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XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

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XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】毎週更新の買取査定相場

XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 買取査定に役立つ豆知識

【車両解説】XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】
XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

H-Dのビッグツイン群やカワサキ・バルカンシリーズ打倒を期した世界戦略モデルであったXV1600ワイルドスターが欧州市場で伸び悩んだ反省点を踏まえ、早々と次世代クルーザーとして投入されたのが、2001年のラスベガスで行われたUSヤマハディーラーミーティングにてお披露目されたXV1700 RoadStar Warrior(XV1700 ロードスター ウォーリア)。

先代のXV1600ロードスターに搭載されたエンジンを見直し、ボア×ストロークを97×113mmに拡大し、鍛造ピストンやメッキシリンダー等を採用することにより、1,670ccへと排気量を拡大。同時に点火へは電子制御ユニット(ECU)、吸気にはツインボアタイプのフューエルインジェクションを採用し、カムプロフィールなどの細かい点に関しても刷新。それにより、もっとも規制が厳しくロースペック化を余儀なくされるカリフォルニア州向け仕様車でも最高出力84.3ps/4,400rpmというハイパワーを誇り、先代比で約40%という大幅なパワーアップを果たしました。エンジンは先代よりも高回転型となっているものの、最大トルク135Nm/3,750rpmが発揮する推進力は目をみはるものがあり、2000回転も回せば90km/hをキープしての高速巡航もこなせるほど図太いトルクと加速力が自慢となっております。

早々とモデルチェンジを実施しただけのことはあり、車体そのものにも大きな改良が加わっているのがポイントで、ヤマハ製の量産アメリカンとしては初となるアルミ合金製ダブルクレードルフレームを新規採用し、ホイールベースを従来の1,685mmから1,670mmに短縮し車体サイズをコンパクト化。それに加え、YZF-Rシリーズと同じ手法で製造された中空タイプの前後ホイールなどで軽量化を実施した結果、乾燥重量278kgという驚異的な軽さを実現してみせました。排気量1,670ccという大排気量クルーザーとしては異例のサイズダウン化ではあるものの、フロントにはレイク角29度でカヤバ製41mm径倒立式フロントフォークとYZF-R1直系のモノブロックブレーキキャリパー、リアにはリンクタイプのプリロード&リバウンド調整機構を備えたシングルタイプショック、およびR1由来のアルミ製スイングアームとを採用し、大排気量クルーザーモデルとしては前例のない運動性能を付与されているのが本機の大きな特徴となっております。これだけでも十分に察するに余りある仕様だと言えますが、フロントには298mm径ダブルディスク、リアには282mm径ディスクとこれまた大型SSそのものの制動力を与えられているのが見所で、タイヤにはブリジストン製バトラックスBT020をおごるという徹底ぶり。サイズは前120/70ZR-18、後200/50ZR-17の構成で、200mmという幅広なリアタイヤが放つ存在感の強さも特筆に値するポイントだと言えるでしょう。

世界最高峰のマッスルクルーザーを名乗るに相応しい車体構成だと言えますが、スタイリングにもこだわったのが本機XV1700PCロードスター ウォーリアの真骨頂。先代よりも幅広なスイープバックハンドルを後方へと伸ばし、容量を5リットル削減した代償として得た美しいラインが目を惹くティアドロップ型ガソリンタンクとでロー&ロングスタイルとドラッグレーサーの雰囲気とを見事に融合。車体設計のセクションでは、1つの量販モーターサイクル製造工程としては異例の9割以上を実物本型にて作成するという手間のかかる工程を選択し、既存の日本製アメリカンにはなかった独自性を追求する形となりましたが、奇しくも同じ2002年モデルとしてリリースされたVロッドシリーズの始祖であるH-D・VRSCAに近しいフォルムを持つ姿となり、2in1タイプの極太サイレンサーをアップ気味にマウントした独特のスタイルが本機ならではの特徴。570mmもの長さを誇るサイレンサーは妥協なきスポーツ性の証でもあり、カチ上げ気味のサイレンサーマウント方式でバンク角を稼ぐと同時に、リア200mm径のブリジストン製バトラックス020の優れたグリップ力とで驚異的なコーナリング性と路面追従性を担保しており、その気になれば膝摺りを伴うフルバンク気味のスポーツライドまで可能。既存の大排気量クルーザーとは何から何まで違う際立ったキャラクター性は先代が苦戦を強いられた欧州市場でも大いに評価され、見事に同市場での地位を確立することに成功しました。

2001年当時、購入を希望する世界各国のユーザーがもっとも参考にすると言われていた『モーターサイクリスト・マガジン』にて、「クルーザー界の他のどの車よりも良く止まり、曲がり、凹凸を吸収する」という最大級の賞賛を勝ち取り、2003年6月には王道的なロードスタースタイルのXV1700Aロードスターという直系の派生モデルを生み出した本機ですが、それに甘んじることはなく、2006年モデルでは既存ユーザーからの要望や意見を元にアップデートを実施。新型プーリー採用による出力伝達方式の見直しやさらなる車体の軽量化などを施し、それまでは出向地によって異なる名称であった車名を「XV1700PCロードスターウォーリア」に統一。さらに車体各部のパーツをブラックアウトした派生モデル『XV1700PCミッドナイトウォーリア』をラインナップに加え、2009年まで製造を継続。以降は事実上の後継モデルとも言うべきXV1900レイダーに後を託す形で一線から身を引いた形ではありますが、販売自体は2012年半ばごろまで継続されており、世界各国における評判と人気の高さは折り紙付きだと言えるでしょう。

現在の中古バイク市場においては、前述のライバルであるハーレー・Vロッドと並ぶマッスルクルーザーとして扱われており、コンディションが良好な個体の乗り出し価格が100万円を超えることもしばしば。コロナ禍によって新車の生産供給体制が著しく悪化した2021年を境に相場が上昇傾向へと転じており、2024年春時点における業者間オークションの取引記録を見てみますと、実動車10台で平均取引価格はおおよそ60万円。このうち、2023年から2024年にかけての記録にフォーカスを当ててみると平均取引価格は約10%アップの66万円にまで上昇していることが確認でき、コロナ禍によって再評価が進み花開いたモデルのひとつだと言えるでしょう。もちろん、中古バイクという性質上、外観状態やエンジンコンディションなどによってその評価額は大きく異なってくるものの、2002年から2005年までにかけての前期型とそれ以降の後期型とで大きな差がなく、中古市場での出物が乏しい今こそが最高値を狙える絶好のチャンスだと考えて頂いて差し支えございません。直近では排気量を拡大したXV1900シリーズへの乗り換えやH-Dの最新モデル購入のためにとご相談を頂く機会が増えており、大排気量クルーザーの中でも注目株となっております。

戦闘的なスタイルと圧巻の走行性能とで乗り手の資質を問うヤマハ・XV1700PC ロードスター ウォーリアシリーズで高額買取を狙うには業者選びが非常に重要で、出向地ごとに異なるスペックの差異などから生じるモデルごとの正確な価値の見極め、派生モデルや2006年モデルで実施されたアップデートを含むモデルイヤー毎の差異への造詣の深さ、車両コンディションを的確に見抜ける確かな経験に裏打ちされた査定力、最新の相場事情に照らし合わせた買取価格が明示できる誠実さ、再販売による利益が出せる販売力など、様々な要素を満たした買取業者に任せるのが最善です。弊社バイクパッションはそれら基準を全て満たしており、中古バイク買取業界トップの顧客満足度の高さにより、買取査定をお申し込み頂いたオーナー様からお褒めの言葉を頂戴しております。また、車両状態によっては単一店舗としては日本最多の販売台数実績を誇る直営店舗を持つ強みを活かし、再販売を前提とした「販売仕入れ価格」を適用した上で相場を大きく上回る超高額買取にも期待できます。

ヤマハ・XV1700PC ロードスター ウォーリアシリーズの買替、高額売却をお考えでしたら、買取査定は海外モデルを含むヤマハ全モデルの価値に精通しているバイクパッションに!

解説記事更新日:2024年04月30日

【スペック・仕様】
車名/型式/年式 XV1700PC Road Star Warrior(XV1700PCロードスター ウォーリア/またはXV1700ロードスター ウォーリア)/VP14型/2002年モデル(※画像・スペック共)
発売年月 2001年6月~2012年(※製造は2009年にて終了)
車両サイズ(mm)・重量(kg) 全長2,385×全幅955×全高1,120mm・乾燥重量278kg
シート高・最低地上高(mm) シート高725mm・最低地上高145mm
エンジン機構・最高出力・燃費 空冷4ストロークSOHC4バルブV型2気筒・84.3PS/4,400rpm(※カリフォルニア仕様車)/--km/L
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 セル・インジェクション・15リットル
新車販売価格 $11,999(2001年当時価格・海外専用モデル)
ジャンル クルーザー アメリカン
【ライバル・兄弟車】最新買取相場

実働車【型式・年式別 平均取引額】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

【年式別】平均買取額の目安

平均
62.7万円
平均
61.8万円

※データ更新:2025年02月07日

実働車|過去5間の買取相場の推移】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

最高額
平均落札額
最低額

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移

査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります

2025年2月時点から 5 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比
-6
% down

【2024年 vs 2025年】

対3年前比
+18
% up

【2022年 vs 2025年】

年間平均
取引台数
3

過去5年間の取引台数÷5

※データ更新:2025年02月07日

実働車【型式・年式別|買取相場の推移】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】


  • 2006~10年式

  • 2002~05年式

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格の推移

査定現場での買取価格は上記取引金額から業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります
※51~125ccの場合、上記転売金額から2万円程度差し引いた金額が正味の買取額となります

2025年2月時点から 5 間遡った数字

【平均買取相場の変動】

対前年比 対3年前比 2025年の取引台数
2006~10年式 - - 1台
2002~05年式 -6 +18 1台

※データ更新:2025年02月07日

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【状態別の取引額】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

最高額
平均落札額
最低額
【評価点】
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2025年2月時点から 2 間遡った数字

【状態別買取額の目安】

8
新車
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
7
超極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
6
極上
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
5
良好
最高
平均
最低
取引
77.2万円
67.1万円
57.0万円
2台
4
軽い難
最高
平均
最低
取引
68.2万円
61.1万円
53.4万円
10台
3
難有
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
2
劣悪
最高
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0.0万円
0台
1
事故
不動
最高
平均
最低
取引
35.3万円
35.3万円
35.3万円
1台

※データ更新:2025年02月07日

【走行距離別の取引額】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

最高額
平均落札額
最低額
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の取引価格

2025年2月時点から 2 間遡った数字

【走行距離別買取額の目安】

0〜4999km 最高 68.2万円 2台
平均 64.2万円
最低 60.2万円
1〜2万km 最高 77.2万円 1台
平均 77.2万円
最低 77.2万円
2〜3万km 最高 62.2万円 1台
平均 62.2万円
最低 62.2万円
3〜5万km 最高 58.4万円 2台
平均 57.7万円
最低 57.0万円
5万km 最高 53.4万円 1台
平均 53.4万円
最低 53.4万円
不明
メーター改
最高 67.6万円 5台
平均 61.7万円
最低 56.0万円

※データ更新:2025年02月07日

【カラー別の取引額】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

  • その他
【万円】

買取業者の転売先である業者間オークション市場の平均取引価格

2025年2月時点から 2 間遡った数字

【カラー別 平均買取額の目安】

67.6 万円 3台
57.7 万円 2台
/ 58.1 万円 2台
56.2 万円 2台
69.7 万円 2台
その他 58.8 万円 1台

※データ更新:2025年02月07日

【実働車の取引価格帯】 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】

【取引価格帯と構成比】

最高
75 ~ 80
万円
%
8
構成比
最多
55 ~ 60
万円
%
42
構成比
最低
50 ~ 55
万円
%
8
構成比

※データ更新:2025年02月07日

自動査定の金額】は査定現場での実際の買取額です。
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。

【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。

XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 上位20台の取引額 (データ更新:2025年02月07日)

落札額 評価点 車台番号 走行距離 カラー
1 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 77.4万円 5.0点 VP14Y82A 11,190km
2 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 68.4万円 4.3点 VP14Y83A 4,360km
3 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 67.8万円 3.8点 VP19E87A 18,329km
4 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 67.2万円 4.2点 VP14Y03A 0km
5 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 62.4万円 4.2点 VP14Y42A 22,504km
6 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 60.3万円 4.2点 VP14Y03A 2,154km
7 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 59.1万円 4.2点 VP19E38A 50,947km
8 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 58.9万円 3.8点 VP14E82A 12,173km
9 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 58.5万円 4.2点 VP14Y32A 39,184km
10 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 57.1万円 4.5点 VP14Y93A 40,848km
11 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 55.9万円 4.0点 VP14Y23A 28,507km
12 XV1700PC ロードスター ウォーリア【2002~10年】 53.3万円 4.3点 VP14YX2A 79,044km

【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)

【走行距離】単位はkm

上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています

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