1937年の1号機 Z97から1965年の最終機 SCGとK2まで、延べ40を超える機種が発売されたMEGUROシリーズ。
果たして中古の買取そ査定相場はどうなっているのだろうか? 業者間オークション(年間に20万台のバイクが取引される買取業者最大の転売先にして販売業者最大の仕入れ先)のデータを10年間遡ってみたところ。取引された累計台数は156台。 1年間に15台と非常に少ないことが分かる。
10年間で取引が確認された機種は500ccクラスが発売の古い順にZ5、 Z7スタミナ、 K1スタミナ、 K2とK1サイドカー側車付。
同様に250ccが、S3、 S5、 S7、 S8、 SGとSG側車付サイドカー。 合計しても9機種しか、過去10年間に取引がなく、買取相場に言及できる機種が少ない現状となっている。
戦後1947~53年に掛けて第1号機を発売した、HONDAYAMAHA・SUZUKIに至っても65年以前の機種の取引状況は同様でメグロが取り立てて少ない訳ではない。 発売から60年以上が経過しており現存している機種がそもそも少ないことが中古相場が乏しい理由だ。
では買取相場の価格はどうであろうか?
上記9機で最も上限買取額(業者間での最高落札額)が高いのはZ7スタミナの110万円、次いでジュニアS8の105万円、その後は60万円台で多くの機種が続いている。
最も古い機種は1954年のZ5であるが、2021年に書類を起こせない状態の不動車が63万円で落札されている。
YAMAHAの1号機YA-1の上限買取額が190万円、ハーレー1号機が北米で24.5万$での落札を記録している事を考慮すれば1号機Z97が 仮に市場に出てくることがあれば相当な落札額となることは想像に難くない。
取引台数が最も多いのは64年のジュニアSGで75台が取引されており、全メグロの半分を占めている。次いでS7とやはりジュニアシリーズのタカ数が多い。
戦前から戦後の2輪史に大きな功績を遺したメグロ。以下、展開された排気量に分けてクラス別の1号機からの進化の歩みをご紹介する。
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1937年 | Z97 第1号機 OHV 4スト 単気筒 13馬力 最高速度80km 生産約300台 スプリングフォーク、3速手動右チェンジ |
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1940年 | Z98 リアキャリア装備などマイナーチェンジ改良型 |
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1948年 | Z 戦後の後継機 最高時速100km |
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1951年 | Z2 生産約500台 |
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1952年 | Z3 ツインショック装備 15馬力 生産約1100台 |
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1954年 | Z5 16馬力 |
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1955年 | RZ 陸王750にキャッチアする20.2馬力 最高時速110km |
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1955年 | Z6 第2回全日本オートバイ耐久ロードレースのセニアクラスを制したZ改レーサー SOHC/DOHC 32馬力 最高時速140km |
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1956年 | Z7スタミナ Zシリーズの最終型で最も生産された機種 4000台超の生産 最高時速120km |
26万円 | |
1960年 | K1スタミナ カワサキW1のルーツ 2気筒 33馬力 最高時速155km |
65万円 | |
1965年 | K2 36馬力 最高時速165km |
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1966年 | W1 Z⇒Kシリーズを引き継いだW1号機 47馬力 |
32.8万円 | 90万円 |
戦前の最大のライバル陸王と鎬を削ったのがZからKへと進化した500ccシリーズ。
1922年のモデルFでF-HEAD 1200ccエンジンを搭載し、1919年には第2世代フラットヘッド750ccエンジンを搭載したモデルWを、1930年にはフラットヘッドのビッグツイン1000/1200ccエンジンを搭載したVLをリリースしたハーレー。
そのVLとモデルWの後継機モデルDのライセンスを受けて、1934年から順次生産を開始し陸王ブランドで販売。 対してメグロは1937年にOHV 4スト 単気筒500cc 13馬力 最高速度80kmのZ97を投入し追撃。
Zの後期モデルでは750cc陸王に性能面でキャッチアップ。60年にKへ改称し、Kawasaki傘下となった後にK2を発売し、66年にはKawasaki製品W1として今日のWシリーズに繋がっている。
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1950年 | ジュニアJ型 国産初の250cc OHV 4スト 単気筒 7馬力 |
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1951年 | J2 J1後継機 |
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1953年 | ジュニアS1 JからSに |
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1956年 | S3 メグロ最大の生産台数3万超を誇る Triumphスピードツインを模した3角形のタイミングカバーを採用 10馬力 最高時速95km |
18.2万円 | 60万円 |
1959年 | S5 11.5馬力 生産約5000台 |
18.2万円 | 45万円 |
1960年 | S7 12V電装となりセルモーターを装備 |
40万円 | |
1961年 | DAレンジャー 受注生産のスクランブラー 170cc 10馬力 最高時速110km 約2,500台生産 |
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1963年 | S8 Kawasaki傘下で発売。12.5馬力 |
105万円 | |
1964年 | SGT 15馬力 最高時速130km |
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1965年 | SG エストレヤのデザインベース 17.5馬力 |
18.2万円 | 60万円 |
Zに続いて1950年に産声を上げたジュニアシリーズ。初期J型は53年にSへと改称されてから65年最終SGTまで最も多くの機種が展開され販売を支えたシリーズ。
2025年モデルとしてKawasakiからオマージュ機MEGURO S1がリリースされた。
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1955年 | セニアT1 OHV 2気筒 2スト 29.5馬力 最高時速130km |
33万円 | |
1957年 | T2 33馬力 約400台生産 |
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1952年 | J3 ジュニアJ2型の拡張版 300cc OHV 4スト 単気筒 8馬力 最高時速70km |
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1953年 | レックスY 350cc OHV 4スト 単気筒 13馬力 |
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1957年 | Y2 16.5馬力 最高時速100km |
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1959年 | YAアーガス スクランブラースポーツ レーサーRZ由来のOHC 325cc 19.5馬力 最高時速120km |
20万円 | |
1963年 | J8アーガス S8のボアアップ版 15馬力 最高時速115km |
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1955年 | レジナE1 OHV 4スト 単気筒 4.5馬力 最高時速70km 約3,500台生産 |
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1957年 | E2 5.2馬力 最高時速75km 約4,000台生産 |
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1960年 | キャデットCA/CAS E3の後継機 7.5馬力 最高時速90km |
30万円 |
モデル | 新車価格 | 買取上限 | |
1960年 | アミカMA/MAS メグロ末弟のベースMA/スポーツMAS 2スト 4.2/4.5馬力 |
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