後のZ1」というコンセプトで公開され、カワサキ第二世代スーパースポーツとして注目を集めたGPZ900R。
翌84年には海外専用モデルとしてリリースされることになり、これまでのZシリーズで採用されていた空冷エンジンから水冷エンジンへと進化。コンパクトかつ高出力を両立し、最高出力115PSの欧州仕様、110PSの北米仕様、スイス仕様の69PSと出向地に合わせた出力特性が設定されることに。車体も高張力鋼製のダイヤモンドフレームを採用し、エンジン込みでの車体設計により低重心化に成功。当時としては非常に斬新な面を強調したエッジの利いたカウリングにフロント16インチタイヤなど、カワサキ車初となる画期的なメカニズムでまさしくスーパースポーツと呼べる完成度の高さが話題に。北米仕様車には「Ninja(ニンジャ)」のペットネームが与えられ、今日現在に至るまでカワサキスーパースポーツの代名詞として受け継がれているのは周知の通り。基本構造そのものはほとんど同一ながら、実は出向地各国によって細かい相違点あり。高めのハンドルとやや前よりのステップ位置、サイドリフレクター装着とマイルメーター、他国仕様よりも短めのリアフェンダーが北米仕様車の主な特徴。もちろん、この北米仕様の外装に踊る車名表記はNinja。カナダ仕様車はメーターがキロ表示といった具合に細かい違いも多々あり。カラーリングは欧州仕様車にはルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンの2色、北米仕様車には後者のファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンの1色設定。デザインは最終型となるA16まで全く不変のままセールスが続けられ、後に本機A1のファイヤークラッカーレッドがA16型にて復刻採用されるなど、ニンジャ900の代名詞とも言える人気色となっております。
現在の中古バイク市場において、1984年式のA1型は後年モデルよりも若干安く取引されており、買取業者の最大の転売先である業者間オークションでは直近12ヶ月内に全4台の記録あり。いずれも実動車両で、最高取引価格となる45万4000円から最低取引価格である19万2000円まで、かなりの幅が生じているのが実情です。もっとも、80年代カワサキ車による見られるフロントフォークのオイル漏れといったネガティブな材料が際立ったことも多々あるため、動態保存されていて実走行可能な車両であれば30万円付近がボリュームゾーンとなっており、極端な安値をつけられるケースは逆に少なめ。2022年にはトム・クルーズの大出世作となった『Top Gun(トップガン)』の続編となる『Top Gun Maverick(トップガン マーヴェリック)』が公開予定となっており、かつてトップガンで主人公・マーヴェリックが駆ったGPZ900Rは世界的にも再注目されており、売り時が目の前に迫った状況だと言えるでしょう。
弊社バイクパッションにおきましては、GPZ900R-A1の真価をどこよりも誠実に評価。完全オリジナルの個体はもとより、フルカスタム車から長期放置の不動車両まで、安心してお任せ頂ける体制にてご相談をお待ちしております!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A1型/1984年モデル |
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発売年月 | 1984年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | ニューモデル |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 165万円(逆輸入車のため参考価格) |
【1985年式 A2】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1985年式 A2】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1985年式 A2】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
前年のA1の諸元を踏襲しつつ、新規カラーリングでお色直しとなったのが、1985年モデルのGPZ900R-A2。
カラーリングは全4色が設定され、豪州仕様車はルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーとファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバー。南アフリカ仕様車にはカワサキワークスカラーであるライムグリーン×ポーラホワイト1色設定。北米仕様車など、その他出向地向けにははエボニー×ファイヤークラッカーレッドの1色のみとなりましたが、この北米仕様のA2は『TOP GUN(トップガン)』の劇中で使用されたことにより、戦闘機そのものを体現したかのような疾走シーンで世界中の若者を魅了し、一躍ニンジャの名を知らしめました。ちなみにこのカラーリングは、主人公・メーヴェリックが駆った車両とはセンターカウルのカラーなどが異なり、映画オリジナルのものでしたが、もっともカラーリングが近い1984年式の弟分であるGPZ750Rと合わせ、「トップガンカラー」として知られております。やはり前84年モデルと同様、出向地によって相違点があり、85年に追加となった豪州仕様車にはサイドリフレクターが装着され、リアフェンダーもその他出向地と比べ長いものに。南アフリカ仕様車はリアフェンダーがその他仕様車よりも短く、「Ninja」のロゴがあしらわれております。
現在の中古バイク市場においては、前年度の1984年式A1よりも車両価値は高く、買取業者の最大の転売先である業者間オークションの場では、直近12ヶ月内で実動・不動合わせて全5台の取引記録あり。最高価格は南アフリカ仕様車の107万2000円で、走行距離約3万kmの個体ながら100万円を超える大台で取引されました。最低価格となったのは豪州仕様の転倒事故車両でしたが、こちらもエンジン不動でありながら17万円という価格にて取引されており、状態不問で値段がつく年式だと考えて差し支えございません。
1985年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/ZX900-A2型/1985年モデル |
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発売年月 | 1985年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン変更・豪州仕様&南アフリカ仕様車追加 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 海外専用モデル |
【1986年式 A3】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1986年式 A3】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
前85年のA2との諸元上の変更はなく、大きな外観上の違いは「GPz」であった車名ロゴが「GPZ」と全て大文字になり、空冷時代とは別物であることをより強調。表記位置もサイドカバー
からフロントカウルへと移り、アンダーカウルに踊る「900R」の文字とセットでアピールした形に。前年までのエボニー×ファイアクラッカーレッドは名称こそ同一ながら、シルバーをあしらったことでより洗練されたものへと進化。北米仕様には新色となるファイヤークラッカーレッド×パールアルペンホワイトが採用され、欧州仕様車のルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーが前85年から継続して採用されました。すでに前2年までの間、圧倒的なハイパフォーマンスぶりで実力を見せ付けていたものの、「高回転時にヘッド周りが熱を持ちすぎる」というユーザーの声に耳を傾け、本年A3ではエンジンのシリンダーヘッドオイルライン径を拡大しオーバーヒート対策を実施。面白いのはフロントフォークのアウターチューブの色がシルバーに変更されている点で、よりスポーツモデルらしさを強調すべく黒から変更されたと思われます。実際、翌年以降は日本国内でレーサーレプリカブームが巻き起こったことなどを踏まえると、海外市場におけるフラグシップモデルであるGPZ900Rも日本のスポーツモデルのハイスペックぶりをアピールすることに貢献した、と言えるでしょう。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいては、1986年モデルの平均取引価格だけを見ると31万9000円強といささか振るわないように見えますが、このデータの基となったのは直近12ヶ月での取引記録であり、総取引台数はわずかに3台。いずれもかなりくたびれた状態であり、実動状態ではあっても車体各部にフォークオイル漏れなどのトラブルを抱えていたことが災いし、取引価格が伸び悩んでしまいました。前2021年度内ではほぼフルノーマルの個体が95万円という取引価格を記録しており、決して86年式のA3が安くなっているということではございません。むしろ流通数が大きく落ち込んだ今だからこそ希少性が高まっていると考えてよく、完動状態であればA1&A2型よりも期待値は高いとお考え頂いて差し支えございません。
1986年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/ZX900-A3型/1986年モデル |
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発売年月 | 1986年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン・車名ロゴ変更/シリンダーヘッドのオイルライン径拡大 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)790 (最低地上高)140 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 170万円(逆輸入車のため参考価格) |
【1987年式 A4】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1987年式 A4】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
新たなフラグシップとなったZX-10&GPZ1000RXの登場により、第一線からは退くこととなった87年式のA4型GPZ900R。北米仕様車は事実上、このA4型にて生産終了に。その他仕様車は前年までと同様、カラーリングとグラフィックパターン変更で販売が継続されることとなりました。前年の欧州仕様車に設定されていたルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーは継続、ファイアークラッカーレッド×ギャラクシーシルバーが新色として追加され、計2色の設定。スペック的には翌88年に登場する西ドイツ仕様車が同じ最高出力110PSとなっているものの、マイルメーターの110PS仕様車としては、この北米仕様が最後のオリジナル車という位置付けにあたります。
日本国内最大の取引量を誇り、買取業者の最大の転売先として一年間で約20万台ものオートバイが取引される業者間オークションの場でも直近12ヶ月内で1987年モデル の取引記録はなく、完全オリジナル状態のA4型GPZ900Rは存在そのものがまさにレア。前16インチ世代の中では非常に大人しいカラーリングであるためか、現在の中古バイク市場では完全オリジナルの個体は殆ど出回ることがなく、この87年式のA4型特有の白抜き車名ロゴを残した車両は稀少なフルオリジナル車である可能性が非常に高いと言えます。フルカスタム車両も高く評価されるようになっては参りましたが、現在オリジナル状態で動態保存されておられるオーナー様にとっては、違いの分かる業者選びが非常に重要な年式だと言えるでしょう。
1987年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A4型/1987年モデル |
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発売年月 | 1987年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン変更・北米仕様生産終了 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 170万円(逆輸入車のため参考価格) |
【1988年式 A5】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1988年式 A5】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1988年式 A5】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
88年式のA5型においても、相変わらずスペック的な変更はなかったものの、より基本性能と安全性を高めるべくフロントブレーキディスクを変更。当時上位グレードとしてリリースされ
たGPZ1000RXと同一のものが採用され、制動力を向上させた形となりました。やはり前年までと同様にカラーリング&グラフィックパターンが変更されましたが、前87年のA4と同じファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバーとルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーが継続販売。新色はエボニー×パールコスミックグレー(欧州仕様)で、A4から継続販売となった前2色と合わせて3色設定。分かりやすい違いは前後ホイールにあり、エボニー×パールコスミックグレーとファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバーはホイールに赤があしらわれており、前16インチ世代では非常に目立つものとなっております。逆にルミナスポラリスブルーはそっくりそのまま継承される形になっているため、カラーリングとホイールだけでは判断しづらい状態。本年88年式のA5型より、西ドイツ・スウェーデン・フランス仕様が追加されており、フランス仕様車は最高出力が75PSと非常にマイルドに。前2国向けは最高出力100PS化しており、年々欧州各国で環境規制が強化されていたことを知る資料のひとつとなっているのが興味深いところ。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいては、意外にも車両評価は前3年モデルよりも若干低くと受け取られている節があり、直近12ヶ月内で1988年モデルの平均取引価格は49万円強。実はこれには前述のGPZ1000RX由来のフロントブレーキディスクとホイールカラーが関係しており、車両知識の乏しい一部の中古バイク買取業者が非純正パーツだと誤解し、わざわざ他年式のものへ変更した上で業者間オークションへ出品してしまうケースもあったのが原因。フルオリジナルで機関好調な車両であれば車両価値は十分に高く、決して他年式に見劣りするものではないことは間違いございません。A5型のGPZ900Rでは新たに3カ国の仕様が設定され、それぞれ異なるスペック・グラフィックパターンが設けられただけに、違いの分かる買取業者に任せることが非常に重要だと言えるでしょう。
1988年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A5型/1988年モデル |
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発売年月 | 1998 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン・Fブレーキディスク変更/西ドイツ・フランス・スウェーデン仕様追加設定 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 170万円(逆輸入車のため参考価格) |
【1989年式 A6】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
【1989年式 A6】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1989年式 A6】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
やはり前年モデルまでと同様、諸元上の変更はなくお色直しでの継続販売となった1989年式のA6型GPZ900R。すでに新フラグシップであったGPZ1000RXがモデルチェンジの噂が囁かれていたこともあり、生産終了かとの声も上がっておりましたが、根強いファンの支持を受け好調なセールスを記録。新色は今日現在でも非常に人気の高い黒金ことエボニー×パールコスミックグレーで、グラフィックパターンこそ違えど90年・91年・2001年・2002年モデルまで採用される定番カラーに。A5型のルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーも継続となり、2色設定での販売が展開されました。本機89年式A6型が前16インチホイール世代としては最終型となりますが、マニアックなポイントとしては一部出向地向けにキャブヒーター仕様が追加されたことで、西ドイツやスウェーデンといった冬の寒さが厳しいことで知られる国向けの改良が施され、世界的なファン人気に応えた形となりました。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいては、前16インチ世代の中ではもっとも車両価格が高く評価されており、業者間オークションの場では直近12ヶ月内で全15台の取引記録がある1989年モデル。最高取引価格は非常に力の入ったカスタム車両で、エンジンO/H済みなど動態保存が徹底された点が評価され、110万8000円という高額取引価格を記録。次点にも72万9000円の車両から23万4000円の最低取引価格となった車両までが続き、平均取引価格も51万円強とかなりの高水準。特に前述の黒金カラーは引く手あまたといった状況にあり、オリジナルペイントの実動車両であれば高値安定傾向にあると言っても過言ではございません。もちろん、車両状態によって大きく変動するのが中古バイクではございますが、細かい違いの分かる業者選びさえ間違えなければ、それなりの高評価が得られると考えてよいでしょう。
1989年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A6型/1989年モデル |
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発売年月 | 1989年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン変更/一部出向地向けにキャブヒーター採用モデル追加 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量228kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・115PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・32.5km/1L(当時公称値) |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 海外専用モデル |
【1990年式 A7】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
【1990年式 A7】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1990年式 A7】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
前年である1989年、GPZ1000RXに代わる後継モデル登場の噂が囁かれ、新たに登場したZZR1100が量販車両最速モデルとして猛威を振るう中でも継続販売となったA7型GPZ900R。すわ生産終了かという前評判を良い意味で裏切り、フロントフォークのインナーチューブ径を41mmへと拡大。さらに前17インチホイールを採用し、不自然な動きを嫌うユーザーの声に応えアンチノーズダイブ機構を廃止するなど、足回りに大幅な強化を実施し、事実上のフルモデルチェンジに。ブレーキシステムも非常に力が入っており、ブレーキディスクのフローティング化にフロントには対向4ポッドキャリパー、リアには2ポッドキャリパーを採用。車体のコントロール性に磨きをかけ、ニンジャ人気が不動のものであることを強くアピールしました。年々強化される一方となった排出ガス規制強化対策の一環として、本年90年モデルでは最高出力115PSであったのを108PSにまで落とし、足回りなどの変更に伴い乾燥重量も6kg増加するなど、スペック的には事実上の後退。しかしながら、すでに世界的な評価を得て独自の立ち位置を築き上げていたことが功を奏し、前年までと変わらぬ高評価で好調なセールスを記録することに成功しました。前年に好評を得たエボニー×パールコスミックグレーはグラフィックパターンの変更で継続販売され、欧州向けには同じグラフィックパターンを採用したファイヤークラッカーレッド×エボニーを追加で設定。全幅で10mmのスリム化を果たした車体のイメージも強く、よりシャープなイメージを強調したことでカウルなど外観上の変化がなかったことも人気を後押しした一因だと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、前17インチ世代最初期モデルとして他年式よりも流通台数が多く、買取業者の最大の転売先である業者間オークションの場でも、直近12ヶ月内で1990年モデルは全15台の記録あり。140万円超え、130万円超えで取引されるなど人気ぶりは非常に高く、いずれも完成度の高いカスタム車両であることから、主流のスタイルであれば純正パーツの欠品があっても大きなマイナス判定となる恐れは少ないと考えてよいでしょう。本機A7も黒金カラーは人気色であり、該当車両の現オーナー様にとっては好材料のひとつです。前年モデルまでとは出力変更などによる違いがあることから、当時モノのデビル管といったパーツは大幅に化ける可能性を秘めているため、ノーマルマフラーに換装して買取査定を受けるより、事前相談でそのまま査定を受けた方がよいというケースも。
1990年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A7型/1990年モデル |
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発売年月 | 1990年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン・ホイール&ミラー形状変更変更/前17インチホイール化・Fフォークインナーチューブ変更・ブレーキシステム刷新・最高出力変更・車体重量増加 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅730×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | シート高790mm・最低地上高140mm 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・108PS/9,500rpm(出向地によって変更あり)・--km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 170万円(逆輸入車のため参考価格) |
【1991年式 A8】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
- 買取実例
【1991年式 A8】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1991年式 A8】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
日本国内におけるオーバー750cc解禁の一環として、鳴り物入りで国内導入が始まったのが1991年モデルであるA8型。
最高出力を86PSにまで押さえ、180km/hリミッターの実装やメーター類の変更、シートベルト装着や各保安部品の変更など、フルパワーの海外仕様車とはだいぶ異なる仕様となったものの、国内ファンが待ち焦がれたカワサキ初のオーバー750ccとして歓迎され、好調なセールスを記録することに。この年の販売台数1位は同じカワサキ車であるゼファー750でしたが、それに次ぐ堂々の2位を記録しており、オーバー750ccクラスとしては事実上の1位をマーク。日本国内の環境規制に合わせるべく、音量を絞ったロングマフラー採用などのネガティブな材料を抱えつつも好成績をマークし、弟分にあたるGPZ750R以上の支持を受け凱旋に成功しました。カラーリング自体は前年A7型をそのまま引き継ぎ、エボニー×メタリックグレーストーンとファイヤークラッカーレッド×エボニーの2色設定。国内仕様の初年度にあたる本機が黒金であったイメージが強いのか、今日現在でも黒金カラーが人気であることはこの辺りに起因しているのかも知れません。規制前のフルパワーである前16インチホイールの115PS仕様、前17インチ化した108PS仕様と比べると乗り味はマイルドですが、中速域を重視したスペックは扱いやすさと十分なパワー感を両立してみせた見事なバランスで、過激な加速力よりもトータルでのコントロール性を意識したものと捉えると満足度はなかなかのもの。ストップ&ゴーの多い日本の道路事情には適しており、優越をつけるのも野暮だというマニアの声にも納得がいく見事な作りだと言えます。
現在の中古バイク市場においては、日本国内初解禁モデルとなり、1991年のオーバー750ccクラス最多販売台数を誇るだけあって流通台数は多く、買取業者の最大の転売先である業者間オークションの場でも直近12ヶ月内で1991年モデルの総取引台数は実に25台。玉数の多さにより、車両状態による価格差が非常に大きくなっており、102万2000円のフルカスタム車両はエンジンと足回りがO/Hされた見事なコンディションを保った状態でした。その一方、事故車両でも最低取引価格は10万円で成約するなど、フレーム単体レベルでも一定以上の評価がつくところは流石としか言い様がなく、改めて初代ニンジャことGPZ900Rの人気が高いことを示す材料だと言えるでしょう。また、不動車・事故車を取り扱う「蚤の市」においては、エンジンブローを起こした不動車両が55万8000円で取引されており、内容自慢の現オーナー様にとっては注目に値する材料と言えます。アールズ製オイルクーラーといった定番カスタムパーツ装着車両は総じて車両価値がハネる可能性も高く、的確な評価を下さる買取業者に任せることが出来れば高額買取の期待値はかなり高いと考えて頂いてよいでしょう。
1991年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A8型/1991年モデル |
---|---|
発売年月 | 1991年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン変更(※国内仕様車のみ。海外仕様車はA8と同一で販売継続) |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅730×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・86PS/9,000rpm(※国内仕様車)・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 79.9万円(国内向け仕様) |
【1992年式 A9】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
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【1992年式 A9】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1992年式 A9】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
日本国内への凱旋を果たした形の翌92年、A9型では初代A1カラーを再現したファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンとルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーの2色が設定され販売継続となりました。前後ホイールのカラーがゴールドとなり、前年モデルではアッパーカウルに配された「Kawasaki」ロゴが「Ninja」ロゴとなるなど、違いはあれど再現度の高さで支持されました。この仕様変更は日本国内仕様車のみが対象となっており、その他海外仕様車は前91年のA8型が継続販売。国内での販売台数は891台を数え、前年には及ばなかったものの、堅実なセールスを記録しました。ちなみに92年当時のカタログには「World Famous Sports」の文字が躍り、その右側には映画「Top Gun」の1シーンを彷彿とさせる黄昏時にたたずむファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンの車両が。まるで映画のパンフレットのような作りは雰囲気がよく出ており、日本でもトップガンのイメージが強いことを伺わせる貴重な資料のひとつだと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、前年の91年式A8型よりも平均相場は高い傾向にあり、買取業者の最大の転売先である業者間オークションでは、直近12ヶ月内で実動・不動車合わせ7台のデータあり。最高取引価格はリペイント&フルカスタム車両の99万3000円でしたが、次点となる85万1000円から60万円まで、実に4台がトップガンカラーのファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン。一昔前まではフルパワー仕様車に需要が集中しておりましたが、近年の絶版車ブームにより再評価が進んだことで日本国内仕様車も車両価値は大きく上昇。特にメーター読みで9万km超えのノーマル車が77万1000円で取引されているデータは注目に値するもので、初代ニンジャGPZ900Rの現在の立ち位置を示す好例のひとつだと言えます。本機A9型もノーマル・カスタム問わず引きがありますが、どちらかと言えばパワーを追求したフルカスタム車よりもノーマルの方が好まれる傾向にあり、オリジナルの状態を保った車両は安定して高値がつきやすいのが実情となっております。それだけに、カスタム車両も純正パーツ保有であればそのまま素直に車両評価にプラスされるケースが多く、事前に保有している純正パーツをリスト化しておくとよい結果が出やすいと言えます。
1992年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A9型/1992年モデル |
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発売年月 | 1992年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | ロゴ位置、カラーリング変更 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)740 (高さ)1220 (重さ)249 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)780 (最低地上高)140 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4気筒・108PS・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 79.9万円 |
【1993年式 A10】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
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- 取引価格帯
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【1993年式 A10】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1993年式 A10】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
1993年を迎え、欧州市場では"第3のマジック9"と目されるニンジャZX-9Rの導入が始まったことと合わせ、欧州仕様車の生産が終了することが決定。このA10型を以って最終年となりました。販売3年目となった日本仕様車では、昨年のゴールドホイールを単色グレーのものへと変更。カラーリング・グラフィックパターンの変更はなし。その他、寒冷時の始動性を高めるべく、欧州仕様車の一部に採用されていたキャブヒーターが標準化されたものの、これ以降5年間に渡り全く変更がないまま1998年のA11型まで継続販売されることに。日本国内仕様車はA8から据え置き状態となり、長い空白期を過ごすこととなりました。5年間という長期間、全く不変のままで販売され続けたことでA1からA16までの全年式を通じて最も玉数は多く、これから中古車として探すならもっともポピュラーで買い求めやすい年式だと言えるでしょう。
現在の中古バイク市場においては、前述の通り5年間のロングセールスによって玉数は潤沢にあり、買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおける直近12ヶ月内の総取引台数は堂々の60台を誇る1993年モデル。人気の高い絶版車としてはかなり多い部類に入り、上は140万2000円から下は27万4000円まで約5倍もの価格差が生じているのが現状。玉数が多いだけに力の入ったカスタム車両への需要が高く、オリジナルの外観を保った定番カスタムであれば、殆どの場合が車両価格に上乗せされ、純正パーツは付属品といった形で出品されるのが常といった感じに。引きが多いのはやはり前年同様にトップガンカラーのファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンの方で、該当されるオーナー様にとっては高く売れる好材料のひとつと考えてよいでしょう。単純なリペイント車両は評価が下がるケースも多く、GPZ900R全年式の中でも事前相談をしっかり行える買取業者選びが重要なイヤーモデルのひとつです。
1993年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A10型/1993年モデル |
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発売年月 | 1993年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 前後ホイールカラー変更・キャブヒーター採用(※国内仕様車のみ)・欧州向け仕様車廃版化 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅730×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・86PS/9,000rpm(※国内仕様車)・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 79.9万円 ※国内仕様車 |
【1998年式 A11】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【1998年式 A11】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1998年式 A11】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
1993年から全く音沙汰がなく、ファンの間でももはや消えるまで秒読みだと囁かれた1997年、東京モーターショーで唐突に参考出展されたライムグリーンカラーモデルに端を発し、翌98年にA11としてリリースされることに。
新色はライムグリーン×パールアルペンホワイトの南アフリカ仕様A2カラーですが、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストー
ンと計2色が日本国内仕様車と海外仕様車で共通化されることに。ハンドルグリップがZRX1100と共通化、国内外問わずタイヤの速度レンジをV規格化し、ヘッドライトも常時点灯式で統一するなど、コストカットを意識した仕様変更となりました。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいては、5年間に渡る空白期間があったA10型よりも電装系などの面で信頼性が高いことが需要を後押しし、平均取引価格は80万円台という高水準。昨今のコロナ禍による中古バイク全体のニーズも多少ありますが、1998年モデル全25台の取引台数のうち6台が100万円以上の高値で取引されるという人気ぶりを見せつけました。最高取引価格は177万円のフルカスタム車両でしたが、カウル類に欠損が目立つ車両も最低取引価格ながら44万4000円にて成約しており、前年式までと比べても平均相場は高めとなっております。カラーリングによる車両差はそこまで大きくはなく、査定の上で極端な差が生じる可能性は少なめであることは確かです。ヘッドライトが常時点灯式となった恩恵で他年式モデルからの流用が容易となり、良好な状態を保った個体が多いのがこのA11型の際立った特徴。
1998年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A11型/1998年モデル |
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発売年月 | 1998 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング&グラフィックパターン・ハンドルグリップ変更・タイヤレンジV規格で統一・ヘッドライト常時点灯化 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅730×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・86PS/9,000rpm(※国内。マレーシア仕様は108PS)・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 79.9万円 ※国内仕様車 |
【1999年式 A12】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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- 上位20台の取引額
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【1999年式 A12】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【1999年式 A12】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
1999年発売のA12型では、長年保留され続けた鬱憤を晴らすかのように足回りの強化を実施。リアサスペンションがガス封入式ショックへと変更され、リンク比も合わせて変更を受け90年のA7以来の大幅アップデートとなりました。今回はフロント部はブレーキキャリパーの見直しが図られ、従前の対向4ポットキャリパーから6ポットへと刷新。ストッピング性能を強化し、歴代ニンジャ900の中でも抜群のコントロール性を身に着けました。さらに特筆すべきなのはタイヤがラジアルタイプへと変わったことで、欧州向けに販売されていたニンジャZX-9Rのようにスポーツ性を強調していくのかと思料されましたが、排出ガス規制や騒音規制の影響を受け、本年99年式を以って日本国内仕様は最終型となることに。生産自体は2002年まで続けられましたが、事実上2度目の大幅アップデート実施直後だけに残念な幕引きを迎えてしまいました。面白いのは当時流行していたフロントフォークインナーチューブガードが追加装着されたことで、第一線から退きつつもカワサキ技術陣がいかに初代ニンジャであるGPZ900Rを気にかけていたかが分かるマニアックなポイントだと言えるでしょう。この当時、バイクの盗難事件が世間を賑わせた影響もあったのか、盗難抑止対策としてメインキーシステムの変更強化も併せて実施され、声には出さずとも(まだまだ現役であり続けてくれ…)という技術陣からの熱い思いが声なき応援としてあったことを偲ばせる内容となっております。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいて1999年モデルは、ACサンクチュアリによるコンプリート車両が231万円という最高値を記録し大台超えを見事に達成。その他、個人でのプライベートカスタム車両が145万4000円で続くなど、事実上の日本仕様車ファイナルイヤーモデルらしく、安定した高値取引データが多く見られる傾向に。実動車両は直近12ヶ月内で全9台の記録のみですが、最低取引価格はメーター読み3万kmで74万8000円と歴代でも非常に高い水準値。事故車・不動車の取引事例は0台ですが、引く手あまたのGPZ900Rだけに、補修用パーツのストック用として潜在的な需要は高く、処分検討中の現オーナー様にとってはまたとない売り時だと言えるでしょう。
1999年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A12型/1999年モデル |
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発売年月 | 1999年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | フロントブレーキキャリパー&リアショック・メインキー変更・ラジアルタイヤ・フロントフォークインナーチューブガード採用・日本仕様車生産終了 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅730×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高790mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・86PS/9,000rpm(※国内。マレーシア仕様は108PS)・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 79.9万円 ※国内仕様車 |
【2000年式 A13】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【2000年式 A13】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【2000年式 A13】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
ミレニアムイヤーを迎えた2000年、A13型となったGPZ900Rはマレーシア仕様のみが存在することになり些か寂しい状況で続投されましたが、前年である1999年に東京モーターショーで参考出展されたパールクロームイエロー×ブラックパールを新色として追加設定。これまでのニンジャのイメージからは大きくかけ離れた衝撃的なチョイスでしたが、意外なことに評判は上々。前年のA12型を継続販売する形であった日本仕様車には採用されなかったものの、わざわざマレーシア仕様車を逆輸入して購入するケースが多数あり。その結果、このイエローカラーのマレーシア仕様車だけでも総輸入台数は300台以上に達し、今日でも時折中古バイク市場に出回るコレクターモデル的な存在として知られております。同時にファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンも継続採用され、2000年モデルのA13型は計2色設定でセールスを展開。2000年式全体での総生産台数は474台と少数ながら、マニア層の支持を中心に国内でも新車として購入されるケースが続き、ZZR1100と並ぶほど高い認知度をキープするに至りました。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいて2000年モデル は、前述のイエローはほとんど流通することがなく、年間で約20万台ものオートバイが取引される国内最大のマーケットである業者間オークションでも出品記録がない状態。従って、全12台の取引データはもうひとつのカラーリングであるファイヤークラッカーレッドが中心ですが、それでも最高取引価格は177万1000円と見事に大台である150万円以上をキープ。実動車の最低取引価格も59万4000円と、依然として高い水準を保っており、あと数年はこの高値安定傾向が続くものと推測されます。仮に現在、前述のイエローを売却に出すとした際、市場動向的にはその他カラーよりもプレミアがつく可能性は十分にあるため、売却を検討中の現オーナー様にとっては入念な事前相談が可能な買取業者選びが重要だと言えるでしょう。
2000年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A13型/2000年モデル |
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発売年月 | 2000年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング変更 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・108PS/9,500rpm・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 海外専用モデル(※日本仕様はA12が79.9万円で継続販売) |
【2001年式 A14】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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- 過去5年間の買取相場の推移
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【2001年式 A14】GPZ900R(Ninja) に関するこのページの内容
【2001年式 A14】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
前年である2000年式のA13型でのイエローは廃版となり、代わって黒金カラーであるエボニー×パールコスミックグレーが再び登板となった2001年式A14型。ライムグリーン×パールアルペンホワイトとの2色設定でマレーシア仕様車のみが展開され、日本国内仕様はA12型が据え置きとなりました。91年式のA8とは異なり、ホイールカラーは個別設定となったのがポイントで、エボニー×パールコスミックグレーにはゴールドメタリックのホイール、ライムグリーン×パールアルペンホワイトには従前通りガンメタリックグレーのホイールが採用されました。この2001年式としての個体は前年よりも日本へ里帰りした個体が多く、フレーム№から換算すると700台近い数が日本国内で確認されており、2000年代初期にはまだ硬派なイメージを好む層が多かったものと推測される面白いデータのひとつに。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいて2001年モデルは、前年よりも里帰りした個体が多い事実とは裏腹に、直近12ヶ月の取引台数は0台という結果に。これは現オーナー様による保有率が高く、なおかつ翌2002年式のA15型以降は排出ガス規制対策を実施したKCA(カワサキ・クリーン・エアシステム)が採用されたことを嫌っての影響もあり、車両価値と需要については前2001年のA13型と同等以上と考えて頂ければほぼ問題はございません。KCA非搭載で黒金カラーの施された最終モデルでもあり、コンディション次第では2003年式のファイナルモデルであるA16型以上の高値も十分期待できます。
2001年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A14型/2001年モデル |
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発売年月 | 2001年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング変更 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | (シート高)780 (最低地上高)140 |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・108PS/9,500rpm・32.5km/1L |
新車販売価格 | 海外専用モデル(※日本仕様はA12が79.9万円で継続販売) |
【2002年式 A15】GPZ900R(Ninja)毎週更新の買取査定相場
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【2002年式 A15】GPZ900R(Ninja) 買取査定に役立つ豆知識
年々強化される一方の各種環境規制への対策として、2002年式のA15型ではその他カワサキ車と同じく二次空気導入装置「KCA(カワサキ・クリーン・エア)」を採用。カラーリング等は前年の2001年式A14型をそっくりそのまま継承した形で販売継続となりました。このKCAは二次エア供給のホースを塞ぐことでキャンセルすることが可能となっており、本来のパワーを求める層の定番カスタム方法として広く知られることとなりましたが、その副作用として各種パーツとの相性によっては頻繁にアフターファイアを発生する主原因にもなり、現在流通している個体はそのダメージをエンジンに受けた車両が多数なのが購入・維持の面で大きなネックと言えます。このKCAに拠る不調と合わせ、GPZ900Rシリーズ全体としての問題である1番プラグのリークといった問題もセットで発生しやすいためか、中古バイク市場に出回る車両は他年式と比べてやや割安価格で取引されるケースもしばしば。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいて2002年モデルは、直近12ヶ月では事故車・不動車を含め総合計5台とかなり少なめ。整備の行き届いたノーマル車両が最高値となる129万6000円で取引されましたが、絶対的な数が少ないため一言で相場感を述べるにはいささか難しく、その他年式よりも車両状態が大きくモノを言う年式となっております。特に前述のKCAに関連するカスタム内容の車両は正確な評価を下すことが難しいとされており、ロッカーアームとカムに由来するかじりといった諸問題も必要以上に過度なマイナス評価を下されるケースも少なくなく、各年式の細かな違いを知る買取業者を選ぶことが非常に重要であることは確かです。
2002年モデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A15型/2002年モデル |
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発売年月 | 2002年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 二次空気導入装置KCA(カワサキ・クリーン・エア)採用 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・108PS/9,500rpm・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 海外専用モデル(※日本仕様はA12が79.9万円で継続販売) |
【2003年式 A16】GPZ900Rファイナル毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
- 上位20台の取引額
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【2003年式 A16】GPZ900Rファイナル に関するこのページの内容
【2003年式 A16】GPZ900Rファイナル 買取査定に役立つ豆知識
度重なる環境規制による影響に加え、発売開始から20年もの歴史を数えてなお基本設計を保持し続けた初代ニンジャことGPZ900Rでしたが、20年目を迎え遂にピリオドを打つことに。最終モデルとなった2003年式のA16型では、「原点回帰」で初代A1型のカラーリングであったファイアークラッカーレッド×メタリックグレーストーンとルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバーをタイプ2として復刻登板。ラインナップはマレーシア仕様車のみでしたが、カワサキ正規販売代理店による取り扱い車両には「Final Edition」の文字が躍るエンブレムが追加され、スペシャル感を演出したものに。ホイールカラーに関しては全く同じではなかったものの、20年もの歳月を経てなお刺激的なフォルムはファンの心を鷲掴みにし、ニンジャというブランドイメージの確立と勇退への道を華々しい形で成功するに至りました。1984年当時、メーカーのフラグシップとして登場した最新鋭モデルであった基本設計を崩さず、最後の最後まで「Ninja」のペットネームとイメージを大切にし続けた技術陣の心意気は、今日現在でも多くのファンの心を揺さぶるロマンに溢れており、これこそが全年式を通じて不動の人気を誇るGPZ900Rのステータスシンボルだと言えるのかも知れません。
買取業者の最大の転売先である業者間オークションにおいて2003年ファイナルモデルは、最終型であり歴代モデル共通のトラブル発生率が低いこと、前述の正規販売代理店取り扱い車両に付与されたエンブレムのステータス感が人気を底上げし、直近12ヶ月内での実動車取引記録が残る3台全てが120万円以上の価格で成約に。最高取引価格はフルノーマル車の181万円で、走行距離5万km超えで未O/H車両としては屈指の高値となりました。続く他の2台も136万8000円、125万5000円と軒並み高水準で取引されており、カワサキの名門シリーズ最終型に相応しく丁重に取り扱われているのがファンにとっては嬉しいポイントだと言えるでしょう。
2003年ファイナルモデル GPZ900Rの買替や売却をお考えでしたら買取査定はその中古価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | GPZ900R/A16型/2003年モデル |
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発売年月 | 2003年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング変更・エンブレム追加(※カワサキ正規販売代理店取扱車両のみ対象) |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅740×全高1,220mm・乾燥重量234kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高780mm・最低地上高140mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒・108PS/9,500rpm・32.5km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・22リットル |
新車販売価格 | 170万円(逆輸入車のため参考価格) |
実働車【年式別 平均取引額】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【年式別】平均買取額の目安
【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【平均買取相場の変動】
取引台数
実働車【年式別|買取相場の推移】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【平均買取相場の変動】
対前年比 | 対3年前比 | 2024年の取引台数 |
【状態別の取引額】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
34.4万円
34.4万円
1台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
20.3万円
20.3万円
1台
【走行距離別の取引額】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【走行距離別買取額の目安】
2〜3万km | 最高 | 34.4万円 | 1台 |
平均 | 34.4万円 | ||
最低 | 34.4万円 | ||
【カラー別の取引額】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
- ■ ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ / ■ | 34.4 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja)
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja) 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月27日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【1984年式 A1】GPZ900R(Ninja) | 34.6万円 | 3.7点 | ZX900A-008 | 26,240km | ■ / ■ |
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【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています