買取上限
311 万円相場平均
116~177 万円買取上限
286 万円相場平均
72.9~141 万円買取上限
277 万円相場平均
99.5~163 万円買取上限
161 万円相場平均
110~134 万円買取上限
118 万円相場平均
50.7~76.7 万円買取上限
112 万円相場平均
112 万円買取上限
77.3 万円相場平均
48.5~63.4 万円買取上限
62 万円相場平均
51.8~57.7 万円買取上限
61.4 万円相場平均
22.5~36.3 万円買取上限
55.3 万円相場平均
25.3~38.8 万円買取上限
52 万円相場平均
20~32.2 万円買取上限
44.7 万円相場平均
27.4~35.2 万円買取上限
42.8 万円相場平均
31.6~36.4 万円買取上限
40.8 万円相場平均
11.1~20.5 万円買取上限
37.7 万円相場平均
29.3~32.9 万円買取上限
31.8 万円相場平均
19.6~24.6 万円買取上限
21.8 万円相場平均
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20.2 万円相場平均
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N/A 万円1923年から続くボクサーエンジンの歴史を終わらせる「究極の後継機」として1983年に誕生したKシリーズ。絶望的なパワー競争と水冷化の波に対抗すべく生み出された「空飛ぶレンガ(フライング・ブリック)」から、ハヤブサ等に挑んだ「横置きインライン4」、そして絶対王者ゴールドウイングを狩るために進化した「直列6気筒の超メガツアラー」まで。日本勢との激闘と血の滲むような路線変更が導いた、BMWモーターサイクルのもう一つの血統の歴史を紐解きます。
| 世代・構造 | 第1世代「空飛ぶレンガ」 (1983〜) |
第2世代「横置き直4化」 (2005〜) |
第3世代「シルキーシックス」 (2011〜) |
|---|---|---|---|
| 主なモデル | K100 / K75 / K1 K1200RS / K1200LT |
K1200S / K1200R K1300S / K1300R |
K1600GT / K1600GTL K1600B |
| エンジン形式 | 縦置き水冷直列4気筒 / 3気筒 (シリンダーを左に90度前傾) |
横置き水冷直列4気筒 (シリンダーを前方に55度前傾) |
横置き水冷直列6気筒 (シリンダー間隔5mmの極薄設計) |
| 駆動方式 | シャフトドライブ(ツアラーのアイデンティティとして一貫採用) | ||
| フロントサス | テレスコピック (※後期K1200RSでテレレバー採用) |
デュオレバー (強靭なダブルウィッシュボーン式) |
デュオレバー |
| 仮想ライバル | ZZ-R1100 / CBR1100XX (※LTはGL対抗) |
ハヤブサ / ZX-14 (ZZR1400) |
ゴールドウイング (GL1800) |
BMWモーターサイクルのエンジンと言えば、1923年の初号機「R32」から100年以上の歴史を持つ水平対向ボクサーツイン、即ち『Rシリーズ』が絶対的な代名詞でしょう。
しかし、その強固なボクサーの歴史が「あわや終焉」を迎えかけた時期があります。それこそが、1983年に初代「K100」が誕生し、BMWが次世代の主力として『縦置き水冷4気筒(Kシリーズ)』へと完全に舵を切ったタイミングでした。
当時のBMWは「空冷ボクサーはすでに性能の限界に達しており、これからの時代はKシリーズに取って代わる」と本気で考えており、Kシリーズはボクサーを終わらせるための「究極の後継機」として生み出されたのです。(※結果的にはファンの熱烈な存続希望により、ボクサーも生き残ることになります)
このエピソードが示す通り、Kシリーズの歴史は決してBMW社内で平穏に完結したものではありません。それは常に「世界のライバル勢(特に日本勢)のトレンドにいかに対応し、対抗するか」という市場対応の歴史でもありました。今回は、そんなKシリーズの「日本車との激闘の歴史」とメカニズムの変遷、そして「旧型が高騰している」という現在のリアルな中古市場・買取相場について、プロの査定士目線で深掘りしていきます。
Kシリーズが産声を上げる10数年前の1969年。ホンダが量産市販車初の4気筒モデル「CB750FOUR」を発売し、世界中に特大の衝撃を与えたまさにその年、BMWも大きな転換期を迎えていました。サイドカー牽引を前提とした堅牢なフレームとアールズフォークで構成されたそれまでの実用ツアラー路線から、共通プラットフォームの「/5(スラッシュファイブ)」シリーズへと刷新し、近代的なスポーツツアラーへと大きく舵を切ったのです。
しかし70年代に入ると、DOHC4気筒の「カワサキ Z1」が世界最速マシンとしてデビュー。市販車レースもマーケットも、あっという間に「日本勢の4気筒一色」という様相を呈します。
対するボクサーのBMWは、フラッグシップモデルとしてピュアスポーツ「R90S」を投入。1976年に開催された記念すべき第1回AMAスーパーバイク選手権において、見事ワンツーフィニッシュでタイトルを獲得し、日本車勢に意地の一矢を報いることに成功しました。
しかし歓喜も束の間、日本勢の4気筒の後継機たちはさらなる猛威を振るいます。そしてついに時代が「水冷化」へと突入(カワサキ GPZ900R Ninja等の登場)すると、いよいよスポーツモデルとしての空冷ボクサーエンジンの限界が完全に露呈してしまったのです。
BMWの大きな特徴として、ベースとなるエンジン・車体に対し、用途に応じたカウル形状や装備を与え、末尾のアルファベット(称号)でバリエーション展開を行う手法があります。Kシリーズにおける各排気量とジャンル別の展開MATRIXは以下の通りです。
| 排気量・ベース | ネイキッド系 (STD / R) |
スポーツ系 (S / RS / R-sport) |
ツアラー系 (RT / GT) |
ラグジュアリー系 (LT / GTL) |
バガー系 (B等) |
|---|---|---|---|---|---|
| K100 / K75 (縦置き) |
STD(無印) | RS | RT | LT | - |
| K1100 (縦置き) |
- | RS | - | LT | - |
| K1200 (縦置き&横置き) |
R | S / RS R-sport |
GT | LT | - |
| K1300 (横置き) |
R | S | GT | - | - |
| K1600 (横置き直6) |
- | - | GT GTsport |
GTL | B GrandAmerica |
絶望的なパワー競争と水冷化の波に対抗すべく、BMWが社運を賭けて生み出したのが1983年の初代「K100」です。日本の真似はせず、直列4気筒エンジンを車体進行方向に「縦置き」し、シリンダーを左側に90度寝かせる「コンパクト・ドライブ・システム」を採用しました。
ボクサーエンジンを捨ててまで新開発したエンジンに、なぜ伝統の『シャフトドライブ』を組み合わせたのか? それは長距離ツアラーに不可欠な「メンテナンスフリー性と堅牢性」というBMWの根幹だけは譲れなかったからです。クランクシャフトを「縦置き」にすることで、日本の横置きエンジンのように動力を90度曲げる必要がなくなり、後輪へのパワーロスを極限まで減らすことにも成功しました。
元祖KであるK100は、その重く長い車体構造ゆえにピュアスポーツではなく「優秀な高速ツアラー」として投入されましたが、翌84年にはRS、85年にはRT、そして86年にはLTが追加投入されスポーツツアラー・ツアラー・ラグジュアリーツアラーというバリエーション構成が確立されました。
しかし80年代後半、最高速競争が激化し「保守的なツアラーメーカー」というイメージが定着しつつあったBMWは、その殻を破るため1989年に異端のモデル「K1」を投入。空力性能(Cd値0.34)だけで最高時速240km/hに到達するという理詰めのアプローチで、世界に衝撃を与えました。
1990年にカワサキ「ZZ-R1100」が登場し、市販車が「メガスポーツ化」していく中でも、BMWは決して逃げませんでした。ZZ-Rの翌年には排気量を拡大した「K1100RS(1992年)」を、そして1996年のホンダ「CBR1100XXスーパーブラックバード」の翌年には、アルミフレームを採用し130馬力を絞り出した「K1200RS(1997年)」を投入。日本の最高速ウォーズに対して、独自の縦置きエンジン(空飛ぶレンガ)の意地で真っ向から受けて立ったのです。
一方、この熾烈な最高速競争と並行して、BMWはもう一つの巨大な市場に向けて重要な布石を打っていました。実は初代K100の時代から「K100LT」「K1100LT」と続くラグジュアリー(LT)の系譜が存在していましたが、それが極限に達したのが、打倒ゴールドウイングを掲げて1999年に投入された超弩級ツアラー「K1200LT」です。縦置き4気筒をベースに豪華装備を満載し、約390kgの巨体で北米を中心とするラグジュアリー市場に真っ向から切り込みました。この「極上の快適性を追求するLT路線」と、後に追加される「GT(グランドツアラー)」の血統こそが、後の第3フェーズにおいて「K1600GTL / GT」としてその称号とコンセプトをそのまま襲名していく、極めて重要な系譜となります。
しかしメガスポーツ戦線においては、同じく1999年に175馬力を誇るスズキ「ハヤブサ」が登場し、戦いが時速300kmの次元に突入すると、ついに決定的な壁にぶつかります。シャフトドライブ直結の縦置きエンジンは、強固である反面どうしても車重が300kg近くに達してしまい、これ以上のパワーアップと運動性能の両立には構造的な限界があったのです。
ハヤブサや、それに続くカワサキ「ZX-14(ZZR1400)」といった化け物たちとメガスポーツ市場で戦い続けるため、BMWは2005年の「K1200S」で、ついに20年以上続いた伝統の縦置きを捨て、日本勢と同じ横置き直列4気筒への劇的な路線変更を敢行します。
シリンダーを前傾(55度)させて低重心化を維持し、160馬力オーバーの狂気的なパワーを与えられたK1200SやK1200Rは、横置き化による「限界突破」を見事に証明しました。
こうして限界を突破したK1200〜K1300世代では、ハヤブサに対抗するメガスポーツの「S」や、極上のラグジュアリー「LT」に加え、メガネイキッドの「R」、ハーフカウルの「R-sport」、高速ツアラーの「GT」といった怒涛のバリエーション展開を行いました。
実はこの時期、本来「Kシリーズに取って代わられるはずだった」Rシリーズ(ボクサー)がファンの熱望により存続し、油冷エンジンやテレレバーを獲得して独自の進化を遂げ、大成功を収めていました。そのためBMWは、「伝統的なツアラーやアドベンチャーはRシリーズに任せ、Kシリーズは最新の4気筒技術を用いてあらゆるジャンルで世界の頂点を獲りに行く」という明確な棲み分けと総力戦を行っていたのです。これが前述の多彩なバリエーション展開の理由であり、BMW全体の戦略を読み解く重要な鍵となります。
横置き4気筒への構造変更という血の滲むような決断でメガスポーツ戦線を戦い抜いたBMWでしたが、そこで彼らは悟ります。「世界最速」の称号に憑りつかれた日本のアブソリュート・モンスター達を、最高速という同じ土俵で完全に打ち負かすことは至難の業でした。
ここでBMWは鮮やかな方針転換を見せます。「最高速競争の泥沼」から抜け出し、BMWの歴史的礎である『ツアラー路線』への回帰を選んだのです。
では、なぜメガツアラー路線への回帰において「6気筒化」が必要だったのか? それは、ツアラー界の絶対王者であるホンダ「ゴールドウイング(水平対向6気筒)」の存在があったからです。
ただし、北米生産となりハーレー等に対抗する「クルーザーツアラー」として独自の進化を遂げたゴールドウイングと、全く同じ土俵(アメリカン・ツアラー)で戦うつもりはBMWにはありませんでした。BMWが狙ったのは、王者と同等の「6気筒による究極の滑らかさとプレステージ性」を持ちながらも、あくまでフルカウルでアウトバーンを駆け抜ける『ヨーロピアン・スポーツツアラー』としての矜持を保つことでした。
そもそもモーターサイクルにおける直列6気筒エンジンは、過去にホンダのRCレーサーや市販車のCBX1000、カワサキZ1300、ベネリ・セイなど、ごく一部の歴史的モデルにのみ採用された特殊な構造でした。極端に横幅が広くなるためコーナリングのバンク角が稼げないだけでなく、強烈な重量増と製造コストの壁から、二輪においては決してメジャーにはなり得ない「禁断のレイアウト」だったのです。
しかしBMWは、この「横幅と重量」の壁を、シリンダー間隔をわずか5mmに極限まで詰めるという執念のパッケージングで克服。2011年、四輪BMWの伝説的お家芸である「シルキーシックス」を見事に二輪へと移植した「K1600」シリーズを発表します。ジェット機のように一切の振動なく吹け上がるフィーリングと圧倒的な運動性能により、クルーザー路線のゴールドウイングとは明確に異なる「スポーツ・ラグジュアリー・ツアラー」という孤高の頂点を極めることに成功しました。
| 世代 / モデル | 買取相場の目安 |
|---|---|
| 第1世代 (K100 / K75) ※カフェレーサーベース |
数十万〜100万円前後 (カスタム需要で高騰中) |
| K1 ※コレクターズアイテム |
100万〜150万円以上 |
| 第2世代 (K1200S / K1300S) | 30万〜80万円前後 (K1300系が高値安定) |
| 第3世代 (K1600シリーズ) | 150万〜300万円以上 (超高額査定・リセール◎) |
ライバルとの熾烈な覇権争いを繰り広げてきたKシリーズは、世代によって中古車市場での評価のつき方が全く異なります。
■ 空飛ぶレンガ世代の空前のカスタムブーム
一時期は底値付近を這っていたK100やK75ですが、近年欧米を中心に「カフェレーサーやスクランブラーへのカスタムベース」として大ブームを引き起こし、需要が爆発的に急増しています。状態の良い個体や美しくカスタムされた車両は、100万円近い査定額がつくことも。「古くて重いツアラー」から「最先端のネオクラシック」へと価値がV字回復しています。また、異端のデザインである「K1」は完全なコレクターズアイテムとして150万円以上のプレミア価格が期待できます。
■ 実用メガスポーツと王者のリセールバリュー
第2世代(K1200/K1300)は「コスパ良くハイパワーを味わえるBMW」として流通。電子制御が熟成されたK1300系が特に高値傾向です。一方、現行フラッグシップの第3世代(K1600系)は王者のリセールバリューを誇り、高年式・低走行なら200万〜300万円超えの超高額査定が連発します。
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