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ゴールドウイング ツアー GL1800買取査定事例|2023年型の超極上車

円安下で割安感を強めた日本国内の現行高額モデルが海外(特に中東)勢の強い買いで高額取引の対象となっています。
その恩恵にあずかり、ゴールドウイングツアーGL1800の中古車(走行距離1,080の2023年モデル)を新車価格315万円から8%アップの340万円(いずれも税抜)の査定額で買取致しました事例のご紹介です。

GL1800 ゴールドウイング ツアー買取価格実例

事故不動
新車
  • 8

総合評点:8点

エンジン 8 車体フレーム 7 外装 7 電装保安部品 8 フロント周り 8 リア周り 8

【評価点の目安】
8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車
5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪
1点:事故不動
  • バイク名
  • GL1800 ゴールドウイング ツアー
  • 買取価格
  • 3,400,000円
  • 年式
  • 2023年モデル
  • 走行距離
  • 1080
  • 車台番号
  • SC79-150
  • カラー
  • パールグレアホワイト
  • エンジンの状態
  • 減点項目なし
  • 外観の状態
  • 色艶よく極上車
  • 損傷や事故転倒歴
  • 細部に小傷が2か所
  • カスタムや改造
  • フルノーマル
  • 買取年月
  • 2025年1月20日
  • ジャンル
  • クルーザー アメリカン

新車価格より8%高い査定額が付いたゴールドウイング ツアーの買取事例

1,000万円以上の査定額が確実な NR750、未使用に近ければ1,000円も狙える VFR750R/RC30に次いで、2024年にHONDAで高く売れる機種に輝いたGold Wing Tour。
現行モデルでは、 ハーレーの121ci CVO Ninja H2RM1000RRに次いで高くれる機種でもあります。

新車価格では、121ci のハーレーCVO機の半値近い設定ながら、現行2023年モデルはリセールバリューが100%を超えてくる例もあります。 いったいなぜ新車よりも高く売れるケースがあるのか?先ずはその理由を解明する買取相場からご紹介させてください。

ゴールドウイングツアーの買取相場

2018年のフルモデルチェンジによって、初代ゴールドウイングこと1975年のGL1000から数えて6世代目に突入したHONDAのフラッグシップ。
はたして世代によって買取相場はどの程度異なるのか?先ずは歴代GOLDWINGの買取相場を比較してみましょう。

歴代ゴールドウイングの買取相場
機種 型式 新車価格 買取平均
1975年 GL1000 GL1 2,938$ 50万円
1980年 GL1100 SC02 3,798$ 20万円
1984年 GL1200 SC14 7,898$ 20万円
1988年 GL1500 SC22 175万円 20万円
1990年 GoldWing SE 198万円 35万円
2001年 GL1800 SC47 300万円 80万円
2011年 SC68 218万円 145万円
2013年 F6B 195万円 115万円
2014年 F6C 185万円 120万円
2018年 GoldWing SC79 253万円 225万円
ツアー 300万円 279万円
買取相場は2025年1月時点の数字
新車価格は登場イヤーモデルのベースグレードかつベースカラーの税抜価格。GL1200までは北米価格
CB750FOURに続くフラッグシップとして北米市場に投入された初代GL1000は、水平対向4気筒の999ccエンジンを搭載したロードスポーツとしてデビューを飾りました。
今日プレミアムが付いている空冷の旧車のシルエットを備えており、その流れで比較的高い買取相場を誇っています。

ツアラー色を強くした2代目GL1100、クルーザーに舵を切った3代目GL1200、6気筒化を果たした4代目GL1500までは買取相場は軟調です。
現行排気量となった5代目GL1800から買取相場は高くなり、生産拠点変更(北米⇒熊本)に伴い新車価格がグッと抑えられたSC68型で更に上がり、現行6代目のゴールドウイング ツアーに至っては 税抜新車価格よりも買取価格の方が高い逆転現象が起きています。
世代(型式)によって、買取相場が大きく異なるGold Wingシリーズ。現行のGold Wing Tourも年式によって買取相場が異なるのか?掘り下げてみましょう。

【年式別】ゴールドウイングTOURの買取相場
平均落札額 最高額 最低額 台数
2018年型 266万円 289万円 236万円 7台
2019年型 261万円 285万円 244万円 9台
2020年型 296万円 336万円 258万円 8台
2021年型 290万円 325万円 178万円 10台
2022年型 314万円 340万円 287万円 5台
2023年型 359万円 401万円 276万円 59台
業者間オークションの取引履歴を2025年1月時点で6ヵ月間遡った数字。
2020モデル以前はスタンダードとDCTを合算した数字
上記は業者間オークション(年間に約20万台のバイクが取引される買取業者最大の転売先にして販売業者最大の仕入れ先)の取引データを2025年1月時点で6か月間遡った数字ですが、 現行最新モデルの買取相場が飛び抜けて高い事が分かります。業者間の平均取引額(買取業者の平均転売額)は359万円です。

円安下で新車価格より高く売れる2023年モデル

現行2023年モデルは、前22年モデルに引き続いてカラーリング変更を受けたものの、販売価格は前々2021年モデルから据え置かれており機能的なアップデートは入っていません。 にも関わらず国内向け新車価格315万円(税抜)よりも中古車が高額で取引されています。その理由は何でしょうか?

先ず、連想されるのが転売目的ではないでしょうか?。販売400台という限定数に目を付けて転売目的で多く購入されたため、実際の需要以上に品薄感が出て相場が高騰しているという発想です。 転売目的の場合は未使用のまま転売されますが、業者間で取引された23年モデルは少ないながら走行距離が積まれているので転売目的による相場高騰ではない様です。

実は答えは円安にあります。
23年モデルのGold Wing Tourのメーカー希望小売価格(MSRP)は28,700ドルですが2025年1月時点のレート156円で換算すると約450万円です。
そうなのです。業者間オークションでの購入の4割を占める海外勢が高値で購入しているのです。更に具体的に言えば、中東のバイヤーが仕入れドバイを経由して禁輸措置が講じられているロシアやイランで最終消費される個体が高額落札の主体となっています。
その証拠に国内では2023年モデルの中古は殆ど店頭に並んでいません(業者間では直近6カ月で59台も取引されたのにも関わらず)。

新車に近いコンディションであれば、360万円で仕入れても通関+輸送費+利ザヤを加えても充分に競争力にある価格で現地で販売できることが2023年モデルの相場高騰の理由です。 仮に350万円で仕入れた個体を国内で販売する場合は、消費税+落札手数料+陸送費+整備費用+諸費用+販売店の儲けで軽く400万円オーバーとなり競争力がありません)

2023年モデルの買取相場の傾向

相場が高騰している2023年モデルが本項の買取事例ですので、2023年モデルに焦点を当てていきましょう。
業者間オークションにおいて、276~401万円とワイドレンジで取引されていますが、傾向はあるのでしょうか?

右欄下段上から3番目の表は、直近6か月間に業者間で取引された2023年モデルの上位12台の取引額です。 走行1kmの未使用車を含めて殆どが100km未満の個体で、評価点も新車同様を示す8点以上の個体で占められています。

右欄下段上から4番目は評価点別の落札額を示したグラフ。
右欄下段上から5番目は走行距離別のを示したグラフです。当たり前ですが走行距離が少なく評価点が高いほど平均落札額が高いことが示されています。 具体的には落札額とコンディションには以下の様な傾向が見られます。
  • ▼業者間での取引額傾向|23年型現行ゴールドウイングツアー
  • ●345~401万円で落札された44台
    345万円で落札された走行0kmの未使用車をはじめ、走行距離100km未満の評価点8(新車同様)の個体が中心
  • ●320~340万円で落札された13台
    走行距離数千kmの評価点6~7(極上~超極上車)の個体が中心
  • ●270~280万円で落札された2台
    走行距離5千km超で評価点5(良好車)
業者間オークションの取引履歴を2025年1月時点で6ヵ月間遡った数字
直近6か月間で取引された2023年モデル 59台の中で最もコンディションが良かったのは、『走行距離0km・評価点9・カラー別で最も相場の高いパールグレアホワイトの未使用車』です。しかしながら落札額は平均未満の345万円です。
この事実が示すように、345~401万円のレンジで落札された44台については、コンディションと落札額の相関性がなく、毎週2回開催されるオークション需給、具体的には当該開催日の23年モデルの出品数によっては 価格が跳ねることも跳ねないこともあるというのが実情です。従いまして買取業者にとっては、どれだけコンディションの良い個体でもあっても345万円以上の落札額を想定して査定額を提示することは赤字リスクを覚悟してのことになります。

走行距離数千kmで評価点6~7の個体であれば、落札額320万円~想定の査定額、評価点が5点で走行距離が5千kmを超えていれば落札額270万円~想定の査定額を提示できるのですが、評価点8以上の個体は買取査定額340万円が買取業者にとって 上限の壁となっているのが実情です。

以上の買取相場を踏まえて、2023年モデル・Gold Wingツアーの査定内容と買取額についてご紹介させて頂きます。 (尚、上記の業者間市場における落札額は、買取業者の転売額=販売業者の仕入れ額に相当するため、実際の買取額は96~99%相当となります)

尚、右欄下段一番下は2023年モデル・ツアーの相場変動を示していますが、2024年秋がピークとなっています。
今後新しいモデルイヤーが出てくる前に、円安環境で高騰している今が絶好の売り時と言えます。

【ゴールドウイングツアー】年式別の平均買取相場

【ゴールドウイングツアー】年式別の平均買取相場

【ゴールドウイングツアー】年式別の相場推移

【ゴールドウイングツアー】年式別の相場推移

【2023年モデル】業者間での落札額上位12台

【2023年モデル】業者間での落札額上位12台

2023年モデル【走行距離別】買取相場

2023年モデル【走行距離別】買取相場

2023年モデル【評価点別】の取引価格帯

2023年モデル【評価点別】の取引価格帯

2023年モデル【カラー別】買取相場

2023年モデル【カラー別】買取相場

【2023年モデル】相場の推移

【2023年モデル】相場の推移
買取業者の最大の転売先であり、販売業者の最大の仕入れ先として年間に約20万台のバイクが取引される業者間オークションの取引データ
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極上の入り艶を維持した外観の査定

オーナー様の愛車、現行2023年モデルGold Wing Tourのカラーリングは21年からの継続色パールグレアホワイトです。23年モデルでベータシルバーメタリックとグラファイトブラックが追加されたので3色展開となっていますが。 人気(業者間での取引数)はシルバーメタリックに次いで高く、相場は最も高いカラーリングとなっています。

先ずは視認触診で確認できる外面を査定してまいります。
2019年のSC79型で刷新された外装は新車を彷彿とさせる色艶を保持されており申し分ございません。21年モデルで大容量化されたトランクを含む外装を隈なく視認触診いたしましたが減点対象となる様な傷や塗装剥離などは皆無でした。
手が入り難く劣化が出やすい、ディスクローターやキャリパー、フォークの内側やスイングアームといった箇所にも錆びや腐食の兆候はございません。
重箱の隅をつつくように車体下部やマフラー底部も検分いたしましたが擦り傷は見られません。

マイナス査定が入ったのはスクリーンに入っていた極細かい傷、そしてサイドスタンドの小傷の2点です。
伴い、フレーム回りと外装の評価は、新車同等には届かない7点評価に。正に玉に瑕といったところで惜しまれました。
340万円の査定額で買取した2023年モデルGL1800ゴールドウイングツアー
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各種機能の査定

フルモデルチェンジを果たしたSC79型で多数の先進機能が採用されたゴールドウイング/ツアー。続いてはエンジン機構をはじめ機能面を査定してまいります。

エンジンは始動性良好、アイドリングも安定しており、走行距離の浅いエンジンはアクセルの開閉に伴いスムーズに吹け上ります。
普段の使い勝手を格段に向上させた、スイッチボックス操作の微速前後進機能も滞りなく動作し、電動プリロード、ライディングモード、タイヤ空気圧モニター、電動スクリーン、音響などの電子制御機構も正常に機能していることが確認できました。
当然、異常を知らせる警告ランプの点灯もありません。
前後足回りのサスペンションやブレーキング、灯火類を含め何ら不具合は無く、買取後そのまま販売店頭に並べられるコンディションであることが確認できました。
外装も新車に使い色艶を保持していたGL1800ゴールドウイングツアー
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買取査定額の提示

査定させて頂きましたオーナー様の愛車の総合評価は7.7点、走行距離は1,080kmのフルノーマル車。
上段で触れた買取相場に照らすと、業者間での落札額は340~360万円想定ですが。
1月も第3週に入り、日銀の利上げも観測も濃くなり、海外勢の買い姿勢が弱気になったのか、1月第2・3週のオークションは軟調な展開で2024年比で大きく反落となりました。 踏まえると弱気では330万円の落札額も視野に入ってきます。

出品手数料や陸送費などの経費を差し引くと327万円がギリギリ確実に利益を出せる査定額になりますが。
業者間オークションにおいてその出品数と落札数で最上位グレードの会員資格を保有する弊社バイクパッション。 どうすれば海外勢の注目を集めて高値で落札させるかの手法を心得ております。そのノウハウを還元した査定額として340万円をご提示させて頂きました。

結果オーナー様から「買った金額で売れるとは思わなかった。丁寧に査定して貰えたし気持ちよく手放せます」とのお言葉を頂き買取の成約となりました。
この度は愛車ゴールドウイングツアーをご売却くださいまして心よりの御礼を申し上げます。

円安環境下、為替の影響で国内外の新車価格差が乖離している現行の高額モデルは、またとない最高の売り時を迎えております。
HONDAではGold Wingの他、CBR1000RR-R/SP、アフリカツイン、CRF450Rなど。
KawasakiではNinja H2 SXやZX-10R、Z H2にKX450など。
YamahaではYZF-R1/MやMT10,YZ450など。
Suzukiではハヤブサや、GSX-S1000/GT/GX、Vストローム1050DE、RM-Z450など です。もし高値での売却をお考えでしたらお気軽にバイクパッションまでご相談くださいませ。
キャリパーやディスクなど劣化が出やすい箇所も綺麗に維持されています
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GL1800 ゴールドウイング ツアーの買取相場

2023年モデル(SC79-150)

【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近6ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 59台
  • 平均価格: 3,597,525円
  • 最高価格: 2,765,000円
  • 最低価格: x

【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ

  • 取引台数: 1台
  • 平均価格: 2,447,000円
  • 最高価格: 2,447,000円
  • 最低価格: 2,447,000円

相場情報:2025年1月20日時点

最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。


上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。

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GL1800 ゴールドウイング ツアーは売ろうと考え時が一番高く売れます

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